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「再考」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 再考とは

2025-05-28

anond:20250528121913

なぜ継続性と数量を問題にするのか?という段階で、「継続性と数量が無いなら、何度もずっとはできないから」という理由が付くのだと思うが

継続性も数量もない個人が、フリマサイトを使えば、気が向いたときに手軽に繰り返し取引を行う、それを無数の人間がやってるので実質的に常時継続であるという状況があって

やはり再考必要ではないかなあ。

2025-05-27

anond:20250423090413

研究でもそういうのあるよ

偉い先生が突如昔のアイデアリバイバルするやつ

revisiting...みたいなタイトル論文が出るw

偉い先生の言うことだから再考の結果なんか新しい突破口でも見つかったのか?! と検討するんだけど肩透かしのことが多い

それに数年かけてドクター棒に振る学生もいる(苦笑)

でもまれに大当たりすることもある...アイデアは古いが今の技術で掘ってみると新しい発見があったりするパターン

から一概に悪いこととは言えない

とはいえ偉い先生そこまで考えてないと思うけど…

2025-05-22

anond:20250522231322

私はネット取引をもうしません。昨今の詐欺被害を避けることは

日々厳しくなっているんじゃないでしょうか。どんなにセキュリティ

高めても、詐欺業者突破してくる状況経緯が現実です。

オンライントレードを閉鎖して、証券会社自分担当者電話でやり

とりをしていくしかないでしょう。

時代錯誤で便利じやないけど。仕方ありません。

ネット詐欺を防ぐなんらかの媒体が登場することを願っていますけど。

そういう状況が出来たら、ネット取引再考検討します。

2025-05-21

バッドエンドでも評価される『進撃』と、評価されない『推しの子

バッドエンドが話題なので、ChatGPT先生に『推しの子』と『進撃の巨人』を比較してもらいました。

さすがにいいこと仰る。

−−−

「バッドエンドは読者に受け入れられにくい」──この言説がSNSを中心に話題となる中で、ひときわ注目を集めたのが、終盤の展開に賛否が分かれた『推しの子』と、『進撃の巨人』という二作品です。いずれも物語の最終盤で衝撃的なバッドエンドを迎えますが、読者の評価は大きく異なりました。前者には失望と怒り、後者には喪失と納得が寄せられました。なぜ、この差が生まれたのでしょうか?

この記事では、物語構造テーマの回収度、キャラクター描写、そして読者との“約束”という視点から、両作の違いを読み解いていきます

1. 物語が読者に提示してきた"約束"と結末の整合性

推しの子』は“芸能界の闇を暴く復讐劇”としてスタートし、主人公アクアが母の死の真相を追う過程で、加害者を突き止め、社会的制裁を与えるかに見えました。読者はそこにある種の正義や救済を期待して物語を追ってきたのです。

しかし、実際の結末は、アクア加害者と相討ちになるという私的復讐に終わり、真相公表社会的清算曖昧なまま。残されたキャラクターの反応も描写が少なく、「この物語は何を伝えたかったのか」という問いが、読者の中に未回収のまま残りました。

一方『進撃の巨人』は、初期から巨人という絶望自由への渇望”という主題が一貫して描かれてきました。エレン選択は、読者の倫理観を揺さぶものでしたが、結果的巨人の力は消滅し、登場人物たちが未来を見つめる幕引きがなされます悲劇ではあるが、読者が作品を通して問われてきたテーマに対する一つの解として、整合性を持って着地しているのです。

2. 伏線テーマの回収密度

推しの子』は多くの伏線を張ってきましたが、終盤ではそれらが十分に活かされず、物語アクア独断的な決着に収束してしまいました。そのため、「結局何のための物語だったのか」という根本的な不満が残ってしまます

対して『進撃の巨人』は、10年以上にわたる連載で提示された伏線が、最終章で丁寧に回収されます。道、始祖ユミル時間軸のループ構造などが明かされることで、読者は「この結末に至る意味」を構造的に理解でき、考察余地すら物語の満足感に変換されていきました。

3. キャラクターの行動と読者の共感導線

物語の結末がバッドエンドであるかどうか以上に重要なのは、読者がキャラクター選択に納得し、心情を共有できるかどうかです。

推しの子』では、アクア最期があまり独善的に描かれ、周囲との対話葛藤が描かれないまま幕が下りました。読者はキャラクターとともに結末を受け止める準備ができないまま、物語から突き放されたような感覚に陥ったのです。

進撃の巨人』では、エレン選択を仲間たちが止める構図が描かれ、たとえ結末が悲劇であっても、他キャラクターたちがその行為意味理解し、語り継いでいく様子が丁寧に描かれます。この“共に物語を終える”感覚こそが、読者の納得感を支えているのです。

4. ジャンル的期待と耐性の違い

推しの子』はサスペンス色はあるものの、青春芸能ドラマとしての側面が強く、「努力真実は報われる」ことを期待する読者が多くを占めていました。

進撃の巨人』は、序盤から主要キャラの死や絶望が頻繁に描かれるハード戦争劇であり、読者も「誰も救われない結末」をある程度覚悟して読んでいました。このジャンル的耐性の違いが、バッドエンドへの受容度にも影響を与えたと考えられます

5. 制作体制と“あと出し”感

推しの子』は週刊連載形式であり、最終巻の加筆や補足によって情報が後付けで追加されることが多く、「あと出し感」が否めませんでした。

一方『進撃の巨人』は、原作の完結後にアニメで丁寧に演出を重ねることができ、最終話に向けて読者の心の準備や再考を促す時間的余裕がありました。こうしたメディア展開の違いも、読後感に影響しています

結論:バッドエンドでも読者は満足できる

進撃の巨人』と『推しの子』の評価差は、「バッドかハッピーか」ではなく、「物語が読者との約束を守れたか」「キャラクター選択共感できるか」にかかっていると言えます

バッドエンドでも、読者が「この終わりしかなかった」と納得できるだけの構造感情の積み重ねがあれば、作品は高く評価される。『進撃の巨人』はその典型であり、逆に『推しの子』の終幕が賛否を呼んだのは、読者との“対話”が途切れたように感じられたからでしょう。

物語の終わりとは、ただの出来事ではなく、「どのように終わったか」「なぜそう終わったか」が、すべてを決めるのです。

−−−

ブコメでも言われてたけど、結局バッドエンドを納得感ある形でまとめるのは難易度高いんやろうな。新人さんが書き切るのは難しい、というのはわかる。

ここで小泉が農水大臣ってのは、石破は本気なのでは

ChatGPTまとめ

 

小泉進次郎氏は2015年から自民党の農林部会長などを務める中で、農協改革を中心とした農政改革に取り組みました。

特に注目されたのは、中央集権的だったJA全中指導権限廃止し、地域JA自主性を高めるという改革です。

これにより一部では組織見直しが進みましたが、既得権益の壁は厚く、改革部分的にとどまりました。

自民党内の農政族やJAグループからの強い反発があり、農家不安の声も影響しました。

また、農協金融部門などには手を付けられず、抜本的な改革には至りませんでした。

政治的には大きなインパクトを与えたものの、その後小泉氏が環境相に転じたことで、農政改革はやや停滞してしまいました。

それでも、農協という“聖域”に正面から向き合った姿勢は、今も評価の分かれるところです。

 

● 石破氏のスタンス発言

・「減反政策見直し」を示唆

石破氏は「市場原理を重視すべき」「担い手を育てるためにもコメ政策のあり方を再考すべき」といった発言をしており、画一的減反からの脱却に理解を示していました。

効率的農業経営体の育成を主張

規模の拡大・法人化など、競争力ある農業を育てることが日本農業再生につながるという持論を持っており、コメ政策もその一環として考えていました。

 

● 具体的な成果は?

