lynx   »   [go: up one dir, main page]

「処女作」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 処女作とは

2025-04-29

goo blog サービス終了のお知らせ  田中秀臣の「ノーガード経済論戦」 野口旭『エコノミストたちの歪んだ水晶玉』東洋経済新報社 2006-03-09 | Weblog

 いままで曖昧陰湿批判が横行していたムラ社会であった日本経済論壇の中で、革命的ともいえる実名批判箇所を明示しての率直な議論姿勢を示した『経済学を知らないエコノミストたち』(日本評論社)や『経済論戦』(日本評論社)に続く、野口氏の00年代経済論戦の記録を生々しくとどめた最新論説集である題名の「エコノミストたちの歪んだ水晶玉」というのは聞きなれない言葉である。本書によれば、「経済学は役に立たない」という世間一般の抜きがたい批判に答えることを目的にしているという。著者は、経済学は予測科学として十分に役立つが、世間で役立たないと思われているのは「歪んだ水晶玉」=間違った経済理論で預言を行う「エコノミスト」たちの活躍に原因のひとつがあるという。実際に野口氏が90年代後半から現在まで経済論壇で行ってきたことは、この「歪んだ水晶玉」で預言するエコノミスト評論家そしてメディアなどへの容赦ない批判だったといえる。

 

 本書の後半は、当「ノーガード経済論戦」を読まれている読者にはなじみ深いHotwired掲載された「野口旭 ケイザイを斬る!」をベースにした02年から04年までの当時の経済論戦の見取り図とその批判的な検証になっている。特に経済の動きは複雑でありマクロ経済学のような単純な論理では十分にとらえることができないと主張する論者の多くが、実は単純な自らの意見カムフラージュするために複雑系な話を利用していることが指摘されていることころなど改めて参考になる。

 

 前半は最近経済政策論争をベースにした最新版野口氏の経済見通しと政策への批判検証が収録されている。その要点は、1)小泉政権構造改革路線検証、2)03年から04年にかけて明瞭になった景気回復の原因、3)今日量的緩和解除論議をめぐる見通し のおおよそ3点に分けることができよう。

 

 1)の点であるが、これについては小泉政権構造改革路線が、日本経済の停滞が非効率部門存在という構造的な問題にあり、これを淘汰することで高い成長率を目指すという「清算主義」であったこと、そして構造的な要因が日本経済の停滞の原因ではなく循環的な要因である需要の不足にこそ真因を求めるべきことが明記されている。

 

 個人的な回想で申し訳ないが、小泉政権清算主義的な色彩の強かった01年当時の政策批判を行った野口氏と私の共著『構造改革論の誤解』(東洋経済新報社)は、私の事実上処女作の一つであり、そのときから野口氏は経済論戦を分析する上での私の教師でもあり抜きがたい目標でもあった。当時は「構造改革自体の満足のいく経済学的な定義さえも不分明であり、それを野口氏は同書でクリア説明し、もって構造改革マクロ経済政策は異なる政策目的に割り振られる政策であり、両者を適切な目的構造改革ならば構造問題マクロ経済政策景気循環問題)に割り当てるならば矛盾もしなければ競合もしないこと、さら適用する目的小泉政権のように誤まるとそれは経済社会の低迷をより深刻なものにすることを説いた。

 

 ところで本書によると小泉政権の当初の清算主義的な性格は、「国債発行枠30兆円以下」を公約にした財政再建路線に明白だったが、不況の深刻化からこの清算主義的な路線は早々に放棄されることになった。そして実態的には「循環的財政赤字」の発生を放置することで事実上受動的にではあれ)景気の落ち込みの下支えに貢献したことを指摘している。この点については、私も当ブログ裏声で語れ! 小泉構造改革」で説明したことがあるので参照されたい。

 

