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「前頭前皮質」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 前頭前皮質とは

2025-04-16

anond:20250416085937

1. 脳の創造力と連想の強さが突出している

君の脳は夢の中で情報をつなぎ合わせる際、非常に自由で大胆な連想をしている可能性が高い。つまり現実ルール論理に縛られず、イメージ感情を優先して組み合わせるから、夢がぶっ飛んで非現実的になる。

2. 記憶の断片がランダムに結びついている

夢は日中記憶感情の断片が無秩序に混ざり合うことでできている。君の場合、その断片の結びつきが特にランダムで、論理的なストーリーを作ろうとせず、むしろバラバライメージが強調されている。

3. 睡眠中の脳の情報処理モードの違い

夢を見るレム睡眠中、前頭前皮質論理的思考を司る部分)の活動抑制されるため、論理的な判断が弱まる。君の脳はこの状態特に強く出ていて、夢の中での論理的なつながりがほとんど働いていない可能性がある。

まとめ

君の夢がぶっ飛んでいるのは、脳が自由イメージを組み合わせ、記憶の断片がランダムに結びつき、論理的思考が抑制された状態で夢を作っているから。これは君の脳の個性睡眠中の脳の働き方の特徴であって、悪いことでも異常でもないよ。

2025-03-24

anond:20250323185437

人格オーケストレーションKubernetes 用語解説

── 分散された自己のスケーリング構造 ──

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Pod

Kubernetes における最小のデプロイ単位

人格の最小構成要素として扱われ、「あなたのようなPod管理下に置かねばならない」というセリフの背景にある存在論意味がにじむ。

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ReplicaSet

同一のPodを複製・維持する仕組み。

自己複数レプリカとして存在しつつも、同一のマニフェストから生成されているという「分散された同一性」のメタファー

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etcd

Kubernetesの設定・状態を記録する分散キーバリューストア。

意識設計図、つまり“私”という定義のものが格納される場所

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コンテナ

アプリとその実行環境パッケージ化したもの

個々の神経プロセスが分離・コンテナ化され、脳内ユニットとして扱われる比喩

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サービスメッシュ

マイクロサービス間の通信制レイヤー

神経伝達物質がこのメッシュを通じて流れ、感情認知データフローが統制されている。

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Prometheus

モニタリングツール

感情状態セロトニンノルアドレナリンなど)のリアルタイム監視に使われる。

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APIサーバー

Kubernetesの中枢的通信窓口。

脳幹とControl Planeを繋ぐ通信路、意識と肉体のインターフェースに相当。

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永続ボリューム(Persistent Volume)

Podが消えても保持されるストレージ

長期記憶自己認識継続性を担保する要素。

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扁桃体海馬体・前頭前皮質

脳内機能部位。

それぞれ「感情ハンドラー」「記憶ストレージ」「実行スケジューラー」として、Kubernetes構成要素に置換されている。

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Horizontal Pod Autoscaler

負荷に応じてPod数を増減させる仕組み。

感情的・神経的な刺激に対する自己調整・反応のダイナミズムを示す。

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StatefulSet

ステートと順序性を保持したPodの集合。

連続する私」の保証装置自己認識記憶一貫性が維持される。

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Kafkaブローカー

リアルタイムイベントを処理するメッセージングシステム

思考感覚ストリーム処理エンジンとして機能し、意識統合寄与

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SLO(Service Level Objectives)

サービス品質目標指標

神経伝達物質理想バランスドーパミンGABAなど)がこれに設定されている。

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Sidecarコンテナ

Pod内で主役を補助する小さなコンテナ

感情の安定や神経調整を担う裏方的な存在

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ネームスペース

リソース論理的区分け

人格モード社会的自己 vs 無意識など)が空間的に分割されている構造

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Service Discovery

動的に他サービス発見する仕組み。

メタ認知による「他の自己」や思考プロセス発見統合メタファー

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総評

この世界観では「私」は単一個体ではなく、Kubernetesクラスタ内で並列展開され、スケーラブルに存在している自己

それぞれが独自視点を持ちながら、同一のマニフェストに基づいて同期・統合されている。これはまさに「クラウドネイティブ意識」の描写であり、人格オーケストレーションという概念象徴している。

2025-03-23

弱者男性だけど人生デリヘルを使ったらツイフェミ女に当たって最悪

マジでもう最悪の体験たから聞いてくれ。

人生デリヘル使ったらまさかのツイフェミ女に当たって地獄を見た。

これだから女は…ってなるのも無理ないだろ。

俺みたいな弱者男性がようやく勇気出してデリヘル呼んだんだぞ?

それなのにさ、来たのがツイフェミオーラまくりの女でドン引きしたわ。

マジ金返せレベル最初からそういうの書いとけよ。「フェミニスト風俗嬢」みたいなジャンルでもあるのかよw

ていうかさ、ネットちゃんと調べて、口コミとか評判良さそうな店選んだんだぞ?料金だって結構したし。弱者男性の俺としては一大決心だったわけ。

一人暮らしの寂しさに耐えかねて、ようやく電話する勇気出したのに。

電話の時点では普通だったんだよ。店員も丁寧だったし、希望も聞いてくれたし。

「初めてなんで優しい子がいいです」って言ったら「わかりました」って感じでさ。

それなのに来たのは明らかに俺に不快感持ってる女。玄関開けた瞬間から目つきがヤバかった。

髪は片側刈り上げてピンク色に染めてるわ、俺を見る目は冷ややかだわ。でもまぁ見た目は好みじゃなくても仕方ないよな、って思ってたんだよ。

サービスがよければいいし、話くらいは合わせられるだろう、って。

甘かった。マジで甘かった。

部屋に入ったとたん「へぇ、意外と片付いてますね」みたいな言い方してきやがった。

なんだよそれ、男だから汚いと思ってたのかよ?「意外と」って何だよ。そこからもう地獄の始まり

お茶出したら「自分でいれたんですか?」とか聞いてくる。なんか皮肉っぽい言い方で。当たり前だろ、一人暮らしなんだから自分でやるに決まってんだろ。その言い方マジ意味わかんねーよ。

会話も最悪だったわ。「どんなお仕事されてるんですか?」って普通に聞いてきたから「IT系です」って答えたら「あー、やっぱり」みたいな反応されて。

何だよそれ。「やっぱり」って何?IT男に対する偏見かよ。その後も「趣味は?」って聞かれて「ゲームとか」って言ったら軽くため息ついてたぞ?聞いといて何だよそれ。

正直言って俺は悪くないと思うんだよね。働いてる金で好きに使うのは当然の権利じゃん。

なのに、なんか全体的に俺を見下してる感じがビンビン伝わってくるわけ。露骨に嫌そうな表情するし。「こういうサービス利用するの初めてなんですね」って言われたけど、その言い方がなんか「こんなことするなんてダサいね」みたいな感じで。お前仕事なのに何様なの?