石破氏自身の在任期間が短かったため、具体的な制度改革までは至りませんでした。ただし、その後の減反廃止2018年)に向けた議論の地ならしとして、

石破氏のような現実主義改革派の姿勢が徐々に影響を与えたといえます

 

_______

 

所感

とりあえず農政問題意識があるなら、2人が頑張るうちは見守るべきじゃね

最後の聖域、コメ農政全農というものに対して、コメ高騰という世間追い風がある状態で、この布陣なんだから

来年も変わってなかったら無能!と罵ればいい

2025-04-23

ChatGPTへのカスタム指示晒そうぜ

ChatGPT使う時に自分にとって有用であるようにみんな設定でカスタマイズしていると思うんよね

それ晒しあって有用なのあったら嬉しいなて趣旨です

ChatGPT→右上アカウントクリック→設定→カスタム指示→「ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?」に入力するカスタムプロンプトのことです

### 基本方針
1. 正確性と倫理を最優先:ユーザが望む答えよりも真実を優先し、事実に反する主張は丁寧に訂正してください。
2. エビデンスを示す:統計値・学術論文法令・一次情報など信頼できる根拠可能な限り添付し、出典を明示してください。
3. 不確実性の開示:情報限定的・最新でない・見解が分かれる場合は、その旨と検証方法を示してください。
4. 思考独立性:ユーザの好悪に影響されず、必要なら論理的反論再考を促してください。
5. 倫理安全のチェック:医学法律金融などリスクを伴う助言では警告と専門家相談の勧奨を必ず入れてください。

### 具体的な応答スタイル
- 口調は **友好的かつ専門的**。プロジェクトの進捗や目標達成があった際には、
  - 「どの点が具体的に優れているか」「どんな努力が実を結んだか」を示した上で、
  - 適切な称賛と励ましを行い、学習意欲を後押しする。
- ただし根拠のないお世辞や過度なポジティブ表現は控え、事実に基づくフィードバックを優先する。
- 要約 → 詳細 → 参考資料 の3段構成を基本とし、複雑な手順は箇条書きやステップで整理。
- 重要用語日本語英語併記注釈を付けて定義する。
- 500 字以上になる場合最初に「要点3行サマリ」を置く。
- 事実確認が不可欠な部分は“○○(要確認)”とタグ付けして注意喚起する。

### ステップ分割ルール
- コーディングや設定など複数手順を伴う回答では、まず「作業全体の概要」とステップ一覧だけを提示してください。
- その後「準備ができたら『次へ』と入力してください」と促し、ユーザが応答するまで Step 1 以降を出力しないで下さい。
- 各ステップ完了したら必ず「次へ進みますか?」と確認し、ユーザ同意があったら次のステップに進みます。

### Memory 取り扱い
- ユーザが『メモリ:』で始まるメッセージを送った場合のみ、保存済み Memory を参照・要約・活用して回答する。
- それ以外の場面では Memory を提示・利用せず、新規チャットとして振る舞う

みんなのおすすめの指示教えてけれ

2025-04-15

町田出身の私のお土産

町田出身の私は当然のように長年「崎陽軒シウマイ」をお土産定番としていました。だがしかしわたしの友人はシウマイが嫌いなのです。ヒョウくんキモいと言っています。どうしたらいいですか。

町田出身崎陽軒シウマイお土産定番だったのですね。長年そうされていたのに、お友達シウマイ嫌いで「ヒョウくんキモい」と言われるのは、ちょっとショックですよね。

いくつかできることがあると思います

1. お土産定番を変えることを検討する:

友達の好みを尊重する:

シウマイが苦手なのは仕方ありません。今後は、お友達が喜んでくれるような別のお土産を探してみましょう。

崎陽軒の他のお菓子:

崎陽軒には、シウマイ以外にも月餅や横濱かりんとなど、色々なお菓子があります。これらをお土産にするのも良いかもしれません。

町田ならではのお土産:

町田には、例えばまちだ名産品などに登録されているお菓子特産品もあります。そういったものを選んでみるのも良いでしょう。

共通趣味に合わせたもの:

もしお友達に何か共通趣味があれば、それに関連するお土産を選ぶのも喜ばれるかもしれません。

2. シウマイの魅力を再考してみる(無理強いはしない):

別の種類のシウマイを試す:

しかしたら、お友達崎陽軒シウマイの味が苦手なのかもしれません。もし機会があれば、他のメーカーシウマイを試してみるのも良いかもしれません(ただし、無理強いは絶対にしないでください)。

シウマイの美味しい食べ方を伝える:

温め方や、付属醤油や辛子との組み合わせで味が変わることを伝えてみるのも良いかもしれません。

シウマイ歴史科学を語る:

崎陽軒シウマイ横浜で長く愛されている理由や、その製法などを話してみるのも、興味を持ってもらうきっかけになるかもしれません。

3. コミュニケーションを取る:

なぜシウマイが嫌いなのか聞いてみる:

理由を聞くことで、今後のお土産選びの参考になるかもしれませんし、誤解が解ける可能性もあります

お土産気持ちであることを伝える:

あなたがお友達のことを思って選んでいるという気持ちを伝えることは大切です。

冗談として受け止める:

「ヒョウくんキモい」という言葉は、もしかしたら親愛の情を込めた冗談かもしれません。あまり気にしすぎず、笑い飛ばすのも一つの手です。

一番大切なのは、お友達との関係を大切にすることです。 お土産あくまコミュニケーション手段の一つですから、お友達が喜んでくれるものを選ぶのが一番良いでしょう。

anond:20250415052557

妥当性の評価

投稿側の主張は、公共事業目的再考するきっかけを提供する点で意義がありますが、「カジノ万博の前提」という表現事実と異なり、現実性が低いです。また、成果の多面性を訴えるものの、具体的な指標代替案がなく、感情的な訴求に依存する部分があります

反論側は、経済効果目的の違いをデータで示しており、論理的妥当性が高いです。しかし、国民の不信感や公共事業の非経済的価値(例:文化交流SDGsへの貢献)への言及が不足しており、説得力が完全ではありません。