 また竹中平蔵経済財政担当相(当時)の金融就任とそれに伴って発足した「金融分野緊急対応戦略プロジェクトチーム」とそれが打ち出したいわゆる「竹中プラン」(金融再生プログラム)の評価は興味深い。当初、このチームにごりごりの清算主義者として名高い木村剛氏が加わったこともあって、いわゆる竹中木村ショックで日本株価は急降下した。政府不良債権の抜本的な対策銀行企業の統廃合に積極的にのりだすという懸念マーケット国民の間に広がった。しかし実際には清算主義路線放棄しつつあった小泉政権にあっては、その後のりそな銀行への公的な救済に端的に表されたように銀行を潰すようなハードランディング路線放棄された。竹中プランは骨抜きになったかみえた。しかし、本書ではマクロ経済的な清算主義放棄したものの、この竹中プラン金融庁が大手銀行を中心とした不良債権処理に不必要なほど過度の介入を行うことにお墨付きを与えてしまい、規制ハード化が資源誤配分を招来してしまたことを指摘している。この竹中プランへの評価妥当だろう。

 

 2)の点については、今日景気回復主動因についての分析である。それは簡単にいうと財務省円安介入と、それと連動した日銀当座預金残高の引き上げという量的緩和政策が重なったことが契機となっている。この事態を本書では「なし崩しのレジーム転換」という表現を使っている。これは私流に表現すれば、あくま財務省主導のデフレ対策としての円安介入であり、それを福井総裁意図せざる形でサポートした量的緩和政策のあり方を表現しているのだろう(本書では触れられていないが福井総裁は明確に財務省円安介入をサポートしたこと否定している)。野口はいわゆる中国特需表現されたり、アメリカから日本株式市場への投資が盛んになったことなど、外的要因が堅調であれば政策対応受動的でもかまわない、というスタンスである

 

 「以上から日本経済の二〇〇二~〇三年以降の契機回復様相については、ほぼ次のように整理することができる。まず、その最大の牽引車は、外需の拡大であり、それをもたらした世界的な景気拡大であった。しかしながら、国内マクロ経済政策リフレ的な方向へなし崩し的に転換されていたということも、同様に重要意味を持った。それは具体的には、二〇〇三年秋から〇四年初頭まで行われた、財務省の巨額為替介入日銀金融緩和の同時遂行という形でのマクロ政策協調である。つまり、今回の日本景気回復国内マクロ経済政策の両方に支えられて、かろうじて定着したのである」(本書20頁)。

 

 すなわち浩瀚喧伝されているような、「構造改革景気回復寄与した」のではなく、先の説明どおりに循環的要因=総需要不足の改善外需好転政策対応によってもたらされたというわけである

 

 3)については、現状の景気回復不安定であり、より一層のリフレ政策重要性が強調されている。そのため06年末頃まではデフレ脱却をめざすリフレ過程(少なくとも現状の財政金融政策スタンスの維持)であるさらに第二段階は金融政策正常化のための段階であり、量的緩和の解除、インフレ目標の導入、プラス政策金利への復帰などが目指される。これはほぼ2007年半ば頃であり、財政再建はその後の第三段階となる。野口氏は現時点での量的緩和解除はリスクありすぎて日銀採用しないだろうとみている。だが、この野口氏の楽観的な見通しだけが本書を通じて外れてしまいそうである。もちろんそれは野口氏の誤りではなく、通常では考えられないほどのリスクをあえて選択した日本銀行の誤りなのである

 

 本書は他にも、リフレ派の正しい定義、「声の出るゴキブリ」とリフレ派を批判した山崎元氏のその後、木村剛日本振興銀行の「実験」へのエール(?)など微苦笑を禁じえない記述も多く、あっという間に通読できてしまう。学ぶべきことが多い本書は野口氏の論戦の記録だけでなく、迷走する日本経済論壇の記録としても重要である

 