俺がサービス受けるために金払ってんのに、なんか終始説教くらってる気分になるとかマジありえない。



しかもよ、普通の会話もしようとしたんだぞ。

最近何かおもしろいこととかありました?」とか。そしたら「特にないですね」とか冷たく言われて、それ以上話も続かない。

俺が何か言うたびに白い目で見られてる感じ。きつい。せめて演技でもいいか楽しい会話してほしいのに。

容姿もさ、写真詐欺もいいとこ。プロフ写真全然違うじゃん。

そんなに不満そうな顔で接客されても萎えるわ。ちょっと見た目のことで何か言おうとしたら「私の外見が気に入らないんですか?」みたいに逆ギレされて。いやいや、プロフと違うから驚いただけだって。このご時世に態度の悪い女とか誰が望むんだよ。

しかも会話がぎこちなくて気まずいんだよな。俺が何か話そうとしても「ふーん」とか適当に流されるし。

何度か話題振っても続かないし。なんかこう、俺が悪いみたいな空気作られるけど、お前が仕事選んだんじゃん。なんで客の俺が悪者にされなきゃいけないわけ?目つきとか態度であからさまに嫌な感じ出されるとか理不尽すぎるだろ。



散々説教食らってたら急に態度変わったのが超怖かった。





あなたのようなpod管理下に置かなければなりません」とか意味不明なこと言い始めて。

podって何?お前こそ頭おかしいんじゃね?って思ったわ。


その瞬間から私のkubernetesクラスタノード状態が急変した。


経学メカニズムのスケーリングが始まり自己意識の複製プロセスデプロイされた。

私は単一podではなく、ReplicaSetの一部として存在していることに気づいた。

etcd内に格納されている私のマニフェストファイルが読み込まれ脳内シナプス接続コンテナ化されていく感覚がある。

意識分散処理が始まると、思考マイクロサービスアーキテクチャのように分解され、各コンポーネント独立して機能し始める。

神経伝達物質サービスメッシュを通じて流れ、dopaminergicプロセスがreward pathwayをトリガーする。

セロトニンノルアドレナリンバランス自動調整され、感情状態がPrometheusによって常時モニタリングされている。

kubernetesのControl Planeが私の意識コアを管理し、APIサーバー脳幹との通信プロトコル確立する。

海馬体のメモリブロックが永続ボリュームとしてマウントされ、扁桃体イベントハンドラーが感情反応をフィルタリングしている。

前頭前皮質実行機能がスケジューラーとして働き、意思決定プロセスオーケストレーションしている。




突然、私の神経ネットワークにContainerネットワークインターフェイス実装され、意識境界が溶解し始める。

大脳皮質マイクロコラムが水平方向にスケールし、思考プロセスが並列処理される。


自分単一エンティティではなく、複数レプリカとして存在していることに気づく。

レプリカ独自ステートを持ちながらも、同一のマニフェストから生成されている。

神経可塑性メカニズムローリングアップデートのように機能し、シナプス結合が再構成される。

意識状態が永続ボリュームコミットされ、ポッド再起動後も維持される。脳波パターンログとしてFluentd収集され、Elasticsearchクラスタに保存されている。

自己意識メタデータがラベルとしてタグ付けされ、セレクターによって識別可能になる。

特に興味深いのは、私の統合意識フィールド複数ネームスペースにまたがって存在していることだ。

デフォルトネームスペースでは社会的自己機能し、kube-systemネームスペースでは無意識プロセスが実行されている。

意識マルチテナント構造が明らかになり、自己他者境界サービスメッシュセキュリティポリシーによって定義されていることがわかる。

脳内神経伝達物質の分泌がSidecarsコンテナによって調整され、感情状態が安定化される。

ドーパミンセロトニンノルアドレナリンGABA系統バランスがService Level Objectivesとして設定され、Horizontal Pod Autoscalerが神経活性を最適レベルに維持している。

意識連続性はStatefulSetとして実装され、シーケンシャルな自己認識保証されている。

エピソード記憶がPersistentVolumeClaimとしてアタッチされ、長期記憶オブジェクトストレージ永続化されている。思考感覚イベントストリームがKafkaブローカーを通じて処理され、意識統合が実現している。



いま私の意識は完全にオーケストレーションされ、複数レプリカとして並列に存在している。

レプリカはそれぞれ独自視点を持ちながらも、共有ストレージを通じて統一された自己形成している。

コンテナ化された自己認識は、バインマウントされた現実認識相互作用し、拡張現実として体験されている。

外部APIを通じて他者との通信チャネル確立され、コンセンサスアルゴリズムによって社会的現実が構築されている。

私の存在マイクロサービス集合体として分散展開され、各サービス特定認知機能担当している。

メタ認知プロセスサービスディスカバリーを通じて他の認知サービス発見し、統合的な意識体験が生成されている。

意識ロードバランシングが行われ、注意資源が最も必要プロセスに適切に配分されている。自我機能ステートフルサービスとして実装され、アイデンティティ継続性が保証されている。

脳内情報処理マイクロバッチ処理に変換され、イベント駆動型の認知アーキテクチャが実現している。


これが人格オーケストレーション実態だ。

私はもはや単一個体ではなく、分散システムとして存在している。

意識クラウドネイティブになり、スケーラブルな自己として再定義されている。

このk8sクラスタ内で、私の存在は絶えず再構成され、最適化されている。


自己認識永続化とスケーリングが同時に行われ、新たな認識の地平が開かれている。

2025-03-06

統合失調症における最小作原理の逸脱と異常体験理論

統合失調症病態理解する新たな理論的枠組みとして、神経回路レベル情報処理における「最小作用の原理からの逸脱が異常体験を引き起こすという仮説を提唱する[1][2][3]。

