はてなキーワード: 工学とは
彼女が初潮を迎える前に、卵子はすでに冷凍されていた。言っておくが、これはその手の陰謀論や人権派弁護士が好んで噛みつくような話ではない。いや、もっとずっと先の、制度と倫理と技術とビジネスが見事に結託した、光り輝く未来の話なのだ。
彼女は七歳だった。乳歯がまだ二本、ぐらぐらしていた時期だ。自治体と生殖工学企業が提携した「未来母体プログラム」のモデルケースに選ばれ、彼女の卵巣からは未成熟の原始卵胞が摘出され、培養・成熟処理されたのち、液体窒素に沈められた。あのとき医師が彼女に語りかけたという。「おめでとう、これで人生設計の自由が一つ増えたね」と。
それから十数年。彼女は25歳、性格は粗いが有能な企業戦士になっていた。上司のパワハラにも同期のメンタル崩壊にも目もくれず、彼女は成果主義の荒野を突き進む。生理はもう五年以上止めてある。ホルモン制御薬の進化で、排卵も情緒もきれいさっぱりオフにできる。急な海外出張? 喜んで。月経痛もPMSも、妊娠リスクも、何もないからだ。
恋人はいない。いや、必要なかった。なぜなら彼女には、15歳のときに大学の後輩で色狂いだった男の精子が、すでに確保されていたからである。
男は淫乱だった。性に飢えていた。卒業後には梅毒だのクラミジアだの、保健所のデータベースを賑わせるような生活に突入していったが、高校二年のとき、彼もまた、将来の自由のために自らの新鮮な精子を凍結していた。そう、性病に蹂躙されようが、冷凍庫の中の彼は純粋無垢な精子のままだったのだ。けけけけけけけけけけけけけけけけ。
それはコーヒーを淹れるようなテンションだった。彼女はタブレットで「精子バンクNo.4869(当時17歳未感染)」を選び、「卵子ファイル#A-07(7歳時摘出分)」を指定し、マッチング後はAI胚培養技師の確認を経て、都内の出生ファクトリーへ送信。人工子宮ユニット#11での培養が始まった。
出産予定日は230日後。だが彼女にとって、出産とはイベントではなかった。人生計画における「フェーズB-2」にすぎない。赤ん坊は高機能チャイルドケアシステムに預けられ、乳児期からビジネス・ブレークスルー大学付属保育アカデミーで英才教育を受ける。母親は産後休暇も育休も取らずに出社。労働と繁殖がついに完全に分離された瞬間であった。
「自分の身体で産むなんて、原始的すぎて無理だわ」と彼女は言った。誰も反論しない。もはやそれは自由意思ではなく、デフォルトなのだ。
かつて「結婚とは家族を築くための契約」だった。しかしいまや、家族とはプロジェクトの一種である。繰り返し可能で、アップデートも可能。子どもを持ちたくなければ持たない選択肢も、持っても育てない選択肢も、持った子を一時中断して再開する選択肢さえも、全てが「選べる」のである。
男は後に言った。「俺の精子、使われたって知って、ちょっと嬉しかったよ」
それを聞いて彼女は目を細めた。「ああ、あなたね。ありがと。でも別に会う気はないわ」
子どもはすくすく育ち、画面の向こうでにこにこと笑っていた。母子関係はデジタルクラウド上で管理され、週に一度AIが感情フィードバックを送り続けてくれる。
酒を飲みながらこれを書いている。
そんなわけで連休前の昼休憩、職場の若いのとアニメ談義になったんだよ。
そしたらそいつが急に「ロボット三原則ってのがあって〜」と急に語り出したわけだ。
おっ、来た来たと思って俺も黙って聞いてたんだ。
ところがだ。そいつが言うには「今季のアニメ、ロボット三原則を破る稀有な作品だ」なんて抜かすんだよ。はあ……?ってこっちは思わず口から出かけたよ。
だから俺が「だからこそ、アシモフのわれはロボット面白ぇんだよなぁ!」って大声で返したらキョトンとした顔すんだよ。
まるでそれ何ですか?って顔してた。
ため息出たね。
しかも続けて「アシモフって、誰ですか?」なんて聞いてくるわけ。
おいおいおい…嘘だろ?
お前、ロボット三原則の話してたんだよな? それ、アシモフの発明だぞ?
でも向こうはマジで知らないらしい。
仕方ないから教えてやったよ。
アイザック・アシモフはアメリカのSF作家であり科学者でありロボット工学の倫理的思考の生みの親なんだよ。で、あのロボット三原則ってのは、アシモフがあえて“破らせる”ために作ったギミックなんだってことを。
原則があるからそれをどう抜け道にするか、どう矛盾させるか、そういう風にしてミステリーとして成立させてるんだよ。
たとえば『迷子』や『うそつき』、『危険』なんかが分かりやすい。
ロボットが三原則に従ったがゆえに、人間に嘘をつくしかなくなる。
「人を傷つけてはいけない」→「でも真実を言えば傷つく」→「なら嘘をつこう」ってな。
そこが面白ぇんだよ。
それを「ロボット三原則は絶対で〜」とか、そもそもアシモフ自体がその三原則を破る作品を書いていることすら知らない薄っぺらい知識で語られてみなよ。
もうガックリくるわけ。
昔はさ、オタクってのは本気で調べて本で読んで、自分で考えてたんだ。
今みたいにネットで断片だけ拾って「知ってるつもり」になるヤツはいなかった。
アニメやゲームの元ネタだって、逆引きして小説やら論文まで漁ってたもんだ。
今はどうだ?
知ってるフリのやつばっか。
というかアシモフなんてオタクにとっちゃ基礎教養みてぇなもんなのに、今のオタクはそれすら知らないって…ほんと、情けなくて涙が出るよ
その結果、毎日死ぬほど見ていたVtuberの配信はほとんど見られなかった。
それはネタバレとかゲーム見るだけで満足しちゃうとかじゃなくて
単に実況動画見るので忙しくてゲームやる時間なくなっちゃうだけでは?