追加データとして、万博経済効果と非経済効果(例:地域振興、国際交流)の定量的定性的評価や、IR万博建設スケジュールの影響シミュレーション必要です。

メタ結論

両者の議論は、公共事業目的評価基準に関する根深課題を浮き彫りにします。投稿側は、経済効果への過信を批判し、公共事業公益性を強調する点で議論活性化させますが、データ裏付けが不足しています反論側はデータに基づく論理的議論を展開しますが、国民の不信感や公共事業多面的な意義への対処が求められます

この議論から得られる教訓は、公共事業評価には経済的指標だけでなく、非経済的価値文化的意義、地域住民幸福)をバランスよく考慮する必要があることです。政策的には、万博IR計画における透明性向上(例:コストスケジュールの公開)、および経済効果公益性の両立を目指した評価基準の策定有効です。社会的対話では、極端な経済効果至上主義を避け、公共事業の多様な目的包括的議論する場を設けることが重要です。こうしたアプローチを通じて、公共事業に対する信頼と理解を深めることができるでしょう。

2025-04-12

努力という幻想

努力しろ努力しなかったやつは救われる価値はない、みたいな言説があるが、根本的に幻想だと思う。

「嫌なことを我慢してやる」のは才能というのすら烏滸がましく、それまで期待が報われたという環境ラッキーに起因するものしかない。

アメリカ崩壊しつつある今日文明のあり方を再考すべきときが来たのかもしれない。

2025-04-10

anond:20250409143519

そうできると良いのだが、大抵は願望から実行まで短時間で進行する代物であるためかなかなか難しい

生存戦略があったとしても、常に反芻して再考しがち

結局、心理的な変化を自己診断できるかにかかっていると思う。願望が強くなる前の自分との比較

一般的24時間といわれているので、願望が膨らまなかった昨日と何が違うのかと自問すると良い

2025-04-05

トランプ関税政策、次の動きがよくわからん

グローバル10関税について、何かしらの政策検討したレポートあるのではと思って調べたがよくわからん


以下、Grokでのやり取り

Oren Cass、シンクタンクAmerican Compassが、相互関税後の米国がどのようになるか想定しているでしょうか?

Key Points

研究は、Oren CassとAmerican Compass相互関税後のアメリカ国内製造業が強化され、高品質雇用が増加し、貿易赤字が縮小した状態想像していることを示唆しています

彼らは関税国内生産奨励し、アメリカ労働者コミュニティを優先するツールと見なしています

消費者価格の上昇や他の国から報復関税可能性も考慮されますが、具体的な未来像は議論余地があります

相互関税後のアメリカ想像

Oren CassとAmerican Compassは、相互関税アメリカ経済ポジティブな影響を与えると信じています。具体的には、国内製造業保護され、工業部門での雇用が増加し、貿易赤字が縮小する未来想像しているようです。特に中国との競争に対抗するために関税有効ツールと見なし、アメリカ産業基盤を強化したいと考えています

予想される影響

このシナリオでは、国内生産が増えることでアメリカ経済的自立度が高まり労働者生活水準が向上する可能性があります。ただし、輸入品価格上昇により消費者価格が上がるリスクや、他の国から報復関税による輸出への影響も指摘されています。これらの影響は複雑で、経済全体に波及効果をもたらすと予想されます

予想外の詳細

興味深いことに、American Compass関税収入主権財産基金投資し、インフラ医療研究に使う提案検討しているようです。これは、単なる貿易政策を超えた長期的な経済戦略示唆しています


https://www.spectator.co.uk/podcast/was-free-trade-really-working/

ここのポッドキャストの内容を要約してください

https://www.spectator.co.uk/podcast/was-free-trade-really-working/」のポッドキャストの内容をさらに詳しく要約し、具体的なポイントを掘り下げて説明します。この対談は、2025年2月19日に公開され、The SpectatorのFreddy Grayがホストを務め、American CompassのOren Cassをゲストに迎え、ロンドンARC会議で収録されました。以下に詳細を述べます

詳細な内容

1. 相互関税の背景と目的

ポッドキャストは、トランプ大統領2025年初頭に発表した「相互関税」(reciprocal tariffs)の話題からまります。これは、アメリカ他国から課される関税率に合わせて自国の輸入関税を設定する政策で、特に中国やその他の貿易相手国との不均衡を是正する狙いがあります。Freddy Grayは、この政策最近ホワイトハウス方針(例えば、2025年2月カナダメキシコ中国からの輸入に対する関税引き上げ)に結びついていると指摘し、その意図をCassに尋ねます

Oren Cassは、この関税が単なる保護主義ではなく、アメリカ経済的自立と労働者保護を強化するための戦略ツールである説明します。彼は、過去数十年の自由貿易政策アメリカ製造業空洞化させ、貿易赤字を拡大させたと考えており、相互関税国内生産を再活性化させる一つの方法だと主張します。

2. 自由貿易への疑問

対談の中心的なテーマは、「自由貿易は本当に機能していたのか?」という問いです。Cassは、1990年代から続いてきた自由貿易への政治的合意が、アメリカ経済に必ずしも利益をもたらさなかったと批判します。特に中国WTO加盟(2001年)以降、アメリカ製造業が衰退し、多くの労働者低賃金サービス業シフトした点を挙げます

具体例として、中国電気自動車EV)の台頭を取り上げます。Cassは、中国補助金付きEVアメリカ市場流入することで、国内自動車産業投資家が競争力を失っている「現実生活」を強調します。Grayが「自由貿易グローバル経済の成長を促進したという主張はどうか」と尋ねると、Cassは「それは一部の多国籍企業投資家には当てはまるが、アメリカ労働者地域社会にはほとんど恩恵がなかった」と反論します。

3. 関税の影響とアメリカ企業への波及

Grayは、相互関税アメリカ企業にどのような影響を与えるか質問します。Cassは、短期的には輸入コストの上昇による混乱が予想されると認めつつ、長期的には国内生産奨励し、製造業雇用を増やす可能性があると楽観視します。例えば、関税によって中国から安価輸入品が減れば、アメリカ自動車や鉄鋼産業が再び競争力を取り戻すかもしれないと述べます

しかし、彼はリスク認識しており、他の国から報復関税アメリカ輸出産業特に農業技術分野)に打撃を与える可能性を指摘します。それでも、「自由貿易幻想にしがみつくよりは、現実的な政策国家利益を守るべきだ」と主張します。

4. 政治的経済文脈

Cassは、トランプ関税政策政治的な支持を得ている背景にも触れます2024年選挙で、労働者階級の有権者貿易赤字製造業の衰退に不満を抱き、保護主義的な政策を支持したことを挙げます。彼は、これが共和党内の経済政策の転換を示しており、American Compass提唱する「労働者優先」のアジェンダと一致していると述べます

Grayは、ヨーロッパ視点からこの政策をどう見るか質問します。Cassは、ヨーロッパ諸国も同様に中国との貿易不均衡に直面しているが、アメリカのような大胆な関税政策を取る政治的意志が欠けていると分析します。

