lynx   »   [go: up one dir, main page]

「交戦権」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 交戦権とは

2025-05-18

https://anond.hatelabo.jp/20250518161228

第四章 国まもり

(目的)

第十五条 国は、直接間接の侵略や危難を未然に防ぎ、国民安全及び自国産業を守り、国家独立を保ち、子孫に引き継ぐことを目的に、国まもりの総合的な方針を定める (25) 。

(情報及び防諜)

第十六条 国は、海外情報も含め、広く国民に多様な情報を知らせる義務を負う。

2 報道機関は、偏ることなく、国の政策につき、公正に報道する義務 (26) を負う。

3 報道及び情報通信に関わる業務 (27) は、国営または自国資本で行わなければならない。

4 国は、外国による諜報活動を防ぐ機関 (28) を設置し、必要措置を講じる。

5 公務員は、職務上知り得た情報漏洩してはならない。

(経済安全保障)

第十七条 国は、国まもりのため、国内産業を育成し、国産技術及び研究開発を促進する。

2 国は、国内知的財産を守り、創作者を保護する責任を負う。

(資源)

第十八条 資源は、国内における採掘と開発を第一に (29) 行わなければならない。

2 国内で賄うことのできない資源は、一国に偏らず分散して (30) 調達するよう努める。

3 電気、ガス、水道その他エネルギー供給は、国営または自国資本で行わなければならない。

(外国人と外国資本)

十九条 外国人の入国及び在留条件は、国が主権に基づき、自由に決定することができる (31) 。

2 土地公共財産であり、外国人または外国資本譲渡 (32) してはならない。

3 外国人または外国資本保有する不動産法人及び重要資産に係る権限 (33) は、情報が公開され、法律で定める手続により没収 (34) し、または正当な補償のもと、国が買い戻すことができる。

4 外国人の参政権は、これを認めない。帰化した者は、三世代を経ない限り (35) 、公務に就くことができない。帰化の条件は、国柄理解及び公共安全基準に、法律で定める。

(自衛軍)

第二十条 国は、自衛のための軍隊 (36) (以下「自衛軍」という)を保持する。

2 自衛軍の最高指揮権は、内閣総理大臣が有する。

3 自衛権の発動と解除は、国会承認必要とする。ただし、緊急やむを得ない場合は、事後にこれを得るものとする。

4 自衛軍及び軍人に関する事項は、法律でこれを定める。

5 軍事裁判所 (37) を設置し、その構成法律で定める。ただし、最高裁判所に上訴する機会は保障される。

(領土等の保全)

二十一条 国は、領土領海領空その他主権の及ぶ領域保全する。

2 外国軍隊は、国内に常駐 (38) させてはならない。

3 外国軍隊基地軍事及び警察施設は、国内に設置してはならない (39) 。

第五章 統治組織

(統治原理)

第二十二条 統治は、國體尊重し、全国民のため、和の精神をもって行う。

2 立法権国会に属し、行政権内閣司法権裁判所に属する。

3 すべて公務員は、日本国民である (40) ことを要する。

(政党)

二十三政党は、加入する国民意思によって運営され、その要件法律で定める。

2 政党資金は、国または国民のみ拠出することができる。

3 国は、政党活動を公平に援助し、国民政党情報提供しなければならない。

(国会)

第二十四条 国会は、衆議院参議院から組織され、内閣総理大臣指名法律の制定、条約承認予算及び決算承認、国政の調査権限とする。

2 国会議員任期は、衆議院四年、参議院六年とし、参議院は三年ごとに半数を改選する。

3 国会議決は、各院の総議員の三分の一以上が出席し、各院の過半数の賛成を要する。

4 内閣は、国会召集し、毎年一回国会を開催する。ただし、各議院の総議員の四分の一以上の要求があるときは、三十日以内に (41) 国会召集する。

5 国会に関するその他の制度は、法律により定める。

(内閣)

第二十五条 内閣は、総理大臣及び国務大臣構成され、国政全般を統括し、法律及び予算執行する。

2 内閣総理大臣は、国会議員の中から選出され、国務大臣の任免、最高裁判所長官の指名自衛軍指揮権を有する。ただし、衆議院解散は、第四項の場合に限るものとする。

3 内閣は、国家安全に支障ある場合を除き、国会及び国民の求めに応じ、国政に関する情報提供する。

4 衆議院で不信任の議決があったときは、内閣総辞職するとともに、その判断により、衆議院解散することができる。衆議院解散中に、緊急の必要があるときは、参議院法律で定める特別権限を有する。

5 内閣に関するその他の制度は、法律により定める。

(裁判所)

第二十六条 裁判所は、法律上の紛争解決し、法律条約命令条例について憲法適合性の判断を行う。

2 裁判官は、法と良心に基づき、公正に職務執行する。

3 裁判所は、裁判手続及び内部規律について規則を定める権限を有する。

4 裁判官は、次の各号のいずれかに該当した場合、その地位を失う。

一 定年に達し、または心身の故障のために職務を執ることができない場合

国会の弾劾または法律に定める国民審査により罷免された場合

(評価委員会)