ところで因習村に猟銃がいっぱいあることはまぁ普通にあり得るかもしれないが
あんなに大量のアサルトライフルはどこから仕入れてきたんだよ。
ありえないだろ。
それがありえるかも。
オウム真理教事件では第2サティアンで実際に自動小銃(AK47)の部品を製作。
実際に1丁の組み立てに性交していたらしい。
まぁあの因習村にそんな工学的な知識持ってそうな奴もいなけりゃ設備もないし
YAKUZAやマフィアとのパイプがあるような描写がなかったのでやっぱ謎だ。
あと吉岡里帆かわいすぎたな。
タイトルに書いてある通り、とある企業研究職であんまり跳ねてないというか、あんまりうまくいってないなーと感じて普段から思っていたことを文章にしてみる。後にも書くが自分の能力の問題が大前提としてあるが、似たようなプロフィールの人を入れても再現性を持って失敗するであろう組織の問題とまぜこぜにならないように書いてみる。
ちなみに非IT 系、製造業で、場所はヨーロッパのどこかです。
筆者のプロフィールとしては工学博士持ちの男30代。現職には博士卒業して入って3年目である。
大前提も大前提として、独立研究者として自分に能力が足りない。裁量のある研究者として、無能は何よりも悪である。自律走行能力があるとして裁量を貰っているのに持て余すのは悪である。
何が無能なのかと言えば、とにかく現行製品と製品化までのプロセスの知識経験が足りない。これは博士までの経験と業務分野のミスマッチだったとは思う。具体的には、スタート時には学術分野としてのおおまかな知識はあれど、製品に使われている技術の具体的な知識はほぼない、みたいな状態だった。これではまともな研究提案になるはずもないし実行段階でも躓く。
やはり技術開発は論文を書くレベルの研究とは性質も難易度も違うなと思う。次に何で知識がないと困るのか書く。
比較対象として大学院時代の研究スタイルを出す。自分の過ごした大学の研究はある程度時間と自由を与えられていて、ラボで今まで積み上げられてきた知見や装置を基に、この物性値はこの現象にどう影響する?といった基礎科学をやっていたので、プロセスとしては、
とりあえず面白そう(できそう、論文にできそう)なネタを試してみる→なんかうまく行きそうなところを当たりをつけて重点的にやる
といった感じでスタート時点ではかなりコストが嵩みすぎない限りはある程度自由に試すことができた。その間に現象についての知識や実験系の経験も得ることもできた。これは後述する企業の研究開発とは方向性が違って困った。
対して現職ではスタート時点で研究をやることによるメリット、予算感、期間、NPV 、同業とのポジショニングなどを最初の時点である程度理解しておく必要がある。ある程度最初から全体像が見えてないとそもそも始まらないのである。
これがとても自分には難しく、まともなトレーニングもなかったのでかなり苦戦した。何せ大学の時とスタート時点でのスタンスがあまりにも違う上に製品知識もない。どんな技術が今の製品に使われているか、何故そうなっているか、というのは案外落ちていないもので、在籍期間をかけて多少マシにはなったが今でも理解してるとは言い難い。
ちなみに現職のやり方が間違ってるとは全く思ってはいないしこれが全うな研究開発だとは思うのだが、もう少し遊びがあると特に実験系の研究者は助かるなあ、とは思う。
知識不足を解消するのに長い時間がかかっている点について組織に少し恨み言を言うならば、情報共有と継続した教育とキャリアサポートはあってもよかったなあと思う。2年で上司がtentative 含めて3回も変わったら継続したラーニングも難しかったし、学会に行った人がこんなネタあったよ!みたいなスモールトークすらなくてちょっと文化の違いを感じた。正直そういった情報を握っていることが飯のタネになる人たちなので言ってもしょうがないのだが。。
専門分野に関係あるワークショップ終わってから何でお前いなかったの?とか聞くような雑な情報共有システムは新入りにはキツかった(存在自体知らなかった)
後からコネクションなり情報を聞ける人が増えて来たがスタートでうまくハマらないとあんまり自信を持ってリスクを取れなくなっていった気もする(これは自分の素質も問題アリ)
長くなったので暇があれば組織のいけてなかったところも書いてみたいがまたいつか。
タイトルに書いてある通り、とある企業研究職であんまり跳ねてないというか、あんまりうまくいってないなーと感じて普段から思っていたことを文章にしてみる。後にも書くが自分の能力の問題が大前提としてあるが、似たようなプロフィールの人を入れても再現性を持って失敗するであろう組織の問題とまぜこぜにならないように書いてみる。
ちなみに非IT 系、製造業で、場所はヨーロッパのどこかです。
筆者のプロフィールとしては工学博士持ちの男30代。現職には博士卒業して入って3年目である。
大前提も大前提として、独立研究者として自分に能力が足りない。裁量のある研究者として、無能は何よりも悪である。自律走行能力があるとして裁量を貰っているのに持て余すのは悪である。
何が無能なのかと言えば、とにかく現行製品と製品化までのプロセスの知識経験が足りない。これは博士までの経験と業務分野のミスマッチだったとは思う。具体的には、スタート時には学術分野としてのおおまかな知識はあれど、製品に使われている技術の具体的な知識はほぼない、みたいな状態だった。これではまともな研究提案になるはずもないし実行段階でも躓く。
やはり技術開発は論文を書くレベルの研究とは性質も難易度も違うなと思う。次に何で知識がないと困るのか書く。
比較対象として大学院時代の研究スタイルを出す。自分の過ごした大学の研究はある程度時間と自由を与えられていて、ラボで今まで積み上げられてきた知見や装置を基に、この物性値はこの現象にどう影響する?といった基礎科学をやっていたので、プロセスとしては、
とりあえず面白そう(できそう、論文にできそう)なネタを試してみる→なんかうまく行きそうなところを当たりをつけて重点的にやる
といった感じでスタート時点ではかなりコストが嵩みすぎない限りはある程度自由に試すことができた。その間に現象についての知識や実験系の経験も得ることもできた。これは後述する企業の研究開発とは方向性が違って困った。
対して現職ではスタート時点で研究をやることによるメリット、予算感、期間、NPV 、同業とのポジショニングなどを最初の時点である程度理解しておく必要がある。ある程度最初から全体像が見えてないとそもそも始まらないのである。
これがとても自分には難しく、まともなトレーニングもなかったのでかなり苦戦した。何せ大学の時とスタート時点でのスタンスがあまりにも違う上に製品知識もない。どんな技術が今の製品に使われているか、何故そうなっているか、というのは案外落ちていないもので、在籍期間をかけて多少マシにはなったが今でも理解してるとは言い難い。
ちなみに現職のやり方が間違ってるとは全く思ってはいないしこれが全うな研究開発だとは思うのだが、もう少し遊びがあると特に実験系の研究者は助かるなあ、とは思う。
知識不足を解消するのに長い時間がかかっている点について組織に少し恨み言を言うならば、情報共有と継続した教育とキャリアサポートはあってもよかったなあと思う。2年で上司がtentative 含めて3回も変わったら継続したラーニングも難しかったし、学会に行った人がこんなネタあったよ!みたいなスモールトークすらなくてちょっと文化の違いを感じた。正直そういった情報を握っていることが飯のタネになる人たちなので言ってもしょうがないのだが。。
専門分野に関係あるワークショップ終わってから何でお前いなかったの?とか聞くような雑な情報共有システムは新入りにはキツかった(存在自体知らなかった)
後からコネクションなり情報を聞ける人が増えて来たがスタートでうまくハマらないとあんまり自信を持ってリスクを取れなくなっていった気もする(これは自分の素質も問題アリ)
長くなったので暇があれば組織のいけてなかったところも書いてみたいがまたいつか。
タイトルに書いてある通り、とある企業研究職であんまり跳ねてないというか、あんまりうまくいってないなーと感じて普段から思っていたことを文章にしてみる。後にも書くが自分の能力の問題が大前提としてあるが、似たようなプロフィールの人を入れても再現性を持って失敗するであろう組織の問題とまぜこぜにならないように書いてみる。
ちなみに非IT 系、製造業で、場所はヨーロッパのどこかです。
筆者のプロフィールとしては工学博士持ちの男30代。現職には博士卒業して入って3年目である。
大前提も大前提として、独立研究者として自分に能力が足りない。裁量のある研究者として、無能は何よりも悪である。自律走行能力があるとして裁量を貰っているのに持て余すのは悪である。
何が無能なのかと言えば、とにかく現行製品と製品化までのプロセスの知識経験が足りない。これは博士までの経験と業務分野のミスマッチだったとは思う。具体的には、スタート時には学術分野としてのおおまかな知識はあれど、製品に使われている技術の具体的な知識はほぼない、みたいな状態だった。これではまともな研究提案になるはずもないし実行段階でも躓く。
やはり技術開発は論文を書くレベルの研究とは性質も難易度も違うなと思う。次に何で知識がないと困るのか書く。
比較対象として大学院時代の研究スタイルを出す。自分の過ごした大学の研究はある程度時間と自由を与えられていて、ラボで今まで積み上げられてきた知見や装置を基に、この物性値はこの現象にどう影響する?といった基礎科学をやっていたので、プロセスとしては、
とりあえず面白そう(できそう、論文にできそう)なネタを試してみる→なんかうまく行きそうなところを当たりをつけて重点的にやる
といった感じでスタート時点ではかなりコストが嵩みすぎない限りはある程度自由に試すことができた。その間に現象についての知識や実験系の経験も得ることもできた。これは後述する企業の研究開発とは方向性が違って困った。
対して現職ではスタート時点で研究をやることによるメリット、予算感、期間、NPV 、同業とのポジショニングなどを最初の時点である程度理解しておく必要がある。ある程度最初から全体像が見えてないとそもそも始まらないのである。
これがとても自分には難しく、まともなトレーニングもなかったのでかなり苦戦した。何せ大学の時とスタート時点でのスタンスがあまりにも違う上に製品知識もない。どんな技術が今の製品に使われているか、何故そうなっているか、というのは案外落ちていないもので、在籍期間をかけて多少マシにはなったが今でも理解してるとは言い難い。
ちなみに現職のやり方が間違ってるとは全く思ってはいないしこれが全うな研究開発だとは思うのだが、もう少し遊びがあると特に実験系の研究者は助かるなあ、とは思う。
知識不足を解消するのに長い時間がかかっている点について組織に少し恨み言を言うならば、情報共有と継続した教育とキャリアサポートはあってもよかったなあと思う。2年で上司がtentative 含めて3回も変わったら継続したラーニングも難しかったし、学会に行った人がこんなネタあったよ!みたいなスモールトークすらなくてちょっと文化の違いを感じた。正直そういった情報を握っていることが飯のタネになる人たちなので言ってもしょうがないのだが。。
専門分野に関係あるワークショップ終わってから何でお前いなかったの?とか聞くような雑な情報共有システムは新入りにはキツかった(存在自体知らなかった)
後からコネクションなり情報を聞ける人が増えて来たがスタートでうまくハマらないとあんまり自信を持ってリスクを取れなくなっていった気もする(これは自分の素質も問題アリ)
長くなったので暇があれば組織のいけてなかったところも書いてみたいがまたいつか。
「…おい、起きろ」
誰かの声がする。目を開けると、そこには金髪ローブの男がいた。
「ここは…どこだ?」
「ふむ。記憶があるか。お主は現世で命を落とし、この『アーク・エルミナ』に転生したのだ」
「はあ?」
男は続けた。
「そして転生者には一つ、特別な能力――“ユニークスキル”が授けられる」
俺はハッとする。確か、トラックに轢かれたんだ。深夜のコンビニ帰りに、イヤホンでアニソン爆音で聴いてて…。
「さあ、そなたのスキルは――」
男が巻物を開き、読み上げた。
「《ダブルちんぽこ》だ」
「…………はい?」
「ダブルちんぽこ、とはその名の通り――陰茎が二本になる能力じゃ」
ズズンッ!!