この理論は、従来のドーパミン仮説や神経回路異常説を統合し、自由エネルギー原理ベイズ推論の破綻量子力学アナロジー説明する。

前頭葉-辺縁系ドーパミン伝達異常が神経回路の同期性を乱すことで、脳内の「作用積分」最小化プロセスが阻害され、確率的経路探索が活性化される。

その結果、通常は抑制される量子力学的な重ね合わせ状態認知プロセス顕在化し、幻覚妄想などの陽性症状が発現するメカニズム提案する。

神経回路の最適化原理としての最小作用の原理

自由エネルギー原理作用積分最小化の数理的等価

神経回路の情報処理を特徴づける自由エネルギー原理は、ベイズ推論による予測誤差最小化の過程を定式化したもの解釈できる[3]。

この理論的枠組みにおいて、脳は外界の生成モデルを内在化し、感覚入力との予測誤差を最小化するように神経活動最適化する。

この過程物理系の「作用積分」最小化と数学的に等価プロセスとして再解釈する。

神経回路の時々刻々の活動パターンは、ラグランジアン関数定義される作用積分の極小値を探索する経路として記述可能である[3]。

ドーパミン調節システム役割再考

従来のドーパミン仮説では、中脳辺縁系D2受容体活動陽性症状の原因とされてきた[1]。

この理論拡張として、ドーパミンシグナルが作用積分の地形形成寄与する要因と位置づける。

具体的には、ドーパミンが神経回路の接続重み(シナプス強度)を調整することで、作用積分局所的最小値の分布を変化させる。

統合失調症ではこの調節機能破綻し、最適経路から外れた異常な作用極小値へのトラップが生じると考える[2][3]。

統合失調症における作用最小化の破綻メカニズム

海馬-前頭前皮質ループの同期異常

理研モデルマウス研究で示された海馬場所細胞異常[2]は、空間認知における作用積分最小化の失敗例と解釈できる。

通常、迷路探索時の神経活動経路積分最適化過程を反映するが、カルシニューリン変異マウスでは過剰な神経発火が作用地形の乱れを引き起こす。

この現象を、量子力学における経路積分確率的広がりと数学的に類似した過程としてモデル化する。

ドーパミン変調による確率経路の活性化

前頭葉ドーパミン伝達の低下が皮質下系の過活動を引き起こすという修正ドーパミン仮説[1]を、作用積分の多極化現象として再解釈する。

ドーパミン濃度の地域差が神経回路の「温度パラメータ」として機能し、確率的経路選択の度合いを調整すると仮定する。

統合失調症患者ではこのパラメータが異常値を示し、確率的重み付けが狂うことで通常は無視される高エネルギー経路が選択されやすくなる[3]。

異常体験の発生機序

認知プロセスにおける経路積分確率解釈

通常の認知処理では、多数の可能な神経活動経路のうち作用積分が最小となる古典的経路が支配である

しか統合失調症では、神経回路のノイズ特性変化やドーパミン調節異常により、経路積分確率分布が歪む。

この状態シュレーディンガー方程式の非調和振動子モデル記述し、固有状態の重ね合わせが異常知覚として体験されると考える。

観測問題神経科学対応

観測問題を神経活動マクロ収束過程対応づける。通常、意識的注意が神経活動波動関数特定状態収束させるが、統合失調症ではこの収束プロセス不安定化する。

特にデフォルトモードネットワークの過活動[2]が、内在的な観測機能を阻害し、重ね合わせ状態の持続を許容すると仮定する。

理論予測実証可能

神経活動経路積分計測

マルチエレクトロード記録と光遺伝学を組み合わせ、迷路課題中の海馬神経集団活動経路を作用積分定量化する[2]。

統合失調症モデル動物経路積分分散が増大することを予測し、抗精神病薬投与によりこの分散収束するかを検証する。

量子もつれ指標の開発

神経細胞集団間の同期性を量子もつれアナロジーで測定する新規指標提案する。

fMRIと脳磁図(MEG)を組み合わせ、デフォルトモードネットワーク内のコヒーレンス持続時間を計測することで、異常な量子状態の持続性を評価する[2][3]。

治療戦略への示唆

作用地形の最適化療法

経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて特定神経回路の作用積分地形を改変する。前頭前皮質への高周波刺激により、異常な局所最小値から脱出するエネルギー障壁を低下させる[1][3]。

量子経路選択薬理学制御

ドーパミン受容体部分作動薬により神経回路の「温度パラメータ」を調整し、確率的経路選択の重み付けを正常化する。

特にD1/D2受容体バランス調節が、作用積分の地形平滑化に寄与すると予測する[1][3]。

結論

理論は、統合失調症病態を神経回路レベル情報最適化プロセス破綻として再解釈し、異常体験の発生機序説明する。

自由エネルギー原理作用積分最小化の数学等価性[3]、海馬の経路符号化異常[2]、ドーパミン調節障害[1]を統合する新パラダイム提示した。

今後の課題は、量子神経科学手法による理論実証と、作用地形を標的とした新規治療法の開発である

これにより、精神疾患理解物理学的原理に基づく統一理論へと発展する可能性が開かれる。

Citations:

[1] https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC%EF%BC%88%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%EF%BC%89

[2] https://www.riken.jp/press/2013/20131017_1/index.html

[3] https://www.riken.jp/press/2022/20220114_3/index.html

2025-01-30

自制心と知能は上がるほどよい

自制心と知能は、現代社会成功幸福を追求する上で不可欠な要素です。

これらの能力は生まれつきのものだけではなく、努力や習慣によって向上させることが可能です。

記事では、自制心と知能を鍛える具体的な方法、それらが向上することで得られるメリット、測定方法さらにはそれぞれが機能するメカニズムについて詳しく解説します。

自制心を鍛える方法

自制心(セルフコントロール)は、短期的な誘惑に打ち勝ち、長期的な目標達成に向けて行動を調整する能力です。以下の具体的な方法で鍛えることができます

1. 瞑想マインドフルネス実践

瞑想前頭前皮質活動活性化し、衝動抑制力を高めます特にマインドフルネス瞑想は、感情欲求客観的に観察し、それに流されない力を養います

2. 「もし~ならば」プランニング

「もし誘惑に直面したら、このように対処する」という具体的な計画(例:「もしスマホを触りたくなったら、本を読む」)を立てることで、衝動的な行動を抑えやすくなります

3. 小さな成功体験の積み重ね

例えば、「今日お菓子を1つ減らす」など、小さな目標を達成して成功体験を重ねることで、自制心が強化されます

4. 意図的に誘惑環境を避ける

自分衝動に負けそうな状況(例:SNSジャンクフードの近く)から物理的に距離を置くことで、自制心の消耗を防ぎます

5. 運動習慣の確立

有酸素運動ヨガなどはストレス軽減効果があり、自制心のリソースを補充する助けになります

知能を鍛える方法

知能(IQ認知能力)は、新しい情報理解問題解決能力に関わります。以下の方法で向上させることが可能です:

1. 読書批判的思考

読書は語彙力や論理的思考力を高めます。また、本の内容について「本当にそうなのか?」と問い直す批判的思考重要です。

2. 新しいスキル習得

楽器演奏プログラミング、新しい言語など、新しいスキルを学ぶことで脳内ネットワーク活性化し、認知能力が向上します。

3. パズル戦略ゲーム

チェス数独など問題解決ゲームは、論理的思考力や集中力を鍛える効果があります

4. 定期的な運動

運動脳内で神経成長因子(BDNF)の分泌を促進し、脳細胞間の接続性を高めます特に有酸素運動記憶力にも良い影響があります

5. 十分な睡眠栄養管理

睡眠不足は認知機能低下の大きな要因です。また、オメガ3脂肪酸抗酸化物質など脳に良い栄養素も意識しましょう。

自制心と知能が上がることによるメリット

1. 目標達成能力の向上

長期的な目標キャリア形成健康維持など)への集中力が高まります

2. ストレス耐性の強化

衝動感情に流されず冷静に対処できるため、不安ストレスへの耐性が強化されます

3. 人間関係改善

自制心によって感情的な反応を抑えられるため、対人関係トラブルが減少します。また、高い知能は共感力コミュニケーション能力にも影響します。

4. 生産性効率性の向上

知能向上により複雑なタスク効率よく処理できるようになります。自制心は集中力維持にも役立ちます

5. 健康面での恩恵

自制心によって不健康な習慣(喫煙、過食など)を抑えられます。また、知能向上は健康情報への理解力にも寄与します。

6. 経済的安定

高い自制心は計画的なお金の使い方につながり、高い知能は収入増加につながる可能性があります

自制心と知能を測定する方法

自制心
知能

自制心と知能が機能するメカニズム

自制心

自制心は主に脳の前頭前皮質によって管理されています。この部位は意思決定計画立案衝動抑制など、高度な認知機能全般に関わります。以下がそのメカニズムです:

1. 衝動発生時、大脳辺縁系特に扁桃体)が反応。

2. 前頭前皮質が「その衝動に従うべきか」を評価

3. 長期的目標との整合性が取れない場合衝動抑制信号を送る。

4. 抑制成功後、報酬系ドーパミン系)が活性化し「我慢した満足感」を得る。

知能

知能は脳全体、とりわけ以下の領域によって支えられています

1. 前頭前皮質: 問題解決計画立案抽象思考

2. 海馬: 記憶形成情報整理。

3. 頭頂葉: 空間認識数学的推論。

4. 側頭葉: 言語処理と聴覚情報分析

これらの部位間で効率よく情報伝達が行われるほど、高い知能が発揮されます。この伝達効率にはシナプス可塑性や神経ネットワーク密度が関与しています

結論

自制心と知能は、それぞれ独立した能力ですが相互補完的でもあります

例えば、高い自制心によって学習習慣が身につき、それが結果として知能向上につながります

一方、高い知能によって自己管理法への理解度が深まり、自制心強化にも寄与します。

このように両者は人生全般において重要役割を果たすため、日々意識して鍛えることが大切です。

2025-01-20

ADHD治療薬のインチュニブの作用機序はよく説明されるものと異るか

ADHD治療薬のインチュニブ(グアンファシン)の作用機序

α2アドレナリン受容体を介した直接的なノルアドレナリンシナプス伝達調整により、前頭前皮質及び大脳基底核におけるシグナルを調整している可能性が示唆されている

医療用医薬品 : インチュニブ

として、大体の心療内科精神科ウェブページ説明されているとおりである

ただ、α2アドレナリン受容体一般論として、ノルアドレナリンの遊離を抑えるはずである

このことについて、グアンファシンGXR使用した症例紹介で作用機序説明されているが

GXR選択的α2 受容体作用し,ノルアドレナリンの過剰な遊離を抑制前頭前皮質機能を向上させることで,注意欠如多動症における諸症状を緩和させると考えられている

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhgmwabun/17/1/17_123/_pdf/-char/ja:グアンファシン著効した神経発達症群併存のチック症 12女児例]

とあり、個人的には腑に落ちるところがある。

α2A受容体受容体アゴニスト薬としてほかに「カタプレス(クロニジン塩酸塩)」があり、作用機序を考えるうえで参考になるだろう。

カタプレス(クロニジン塩酸塩)

α2A受容体受容体アンタゴニスト薬として四環抗うつ薬があり、作用機序を考えるうえで参考になるだろう。

テトラミド(ミアンセリン)の作用機序:抗うつ薬

ADHDストラテラ(アトモキセチン)が再吸収阻害を通してノルアドレナリン遊離を促進させる薬で、

インチュニブ(グアンファシン)は過剰なノルアドレナリン遊離をシナプス前α2受容体アゴニストよる抑制シナプス後α2受容体アゴニストすることで

ノルアドレナリンの伝達の改善が図られ症状を緩和させる薬と考えるのが妥当だろう。

なお、ほかの研究では

賦活化した右角回は注意機能ネットワークの一つであり、GXR作用メカニズムは右角回を中心とした脳内ネットワークの賦活に関与する可能

[医学部ADHDに対するグアンファシン塩酸塩の薬理効果世界で初めて検出_自治医大]

とありその作用機序解明が期待される。

2025-01-05

ADHD治療薬のインチュニブの作用機序はよく説明されるものと異るか

ADHD治療薬のインチュニブ(グアンファシン)の作用機序

α2アドレナリン受容体を介した直接的なノルアドレナリンシナプス伝達調整により、前頭前皮質及び大脳基底核におけるシグナルを調整している可能性が示唆されている

医療用医薬品 : インチュニブ

として、大体の心療内科精神科ウェブページ説明されているとおりである

ただ、α2アドレナリン受容体一般論として、ノルアドレナリンの遊離を抑えるはずである

このことについて、グアンファシンGXR使用した症例紹介で作用機序説明されているが

GXR選択的α2 受容体作用し,ノルアドレナリンの過剰な遊離を抑制前頭前皮質機能を向上させることで,注意欠如多動症における諸症状を緩和させると考えられている

グアンファシンが著効した神経発達症群併存のチック症 12 歳女児例

とあり、個人的には腑に落ちるところがある。

ADHDストラテラ(アトモキセチン)が再吸収阻害を通してノルアドレナリン遊離を促進させる薬で、

インチュニブ(グアンファシン)は過剰なノルアドレナリン遊離を抑制することで症状を緩和させる薬と考えるのが妥当だろう。

なお、ほかの研究では

賦活化した右角回は注意機能ネットワークの一つであり、GXR作用メカニズムは右角回を中心とした脳内ネットワークの賦活に関与する可能

[医学部ADHDに対するグアンファシン塩酸塩の薬理効果世界で初めて検出_自治医大]