2025-04-10

30代になってから読んで面白かった本

今年で35歳になります。30代前半に読んで面白かった本を挙げていきます(書名/著者名:一言感想

小説

・息吹/テッド・チャンSF短編集。『ソフトウェアオブジェクトライフサイクル』が好き

アンナ・カレーニナ/トルストイ鉄道駅での出会いのシーンが印象的。アンナ

冗談/ミラン・クンデラ:これで処女作と知って驚いた

最愛の子ども/松浦理英子:すごく好き

航路/コニー・ウィリスタイタニックと聞くとこの小説を思い浮かぶ体になってしまった

セロトニン/ミシェル・ウエルベック:一次産業はどこの国も厳しいんだなと思いながら読んでいた

人間たちの話/柞刈湯葉SF短編集。『たのしい超監視社会』が好き

・天の光はすべて星/フレドリック・ブラウン:70年以上前に書かれた宇宙開発を巡るSFだが、今読んでもとても良い

プロジェクト・ヘイルメアリー/アンディ・ウィアー:映画化意図せずネタバレを踏む前に読んでほしい

親衛隊の日/ウラジーミルソローキン:楽しいディストピア小説

・ミドルマーチ/ジョージ・エリオット:偉大なイギリス小説第1位(2015年BBC)は伊達ではなかった

・けものたちは故郷をめざす/安部公房短編の印象が強い著者による長編ノワール

小説以外】

独ソ戦 絶滅戦争惨禍/大木毅:まさかヨーロッパ戦争が起こるとは、この本を読んだときには想像もしていなかった

・地の底の笑い話/上野英伸:炭鉱労働者生活仕事を描く一冊

・「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済/小川さやか:知らない世界を知るのは純粋面白

・私はすでに死んでいるーーゆがんだ〈自己〉を生み出す脳/アニル・アナンサスワーミー:脳神経科学から考える「自分」の概念

・聖なるズー/濱野ちひろ:これまた知らない世界だった…

ルポ トランプ王国ーーもう一つのアメリカを行く/金成隆一トランプ大統領1期目の頃のアメリカルポ。続編の「2」も読んだ

世界インフレの謎/渡辺努コロナ禍後の世界的なインフレを取り扱った一冊

現代ロシア軍事戦略/小泉悠:ニュースを見る際の補助線として手に取った

イワナの謎を追う/石城謙吉:知り合いに進められて読んだが面白かった

スマホ脳/アンデシュ・ハンセン自戒として

・天路の旅人/沢木耕太郎大戦中の中国密偵として潜入した西川一三という人物の足取りを追うノンフィクション

皆さんの30代になってから読んで面白かった本を教えてください。

2025-03-28

anond:20250328203231

他人が作ったゲームは初期開発費3年で220億円

年間110億円分の追加コンテンツ開発

グラフィック音楽エンジニアも一流人材

その上Web上や現実でのプロモーションにも億単位かけてる

そういうゲーム基本無料で出てファンを大量にあつめてる

こんな時代に凡人がひとり3ヶ月かけて作った処女作が本気で売れるとでも?

人気ゲーム作中のミニゲームやおまけのWebゲームクオリティにすら追いつけてないのがオチだろう

2025-03-12

底辺絵師ワイ「skebやるか・・・

底辺絵師ワイ「まずは5000円からでええか」

ドサッ!つ100件近くの依頼

クライアント「〇〇(90年代?のマイナーアニメキャラ)の石化描け」「〇〇(マイナーキャラ)がボテ腹凌辱されて構図がどうのこうのを描け」「遊戯王バイザーショックデス(←作画コスト重)に〇〇(マイナー)が痛ぶられてる絵描け」

ワイ「はいいぃ〜〜〜」

(1年後)

ワイ「もう依頼描きたくないンゴ・・・知らないキャラの好きでもない陵辱ばかり書かされてキツいンゴ・・・

FANZA広告「(下手くそな絵)いや〜んw」

ワイ「なんだこれwこんな下手くそが一丁前に広告出しやがってwどれ、販売ページ見てやるか」

【下手くそな絵の漫画770円、販売数114514本!】

ワイ「なんだこれは・・・たまげたなぁ・・・ぼくもこれやる!」

(数ヶ月後)

ワイ「しゃあ!skebで依頼されまくる人気作家ワイのDL同人処女作や!1枚5000円の絵を依頼するアホが大量にいたんやし30ページ660円漫画は爆売れやろ^^」

(1ヶ月後、ワイの処女作販売10本」

ワイ「なんで?」

(それから3年色々描く)