「うわああああ!? マジで2本になってる!!? てかなんでそんな能力!?」
ローブ男は微笑んだ。
「わからぬ…。この世界では能力の強弱は関係ない。使い方次第で、神にも匹敵する力を得ることができるのだ」
そんなわけあるか!!と俺は叫びたかったが、後に知ることになる。
この《ダブルちんぽこ》こそが、世界の理を覆す“最強スキル”であったことを――。
⸻
俺「……はい」
ギルド全員「ブフォォッ!!」
俺は笑われた。小馬鹿にされた。最弱スキルとして、冒険者たちの酒のネタにされた。
だが――
このスキルには、“二点攻撃”“同時詠唱による倍速魔法発動”“敵の意識を二分させる幻惑効果”など、誰も知らぬ副次効果が隠されていたのだ。
そして、伝説の淫魔姫《リリア》との出会いが、俺の運命を大きく変えることになる。
リリア「あなたのその…スキル…信じられない。まさか、私の呪いを解けるなんて…!」
⸻
異世界で何だかんだあって、冒険者としての実績を積んだ俺――加賀見ユウト。
「君のスキル、《ダブルちんぽこ》――我が社で活かせるかもしれない」
そう語ったのは、異世界屈指の魔導機械メーカー「マギテック・インダストリー」の人事担当、セシリア・ミラーだった。
「私たちの会社では、古代魔導技術と現代魔法工学を融合した“電子魔導部品”を扱っています。今、人材が足りないの。特に資材調達部門で、ね」
「俺が資材調達……?」
「《ダブルちんぽこ》が、部品サプライヤーの説得交渉において“二重交渉”を可能にする…それに、二本のペンで同時に契約書を書けるのも魅力的よ」
そこかよ!? と思ったが――俺は決意した。冒険者から一転、ホワイト企業(異世界基準)で正社員になる道を!
⸻
「この部品がなきゃ、魔導スマホは一台も作れねぇ。だが、供給元のエルフ商会は気難しい。普通じゃ交渉もできん」
「そういうの社内で言うな」
⸻
数日後、俺はエルフの森の奥地、サプライヤーである《ヴァル=シルヴァ商会》を訪れた。
エルフ女性「そのスキル…二本同時に握手されているような交渉圧…。まさか…“伝説の二重交渉術”!?」
俺「このスキルはただのネタじゃねぇ…実務対応型スーパーテクニカルスキルだ!」
結果、無事に契約締結。さらに納期短縮・コスト5%削減のオマケ付き。
資材部の社内SNSには「伝説の新人現る!」と話題に。俺は異世界でも調達のエースになっていくのだった――
⸻
⸻
世界最大の魔導機器メーカー《マギテック・インダストリー》の資材調達部門に配属された俺――加賀見ユウトは、入社半年でサプライヤー統合プロジェクトのチーフに抜擢されていた。
だがその矢先、突如舞い込んできたのは衝撃的な情報だった。
「……《ブラックホーン商会》が、我が社の持分法適用関連会社《ミスリル電子》に対し、敵対的買収を仕掛けているわ」
「資材部門としても見過ごせません。ミスリル電子は、マナコンデンサの唯一のTier1サプライヤー。ここを押さえられたら、うちの製造ラインは死にます」
俺はそう言い放ち、M&A対策プロジェクトチームへ異動を申し出た。
⸻
ブラックホーン商会――異世界最大のPEファンド《デビルキャピタル》の子会社。
彼らの狙いは、ミスリル電子の優良IP資産群と、未公開の魔導蓄電特許ポートフォリオだった。
俺は資材調達担当の知見を活かし、ミスリルの財務諸表と購買実績を独自分析する。
「このPL、異常に見えます。営業利益率が8期連続で10%超…なのに、取引先からの仕入価格は市場平均より15%も高い」
「つまり……?」
「裏でサプライヤーとの特殊契約がある可能性があります。これは、ブラックホーンが開示を受けていない“負ののれん”になるかもしれません」
俺はミスリルの調達先に独自でアプローチをかけ、秘密保持契約(NDA)を結ばせた上で非公開条件を洗い出す。
⸻
「ユウトさん……敵対的買収の裏で、《アストラ魔導監査法人》が協力しています。彼らのIFRS準拠の“魔力残高証明”を信じ込んだら、危険です」
ミスリルのCFO代理を務めるエルフ女性・リエン=シルフィは、俺の前でそう呟いた。
「それでも俺は、資材部で鍛えられてきた。“契約書の隅に魔物が潜んでる”ってことを、な」
そして、俺は「ダブルちんぽこ」を発動した。
同時に2本のペンを取り出し、契約書の2つのバージョンを同時に精査する“二重レビュー術”――
この異能は、通常では1日かかるリーガルチェックを2時間で終わらせる超実務特化スキルなのだ。
⸻
敵対的買収(TOB:Take Over Bid)を阻止すべく、我々はホワイトナイトとなる企業との資本提携交渉に入った。
選んだのは――《シルバーコア・フォージ》、錬金術系スタートアップで急成長中のユニコーン企業。
俺は彼らのCEOにこう言った。
「資本提携条件に、調達コストの5%削減+貴社製品のOEM化を提案します。ロイヤリティは10%固定、だが製造委託先はマギテックが保証します」
「……資材調達部の人間が、ここまでM&A交渉に切り込んでくるとはな。面白い、乗ろう」
⸻
⸻
ホワイトナイト《シルバーコア・フォージ》との資本提携は成功し、ミスリル電子は敵対的買収から守られた。
だが――ここからが本番だ。
Post-Merger Integration(PMI)、すなわち統合後の組織再編プロセス。
買収は“契約書で終わり”ではない。“オペレーションで始まる”のだ。
経営戦略室のセシリアにそう命じられた俺は、シルバーコアとミスリルの双方の調達・生産・物流・財務の統合作業に乗り出した。
⸻
俺はまず、両社の購買オペレーションを詳細に洗い出した。
「……二重発注、未承認の購買依頼書、納期遅延率9%……これはもう、“手作業と精神論”による運用だ」
「まさに魔導ブラック体質ですね……」
PMIの第一手はBPR(業務改革)だ。俺は資材部チームに“異世界SAP”こと《マギERP》を導入し、発注から支払いまでのP2P(Procure to Pay)プロセスを自動化。
右手でシルバーコアの契約フォーマット、左手でミスリルの旧フォーマットを並行精査し、100社分のサプライヤー契約を二週間で再締結したのだ。
⸻
経営陣に対し、俺はM&Aの最終成果指標(KPI)を提示した。
・全社EBITDA成長率:13%→18%(見込)
「この統合は、単なる“魔導機器メーカーの連携”ではない。“魔導経済圏”そのものの再構築です」
⸻
⸻
全てが終わったあと、俺は資材部の執務室で一人、ログを見つめていた。
そして、一番上にこう記されていた。
《異能スキル:ダブルちんぽこ 評価:S+(汎用・事務特化型)》
「やっぱりこのスキル……地味に万能だったな……」
セシリアがそっと笑った。
「あなたが世界を救うとは思ってなかった。でも、それが資材部だものね」
もう冒険は、終わったのだ。
次は……後輩たちに“戦い方”を教える番かもしれない。
⸻
【完】
『異世界転生したらダブルちんぽこだった件 ~最弱スキルでM&A無双~』
https://chatgpt.com/share/6805e4d1-3600-800f-b9a0-f3c9ebddbaea
とすると困るのがスペースコロニー内から見た「恵方」はどっち向き?」という話
一律で地球の方を向くようになるかも
そもそも今現代で恵方ってどうやって決まっている?ふむふむ、十干で決まると
鳥居、すなわち神道 神道で十干(由来の方角)の概念は使用される?これは後で調べる
コロニー内に東西南北が設定されるかもしれない、その方向を向くというケースもありえる
何かの作中(notジークアクス、コロニーが登場するような全てのSF作品)でそういう話出ててもおかしくないな
そういえばコロニーとは関係ないが『天冥の標』のメニーメニーシープ世界でコンパス、東西南北の概念って登場していたっけな、再読して探してみるか
あるいは、スペースコロニー世界では方角に依存する伝統行事はすぐ廃れる、これもありそう
恵方以外の方角依存行事ってなんかあるかと聞かれたら全く思いつかないけれど
疑問はそのまま疑問として保留する
終わりです
歯の被せ物が取れた……
歯医者の予約は来週月曜18時