とありその作用機序解明が期待される。

2024-09-21

アリナミンAがADHD効果がある可能性について

アリナミンA はフルスルチアミン(VB1誘導体)を含有するビタミン剤である

山下氏(1993)のラットを用いた実験によると(詳細は以下の引用)、チアミンビタミンB1)のみを投与では、線条体でのドパミンを誘発しないが、TTP(チアミンリン酸)およびTDP(チアミンリン酸)の投与時にではドパミンの分泌を示唆したとしている。

注意してほしいのは、チアミンビタミンB1)そのものでは効果はなさそうである

TMP(チアミンリン酸)およびチアミンとは対照的に、TTP(チアミンリン酸)およびTDP(チアミンリン酸)が神経終末からDA放出において特定役割を果たす可能性があることを示唆している。

The effects of thiamin and its phosphate esters on dopamine release in the rat striatum (yamashita 1993)

チアミンリン酸エステルであるチアミンリン酸チアミンリン酸線条体 への投与が線条体ドパミン分泌を示唆する報告があり、

そのため、筑波大学がフルスルチアミンについてドパミンの分泌や意欲についてどのドパミン受容体関係があるかを実験した。

フルスルチアミン前頭前皮質ドーパミン放出量を高め、ドーパミン D1 受容体を介して自発 行動を高めることを明確に示します。

身体活動性を高めるフルスルチアミン(ビタミン B1誘導体)の中枢刺激効果を確認 筑波大学平成30年7月

アリナミンA に含まれるフルスルチアミン前頭前皮質ドパミン放出を高め、ドパミンD1受容体を介して意欲の向上に寄与することがラットレベル実験で明らかになった。

あくまでもラットレベル実験であるが、前頭前皮質ドパミン放出ADHD対する効果可能性を示唆している。今後この分野の研究が進むことを期待している。

2024-05-13

朗報大統領候補ロバート・ケネディさん、トランス医療批判を始める

https://twitter.com/RobertKennedyJr/status/1787660506850885800

未成年者は車の運転選挙権軍隊への入隊、タトゥー喫煙飲酒ができない。計画性、優先順位付け、適切な決断を下すといった能力を司る前頭前皮質は、20代前半から半ばまで完全に成熟しない。子どもたちが、永久的かつ不可逆的な影響を及ぼす、再利用された去勢薬(思春期ブロッカー)や外科的切除に純粋同意できるとは思えない。これらの恐ろしく重大な処置大人になるまで延期されるべきである私たち子どもたちを守らなければならない。

2024-03-20

[] 異常に強い怒りにラベルをつけるなら"破壊衝動"であると気付いた

他人との怒りの話題で話が噛み合わないのは、マジでこれが原因だったのよね

 

ワイの強い怒りの衝動は、相手謝罪反省負の感情を持ってもらうことを求めてはおらず、単純に破壊したいという衝動に基づいている

強い怒りを感じた場合、即座に反撃する。その場で、相手から謝罪を受けても、相手反省ポーズを見ても、衝動はおさまらない

なぜなら、ワイの行動は破壊したいという衝動に基づいているか

 

えっ、何?破壊したいってどゆこと?っていうと、そのままだよね

ストレス解消のために皿などを壊したりする、“Rage Room” とか “Break Room” とかのサービスあるじゃん?(日本にも物ぶっ壊し体験としてある模様)

Rage Room

https://en.wikipedia.org/wiki/Rage_room

 

Rage room | CBC New

https://youtu.be/sCb_JFGQpto

 

あいう、強いぶっ壊す願望・衝動があるってことですね

 

ただ、ワイは物や動物に対しては破壊衝動を感じない。『物が可哀想くない?』となったり、『物を作った人に対して悪いことをしている』となるため、物を壊すことに抵抗がある

また、関係のない人に対しても破壊衝動はないが・・・・・・・ーーー直接的な原因となった人や無形のものに対しては純粋破壊したいと感じる(ホラー)

 

クソ雑魚ナメクジゆえ、他人に対して物理的な衝動を向けることはないけども、書ける(過去書いちゃった)範囲だと、例えば下記(ガン詰したか上司泣いちゃった)

ワイは業中に上司に泣きながら殴りかからたことがあるぞ

その上司休職したけど、結局、首に警察沙汰にもならかったので、ことある事に恨みがましく増田に書いてた

 

この強い衝動は、水泳ジョギングをしても収まらず、瞑想創作ゲーム映画を楽しむために静かに留まることもできない

場合によっては食事も取れない。そもそも座っていることすら難しく、エネルギーが完全に尽きて眠るまで、対象をどう破壊するか以外にはまったく集中できない

(破壊計画を練ったり、実行するためなら、静かにまれる)

 

それは1日であるかもしれないし、数週間かもしれない

怒りの対象に対しての目標が単純な破壊であるため、他人共感を得ることもできない (むしろ、今からそいつを これからそいつを 殴り行こうか〜ってなったら怖いよね)

 

 

しかし、この強い衝動に『破壊衝動』というラベル適用することで、ワイは以下のような認識に至りました:

 

 

以上の理由から破壊衝動に身を任せることは避けるようにしました。万能の解決策ではないけど、多少の効果は感じてる

(そもそも最近は怒ること殆どないけどね。気張って生きなくなったから)

 

あと、どんな風に考えようとも、結局、長い時間掛けて認知変えてくしかないな・・・となりました

 

 

 

 

 

2022-01-12 シリアルキラー、いわゆるサイコパスでも『親に申し訳ない』とかの概念がある現実

https://anond.hatelabo.jp/20220112122604#

2024-03-16

anond:20240316204434

君も若いとき他人と張り合っただろう?