DL同人10本目のベテランのワイの新作

1ヶ月で20

ワイ「なんで?」


2025-02-19

ジュリアン・ムーア著作トランプ政権焚書される模様

ジュリアン・ムーア(64)がおよそ20年前に発表した児童書が、トランプ政権により発禁処分となったという。『フレックフェイスストロベリー』が国防総省運営する学校禁止となったことに、ジュリアンは驚きを表している。

自身国防総省下の学校出身で、ベトナム戦争経験した軍人の父を持つジュリアンはインスタグラムにこう綴っている。「私の処女作『フレックフェイスストロベリー』が、トランプ政権によって国防総省運営する学校禁止とされたことに大きなショックを受けています。『フレックフェイスストロベリー』は、自分そばかすが大嫌いで仕方のない7歳の少女が、人はそれぞれ違うのだということに気づき、受け入れていく姿を描いた半自伝物語です」「これは誰もが苦しむことはあるけど、人間性コミュニティによって結束しているということを私の子供や他の子供たちに思い出してもらうために書いた本です」「私は当時国防省運営していたドイツフランクフルトにあるフランクフルトアメリカンハイスクールの誇り高き卒業者なので、今回のことになおさら驚いています。私はベトナム戦争経験し、米軍にずっと従事していた父の元育ちました。父と母国への父の貢献はこれ以上ないほどに誇りに思っています」「軍人の親の元で育って国防省学校に通う私のような子供たちが、同じような経験をした人物による著作を手にすることが許されないということはとても悔しいことです」

https://nordot.app/1264363044869701814

増田「そんなことより赤いきつね赤いきつね

増田「女体エロ表現以外は別に規制されてもいいです」

2025-02-06

初めて作った彼女って、

まり処女作彼女ってこと?

理論上は、処女作彼氏存在し得る。

2025-02-02

The friends of Ringo Ishikawaが急にアプデしまくってる

2018年発売のゲームなのになんでだ

作者のyeoは一昨年にFading Afternoonをリリースし、Switch化や主要国ローカライズが終わり落ち着いて暇になったか処女作いじりをやっているのだろうか

yeoはロシア人だが割れ日本ゲームばかりプレイする幼少期だったため日本舞台ゲームをつくっている

ロシアでは不良ガキが割れゲーム路上販売をする文化があり、yeoも不良にゲームをもらって夢中になったという)

yeoのゲーム制作背景はムダに殺伐としており、「家に帰ったら父がギャングに襲われて血まみれになっていた、その経験ゲームに取り込んだ」

「窓から不審者が入り込みPC破壊されたので制作途中のゲームデータが吹っ飛んだ」とかがある

The friends of Ringo Ishikawaは80-90年代ぐらいの日本舞台で、不良少年・石河倫吾とそのマブダチたちの物語

結末の物悲しさがいい

幽遊白書で幽助はバトルジャンキーのままなのに、桑原は地に足つけて受験勉強やってるという終盤のあのさみしい感じ

倫吾は永遠に終わらない不良バトル漫画世界を生きたかったが、マブダチたちはもうそれぞれ進路を見据えて生きている

いいよね・・・The friends of Ringo Ishikawa

2025-01-18

"処女作"とか"処女航海"って言葉おかしくない?

もう出版しちゃってんじゃん

"ロストバージン作"でしょ

もう航海しちゃってんじゃん

"ロストバージン航海"でしょ

異議ある??

2024-11-23

anond:20241123035750

複数形……。

そのうち自分処女作に1thって書いちゃいそうな無学っぷり。

2024-10-12

もう一度デジャ・ヴ

Amazonレビュー

https://amzn.asia/d/ccZstpV

5つ星のうち4.0 ちょっと意外・・・

2012年10月4日日本レビュー済み

今までに幾つか村上由佳作品を読んできましたが、今作は間違いなく異色なものになっていると思います

今回はファンタジーということで、ジュナイブものと言いますか、コバルト文庫にありそうな内容になっています

前世記憶因果、時を超越する恋、また主人公純粋さも相俟ってとってもロマンチックです。

所々粗さはあるように思いますが、短くまとまっているのでオススメしいます

ここからスタート

2017年6月4日日本レビュー済み

村山作品の中でも、特にスピード感が早く、描写も軽いという印象。

前世運命が一応のテーマになっているが、過去現実リンクが重点的に描かれているわけでもない。あくまでサラッとしか描かれていたので、読後感がほとんどと言っていいほど無かった。