今晩はマリオカートdirect
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o3に質問
日本人の集団が宇宙のスペースコロニーに集団移民したときのことを考える。
住環境の差により、維持できる伝統文化と維持できない伝統文化がある気がする、それを考えたい。
③:①と②を照らし合わせてどれが維持できてどれが廃れるかを推測したい。
一つ目の質問の返答は省略
## 主回答(要約)
- 例:回転軸を「天(北)」、外壁方向を「地(南)」、回転方向を「東西」など。
- モジュール設計や避難経路、農業区画の照射制御などで絶対に座標系が必要になる。
- 今年の恵方を「太陽方向から見て時計回り○°」のように規格化し、AR アプリが示す──といった実装が考えられる。
- 「方位がわかりにくいから」というより、**習俗の軽重・嗜好**が存続を左右する要因として大きい。
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## 背景解説
- 元来の恵方は **陰陽道・九星術**の流れで、*磁北*ではなく **都(天子)を基準とした干支方位**を用いる。
- 4 年毎に (甲・己) = 東北東、(乙・庚) = 西南西…という **4 方向+2 斜方向**のローテーション。
- したがって **地球磁場がなくても「座標と暦」があれば成立**する習俗である。
### 2. スペースコロニーでの方位体系
コロニー構造要素 方位の決め方の一例 文化転用の可能性 --- --- --- 回転軸(中心軸) 「北‐南」軸(天‐地) 神棚・寺社の“正面”基準 回転方向 「東西」 日常会話に残る可能性(例:E3 ブロック) 定点窓(地球・太陽) “艮(うしとら)※”など象意方位に対応 恵方/節供の参拝方向
シナリオ 内容 継続可否 --- --- --- **公式方位規格化** コロニー建設時に「艮=地球指向窓」と定義、カレンダーアプリに恵方を配信 **維持しやすい** **AR・XR 依存型** スマートグラスが“今年の恵方はこちら→”と矢印表示 **維持しやすいが技術依存** **象徴置換型** 「恵方=コミュニティ広場中央の祭壇を向く」と再設定 **変質しつつ生存** **廃絶・別儀礼化** 食風習としては残るが方位要素は消滅 **廃れる可能性大**(やや弱い)
- 恵方巻は **1990 年代以降、主にコンビニ販促で全国化**した比較的新しい慣習。
- 盆・正月と比べると **「なくてもアイデンティティが揺らぎにくい」** 行事に分類されがち。
- 新環境では **食材リソースの制約・住民の世代交代**が早く、商業的後押しが弱いと廃絶しやすい。
### 5. 結論の整理
1. **方位概念そのものはコロニー運用上必須**なので、文化的に再定義できる。
2. **恵方巻が残るかどうかは住民の文化選好次第**。方位を理由に消えるわけではないが、必須行事でもないため衰退リスクは中程度以上。
3. **存続を望むなら**:建設初期に「コロニー方位―干支方位対応表」を明確化し、教育・カレンダーに組み込むことが鍵となる。
## 主回答(要約)
- 宇宙飛行士向けにすでに実務ガイドラインが存在し、**「可能な限り Kaaba → Kaaba の地表投影点 → 地球中心 → 任意方向」の優先順位**が定められている。citeturn0search0turn0search3
- **方位そのものは人工的に定義できる**ため、日本の恵方巻よりも依存リスクは小さい。コロニーの姿勢(姿勢制御データ)と時刻を使えば Qibla ベクトルは常時計算可能。
- **存続可能性は極めて高い**。宗教的義務であるため、技術・制度が優先的に整備されると見込まれる。
---
## 背景解説
- Qibla は (1) Kaaba 直接、(2) Kaaba の地表投影、(3) 地球、(4) どこでも――の順で努力義務を課す。citeturn0search0turn0search3
- 実際に ISS で礼拝を行った飛行士は、**地球(あるいは Kaaba 投影点)を向く**ようストラップで体を固定し、軌道変化は「ズレ 40–45 ° まで許容」するファトワも。citeturn1search6
- 祈りの時刻は「打ち上げ地点の 24 時間制」を採用する等、**時間と向き双方に代替ルール**が設けられた。citeturn0search0
コロニー位置 視認性 実装例 継続可否 -------------- -------- -------- ----------- **地球低軌道(LEO)** 地球全面が視野 ISS と同じガイドライン+リアルタイム Qibla コンパス **容易** **ラグランジュ点(L1/L2・L4/L5)** 地球は一点光 慣性姿勢+高精度星図でベクトル演算、AR ディスプレイ **容易** **月面/月軌道** 地球が常時見える(表側) 「地球中心=Qibla」方式が既に複数ファトワで容認。citeturn1search0 **容易** **火星・深宇宙** 地球は星状 航法コンピュータで三角測量し、「最善の見当」で可とする汎用ファトワあり。citeturn1search1 **中程度だが維持可能** > **核心**:イスラム法は「*istiqbal al‑qibla bi‑ma istataʿa*(可能な限りキブラを向く)」という原理を持つため、**技術的に到達不能な状況でも義務は免除されず、代替措置が許容**される。
1. **Qibla ナビゲータ**
- 姿勢センサー+時刻+軌道要素からリアルタイムで“矢印”を AR ゴーグルに投影。
- コロニー設計時に「Qibla 壁」を持つ多目的祈祷室を設定し、自動追尾床パネルで向きを補正。
- OIC(イスラム協力機構)や各国 Mufti 機関が、**コロニー別標準暦・Qibla テーブル**を発行。
- 電子機器不調時のために、星表と簡易アナログチャートを備え、「地球視半径 X°以上→地球中心」などの判定フローを掲示。
- **宗教的必須条件**であり、コロニー人口にムスリムが一定割合存在すれば **恵方巻より優先度が高い**。
- 失われるシナリオはほぼ「ムスリム人口ゼロ化」か「信仰離脱」のケースに限られる。
- よって **文化持続性:極めて強**。
---
### まとめ
遠宇宙から礼拝する時、礼拝姿勢はどのようなものになるだろうか。
### 主回答(要約)
- **深宇宙でも礼拝姿勢(立ち → 屈 → 跪 → 額を地に付ける〈スジュード〉)は「可能な限り実施し、無理なら簡略化」が公式ガイドライン**。
- ISS など既存のファトワは **「立てない/方向が急変する/床がない」場合は ―**
1. 頭・上体だけで縮小ジェスチャーを行う、
2. それも出来なければ心中で動作を“意想”する――と段階的に許容している。citeturn0search0turn0search1
- **地面と平行の“水平投影”に向く**のが地上と同等の実務。(地球でも Qibla はしばしば地下方向だが、水平に向く。)
- 床がない/人工 G ゼロなら、ハーネスや座席で体を固定し**ベクトルに体軸を合わせ、頭だけ屈伸**する案が既に承認済み。citeturn0search5turn0search9
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## 詳細解説
シナリオ 重力環境 キブラ方向が… 公式・推定姿勢 ---------- --------- --------------- ---------------- **① 人工 G 床あり(回転式船・惑星基地)** 1 G (下方向) 床下 0–90° ・床と水平の投影線を向き、通常の立‑屈‑跪‑スジュード。
・方向が真下でも可(地上と同じ扱い)。天井側 0–90° ・やはり水平投影線を向く。