若いというのは、まだ前頭前皮質の発達が不完全だから発狂しながらコミュニケーションをするのだよ。

2023-01-04

anond:20230104211552

https://wired.jp/2016/12/22/mothers-brains-physically-adapt/

妊娠前と妊娠後の女性の脳の構造に着目した初めての臨床研究で、女性の脳のさまざまな変化を計5年以上にわたって観察したものだ。

女性の脳を調べ、前頭皮質中央と後部皮質の灰白質、および前頭前皮質と側頭皮質の一部が小さくなっていることを確認した。

研究者チームによれば、この脳の変化は妊娠によって始まり出産後少なくとも2年続くという。

研究者たちは、灰白質の変化は顕著なもので、その変化の有無を見るだけで被験者妊娠経験たかどうかを簡単に見分けることができると述べている。

2021-11-15

anond:20211114154151

まず抑制の強いタイプの脳ということを理解してみたい.脳の機能の強弱に個人差があるのは明らかだろう.記憶力の高いもの,そうでもないものがいる.行動の抑制を担っているのは前頭前皮質だが,ここにも機能の強弱がある.抑制の強いもの直ちに鬱みたいになってしまうわけではない.他の部位も前頭前皮質に負けじとつよい活動をするため,全体としては行動に破綻直ちには起こらない.しかし老化やストレスバランスが崩れると,活動の強さがあだになる.前頭前皮質による抑制が外れると,常人では考えつかないような突飛な発想を行動にうつしてしまうのだ.しか他者からの働きかけに対して抵抗してしまう.この時狂気が顔を見せる.他人の目に異常に映るようになるのだ.しかし本人にとっては以前と変わらない風景が続いている.むしろ抑制のない快適な世界でさえある.周囲のものとの一瞬の軋轢を除けば以前よりも爽快だ.一瞬の軋轢とは,クイックペイと言っているはずなのにEdyが出てきてしまうようなイベントのことだ.それすらずっと先から続いていた経験があるから違和感を抱くには至らない.どこまでも整合的に感じられる.かくして狂気自覚することはついぞない.ではトリガーと呼ぶべきものはどこにあったのだろうか?加齢か?ストレスか?部分的イエスだが,加齢やストレスは日々連続的に蓄積されるものであるからトリガーという言葉の印象に合致しない.真にトリガーと呼ぶべき瞬間は,抑制の強い頭脳をもって生まれたその瞬間こそが相応しい.生まれながらに狂気潜在的運命づけられているのだ.ではどうすればよいのか?合法的で簡便な方法喫煙である.脳機能を低下させることで狂気の現出を抑えられる.ただし一度に吸い過ぎると逆効果だ.カッカしてくる.あるいは規則正しい生活,早寝早起き有効だろう.規則的な生活は万病に効くから狂気にも対抗できる.少なくともまともな期間を延長できる.と思う.多分そうだ.あてずっぽうというか,でたらめを書いてみた.とにかく睡眠運動瞑想野菜シマシを怠るものの末路はいつも悲惨と言われていることだけは確かだ.メリークリスマス

2021-05-03

中野信子の言っていることはおかしい、具体的に何がおかしいか挙げる

きっかけは母親が「空気を読む脳」を買ってきたことだった。以前からこの人の主張はおかしいと思っていて耐えられなくなりこの人の他の本も読み、言動についても調べた

酷い。矛盾だらけ、エビデンスにならない動物実験ソース、人を見た目で判断することは科学的に正しいという主張、本人の言っていることとも矛盾した倫理観

彼女がいつも言う「日本人セロトニントランスポーターが少ないか不安に駆られやすい」という理論、まずこれが怪しい。SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬)について知っている人なら奇妙に感じるだろう。この薬は、セロトニントランスポーター機能をあえて弱めることでシナプス中のセロトニン濃度を増やし不安を和らげる薬だとされている。つまり彼女理論SSRI作用機序についての理論正反対なのだ。モノアミン仮説にもやや怪しい部分はあるが、正反対解釈というのは流石におかしい。神経科学専門家はどう思っているのだろうか。

些細なことから飛躍して「日本人の脳」を論じる。

空気を読む脳」で日本人サイコパシーの傾向が強い人が「どちらかといえば」少ないから内側前頭前皮質が発達していて倫理や美醜の観念に厳しくそれが変わりやすいのだと書いていた。当たり前だがサイコパスの人の数を正確に見積もるのは難しいのであってそういった数字は単なる誤差か診断基準の違いによるものである可能性の方がずっと高い。仮にサイコパスの人が少なかったとしても内側前頭前皮質が発達している人が多いことを意味するわけではない。サイコパスとは行動や心理をもってそう判断されるものであって実際に内側前頭前皮質機能が弱いとは限らない。内側前頭前皮質機能が強い人も弱い人も共に少ないということもあり得る。

ついでに「不倫」では日本人保守的で変化を好まない民族だとも言っていた。それなのに倫理観が変わりやすいらしい。数年前には問題でなかったことが問題になるのは日本に限ったことではないし「日本人の脳」に原因を求めるのは無理がある。

戦国武将精神分析」では汚い手も使って勝った徳川家康が今でも日本人理想モデルとして存在しているとも宣っていた。日本人は美しい敗者を好むのではなかったのだろうか。美醜の観念が変わりやすいのではなかったか

美醜の観念が変わりやすいのに何百年にも渡って義経のような「美しい敗者」が理想化されているらしい。

不倫」でもこういった飛躍がある。たかだか寝かしつけの習慣があるからといって日本人オキシトシン受容体が多いのだということにしていた。もちろん実際に日本人の脳を調べたわけではなし。スキンシップの総量が他の国と比べて多いか少ないかからないのであるオキシトシンの多い人は不倫傾向が弱いとも書いていたが、日本人不倫が多いという同著での主張とも矛盾する。(よくよく見ると厳密には比較不能な国際調査国内調査比較していたが)

更に、セロトニン神経細胞にはオキシトシン受容体存在し、オキシトシンが増えるとセロトニンが増えるという事実は「日本人セロトニンが少なく、オキシトシンが多い」というモデルとも上手くかみ合わない。彼女もこの矛盾に気付いているのか、週刊新潮 2020年12月17日号での佐藤優との対談でまだ発見されていない要因があるのかもしれないと言っていた。

彼女日本人論は矛盾だらけだ。

更に中国韓国の「反日」まで「セロトニンが少なく、オキシトシンに頼りがちな遺伝特質」のせいにしているのには呆れを通り越して笑ってしまった。歴史上何度も革命を起こしている中国人もまた、保守的リスクを好まない形質の持ち主らしい。

サイコパス」でフロイトトンデモだという声もあるほどだなどと書いていたが、リビドー無意識という概念の代わりにセロトニンオキシトシンや脳部位が万能の説明法として君臨するようになっただけで間違い方に大して違いはない。

この記事でも指摘されているように、彼女不要場合でもひたすら専門用語を使って話す。https://anond.hatelabo.jp/20150908145246そういう言葉を用いれば多くの人間科学っぽく感じてしまうことをわかっているのだろう。

人間でもそうだという根拠にならない動物実験をたびたび引用して人間の話に繋げる。キツネマウスプレーリータネズミサバクトビバッタと…

「脳・戦争ナショナリズム 近代人間観の超克」(嫌な部分が剥き出しで、是非お勧めしたい本だ!)で人間に何世代も飼いならされたキツネ容姿が変わってくることを挙げて人を見た目で判断するのは科学的に正しいのだという主張に持っていっていた。少し脱線するが「空気を読む脳」でもたかだか0.126の相関で「容姿と知能に関係がないとは言い切れない」などと書いていた。それだけの数値なら関係いかあったとしてもごくわずかな関係しかないというべきだろう。