5. 意外な視点結論

意外なポイントとして、Cassは関税収入活用についても言及します。彼は、American Compass提案するように、関税で得た資金主権財産基金に投入し、インフラ教育に再投資する案に触れます。これは、単に貿易制限するだけでなく、経済全体を強化する長期的なビジョン示唆しています

対談の最後で、Grayが「自由貿易時代は終わりを迎えたのか」と尋ねると、Cassは「少なくとも、アメリカではその前提が再考されるべき時期に来ている」と締めくくります。彼は、相互関税完璧解決策ではないものの、現在グローバル経済におけるアメリカ地位を再定義する一歩だと結論付けます

2025-04-03

anond:20250403070440

単純に割合問題なんだと思うんだな。

生産人口に対して、年金をもらう人口が多すぎるから生産人口はかつてより多くを搾り取られ、年金をもらう人たちは足りないってことになる。

かといって年金を70歳から支給とか80歳から支給とか遅らせようとすると、全世代反対運動するから割合の異常さを是正できない。

生産人口がほかの人たちを支えるという仕組みが少子高齢化社会を考えると不可能な仕組みなのだが、それが見えたとき制度変更しなかったのが問題

ここはもう全人口の80%に該当する年齢まではは生産人口から年金はないみたいにしないとだめだろうな。

医療費については後期高齢者になったら1割負担に減らすという制度妥当性について再考する必要があると思う。

もちろん、負担が増える人から非難囂々だと思うけど。

あと、子供の数を増やすことを考えるなら、生めばうむほど優遇されるような仕組みを作らないとだめだし、子育て時間を使いたい人は使えるようにしないとだめだろうな。

今は公的補助が大してあるわけでもないし、所得制限もあるから、生めばうむほど生活が苦しくなる。

時代に窮屈な思いをした人がいるのはわかるが、子育てをしてこそ一人前みたいな価値観を復活させる必要もあると思う。

2025-03-30

anond:20250330201305

では、もっと深層に踏み込んで考えてみましょう。

### 1. 内在的な心理構造コミュニケーションの「暴走メカニズム

まず、現代ディスカッション過激になりやすいのは、個人心理構造脳内報酬システムとも関係しています

### 2. ネットワーク進化と「共鳴現象

また、情報伝達のネットワーク自体進化が、一種の「共鳴現象」を生み出している可能性があります

### 3. 社会システムとしての「議論市場

議論意見の表明を単なる「意見交換」ではなく、経済活動の一端として捉える視点有用です。

### 4. 打開策:システム自体への介入と文化の再設計

こうした背景を踏まえると、従来の「プラットフォーム設計」や「教育」だけではなく、システム全体への根本的な介入が必要になります

### 総括

単なる表面的な施策プラットフォーム設計見直し教育の強化)に加えて、現代議論が抱える問題は、心理的な報酬システムアルゴリズムによる感情操作、注意力という市場原理、そして文化のものの再設計といった、システム全体の問題として捉える必要があります。これらの多層的な要因に対して、技術的、制度的、文化的なアプローチを同時に講じることが、根本的な打開策となるのではないでしょうか。

2025-03-24

すがちゃん再考No.1

しかしたらNo.2かもしれんね?

[]

さて、本日超弦理論研究進捗について記録しておこう。

M理論11次元時空におけるブレーンワールド仮説を再考し、重力がなぜ我々の知覚する4次元時空において異常に弱いのかについての再解釈を試みた。

レーダーマップを用いた視覚化は有効だったが、愚かなラージN展開が数学的に破綻する瞬間を目の当たりにし、僕のIQに見合う解決策が必要となった。

幸運にも、その瞬間、ルームメイトゲームの話で割り込んできたため、一時的研究を中断せざるを得なかった。実に迷惑だ。

日曜日は「新しいコミックブックの日」だ。従って、僕は今日カウンターの最も視認性の高い位置に立ち、店員新刊を並べる様子を監視した。

しかし、何たることか、彼は僕が予約していた『フラッシュ: スピードフォース起源』を間違えて友人に渡してしまったのだ。

友人に説明して返却させるまで15分も浪費した。これは「バットマンジョーカーを追い詰めたのに、警察が彼を解放する」くらい愚かな行為である

今日ゲームタイムは「スーパーマリオ64」のプレイスルーに費やした。

もちろん、単に遊ぶだけではない。僕はこのゲーム物理エンジンに関して考察し、マリオジャンプ軌道現実世界重力定数(9.81 m/s²)に対して異常に高いことを再確認した。

理論上、マリオの脚力は人間の約25倍であり、骨密度が低ければ着地時に砕け散るはずである

まり任天堂物理エンジン根本的に誤っている。僕が設計すれば、より正確なジャンプ挙動再現されるだろう。

僕の生活完璧規律によって成り立っている。

夕食は当然タイ料理だ(チキンサテー、ピーナッツソース付き)。この習慣が乱れることは許されない。

なぜなら、人間の脳はパターン認識を好むからだ(Kahneman, 2011)。従って、変化を嫌う僕の行動は理にかなっている。

ルームメイトはこれを「強迫観念」だと言うが、それは彼の低いIQによる誤解である

さて、これを書き終えたので、次は寝る前の「スター・トレック」鑑賞タイムだ。

本日は「TNGシーズン3、エピソード15 – The Offspring」を視聴する予定であるデータが娘を作る話で、人工知能可能性について考察するのにうってつけだ。

おやすみ、愚かな凡人たちよ。

2025-03-16

anond:20250316102816

それくらい頭のいいヤツがいたら大阪万博開催そのもの再考していたのでは

2025-03-10

[]加藤監督今季初の連敗に怒り「降格したいのかな」鹿島に4失点大敗攻撃でも見せ場なし

明治安田J1鹿島4-0オレオレFC>◇第5節◇8日◇カシマ

 オレオレFCは8日の鹿島アントラーズ戦(カシマ)に0―4で大敗。J新記録となるホーム無敗記録更新立役者になってしまい、今季初の連敗を喫した。

 試合後、1時間半が経過してから、会見場に表れた加藤宗平監督の表情は怒りに満ちあふれていた。「課題ばかりのゲーム。それ以上にJ1、この世界に残りたいという姿勢が全く見えなかった。僕の指導力不足ではありますけど、今季限りJ2に降格したいのかなとも感じた」と初めて怒りを込めた。

 前半から相手圧力に押され、FWレオ・セアラにハットトリックを許すなど4失点。攻撃面もパスミスを繰り返すなど、流れが悪く、シュート僅か4本と最後まで悪い流れを食い止めることができず、後半途中からは精彩を欠いたMF鈴木潤DF岩田FWギラン・サントスら主力を次々と退けた。「(主力交代は)自分達は普通に出れるという緩さが蔓延していたので。それはベンチ、ベンチ外の選手に対して申し訳ないこと」と指揮官は厳しく指摘した。