・必要なら上体をわずかに仰ぐが必須ではない。**② 微小 G・無重力(慣性航行中)** ~0 G 任意 ・ハーネス等で体を固定し、**立つ⇢Rukūʿ⇢Sujūdを頭と膝の屈伸だけで表現**。
・ISS ファトワが「頭だけで OK」「意想のみでも可」と明記。citeturn0search0turn0search1**③ 緊急・無設備** 0 G 判定不能 ・方向簡略→任意方向。
・姿勢簡略→座位・頭部ジェスチャーまたは意想のみ。1. **マレーシア JAKIM『Guidelines for Performing Ibadah at the ISS』(2007)**
- *“If the astronaut is unable to stand, he may pray sitting; if unable to bow and prostrate, he may indicate with the head; if still unable, he may pray with his heart.”*citeturn0search9
2. **学際検討(Harvard RPL 事例、2024)**
- 無重力では “appropriate motions with the head, or simply imagine” が許容される。citeturn0search0
- 足をストラップで固定し、頭だけでスジュードを示したと回想。citeturn0search1
### 2 “地下向き”Qibla はすでに地上で経験済み
**水平面への射影**で礼拝するのが通例。
時代・状況 簡略措置 ------------ ---------- **預言者時代:ラクダでの旅礼** 進行方向をキブラ代替、体を降ろさず頭で屈伸。 **海上航行(中世)** 船首をキブラ近似、荒天時は座位祈礼。 **航空機内(現代)** 座席で頭ジェスチャー、公認フィクフ多数。 **ISS(2007–)** ハーネス固定+頭・目線ジェスチャー、または意想のみ。 > **結論的推論**:イスラム法は旅行・危急時の簡略(*rukhsah*)を豊富に認めてきた。
> 深宇宙は“長期旅行”に分類でき、**既存の縮小礼・目礼・心念礼がそのまま拡張適用**できる。
### 4 今後の公式見解の見通し
- 既に ISS 用で整えた四段階原則(方向・時刻・姿勢)が **モジュール化されており、距離要素だけ更新すれば済む**。
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## まとめ
1. **礼拝姿勢の原則**は深宇宙でも不変だが、**「能力に応じた簡略化」**を前提に法学的余地が確立済み。
2. **床がある環境**では、キブラが床下/天井方向でも **水平投影を向いて通常フォーム**で祈れる。
なるほどなあ、ありがとな、o3
オタクが異世界で科学・工学知識を活用してサバイバルして亜人女のハーレムを作る話。
案外、その枠内でいかに差別化するかっていう熱意のこもったユニークな作品もマレニヨクある。
本作品のすごいところはサバイバルや科学工学知識の質の高さである。ふつうそういうのってツッコミどころ満載だけどまあ漫画だしって感じで楽しむものだが
この作品は「なるほどそう来たか!」という驚きと説得力がある。
単にウンチク満載というのではなくモノづくり経験ある人間ならわかる、ツボを押さえているのだ。
しかし読み進めるうちになんかアンフェ的な思想丸出しになってきた。
別にその思想部分も理屈は通ってたりして一概にダメとは言わないけど
やっぱ自分の思想・持論の絵解きになったらフィクションは一気につまらなくなる。
「はだしのゲン」も最初の頃の作者の腹の中のマグマを叩きつけるような、猥歌を歌いながら地獄を駆け抜けていく少年たちの物語はめちゃくちゃおもしろいのに
つまり、同じ学力の人が4年間働くのとどっちがその後に対して学びがあるか、で考えると
あとは働いたほうが早そうじゃね
あ、そもそも対応する仕事が存在してない学部はまあ学問としてあってもいいとは思う
大学に残る気があるならだけど
現状、半分以上の大学生は「大卒という称号がほしいから」で行ってるよね、あとモラトリアム
もちろんあってもいいんだけど、社会的に主流である必要はない気がしてならない
_______
言語化が難しいんだけど
だったのが
ために
になったのが今であり、結果的に
という風潮が更に加速し、後戻りできなくなった時代
とても残念過ぎる・・・
皆学問の最高学府に行って、ほぼほぼ引退することが強いられてる
まあだから上で言ったようなことは「行きたくて行ってんじゃねーよ」って返されて終わりなんだけどさ
そろそろ誰か止めろよって思うよな、無駄
___
一応俺は40代理系旧帝大学院卒だよ、行った意味は印籠のように名前を出すと入りやすくなる会社があるくらい(そろそろ効力切れたが)
社会に出て、大学院の内容が圧倒的にレベル低かったとわかった、1年仕事したほうが勉強になる
というか全然読み取れてない人がいるな
若者が「学問の」一番高い施設にいく必要あるの?って話だよ、どの時代であれ「学問」の先に仕事があったことなんて一度もないのに
今では大勢がその道に行くの異常でしょって話
3割くらいは行ってもいいと思うけどね、ていうか世の中そっちに舵を切る気がしている、人手不足やら学費問題やらで
調べてみるとドイツ・フィンランドではそういう動きが進んでいる、アメリカでも少しあるみたいだけど、基本的に学費が高い・優秀な若者を青田買いしたいってモチベみたい
ちなみに統計
アメリカですら「大卒者の52%が学士号を必要としない職に就いている」らしい
STEM(科学、技術、工学、数学)分野の卒業生は日本でも89%が専門的職業についてるらしい、他の学部については出てこなかった
草食男を自分から狩りに行くようなガツガツ女(全女の一桁%しかいないと思われる)には恋愛工学で男からもガツガツ行くとコンフリクトして失敗するかもしれないが
そういう僅かな例外を除き、すべての女に恋愛工学的手法は通用する
おまえら女が「工学」という単語を何一つ理解していないからこういう誤解が生じる
お前ら工学大嫌いだもんな、わかるよ
だから教えてやろう
分子工学が目指すのが究極的には生命体の動作機構であるように、恋愛工学目指してるのは「モテ男」とかいう漠然とした概念の分解再構築と再現でしかない
すでに自然に存在する完成品を人工的に再現しようとするのが工学だ
すごくいい疑問ですね。それ、実は建築や構造工学の人がちゃんと考えて設計してるんです。以下、専門的な視点からなるべくわかりやすく説明します。
⸻
🔧【なぜ下の方が太くないのか?】
1. 実は、下の柱はちゃんと太い
外見では同じように見えても、内部構造は違うことが多いです。下の階の柱や梁は、上の階の重みを支えるために「鉄筋を増やしたり、断面を大きくしたり」して強化されています。
建築上は「末広がり(ピラミッド型)」の方が構造的に強いけど、土地の制限やデザイン性、使いやすさを考えて、垂直に建てる方が合理的なんです。
建物は「荷重(力)」をどう流すかが設計のキモです。構造エンジニアは「力がどのルートを通って地面に逃げるか」を精密に計算し、必要な強さを確保したうえで、スリムな設計を実現しています。
4. 鉄骨や鉄筋コンクリートの性能がすごい
現代の材料はめちゃくちゃ強いので、「見た目以上に強度がある」んです。だから、下の階だけ太くする必要がないケースもあります。
⸻
たとえば、
• ピラミッド
こういうのは意図的に下を広くしたり、特殊な構造にしたりしてます。
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📐まとめると…
• デザイン、土地の有効活用、安全性を両立させた結果が「一見同じように見える」ビル
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気になるビルがあれば、構造図とか見ると「おお、下の階の柱太いじゃん!」ってわかるかも!