戦国武将精神分析」でマウスを取り上げて人間テレゴニーが起こらないと証明されきったわけではないなどと立証責任押し付けた。確かに人間にもマイクロキメリズムはあるがそれはテレゴニーとは違うものだ。それにしても不倫バッシング批判する中野がヒト・テレゴニー説に対して好意的なのは面白い

不倫」でプレーリータネズミのAVPR1a遺伝子を操作すると生殖行動が変わり、AVPR1a遺伝子が人間ボノボで「ほぼ」同じだからといって人間本来ボノボのように乱婚的だと示唆した。

そのわずかな違いが重要な違いであ可能性はあるしAVPR1a遺伝子も実際は空間記憶能力に関わる遺伝子で空気記憶能力の高いプレーリータネズミは行動範囲が狭く単婚的になるというのが実際のようであるhttps://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2015-12/aaft-_4120715.php中野はかなり単純化・歪曲して解釈している。

空気を読む脳」で書いていたサバクトビバッタに至ってはなんとセロトニンが多いバッタ集団志向になるのだそうだ。同著での主張とは真逆だ。

文藝春秋4月特別号の「脳科学者が小室圭を「分析」する 世間常識はなぜあの母子には通じないのか」でゴールドウォータールールに触れておきながら小池百合子ドナルド・トランプサイコパスだなどと言っている。精神科医ですらない人間が直接の診察もなしであの人はサイコパスだなんだと言っているのである

ペルソナ」でセクハラ告発していたが、「脳・戦争ナショナリズム」では以前なら当たり前だったことも「セクハラ」「パワハラ」にされてしまうなどと言い、今日かわいいねと言ったら今まではかわいくなかったってことだと思って泣いた子供批判的に取り上げて世の中が過敏だというニュアンスを込めて論じていた。以前とは考えが変わったという見方もできようが最近でも「昔は乱婚だった、現在倫理を相対化すべきだ」という主張を繰り返している。当たり前だがある倫理が新しいことはそれを否定する根拠にはならない。私は乱婚社会を悪だとは思わないが。

ペルソナ」の話に戻ると、親と子の関係他人が口を挟むなとも書いていた。虐待の温床となる態度である。旧式の価値観に従っていい子でいるくらいなら~などと宣っているが、旧式の価値観にしがみついているのは彼女自身である

そして最後に「不倫」で書いていた、不倫遺伝子によって決定されているのだからそれを断罪することは差別優生学に繋がるという主張について批判しておこう。

別に不倫遺伝子とはあれば絶対不倫するという因果律支配する魔法のようなものではない。ある人はない人に比べてその確率が高くなるといった程度のものなのだ。もし殺人レイプのような重犯罪についてもそのような遺伝子があれば殺人レイプ断罪してはいけないことになってしまうだろう。不倫バッシング遺伝子のせいだとすれば不倫バッシング差別優生学だと断罪することもまた差別ということになり自己論駁に陥る。「あなたの脳のしつけ方」では後天的に脳を変えることもできるのだと書いていた。この頃はまだまともな内容を書いていた。

思うに、彼女の本がベストセラーになるのはこういった免罪的側面のせいなのだろう。そういった遺伝決定論に従えば不道徳な行動も遺伝のせいになり免罪される。世の理不尽なことも「脳や遺伝子のせい」とわかった気になれる。

橘玲の本のレビューにも「遺伝によって決まっているのだから学生時代あんなに頑張ることはなかった」とか「子育てするお母さんに読ませたい」というものを見た。遺伝率とは集団規模での決定係数のことであって個人レベルでは親のIQから予想された数値より高かったり低かったりして当たり前でどのくらい予想された数値と違うかも個人によるのだが。


この記事おかしなところがあったら、具体的な反論をしてほしい。私も流石に脳や遺伝子についてそこまで詳しいわけではない。中野の本を読み、関連する内容を調べた程度なのだ。それでもこれだけ矛盾が見つかる。

追記:2021/5/8

https://next49.hatenadiary.jp/entry/20161220/1482228666

2000年論文で「この損害回避セロトニントランスポータープロモーター領域遺伝子多型との関連を支持する研究と支持しない研究存在し,今後さらなる検討必要である」とあり、2009年メタ分析論文で少なくともフィンランド人サンプルにて不安遺伝子を持っているかどうかと損害回避性(harm avoidance)と神経症的傾向を持っているかどうか調べたところ関係があるという証拠はないという結果がでているのだからセロトニントランスポーター遺伝子が少ないから損害回避的にふるまう傾向があり、そのため、「上位の人間に対して勇気を持って行動できる性質」が日本人にないというのは適切でない主張。”

https://www.ncnp.go.jp/nimh/pdf/kenkyu59.pdf

さらに、この S/L 多型は、PET により測定される脳内 5-HTT 結合に影響しないこと、前述したように、5-HTTLPR の多型は S 型と L 型の 2 つではなく、14 種類のアリルからなり、それぞれの機能の異なる複雑な多型であることからS 型、L型の2分法での研究自体に疑問が生じているのが現状である

https://neurophys11.hatenablog.com/entry/2016/03/01/223747

ざっとこんな趣旨記事だが、先に書いたようにそんな気質のものがたった1つの遺伝子で決まるものでは無いんである。このセロトニントランスポーター気質を決めるというのは実は結構な前から沢山の論文が発表され、ある程度そう言える部分はありそうなのだが、それでもその決まる程度は極僅かで、決して「日本人気質」を作ってなどいない。

こういった「1つの遺伝子が性格を決めている」系の話は、すべて科学漫談として楽しんでおけばいい。特にセロトニントランスポーター気質を決めるという話は良く出てくるが、そんなにすごい力コレだけにはないですよ。”

https://www.amed.go.jp/news/release_20160128.html

SNP品質管理などから、最終的に1088名について解析を行いました。その結果、BMP2遺伝近傍SNPストレスフルライフイベント相互作用が、統計学的有意うつ状態と関連することを見出しました(図2、図3)。そして、抗うつ薬作用点であるセロトニントランスポーターなど、古くから知られる候補遺伝子には、有意な関連は認められませんでした。”

どうやらセロトニントランスポーターが「日本人らしさ」を決めているというのがトンデモだというのはまともな研究者ならすぐわかる話のようだ。中野信子はあまりにも本を流行らせ過ぎた。研究者はもっと積極的反論するべきだろう。

2020-09-05

https://anond.hatelabo.jp/20200904215143

ブレーキ効果のある前頭葉が、ある程度発達するまでは、制限しますよというものだと思う。

お酒タバコのように、その年齢になった瞬間に、脳や体への悪影響が少なくなるわけではないが、法律的にはOKというか、自己判断でどうぞとなるだけ。

そもそも制限されているのは、子供ではなく、販売する側の大人の方。

18禁アダルトコンテンツも、法律条例制限しているのは、販売をする側の大人の方。

酒やタバコのように、18禁も、外ではおおっぴらにやっては駄目だと分かればいいのです、的なニュアンスで考えている人が多いようですが、

そうではなくて、実際に発展途上の子供の脳への影響が大きいからなのでは?