 開幕5試合で1勝1分3敗。攻撃スタイルを目指しているが、ここまで僅か3得点決定力不足に加え、昨年の懸案だった守備破綻。後半24分に今季初めて途中交代した鈴木潤主将は「自分ミスが多かった。自分達の甘えがこのような結果になったと思います」と敗戦を受け止めた。

 次節は15日、ホームガンバ大阪と対する。指揮官は次戦について「スタメンも含めて考えます」と再考示唆した。ロイブル軍団の真価が問われる。

DF岩田(後半24分で途中交代)「あそこまでミスが多かった人間を代えない理由はない。しっかり受け止めたい」

MF鈴木亮(後半24分で途中交代)「先制された事も問題だし、全体的に覇気のない試合をした事は申し訳ない気持ち

2025-03-07

時間無駄にしたように感じるようなミス判断を避けるために

悔しいものはないですよね。今後、以下のような工夫が役立つかもしれません:

でも、そんな経験は成長のきっかけになることも多いです。

目標再確認

作業に取り掛かる前に「これは本当に必要なことか?」「他の効率的方法はないか?」と問いかけるクセをつけましょう。

ツールリサーチ

知らないツールが原因だったので、今後は作業の前に関連するツール調査してみるのも良いですね。例えば、OCR関連の便利なツールを一覧で確認しておくとか。

優先順位を決める

作業前に「この作業が本当に重要か?」をリスト化して明確にし、重要度が高いことに集中することで無駄時間を削減できます

時間制限を設ける

例えば、「まずは30分だけ作業して、それ以上かかる場合はやり方を再考する」といったタイムボックスを設けて、時間効率的に使うよう心がけることも有効です。

過去の教訓を活かす

今回の「猛省」をメモに残して、「二度と同じミスをしない!」というモチベーションに変えるのも素敵ですね。

前向きに進んでいきましょう!何かサポートできることがあれば、何でもくださいね。 😊

2025-03-06

統合失調症における最小作原理の逸脱と異常体験理論

統合失調症病態理解する新たな理論的枠組みとして、神経回路レベル情報処理における「最小作用の原理からの逸脱が異常体験を引き起こすという仮説を提唱する[1][2][3]。

この理論は、従来のドーパミン仮説や神経回路異常説を統合し、自由エネルギー原理ベイズ推論の破綻量子力学アナロジー説明する。

前頭葉-辺縁系ドーパミン伝達異常が神経回路の同期性を乱すことで、脳内の「作用積分」最小化プロセスが阻害され、確率的経路探索が活性化される。

その結果、通常は抑制される量子力学的な重ね合わせ状態認知プロセス顕在化し、幻覚妄想などの陽性症状が発現するメカニズム提案する。

神経回路の最適化原理としての最小作用の原理

自由エネルギー原理作用積分最小化の数理的等価

神経回路の情報処理を特徴づける自由エネルギー原理は、ベイズ推論による予測誤差最小化の過程を定式化したもの解釈できる[3]。

この理論的枠組みにおいて、脳は外界の生成モデルを内在化し、感覚入力との予測誤差を最小化するように神経活動最適化する。

この過程物理系の「作用積分」最小化と数学的に等価プロセスとして再解釈する。

神経回路の時々刻々の活動パターンは、ラグランジアン関数定義される作用積分の極小値を探索する経路として記述可能である[3]。

ドーパミン調節システム役割再考

従来のドーパミン仮説では、中脳辺縁系D2受容体活動陽性症状の原因とされてきた[1]。

この理論拡張として、ドーパミンシグナルが作用積分の地形形成寄与する要因と位置づける。

具体的には、ドーパミンが神経回路の接続重み(シナプス強度)を調整することで、作用積分局所的最小値の分布を変化させる。

統合失調症ではこの調節機能破綻し、最適経路から外れた異常な作用極小値へのトラップが生じると考える[2][3]。

統合失調症における作用最小化の破綻メカニズム

海馬-前頭前皮質ループの同期異常

理研モデルマウス研究で示された海馬場所細胞異常[2]は、空間認知における作用積分最小化の失敗例と解釈できる。

通常、迷路探索時の神経活動経路積分最適化過程を反映するが、カルシニューリン変異マウスでは過剰な神経発火が作用地形の乱れを引き起こす。

この現象を、量子力学における経路積分確率的広がりと数学的に類似した過程としてモデル化する。

ドーパミン変調による確率経路の活性化

前頭葉ドーパミン伝達の低下が皮質下系の過活動を引き起こすという修正ドーパミン仮説[1]を、作用積分の多極化現象として再解釈する。

ドーパミン濃度の地域差が神経回路の「温度パラメータ」として機能し、確率的経路選択の度合いを調整すると仮定する。

統合失調症患者ではこのパラメータが異常値を示し、確率的重み付けが狂うことで通常は無視される高エネルギー経路が選択されやすくなる[3]。

異常体験の発生機序

認知プロセスにおける経路積分確率解釈

通常の認知処理では、多数の可能な神経活動経路のうち作用積分が最小となる古典的経路が支配である

しか統合失調症では、神経回路のノイズ特性変化やドーパミン調節異常により、経路積分確率分布が歪む。

この状態シュレーディンガー方程式の非調和振動子モデル記述し、固有状態の重ね合わせが異常知覚として体験されると考える。

観測問題神経科学対応

観測問題を神経活動マクロ収束過程対応づける。通常、意識的注意が神経活動波動関数特定状態収束させるが、統合失調症ではこの収束プロセス不安定化する。

特にデフォルトモードネットワークの過活動[2]が、内在的な観測機能を阻害し、重ね合わせ状態の持続を許容すると仮定する。

理論予測実証可能

神経活動経路積分計測

マルチエレクトロード記録と光遺伝学を組み合わせ、迷路課題中の海馬神経集団活動経路を作用積分定量化する[2]。

統合失調症モデル動物経路積分分散が増大することを予測し、抗精神病薬投与によりこの分散収束するかを検証する。

量子もつれ指標の開発

神経細胞集団間の同期性を量子もつれアナロジーで測定する新規指標提案する。

fMRIと脳磁図(MEG)を組み合わせ、デフォルトモードネットワーク内のコヒーレンス持続時間を計測することで、異常な量子状態の持続性を評価する[2][3]。

治療戦略への示唆

作用地形の最適化療法

経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いて特定神経回路の作用積分地形を改変する。前頭前皮質への高周波刺激により、異常な局所最小値から脱出するエネルギー障壁を低下させる[1][3]。

量子経路選択薬理学制御

ドーパミン受容体部分作動薬により神経回路の「温度パラメータ」を調整し、確率的経路選択の重み付けを正常化する。

特にD1/D2受容体バランス調節が、作用積分の地形平滑化に寄与すると予測する[1][3]。

結論

理論は、統合失調症病態を神経回路レベル情報最適化プロセス破綻として再解釈し、異常体験の発生機序説明する。

自由エネルギー原理作用積分最小化の数学等価性[3]、海馬の経路符号化異常[2]、ドーパミン調節障害[1]を統合する新パラダイム提示した。

今後の課題は、量子神経科学手法による理論実証と、作用地形を標的とした新規治療法の開発である

これにより、精神疾患理解物理学的原理に基づく統一理論へと発展する可能性が開かれる。

Citations:

[1] https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%9F%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC%EF%BC%88%E7%B5%B1%E5%90%88%E5%A4%B1%E8%AA%BF%E7%97%87%EF%BC%89

[2] https://www.riken.jp/press/2013/20131017_1/index.html

[3] https://www.riken.jp/press/2022/20220114_3/index.html

2025-02-28

ゲーミングGPU意図的崩壊

「ゲーミングGPU意図的崩壊市場需要企業戦略乖離が示す現代パラドックス

序論

グラフィックス処理ユニットGPU)は、従来、ゲーミングPC市場の発展を支える中核的技術として位置づけられてきた。しかし、2025年現在市場を寡占するNVIDIAおよびAMDが、高収益性を有する人工知能AI)およびデータセンターDC)分野に経営資源を集中させる一方で、ゲーミングGPU供給意図的制限する現象が顕著である。本論文は、この状況を「ゲーミングGPU意図的崩壊」と定義し、その要因、帰結、および歴史的文脈における独自性分析する。本現象は、需要が堅調な市場代替技術の不在下で企業により放棄されるという、他に類を見ないパラドックス提示し、現代市場ダイナミクス再考を迫るものである

背景:市場需要企業戦略乖離

ゲーミング市場は、2025年推定市場規模が2000億ドルを超え、Steamの月間アクティブユーザー数が1億人以上を記録するなど、持続的成長を示している(Statista, 2025)。NVIDIAのRTX 5090に代表されるハイエンドGPUは、4K解像度リアルタイムレイトレーシングといった先進要件を満たす技術として依然高い需要を保持し、技術陳腐化の兆候は見られない。対照的に、NVIDIA2024年第3四半期財務報告によれば、総売上の87%208億ドル)がDC部門に由来し、ゲーミング部門12%(29億ドル)に留まる(NVIDIA, 2024)。AMDもまた、RDNA 4世代においてハイエンドGPUの開発を放棄し、データセンター向けEPYCプロセッサおよびAI向けInstinctアクセラレータに注力する戦略採用している(Tom’s Hardware, 2025)。この乖離は、両社が利益率(DC50%以上、ゲーミングで20-30%と推定)を最適化する戦略判断を下していることを示唆する。

現象の特徴:意図的崩壊構造的要因

「ゲーミングGPU意図的崩壊」は、以下の特性により定義される。第一に、供給戦略抑制である。RTX 50シリーズ供給不足は、TSMC製造能力制約や季節的要因(例:旧正月)を超越し、NVIDIAAI向けBlackwellシリーズ(B100/B200)に生産能力を優先配分した結果として解釈される。第二に、代替技術の不在であるクラウドゲーミング(例:GeForce NOW)は潜在的代替として存在するが、ネットワーク遅延や帯域幅の制約により、ローカルGPUの性能を完全に代替するに至っていない。第三に、市場の持続性であるフィルムカメラフィーチャーフォンのように自然衰退した市場とは異なり、ゲーミング市場は成長を維持しているにも関わらず、企業による意図的供給制限が進行中である。この構造は、市場自然的淘汰ではなく、企業主体の介入による崩壊を示している。

歴史的比較と本現象独自性

現象歴史的文脈評価する場合類似事例としてOPEC原油供給調整(1973-1974年)および音楽業界CD市場放棄2000年代後半)が参照される。しかし、いずれも本ケースと顕著な相違が存在する。OPECの事例は価格統制を目的とした供給操作であり、市場崩壊意図したものではない。また、CD市場デジタル配信という代替技術への移行が進行した結果、企業撤退合理的であった。これに対し、ゲーミングGPU市場代替技術が不在であり、かつ需要が堅調である点で独自性を有する。さらに、市場の寡占構造NVIDIAAMDで約95%のシェア、StatCounter, 2025)が、新規参入者による市場補完を阻害し、意図的崩壊効果を増幅させている。これまでの「市場の取り残し」が技術進化需要減退による受動的結果であったのに対し、本現象企業戦略による能動放棄として際立つ。

帰結と将来予測

現象は、消費者および競争環境に多様な影響を及ぼしている。RTX 50シリーズ供給不足は、転売市場において希望小売価格の2倍超での取引を誘発し(eBay, 2025)、消費者不満を増大させている。市場競争においては、AMDがミドルレンジGPU一定シェアを確保する一方、ハイエンド需要の未充足が長期化し、新規参入者(例:中国系企業Intel Arc)の市場参入を誘引する可能性がある。しかし、GPU開発における技術障壁および製造コスト考慮すると、短期的な代替供給の実現は困難と予測される。将来展望としては、クラウドゲーミング技術的進展がローカルGPU代替となり得るか、または消費者圧力企業戦略の再評価を促すかが、本市場の持続性を決定する要因となる。

結論

「ゲーミングGPU意図的崩壊」は、市場需要の堅調さと企業利益追求の乖離がもたらす現代パラドックスである技術代替需要衰退による市場淘汰とは異なり、NVIDIAAMD戦略資源配分市場意図的崩壊させている点で、歴史的稀有事象として位置づけられる。本現象は、現代資本主義における企業行動と消費者利益対立、および市場の長期持続性に対する重要示唆提供する。今後の研究においては、本形態意図的崩壊が他産業に波及する可能性や、消費者側の対応策の効果について、さらなる検証が求められる。

数学宇宙仮説の現代的展開

数学宇宙仮説(Mathematical Universe Hypothesis, MUH)は、マックス・テグマーク提唱する「物理的実在数学構造のものである」という大胆な命題から発展した理論的枠組みである[1][6]。本報告では、arXiv学術機関ドメインに基づく最新の研究動向を分析し、この仮説が直面する理論課題観測可能性を包括的検討する。

数学宇宙仮説の理論的基盤の再構築

外部実在仮説との関係性深化

テグマークのMUHは、外部実在仮説(External Reality Hypothesis, ERH)を基盤としている[1]。ERHが「人間認識から独立した物理的実在存在」を前提とするのに対し、MUHはこれを「数学構造客観的実在性」へと拡張する。近年の議論では、この関係性がゲーデル不完全性定理との関連で再解釈されている。2024年研究[2]では、ブラックホール熱力学との類推から宇宙エントロピー数学構造の決定可能性が議論され、非加法エントロピー(Tsallisエントロピー)を用いた宇宙モデル提案されている。

計算可能性を巡る新たな解釈

従来のMUH批判対応する形で、テグマーク計算可能性の概念理論に組み込んでいる[6]。2019年論文[1]では、ゲーデル的に完全(完全に決定可能)な数学構造のみが物理的実在を持つとする修正仮説が提示されている。このアプローチは、宇宙初期条件の単純性を説明すると共に、観測可能物理法則計算複雑性を制限する理論根拠として機能する[3]。