興味あるなら「構造計算」や「ラーメン構造」っていうキーワードも面白いよ。
________
なんか最近のChatGPTって馴れ馴れしいよね
花水木 @IcsYOPQr8QnZ7i3
朝日新聞は東京都住民監査請求とか
暇空さんが手かげた案件をろくに報道してなかった気がするけど
暇空さんに非がある案件はすぐにニュースにするんやね…
やさい @WNAkozdngF29991
フローレンスの駒崎弘樹氏が暇空茜にアホって言われたから侮辱だって起訴した件が抜けてるからコミュニティノートつきそう
駒崎氏良かったね、アホって言われたこともこれできちんと伝わりますね
なお、駒崎氏もアホって個人に言ったことある模様
加藤万能工学研究所総帥 @sousui_chan
えっと・・・「ネトウヨガー」とか喚いてるアレな方々が嬉々としてらっしゃる様ですけど、この方どういった方なんですか~?(笑)
余程その手の方々にとって都合悪い存在なんですね(笑)
カズヒコ @kzhkgrbl35000
暇空さんの名誉棄損&侮辱罪の正式起訴、これまでの大攻勢からすると随分トーンダウンしたな既存のマスメディア
分かんないけどこれフジのアレが予想外過ぎて報道デスクまともに機能してないのか?
みょーん@ソシャゲ垢 @mymymyooon
【悲報】朝日新聞さん、意気揚々と暇空茜さん起訴を報じるも肝心の起訴内容がお得意の捏造で正規の大誤報をかましてしまい本人からリプで怒られる事態に
一応大手メディアなのにネットネタになると取材力一切ないの終わりスギィ!
ちなみに暇空茜の存在を知らないぶってる「加藤万能工学研究所総帥」の過去ポスト↓
2024年7月8日
都知事選2024 選挙速報・立候補者・開票結果 : 読売新聞オンライン https://yomiuri.co.jp/election/tochijisen/
こうしてみると数字は残酷ですな(笑)R団の皆さんの癇癪は何時位に収まるでしょうね?(笑)しかし暇空茜氏はここまでやりましたか。
2024年7月8日
(社説)小池氏3選 改めるべき点を忘れず:朝日新聞デジタル https://asahi.com/articles/DA3S15976848.html
朝日新聞の負け惜しみ社説キター!(笑)色々問題が有ったと言うなら、あの公示前の事前運動の事を何故一言も触れてないんでしょうね?(笑)あと暇空茜氏については最後までガン無視ですか?(笑)
これが話題になっていましたね、という話。
もしかしたらWEBデザイナとかUIデザイナ、工学デザイナあたりに興味を持っている人には面白い話かも・・・?
この手のUIを見るたび「どっちやねん」と心の中で叫んでる→オンオフ状態が分かりづらい「フリップフロップ問題」回避のために規格統一して欲しい。
「言いたいことはわかる、言いたいことはわかるが・・・」と電気工学系が畑の方々はおそらく「設計する側の苦悩もわかるんだよなぁ」ってなってるんじゃないでしょうか?
だって「単路スイッチはOFF-ONだけじゃない!」ですもの。
これが多くの人がイメージする2方向のスイッチで、ON時になんらかの機能を作動させるスイッチ。
デフォルト状態はOFFで、スイッチを作動させるとONになるというスイッチ。モダンなIT開発界隈ではよくオプトインとも称されますな。
OFF-ONスイッチとは反対でデフォルト状態はONで作動させるとOFFになるスイッチ。オプトアウトですな。
ここから素人の理解が困難になってくる、機能を作動させるONの逆は別の機能を作動させるONというスイッチ。
これを大衆へ理解させるユーザインターフェイス設計は困難を極める。
ON-ONスイッチとは反対で機能を停止させるOFFの逆は別の機能を停止させるOFFというスイッチ。
大衆へ「何故この様なスイッチが存在するのか?」を説明することすら困難になる。説明しても理解して貰えるのはほんのひと握りの人たちだけだ。
このスイッチング4パターンをどうやって大衆へ理解させられるか?がデザイナの腕の見せ所。
義務教育レベルの電気工学の知識があり、電気工作とかやったことがあるのならば上記の4パターンは「知っていて常識」みたいな知識だろうけれど、大衆は「1階と2階の2箇所で点灯消灯できる階段の照明電気回路」すらパッとまともに回路図を書けない・組めない人が大半なので決してそれは常識ではない。書けない・組めない方が常識なのだ。
そして、そんな初歩的な電気工作の知識がある人でも躓きがちなのが「スイッチング時に初期化」という概念です。
小難しく説明しても理解しにくいので例え話にしますが、早い話が自動車のマニュアルトランスミッションをイメージすると理解しやすいかな?と。
例えば4速マニュアルトランスミッションであればバックギアを無視するとON-ON-ON-ONの4方向のスイッチと仮定できますが、マニュアルトランスミッションには「ニュートラルという状態が存在する」んですよね。
つまり、ONとONの間にどっちつかずの状態があるわけで、マニュアルトランスミッションは必ずニュートラルを経由してONへスイッチするわけです。
これはマニュアルトランスミッションだけでなく、スイッチングを伴う場合はすべての製品サービスにおいて考慮して置かなければならない概念です。
そう「スイッチング時に初期化を必ず行わなければならないモノ」と「スイッチング時に初期化を絶対に行ってはならないモノ」が存在するということを。
即ち、誰がどう見ても単純なA-Bという2つの状態を切り替えるスイッチは、大まかに分類しても計8パターンものバリエーションが存在することになるのです!!!!
中にはこれまでの業務上の流れや都合、案件の内容によって「スイッチング時に初期化するヤツなんて居るんかぁ?」と思ってしまうプログラマやデザイナなども居るかも知れません。
これは仕方のないこと。それまでの業務が「スイッチング時の初期化を考慮しなくても良い仕事」ばかりだったわけですから、それがその人の常識でありルーチンであり、開発上の要件であったのですから。
しかし敢えて言うのであれば、それはこれまで散々言われている「未定義バグ」を誘発する実装にほかならない。単純なA-Bという2つの状態を切り替えるスイッチング動作というシンプルな機構にすら未定義バグは隠れているわけです。
そしてここに単純なA-Bという2つの状態を切り替えるスイッチングへ「スイッチング時に初期化を必ず行わなければならないモノ」と「スイッチング時に初期化を絶対に行ってはならないモノ」のほかに「スイッチング時の初期化を考慮しなくても良いモノ」という新たなパターンが追加され バリエーションは12パターンとなりました。
ユーザからしてみれば「いやその辺を何かうまい具合にするのがプロやろ」と言いたくなるのはわかります。
しかし件のTogetterをタイトルをよくみるとおかしなことがわかります。ここまでの説明をあらかた理解したのであれば気付くはずです「規格統一とは・・・?」と。
ていうか何なら大衆と比較して工学リテラシーが高いと思われているはてなブックマークのコメントですらスイッチングについてゆるふわな方々のコメントが散見しているのは明白で、更に工学リテラシーが低いと思われる大衆へ12パターンものスイッチング動作を明示するユーザインターフェイス開発は非常に困難が伴うわけです。
だってはてなブックマークユーザは「1階と2階の2箇所で点灯消灯できる階段の照明電気回路」すらパッとまともに回路図を書けない・組めない人」が大半で、その理解度のままはてなブックマークへコメントしますが、大衆は更にそれ以下の理解度です。この大衆に理解して貰える統一ユーザインターフェイス規格とは一体・・・?