そんなわけで、自分の中では、本作はあくまで初期作品であって、「ここからスタートしたのだなあ」村山由佳さんについて物思いに耽るためだけの小説になってしまった。

5つ星のうち4.0 なかなか。

2006年9月18日日本レビュー済み

他の村山由佳さんの作品に比べたら大分薄いです。

話の内容っていうか、本の厚さとか。文字も大きいです。

小説にどっぷり浸かってて「重いものが読みたい!」という人には多分物足りないでしょう。

ストーリーの内容は漫画にしたら面白そうだなぁ、って感じです。

テンポがよく、さらっと読めて戦国時代の物の割には難しい所は無い。

なので、普段まり本を読まない人にオススメします。

5つ星のうち5.0 村山さんの処女作

2005年9月13日日本レビュー済み

この作品を書いた時は、まだ、

物書きとしての心構えもできておらず、

若書きだと、村山さん本人が後書きで書いています

ストーリーは、凝っているとか、

オリジナリティを感じる作品ではなく、

何処かの映画で見た事があるような気すらしますが、

女性視点から書かれた、男性主人公感情などは、

今の作品もつながる、村山さんらしいものだと思いました。

ストーリーに入りやすく、読み入ってしまいました。

簡潔に言って、面白かったです。

現在前世物語が各章で交差しながら進むので判りやすかった。

エンディングも、その先の物語を読みたくなるような

いい終わり方だった。

珍しく・・・

2002年11月12日日本レビュー済み

村山由佳の本にしては、珍しく(?)ハッピーエンド(?)の作品です。他の作品に比べたら、まだ初期のころの作品からというのもあるのでしょうけれど、なんだか若々しい、新鮮な感じのする作品です。

けれど、やっぱり初期作でも村山由佳に変わりはなしって感じです。

読み終わったあと、やっぱりいつものようにじ~んとしてしまいました。さわやかに感動できる話です。

お勧めです。

2024-09-03

処女作”って言葉あるけど

正確にいうと“処女喪失作”の省略形だよね? 

作り上げて世に送り出した時点で“処女”じゃなくなってるよね?

で、作者が男なら“童貞作”というべきだよね?

2024-06-24

童貞作、童貞航海はなぜ褒められないのか

なぜ処女作処女航海は受け入れられる(しかも良いニュアンスで)のか

2024-06-02

anond:20240602081413

ゲーム漫画あるあるやろ。敵がヒーローの変身中に攻撃しないのはおかしい、ってマジレスするタイプか?

そういうお約束はそういうお約束がある作品世界観ですって明示があるから受け入れられるんだよ

鳴潮の世界観でやるのがおかしい。戦闘スピード感とも合っていないし、そもそも6幕は短時間にそれを詰め込みすぎだ

失った記憶を探すという目的があってその当てがレンイン様の指示やろ。

それはプレイヤーが"察せる"情報を繫げただけであってストーリーで明確に主人公意志として描かれているわけじゃないだろ

あんだけ主人公がしゃべるのに目的の部分に関しては匂わせどころか漂ってるだけレベル

それに目的がなんであれ、主人公自主的になんか考えてるんじゃなくて周囲のキャラが異様な”察し”の良さで主人公にあれしたら?これしたら?って提案してしかも全部お膳立てしてくれて

すごくなろう、オレツエー作品系譜の都合の良さでゴリ押してるだけ

普通に友人の故郷危機に晒されてて戦う力があるから戦う、とか夢の化け物通して記憶を追うためとか複数理由見つけられるやろ。

ここはストーリーというかゲームレベルバランス問題もあるけど、鳴潮はサブクエストやってなくても音骸集めを進めるだけでガンガンレベル上がってメイン進められるせいでキャラクエストをやってないプレイヤーにとっては思い入れない