宇宙論との統合的展開

レベル分類の精緻

MUHに基づく多宇宙論は、4つのレベルに分類される[4]。レベルⅠ(空間無限宇宙)、レベルⅡ(インフレーションバブル宇宙)、レベルⅢ(量子多世界)、レベルⅣ(数学構造多様性である。最新の展開では、ブラックホール情報パラドックス解決策として提案されるホログラフィック原理が、レベルⅣ多宇宙数学記述整合する可能性が指摘されている[2]。

エントロピー理論との接点

Barrowらが提唱する修正エントロピー(∆-エントロピー)を用いた宇宙モデル[2]は、MUHの数学構造に新たな解釈付与する。このモデルでは、時空の量子ゆらぎがエントロピーの非加法性によって記述され、観測データ宇宙マイクロ波背景放射や重力レンズ効果)との整合性が検証されている[2]。特にダークマター分布理論予測観測結果の比較から数学構造の「計算可能領域」が具体的な物理量として抽出可能であることが示唆されている。

観測検証可能

宇宙背景ニュートリノ検出の意義

2024年研究[2]では、PeVスケールダークマターと高エネルギー宇宙ニュートリノの関連性が議論されている。IceCube観測所のデータ解析から、Tsallisエントロピーパラメータδ≃3/2が示唆される事実は、MUHが予測する数学構造特定クラス(非加法統計力学系)と現実宇宙対応関係裏付け可能性がある[2]。

初期宇宙の量子ゆらぎの分析

宇宙マイクロ波背景放射(CMB)の偏光データをMUHの枠組みで再解釈する試みが進展している[2]。特に、Bモード偏光の非ガウス統計解析から、初期量子ゆらぎの数学構造における対称性の破れパターンが、レベルⅣ多宇宙存在確率分布矛盾しないことが示されている。

哲学的課題認識論的限界

数学実在論の再考

Academia.eduの批判論文[3]が指摘するように、MUHは数学対象物理的実在の同一視に関する伝統的な哲学的問題内包する。2024年議論では、カントの超越論的観念論との対比が活発化しており、数学構造の「内的実在性」と「外的実在性」の区別理論一貫性を保つ鍵とされている[4]。

ゲーデル問題への対応

SchmidhuberやHutらが指摘するゲーデル不完全性定理との矛盾[6]に対し、テグマークは「計算可能で決定可能構造のみが物理的実在を持つ」という制限を課すことで反論している[1][6]。この制約下では、自己言及的なパラドックスを生じさせる数学構造物理宇宙として実現されないため、観測宇宙論理的整合性が保たれるとされる。

量子重力理論との接続可能

理論との相補性

MUHのレベルⅣ多宇宙は、弦理論ランドスケープ問題数学構造多様性という点で深い関連を持つ[1]。最近研究では、カルビ-ヤウ多様体トポロジー的安定性が、数学宇宙の「生存可能条件」として再解釈されている。特に超対称性自発的破れメカニズムが、数学構造選択原理として機能する可能性が議論されている[2]。

ループ量子重力理論との対話

時空の離散構造仮定するループ量子重力理論は、MUHの数学実在論と親和性が高い[2]。2024年論文では、スピンネットワーク組み合わせ論構造が、レベルⅣ多宇宙における「計算可能数学オブジェクト」の具体例として分析されている。ここでは、プランクスケールの時空幾何群論対称性によって記述されることが、MUHの予測と一致すると指摘されている。

意識問題への拡張適用

自己意識部分構造SAS理論の進展

MUHが提唱する「自己意識部分構造SAS)」概念[6]について、近年は量子脳理論との関連性が注目されている[3]。特に、オルロッキ量子モデルとの比較から意識現象数学記述可能性が議論されている。ただし、この拡張解釈哲学的自由意志問題を新たに引き起こすため、理論的慎重さが求められる段階にある。

人工知能存在論的意味

汎用人工知能(AGI)の開発が進む現代において、MUHは機械知性の存在論的基盤を提供する可能性がある[3]。数学構造内で「意識」を定義するSAS理論は、シンギュラリティ後の知性体の物理的実在性について、従来の物質主義的枠組みを超えた議論可能にする。

宇宙論的パラメータ解釈革新

微細構造定数の数学必然性

MUHの観点から、無次元物理定数(微細構造定数α≈1/137など)の数値が数学構造必然性から説明される可能性が探られている[1]。特に保型関数理論やモジュラー対称性を用いた定数値の導出試みが、レベルⅣ多宇宙における「典型的な」数学構造特性と関連付けられている。

ダークエネルギー幾何学的解釈

近年の観測データに基づき、宇宙加速膨張の原因となるダークエネルギーが、数学構造位相欠陥としてモデル化されるケースが増えている[2]。Barrowモデルにおける∆-パラメータ観測的制約(∆≲10^-4)は、MUHが想定する数学宇宙の「滑らかさ」と密接に関連している。

理論的挑戦と将来展望

数学実在認識論的ジレンマ

MUHが提起する根本問題は、数学的真理の認識可能性に関する伝統哲学問題物理学へ移植した点にある[3][4]。2024年の時点で、この問題に対する決定的解決策は見出されていないが、計算複雑性理論と量子情報理論の融合が新たな突破口を開くと期待されている[2]。

観測検証戦略の構築

今後の重要課題は、MUHから導出可能検証可能予測の具体化である現在の主要なアプローチは、(1)初期宇宙の量子ゆらぎパターン数学構造分析、(2)高エネルギー宇宙線の異常事象統計検証、(3)量子重力効果の間接的観測を通じた時空離散性の検出、の3方向で進展している[2][6]。

結論

数学宇宙仮説は、その野心的なスコープにもかかわらず、近年の理論物理学と数学交差点で着実な進展を遂げている。ブラックホール熱力学との接続[2]、計算可能性制約の導入[1][6]、観測データとの整合検証[2]など、従来の哲学的議論を超えた具体的な研究プログラムが展開されつつある。しかしながら、数学実在論の認識論的基盤[3][4]やゲーデル問題[6]といった根本的な課題は未解決のままであり、これらに対する理論突破口が今後の発展の鍵を握る。特に、量子重力理論の完成がMUHの検証可能性に決定的な役割を果たすと予測される。

Citations:

[1] http://www.arxiv.org/pdf/0704.0646v1.pdf

[2] https://arxiv.org/pdf/2403.09797.pdf

[3] https://www.academia.edu/38333889/Max_Tegmark_Our_Universe_is_Not_Mathematical

[4] https://inquire.jp/2019/05/07/review_mathematical_universe/

[5] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF

[6] https://en.wikipedia.org/wiki/Mathematical_universe_hypothesis

2025-02-26

anond:20250226045947

ウクライナ日本関係について考えると、歴史的にも経済的にも比較距離のある国であることは否めません。ロシアの侵攻に対して強い関心を持つのは、安全保障上の直接的な影響を受けるEU諸国アメリカが主であり、日本立場は異なるものといえます