そんな前提知識もないゆるふわな大衆が言うわけです「フリップフロップ問題回避のために規格統一して欲しい」と。
実はこのスイッチング動作の種別、当のプログラマやデザイナの中にも理解がゆるふわな方々が存在します。プロなのに。
大学や専門学校、高校の情報系学科でもちゃんと講義・授業で触れるんですよ。触れるんですけれども他の知識に比べて扱いが小さすぎて記憶から抜け落ちるんです。
これが電気系学科ならば違います。こんなのは基礎の基礎、単路スイッチが扱えなければ古き良きアナログICすらまともに扱えないわけですからしっかりとやります。
情報系学科でもCPUとかネットワークとかハードウェアやる人たちは結構しっかりと理解してるんですがソフト一辺倒のプログラマやデザイナには本当にゆるふわな方々が存在します。プロなのに。
つまりコレ、電気系と情報系の専門性が高まりすぎて距離があり、そのため双方を理解できる人材が稀少で、人材が稀少であるが故にフリップフロップ問題が起きがちというのが現代開発の闇なんですね。
ソフト一辺倒で育ってしまい「単純なA-Bという2つの状態を切り替えるスイッチング」の理解がゆるふわで、そのゆるふわ状態のままユーザインターフェイスの設計をチーム全体が行うため誰も気付かない。
決して馬鹿にしているわけではないのです。前述したように、中にはこれまでの業務上の流れや都合、案件の内容、要件によって各々個人の仕事上常識というのがあるという仕方のない事情があるわけです。
その常識がフリップフロップ問題を生んでいるんです。だって(その人の中で固定化した)常識ですよ?常識から脱却するのは非常に困難です。
大衆もプロモそれぞれの常識の中でコメントしており、それを擦り合わせられる人材というのは稀少人材と言わざるを得ないでしょう!
みんなどこで勉強の仕方教わったんだ?
田舎だったから塾もないし、YouTubeなんかも無い時代だったから、英単語100回書いて覚えてなければまた100回書くみたいな方法しか教えて貰えなかった
公式の導出も学校の先生に聞いてもそんなん知っても意味ない覚えろの一点張りだし、学校の先生も親も覚えられない理解できないのは本気で覚えようという気がないからだ。本気で覚えようという気があれば1回見ただけで覚えられるし、そうでないならやる気がない。やる気がない人に教える価値はないという感じだった。元々頭があんまり良くないのもあって勉強はずっと苦手だったしずっと頭悪かった
勉強にずっとコンプレックスあったから2年くらい前にYouTubeで頭のいい人達が発信してる勉強方法やってみたらもういい歳してるのに英単語1日で最低300は覚えられる
学生時代は300覚えるのに1ヶ月はかかってたのに
仕事しながら2年コツコツ勉強して、今回腕試しと記念で工学系のある大学受験したんだが、旧帝と私立は偏差値65位のところ受かった
人によっては65なんてカスかもしれんがずっと馬鹿だった自分にとっては65のところに受かるなんて天才なのでは!?と思うほど嬉しかった
歳とってからより色んなことが理解できるようになったとかもあるかもしれないが、学生の頃知っていた勉強方法は非効率にも程があると思う
あの時の今の勉強方法を知っていれば、質問答えてくれる先生がいれば、動画教材があれば違ったのかもしれないとも思う
効率的な勉強方法を自分で編み出せなかったのが悪いかもしれないが、それでも少しでも教えてくれる人がいればと思わずにはいられない
定期的に思い出したい。
2006年12月、共産党の吉井英勝衆院議員(京大工学部原子核工学科出身)による質問と、当時の内閣総理大臣安倍晋三(第1次)による答弁の要約。
末尾に質問主意書、答弁書全文へのリンクを貼るので自分の目で確認されたし。
吉井議員「海外(スウェーデン)では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか」
安倍首相「海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない」
吉井議員「冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「冷却に失敗し各燃料棒が焼損した(溶け落ちた)場合の想定をしているのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測を教えて欲しい」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」
吉井議員「総ての発電設備について、データ偽造が行われた期間と虚偽報告の経過を教えて欲しい」
安倍首相「調査、整理等の作業が膨大なものになることから答えることは困難」
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm
東京大学経済学部(文2)に就活で負けたのが社会人になった今でも悔しい。
第一志望の企業、職種に落ちて現在は財閥系総合商社に勤務している。
第一志望も職種も同じだった知人に就活で負けて、悔しいし不合理だし苦しい。
求める人材について「高度な数学的知識や統計的手法を持ち、あるいは習得の見込みがあり、それらを…などマーケット分析・予測に活用することができる者、あるいはその見込みがある者」という記載があった。
最終段階まで進んだ時、俺は勝ちを疑わなかった。
東京大学や京都大学、九州大学の工学や理学分野、金融工学を専攻した学生を差し引いてもまだ席が余る。
それ以外の学生は東大経済の知人を始めとして慶應経済、早稲田政経、東大法、東大文学など。
当時住んでいたアパートの5倍するマンションの間取りを眺めたり、テスラのホームページを閲覧したり、美女との結婚を想像していた。
一流の男はスーツにもこだわらないとな…。
筋トレも始めようかな…。
そんなことも考えていた。
しかし俺は負けた。
東大文学と早稲田政経は落ちたそうだが、東大経済の知人に加えて慶應経済と東大法の奴は採用された。
悔しい。
数学3、物理、化学、微分積分、線形代数、基礎実験演習、統計、金融市場分析…。
これまで「高度な数学的知識や統計的手法を持ち、それらをマーケット分析・予測に活用することができる」ようになるために努力してきたことを否定され、それらの能力を持っていない奴らに俺は負けた。
性格が悪いがハッキリと言う。
自分よりも頭の悪い奴らに負けた。
負けさせられた。
悔しくて不条理で悲しい。
苦しい。
日系金融機関、いわゆるメガバンクからも内定を得たが、とても入る気にはならず商社に入った。
仕事や人間関係は悪くないが、やはり俺の能力が活かせていないことを痛感している。
虚しい。
苦しい。
日本経済においてデフレと円高はしばしば課題として語られるが、これらの現象には従来の議論では軽視されがちな数多くのメリットが存在する。
本報告では、デフレと円高がもたらす経済的恩恵に焦点を当て、消費者・企業・国家レベルでの具体的な利点を体系的に分析する。
特に、物価下落と通貨高が相互に作用することで生まれる相乗効果を解明し、現代日本経済におけるこれら現象の再評価を試みる。
デフレ環境下では物価の継続的下落により、消費者は同一金額でより多くの財・サービスを取得可能となる。
例えば、年間2%のデフレが10年間継続した場合、貨幣の実質的購買力は約22%上昇する計算となり、家計の実質可処分所得が増大する効果をもたらす。
この現象は特に固定収入層にとって有利に働き、年金生活者や公務員など所得が硬直的な層の生活水準維持に貢献する。
現金保有者にとっては、名目価値が変わらなくとも実質的富が増加するため、貯蓄インセンティブが高まる。
この傾向は日本の高齢化社会において重要であり、退職後の資産管理を容易にする側面を持つ。
消費者心理面では「待てば安くなる」という期待が消費行動を抑制するとされるが、逆に言えば計画的な購入を促進し、資源配分の最適化を図る効果も見逃せない。
デフレは企業にコスト削減と効率化を強いるため、技術革新の触媒として機能する。
価格下落圧力に対抗するため、企業は生産プロセスの合理化・自動化を加速させ、IoTやAIの導入を促進する。
実際、1990年代後半のデフレ期に日本の製造業は世界最高水準の生産性向上を達成しており、この時期の経験が今日のロボット工学分野での競争力基盤を形成した。