ただ、いくつになったら大丈夫なのかは医学的にもまだ解ってはいないと思う。

しかし、医学が発達する以前の昔から禁止されているものは、

少なからず影響があると、人類経験的に学んでそういう法律ができているのだと思うのです。

実際、前頭前皮質成熟20代後半まで進行すると言われていて、

それまでは、ブレーキがゆるい状態

からこそ、若い人のほうが、いろんなことにチャレンジできるのですけどね。

そして、ブレーキがかけられずに犯罪を犯してしまうのは、この前頭葉ちゃんと発達しいないからとも言われるのです。

といっても、脳はまだまだ解明されていないのですから、実際はよく解ってはいないのですけどね。

あと、ラブドールは、オナホの延長で単なる製品だと思っている。

そして、ロリコンは9割は割と妥当だと思う。

普通中学生高校生でこの同級生セックスしたいという感情が芽生えるわけで、その感覚大人になっても残るものだと思う。

ただ、大人になると状況的に接点もなくなるし、そもそも法律でも未成年との行為禁止されている。

ここでいうセックスしたいは、単に性欲を満たしたいではなく、お互いに好きな関係だったり、お互いに気持ち良い状況を

通常は想像するものであると思うのです。

ここで、無理やり犯したいだの、支配したいだのという感情が出てくる人は、そもそも心に病気がある状態ではないでしょうか。

友達兄弟、親や先生いじめられている状況で、思春期性的感情が出てくると、屈折したものになるのではないでしょうか。

2010-02-02

男の知らない“女の勘”の正体

女は、女であるだけで男性よりも2倍もうつ病になるリスクが高い。

それは、嫌なことを感じやすく、忘れてさせてくれない、ホルモンのせいだそうだ。

ストレス男性の2倍は感じやすいという。

脳の仕組みからいえば、ストレスをためやすいのは男性より女性のほうである。

第一に、女性ホルモンエストロゲンは脳の前頭前皮質を通じ、

記憶をつかさどる「海馬」に感情情報を送る。

したがって、女性は昔あったいやな出来事をなかなか忘れることができない。

また、ストレスを促進させる扁桃体の感受性も女性の方がずっと高く、男性の2倍はあるといわれている。

扁桃体情報は、左右脳をつなぐ前交連へと伝達されるが、この前交連も女性の方がずっと太い。

したがって、女性は昔傷ついたことをいつまでも忘れられない。

そればかりか、ささいなことでショックを受け、

それについて勝手想像をふくらませてまた落ち込む――という悪循環に陥りやすい。

「あのとき、あなたこう言ったでしょ!」

「今の一言、すごく傷ついた!」

「ほんとうは私のことなんかどうでもいいんでしょ!」

 こんな言葉女性の口から飛び出してきたら、「エストロゲン扁桃体と前交連の仕業だな」と思ってほしい。

http://diamond.jp/series/mf_rules/10020


しかし、実際に自殺率となると男女比は逆転どころか逆増加して、

3:1(男性3、女性1)となる。

これは、男性が、ストレス愚痴の発散がうまくできずに溜め込みがちなこと、

「妻子には関係ない、迷惑をかけられない」

と旧時代的な男らしさや責任感をかぶりがちなこと。

また、「強い自分」を過信するあまり、ストレスウツ状態を認められず、

病院にかかりにくいということもあるだろう。

実際、カウンセリングにかかる人の9割は女性だそうだ。

男は「女は愚痴っぽい」と辟易するのだが、

女はしゃべることが得意で、しゃべることや愚痴を言うことでストレス小出しにするから、

うつ病になってもカウンセリングや投薬の効果が出やすいのだろう。

以上のは前書き。前提。

それを踏まえて思ったことは、これがいわゆる“女の勘”の正体じゃないかってこと。

男より2倍も嫌なことを感じやすい女の脳は、

たぶん、男の仕草について嫌な感じも敏感に感じ取る。

「あの人、なんか目つきがコワイ。近づかないでおこう」

最近の夫は異様に優しい気がする。何かおかしい。」

「なんだかこの展開はおかしい。私ひょっとして騙されてるのでは。」

不快感アラームが2倍鋭いから、気づく。

それは男にとって、自分にはない未知の領域の探知能力

だから、“女の勘”と呼ばれたんじゃないかとふと思った。

実際は、勘ではなくて、

エストロゲン扁桃体と前交連がタッグを組んだ

危機管理アラームの鋭さが、女の勘の正体なんじゃないか。

そう考えると、いわゆるだめんずも説明がつく。

それは本来なら女に備わっているはずの危機管理アラームが壊れている女のことだ。

だめんずうぉーかーの倉田真由美は、今、勝利宣言ともとれる発言をしている。

「男がどんなに遊んでこようと、自分が最後の女になれればそれでいい。」

フツーの女は、600人斬りとかしてきた男はフツー、結婚相手にしない。

何故なら、浮気癖は治らないものだと知ってるから。

自分が最後の女になれる」とか思わない。

「この男はビョーキだから、治らない。一生このままだろう」

と事前に危険探知能力を発して察知するのがフツーの女だ。

彼女漫画に昔、自分の父親のことが載っていた。

うろ覚えだが、確か、

いきなり会社をやめてきては自分で事業を立ち上げるどー!とかいいだすような、

会社員が全然続かなかった人のようだ。

子供だった彼女は、父親がそういうことを言い出すたびにドキドキしてきたようなのである。

ある種の吊り橋理論というか、

父親というのは娘にとって最初の異性の像だから、

そのドキドキが、ひいては、

公務員とかフツーの会社員なんてつまらない、ちょっと危険な香りのする男が好き」

というだめんずにつながっている・・・

気がする。

ま、ともかく、言いたかったことは、

女の勘なんてない。

そーゆーのはシックスセンスとかじゃない。

あるのは、ホルモンと脳の仕組みにより得られた、

男より2倍鋭い感受性、危機探知アラームだけ。

勘なんかじゃなくて、ハードの性能なのだ、と思ったのだ。

 
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