キャラによっては初対面状態

これはメインストリー進めるのに前提任務を設定するかクエスト進行前に注意書きするだけで変わる部分だが、それもない。これが処女作でもないのにストーリーの導線が投げっぱなしなんだよ

そんななか全面戦争です、なんてやられて何が面白いんだ

あとこれは多分すぐ直せる部分だとは思うけど会話に対して主人公選択肢がめちゃくちゃ食い気味に表示されるのでプレイヤーが細心の注意払ってないと会話のケツが勝手スキップされていくのでもう内容云々の問題じゃない

2024-02-13

村で話題エルフ夫とドワーフ嫁と婚活漫画を読んだ感想

作者の婚活エッセイからはてな村で思わぬプチ炎上をしている『エルドワ』。

インディーズから(?)今からでもネットで全話読める。

[第1話]エルフ夫とドワーフ嫁 - 小松良佳 | 少年ジャンプ+

感想としては説教臭さはやや感じるけど絵も好きだし普通にいい漫画だなという感じで批判の中に多い「選ぶ側の作品」というのも私は(申し訳ないけど)よくわからなかった。

それより婚活エッセイを併せて読むとどうしても気になってしまうことがある。

これ作者の経験そのままでは?

作者と旦那さんの出会いをほぼファンタジーに置き換えただけでは?と。

作者が自分経験から創作をするのは悪いことではない。

特に処女作(だよね?)ともなればそれまでの人生で得たものや世に言いたかたことが詰め込まれるのは当たり前。

でもここまでキャラクターお話ディテールもあらゆる要素がそのままだったと知ってしまうと

エルフ夫とドワーフ嫁を応援していたつもりが作者夫婦応援していた・のろけ話を聞かされていた

な、何を言ってるのかわからねーと思うが……みたいな心境になってしまう。

元ネタがわかったことで物語魔法が解けてしまったのだ。

婚活エッセイを読むのがもっと先ならそこまで気にしなかったかもしれない。

読むんじゃなかった……。

ところで本作はジャンプ+上での掲載順が低かったそうだがはてな村では人気で改めて見ると毎話「配慮されてる・正しい・アップデートされた作品」と絶賛されていた。

それがエッセイ漫画が見つかったことで言行不一致だと批判を浴びるのはなかなか寓話的と言えるかもしれない。

2024-02-06

自己表現のむつかしさ

 SNSで何を呟けばいいかからない。

共有したい話題はあり、日常面白いことに出会い感動したりもする。

ネタツイのような笑わせる文章を思いつき、ニヤつきながらメモしたりもする。

しかしそれを誰かの目に見せたことはない。

勿体ない気がするのだ。

他人に見せるほど価値あるアイデアならば、どうせなら自分評価に繋がる場所披露したくはないか

もしそのアイデア評価されたとして、自分が何一つ褒めてもらえないならメモ用紙を破って捨てるのと変わらないではないかSNSでは「これ面白いなー誰が書いたんだろう」とはなっても「その誰かはどんな人物なのかな?」とはならない。アカウントという私の代弁者はいても私ではない。

からそのアカウント評価されても私は何一つとして満たされないままなのだ

一言で言ってしまえば"顔を出したい"。顔を出したうえで評価されたい。

私のX(旧Twitterアカウントフォロワーは200人。殆ど業者フォロバ垢。

何もツイートしてないのでこの少なさは当然だ。 

しかし、こんなアカウントでさえ自撮りを載せたいのに載せられない悔しさで悶々としている。

顔を出したら無限の引き出しを開けられるからである絶対面白いって言わせられるのに。

 

 そうまさに、この“顔出し“という行為こそが「自分評価されたい」気持ちの発露である気がしている。

絵師や実況者やら歌い手やら才能を評価された人間が、評価された後で顔を出す理由もこれで説明できる。

結びつけてほしいんだろう、現実自分仮想自分を。

皆が憧れ敬意を抱く存在が「それ自分っす(照)」と公表するのが顔出しなのだ。

あわよくば顔も褒めてもらえたら嬉しいしな。

よーーーーく分かるよ気持ちは。

最近ネタツイッタラー自撮りを載せるしな、みんな承認欲求に飢えているんだろう。

  