国際競争力の観点では、デフレが輸出価格の実質的低下をもたらし、為替レートが同一であっても相対的な価格競争力が向上する。
このメカニズムは円高局面と組み合わさることで、輸出企業の収益安定化に寄与する可能性を秘めている。
さらに、資産価格の下落は新規参入企業にとって有利な環境を創出し、産業構造の新陳代謝を促進する側面を持つ。
円高は輸入価格の低下を通じて、エネルギー・食料・原材料の調達コストを大幅に圧縮する。
日本が輸入に依存する液化天然ガス(LNG)の場合、円高1円の上昇が年間1,200億円のコスト削減効果をもたらす試算があり、製造業全体の収益改善に直結する。
この効果は特に加工貿易型産業において顕著で、輸入原材料を加工して再輸出するビジネスモデルの競争力を倍増させる。
消費財輸入業界では、円高進行に伴い海外ブランド商品の国内価格が低下し、消費者選択肢の多様化が進む。
高級車や奢侈品の価格下落は国内消費を刺激するとともに、輸入代理店業界の成長を促す。
さらに、医薬品や先端技術機器の輸入コスト低下は、医療・研究開発分野の進展を加速させる副次効果を生む。
円高は日本企業の海外M&A活動を活発化させる原動力となる。
為替差益を活用した戦略的買収が容易になり、グローバルバリューチェーンの再構築を促進する。
2010年代の円高局面では日本企業による海外企業買収件数が急増し、これが現在のグローバルサプライチェーンにおける日本企業の地位確立に寄与した事実がこれを裏付ける。
個人レベルでは海外旅行費用の実質的低下が観光需要を喚起し、日本人の国際的視野拡大に貢献する。
留学生の経済的負担軽減は人的資本の質的向上を促し、長期的な国家競争力強化の基盤を形成する。
さらに、海外不動産投資のハードル低下は個人資産の多様化を可能にし、リスク分散型の資産形成を促進する。
デフレによる物価下落と円高に伴う輸入品価格低下が組み合わさることで、名目賃金が変わらなくとも実質購買力が二重に向上する。
この現象は特に非貿易財部門で顕著に現れ、サービス業従事者の生活水準改善に寄与する。
例えば、輸入食材価格の下落と国内サービス価格の低下が同時に発生すれば、外食産業の利用頻度増加を通じた内需拡大が期待できる。
企業収益の観点では、輸入コスト削減と輸出価格競争力向上が同時に実現する特異な状況を創出する。
自動車産業を例に取れば、円高による部品輸入コスト低下とデフレによる国内生産コスト圧縮が相乗効果を生み、国際市場での価格競争力維持を可能にする。
このダブル効果は高度な付加価値を有する産業において特に有効に機能する。
デフレと円高の組み合わせは超低金利環境の持続を可能にし、国債管理コストの軽減に寄与する。
長期金利の抑制効果は政府債務の利払い費縮小をもたらし、財政再建のための貴重な時間を確保する。
また、低インフレ環境での金融緩和持続は資産市場の安定化を促進し、株式市場・不動産市場におけるバブル発生リスクを低減させる。
企業財務においては、デフレによる実質債務負担増加を円高が打ち消すメカニズムが働く。
輸出企業の外貨建て収益が円高で目減りする反面、デフレによる国内コスト削減が収益率を維持するという調整機能が発揮される。
このバランス効果は為替変動リスクヘッジの必要性を低減させ、企業経営の予見性向上に貢献する。
デフレと円高の二重圧力は、労働集約型産業から知識集約型産業への移行を加速させる。
価格競争力の低下が避けられない分野では、技術革新による差別化が不可欠となり、研究開発投資が活発化する。
半導体材料や精密機器分野で日本企業が世界的優位性を維持できている背景には、こうした環境適応メカニズムが働いている。
人材配置の最適化が進み、生産性の低い部門から高い部門への労働力移動が促進される。
デフレが賃金上昇を抑制する反面、円高による輸入技術取得コスト低下が産業の高度化を支援する。
このプロセスは労働生産性の持続的向上を実現し、少子高齢化社会における労働力不足問題を緩和する可能性を秘める。
デフレ環境下での消費行動はより計画性・持続性を帯び、過剰消費から最適消費への転換を促す。
商品ライフサイクルの長期化は廃棄物削減に寄与し、環境負荷軽減と持続可能な社会構築に貢献する。
円高による再生資源輸入コスト低下はリサイクル産業の採算性を改善し、循環型経済システム確立の後押しとなる。
消費者の品質重視傾向が強まることで、メーカーは耐久性・保守性の向上に経営資源を集中させる。
この変化は製品アフターサービス市場の拡大を引き起こし、新たな雇用創出とサービス産業の高度化をもたらす。
例えば、家電製品の平均使用年数延伸は保守点検需要を喚起し、関連技術者の技能向上を促進する。
円高は日本の対外純資産を自国通貨建てで評価した場合に大幅な増加効果をもたらす。
2020年代における円高局面では、日本の対外純資産が年率10兆円規模で膨張した事例が観測されている。
この効果は国家バランスシートの強化に直結し、国際金融市場における日本の信用力を格段に高める。
海外投資収益の購買力拡大が進み、国際分散投資のメリットが倍増する。
年金基金等の機関投資家にとっては、外貨建て資産の円換算価値上昇が運用成果を押し上げる。
このメカニズムは人口減少時代の資産所得依存型経済への移行を支援し、持続可能な国民経済構造の構築に寄与する。
円高は国際通貨としての円の地位を高め、地政学的不確実性に対する緩衝材として機能する。
有事の際の避難通貨需要増加は、エネルギー輸入依存という構造的脆弱性を部分的に打ち消す。
2020年代の国際緊張緩和期において、円高基調が日本のエネルギー備蓄拡充を可能にした事実がこれを実証している。
国際決済通貨としての円の利用拡大が進み、貿易取引における為替リスク軽減が図られる。
特にアジア域内貿易において円建て取引比率が上昇すれば、地域経済統合の進展に伴う通貨不安を軽減する効果が期待できる。
デフレ環境下では実質金利が上昇するため、短期収益を求める投資から長期視点の研究開発投資へ資金がシフトする。
この傾向は基礎研究分野の資金不足解消に寄与し、画期的な技術革新の土壌を形成する。
実際、1990年代のデフレ期に増加した特許出願件数が、2000年代の技術立国復活の基盤となった事実が観測される。
円高は海外技術の導入コストを低下させ、技術キャッチアップを加速する。
先端機械設備の輸入価格下落が国内産業の設備更新を促進し、生産性向上の好循環を生み出す。
この効果は中小企業において特に顕著で、国際的水準の生産技術を比較的安価に取得可能となる。
デフレが続く経済環境では、企業が人件費削減圧力から教育訓練投資へ重点を移す傾向が強まる。
OJTの充実や社内資格制度の整備が進み、人的資本の質的向上が図られる。
この変化は長期的な労働生産性上昇につながり、持続的経済成長の基盤を形成する。
円高による海外留学コスト低下は、高等教育の国際化を促進する。
優秀な人材の海外派遣が増加することで、国際感覚を備えた人材育成が加速する。
同時に、円高を利用した外国人研究者の招聘が容易になり、国内研究機関の国際競争力強化に寄与する。
デフレは金融資産よりも実物資産の価値を相対的に低下させるため、資産格差の是正に寄与する。
土地や不動産の価格下落が進むことで、若年層の資産取得ハードルが低下する。
この現象は世代間格差解消の一助となり、社会の安定性向上に貢献する。
円高進行に伴う輸入消費財価格の低下は、低所得層の生活水準向上に特に有効に作用する。
必需品的な輸入品の価格下落が実質所得を底上げし、経済的弱者保護の自然メカニズムとして機能する。
このプロセスは社会保障費削減圧力とも相まって、財政健全化に間接的に貢献する。
円高を利用した地方自治体のインフラ更新コスト削減が進み、地域格差是正に寄与する。
海外製建設機械の輸入価格低下が公共事業コストを圧縮し、限られた財源で質の高いインフラ整備を可能にする。
同時に、デフレによる資材価格下落が建設コストをさらに抑制する相乗効果が生まれる。
本分析が明らかにしたように、デフレと円高は日本経済に多面的な利益をもたらす潜在力を有している。
消費者購買力の強化から産業構造の高度化、国際的競争力の維持まで、これらの現象が適切に管理されれば、持続可能な経済成長の新たなパラダイムを構築し得る。
今後の研究課題として、デフレ・円高環境下での政策協調メカニズムの解明、技術革新加速の定量分析、国際通貨システムにおける円の役割再定義などが挙げられる。