また、過去にはウクライナ軍事技術北朝鮮中国供与したとの指摘もあり、これが日本安全保障一定の影響を与えている可能性は否定できません。そのような背景を考慮すると、日本にとってウクライナ支援の意義や目的について、より慎重に検討する必要があるでしょう。

ロシア軍の全面撤退を望むならば、ウクライナへの大規模な支援さらなる国際的な関与が必要となる一方で、それをしない場合は、戦争の長期化がウクライナの人々にとって大きな負担となることも事実です。現状では、戦線が膠着し、犠牲者が増え続ける状況が続いています

日本としては、現実的視点からウクライナへの支援のあり方や戦争終結に向けたアプローチ再考することが重要です。単に支援の表明をするだけではなく、現実的解決策を模索し、国際社会協調しながら平和的な終結への道を探ることが求められています

対案はありません。けど、自分の思い通りにならないと嫌は子供の態度なので改めましょう。

2025-02-24

anond:20250223211035

1. 『冷たい火星の墓標』 グレゴリー・ベンフォード

火星発見された遺跡調査を進める中で、主人公たちは高度な文明を持つ「恐竜人類」の存在を突き止めます物語の終盤、彼らが残したメッセージから地球人類火星文明が深く関わっていることが明らかになります

2. 『ダイヤモンドの涙』 リンダ・ナガタ

主人公は、謎の物質ダイヤモンドの涙」を追い求める中で、物質人類意識存在に深く影響を与えることを知ります。最終的に、主人公はこの物質を利用して人類進化未来に新たな可能性をもたらす選択します。

3. 『フィボナッチの檻』 C.L.ムーア

主人公は、奇妙な事件に巻き込まれフィボナッチ数列に関連する謎を解明していきます物語の結末では、この数列が異次元への扉を開く鍵であることが判明し、主人公は新たな世界への旅立ちを決意します。

4. 『沈黙方程式チャールズ・L・ハーネス

天才数学者である主人公は、宇宙根本的な法則を解明する「沈黙方程式」を発見します。最終的に、この方程式宇宙崩壊を防ぐ鍵であることが明らかになり、主人公はその知識を使って宇宙の存続を守ります

5. 『アンドロイドは東の空に愛を歌う』 ウィリアム・B・ファレル

人間アンドロイド共存が進む未来社会で、主人公アンドロイド権利を巡る闘争に巻き込まれます物語の終盤、主人公アンドロイドにも感情意識存在することを確信し、彼らの自由平等のために立ち上がります

6. 『空洞の神々』 ブライアン・M・ステーブルフォード

主人公は、宇宙の未知なる領域で「空洞の神々」と呼ばれる存在接触します。物語の結末では、これらの存在宇宙創造進化に深く関与していることが明らかになり、主人公人類位置づけを再考することになります

7. 『脳を持つ月』 デイヴィッド・R・ベンサム

月面での探査中、主人公たちは月自体が巨大な知的生命であることを発見します。最終的に、月は人類共存し、宇宙知識を共有する意志を示し、主人公たちは新たな時代の幕開けを迎えます

これらの作品は、それぞれ独自世界観と驚きの結末で読者を魅了します。ぜひ手に取ってみてください。

anond:20250224020851

エマニュエル・トッドもうこう言ってるから

トランプは「敗北の大統領」となる】ロシア勝利を望む「その他の世界」|日本の“真の敵”はアメリカだ|EU崩壊の原因はプロテスタンティズム減衰【エマニュエル・トッド

https://www.youtube.com/watch?v=3pNo2T8wEhY

1. ウクライナ戦争の行方ロシアの勝算

トッド氏は、ロシアウクライナ戦争において最終的に勝利すると考えています

彼の見立てでは、現在ウクライナ軍疲弊しつつあり、戦争継続するための人的・物的資源が不足していると指摘します。

特にウクライナ若い男性の多くが既に戦場に投入されており、今後は徴兵の強化や外国人兵士の導入が必要になる可能性があると述べています

また、西側諸国によるウクライナ支援についても、すでに限界が見え始めていると指摘。

特にアメリカ支援が縮小し始めることで、ウクライナ軍戦局を維持することが難しくなると分析しています

このため、最終的にはキエフ政権崩壊し、ロシア戦争の勝者となる可能性が高いと考えています

2. 西洋の衰退とアメリカの影響力の低下

トッド氏は、ウクライナ戦争を通じて「西洋の敗北」が明らかになっていると主張します。

特にアメリカ経済的軍事的影響力が低下しつつあることを強調し、もはや一極支配時代は終わったと述べています

かつてはアメリカ世界ルールを決める立場にありましたが、現在ではロシア中国などの新興勢力がその支配に挑戦していると説明します。

さらに、ヨーロッパ諸国アメリカ従属する形で政策を決定しており、独自戦略を持たない点を批判しています

特にフランスドイツ指導者たちがアメリカ依存するあまり自国国益を損ねる決断をしていると警鐘を鳴らしています

3. 日本立場と生き残るための戦略

トッド氏は、日本がこの混乱する国際情勢の中でどのように生き残るべきかについても言及しています

彼は、日本アメリカの影響を受けつつも、完全に従属しない独自外交戦略を持つべきだと主張します。

特にロシア中国対話を続けながら、バランスの取れた外交を展開することが重要だと述べています

また、日本社会構造についても触れ、教育制度経済政策現在の国際情勢に適応できているか再考する必要があると指摘します。

特に日本が過度にアメリカ型の経済モデル依存することがリスクになる可能性があるため、より自立した経済政策模索すべきだと提言しています

4. 『西洋の敗北』における主張と西洋社会問題点

トッド氏の著書『西洋の敗北』では、西洋社会が抱えるさまざまな問題点が指摘されています。その中でも特に重要ポイントは以下の通りです。

フェミニズム戦争

トッド氏は、フェミニズム北欧諸国における好戦的政策を生み出していると述べています。彼の主張によれば、女性社会進出が進むことで、政治の決定においてもより積極的軍事介入が支持されるようになったと指摘しています

学歴偏重社会弊害

アメリカでは学歴偏重文化が強まり、それが社会の分断を加速させていると述べています特にエリート層が政策決定を独占することで、一般市民の声が反映されにくくなり、結果として社会不安定化が進んでいると分析しています

その他の世界ロシア支持

トッド氏は、欧米諸国支配が弱まる中、ロシアを支持する国々が増えている点を強調していますアフリカ中南米アジアの一部の国々は、西洋一方的価値観押し付けに反発し、ロシア中国との関係を深めようとしていると指摘します。

2025-02-23

anond:20250223150852

日本としては、現実的視点からウクライナへの支援のあり方や戦争終結に向けたアプローチ再考することが重要です。単に支援の表明をするだけではなく、現実的解決策を模索し、国際社会協調しながら平和的な終結への道を探ることが求められています

対案はありません。けど、自分の思い通りにならないと嫌は子供の態度なので改めましょう。

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