 

 さて、こんなことを書いてはいるが本当は顔を出さずとも自己表現がしたいのだ。

処女作が名作になる人物はいない。だからいつか咲ける場所で咲くためにも匿名で誰にも認識されない空間でも七転八起の精神自分を磨くべきなのだアウトプット大事なので、それは絶対に正しい。

けれどもイケア効果のように自分から生み出された発想、才能の断片が余りに美しく素晴らしすぎて、

それが、誰かに真似されて自分のものではなくなってしまうのを酷く恐れている。公共のものになることを酷く恐れている。今もスマホメモ帳にルーズリーフに、無数のネタツイと小説アイデアが窮屈そうに眠っている。

今すぐ、こいつらを解放してやりたいけどできない、何度も書いたように自分評価されないので。

自己表現はむつかしい。自縄自縛なので頑張れば払拭できるくらいの難しさだが、むつかしい。


この文章登録するときも指を押さえつけ歯を食いしばりながら悶々として5分、なんとか公開できた。

何かブログに書くべきだったか、そんなもの持ってないが、匿名で消費するには惜しすぎるな。

そんな価値がないなんてのは薄々知っていて、誰にも読まれなかった時に確信するのだが、

それでも読まれなかったとき嬉しいような悲しいような、ひっそりとした安心感を抱くのだ。

増田、読んでくれてありがとう。拙い文章だが、ほんの少しでも共感できる所があれば嬉しいよ。

2023-12-29

anond:20231229072248

素人男優を務めるのは実は厳しい

主演が大根役者でも脇を名優で固めれば見れるようになるというのはドラマ映画世界では広く知られていることだと思うがAVにも同じことがいえる

見た目だけいい演技素人若い美人処女作からそれなりに見られるものを撮られるのは男優の力量のおかげ

松本人志記事見る為に初めて文春買いますか!→

彼のファンだったせいでクソつまらねえ映画4本も見たじゃねえか

昔の俺を殴りたい!

本当にマジで何でファンだったんだろう。ムカつく。

そういや、放送室リスナーだったから思い出したけど、処女作映画も自信満々だったんだよな。映画たことない人が見ても2時間見続けるのしんどい映画だったよ。

やっぱ芸人師匠いないとダメなんかも知らん。松本人志って叱られたり理念みたいなのを教えてくれる人いなかったんだろうな。王様の期間が長すぎたんだわ。

まっちゃん吉本の言い分じゃなくて被害者の声を聞けばいいのにね

しかし、小沢はいくら神様のお願いでもわ女衒になったら何の為に芸人になったのか?っていう自分への論駁は生まれなかったんかな。

俺は悲しいよ。昔好きだったひとがこんなにダサくなってしまった有様が表出してしまって。人間は脆いなあ

2023-10-27

新作ゲームリバース1999

2章までクリア

最近触ったゲームの中でも感触が良かった

海外産で処女作らしいがそれを感じさせない高クオリティで、個性もある

ローカライズがきちんとしているのも好印象

ただ育成周りやUIアークナイツ味をめちゃくちゃ感じるのは気のせいか

個人的アークナイツUIクソだと思ってるから参考にするのやめた方がいいと思う

2023-10-20

anond:20231020172046

ワイは男だけど、処女作という単語を見るたびに「キモっ」って思うやで。

2023-08-30

処女作」があるのに「童貞作」がないのは差別

あと「処女航海」があるなら「童貞航海」もあるべき

鉄の処女」があるなら「鉄の童貞」もあるべき

ちなみに童貞英語で言うと「virgin」、つまり処女と同じなんだ

日本語だけなぜか「童貞」「処女」と男女別にしている

日本語差別的

童貞処女という言葉もやめるべき

バージン処女」という考え方もやめるべき

童貞に優しくしてほしい

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Лучший частный хостинг