第二十七条 国は、制定した法律実施した政策、歳出及び選挙の公正について、その評価を行って国民公表する委員会(以下「評価委員会」という。)を設ける。

2 評価委員会は、公益の確保を目的として、内閣に助言及勧告を行うことができる。

3 評価委員会に関する構成員の選任その他の事項は、法律でこれを定める。

(国民投票)

二十八法案の審議につき、いずれかの議院において総議員の三分の一以上の要求があったとき、または内閣必要判断したときは、内閣は、国民投票実施することができる。国会は、その結果をふまえ、採決を行うものとする。

2 成立した法案につき、一定の期間内有権者一定数以上の同意を得た請願が提出されたときは、内閣は、国民投票実施することができる。国民投票過半数の賛成があったときは、国会は、当該法案につき再審議を行わなければならない。

第六章 財政

(通貨発行権)

第二十九条 国は、円を単位とする通貨を発行する権限を有する。

2 紙幣の発行は、法律に基づき、国が監督する中央銀行に委ねることができる。

3 国は、通貨発行及び金融政策が、外国または国際機関干渉を受けないよう措置を講ずる。

(財政)

第三十条 財政は、経世済民目的とし、通貨発行により資金調達することを原則とする。

2 予算は、内閣作成し、国会承認を得る。決算は、会計検査院による検査及び評価委員会による評価を毎年公開し、国会承認を得る。

3 国の財務状態は、すべての会計につき、簡潔明瞭に (42) 国民に示さなければならない。

4 皇室財政は、皇室の総意により決定された方針に従って内閣予算を編成する。

5 地方自治体財政は、原則税収をもって賄い、不足する場合は国の予算より充当する。

6 地方自治体は、日本の伝統文化の存続普及のための予算を設けなければならない。

(税制)

第三十一条 税は唯一の財源ではない。税及び社会保険料の設定変更は、国民生活配慮し、法律に基づくことを要する。

2 税及び社会保険料国民所得に占める割合国民負担率)は、特段の事情がない限り、国民所得の四割 (43) を超えてはならない。

第七章 重大事

(最高法規)

第三十二条 憲法は国の最高法規であり、日本国柄を示すものであって、これに反する法律条約 (44) 、命令条例その他の行為は効力を有しない。

2 国際機関の決定や勧告は、憲法または日本固有の慣習に反する場合、効力を有しない。

(改正)

三十三条 この憲法改正は、各議院の総議員過半数の賛成で発議し、法律で定める国民投票において、有効投票過半数承認を得て行う。

2 改正した憲法は、天皇公布する。

以上

(1) 憲法制定を言祝ぎ、国歌掲載した。

(2) しらすとは、国民の実情を広く知って日本を治める意味古語である

(3) 君民一体とは、天皇国民が一体となって国を治める意味をいう。

(4) 大嘗祭新嘗祭などは国の公式祭祀となる。

(5) 神聖君主属性でもあり、皇祖皇宗の神霊と一体として詔勅を発し、祭祀主宰する事実による。

(6) 詔勅は、国民権利義務を生じさせず、法的拘束力を有しないが、公共利益のために発せられる。

(7) 裁可とは君主裁量許可すること。これにより生じる君主拒否権のことを veto(ベトー)という。再度の奏請の規定により拒否は一度に限られる。

(8) 摂政は、天皇未成年、御不予(御病気)等の理由による臨時役職であり、天皇権限を代行する。

(9) 暦は、明治六年から導入された太陽暦や、それ以前の太陰暦などをいう。

(10) 国民の国政参加機会の拡充(参政権の年齢引下げ、国民投票など)からくる要請である

(11) 規範要件だが、我が国に対する害意がないことをもって足りると解すべきである

(12) 国まもりの参加協力の努力義務と解すべきである

(13) 権利を「権理」と記したのは、right の翻訳として、「理に適った」という趣旨を含む用語として適切だからである福沢諭吉翻訳として二つの用語を用いていた)。

(14) 国が国民の権理とともに、公益の最低限度を確保すべきことを定める条文である

(15) 私益より公益が優先することは、権利自由公共の福祉のもと認められることと同じ趣旨である。本憲法において、公共利益公益)をより具体化して定めている。

(16) 包括的自由権との解釈である

(17) 尊厳をもって生存する社会権も含めた包括的基本的権利をいう。

(18) 日本憲法では権利自由は、原則として公共の福祉(公益)による制約があるとされた。本憲法においても、権利自由は、本憲法に定める公益と適合する範囲に限られ、濫用禁止する趣旨である

(19) 将来の政治参加に向けて、国民情報を適切に判断し、問題解決する主体性をもった教育をいう。

(20) フリースクールなど義務教育課程における様々な選択肢を設ける趣旨である

(21) 自給率パーセント以上をいう。

(22) 新型コロナウイルス予防接種全国的事実強制され差別されたことへの教訓と反省による。

(23) 政治に参加する義務は、直接に投票義務政党加入などを義務付けるものではなく、日本憲法における勤労の義務と同様、その能力や機会に応じた行動に努めるものである

(24) 外国人の帰化を通じた政治介入を予防する趣旨である

(25) 今や情報経済産業等の諸分野が、国まもりに関係しており、全体像の取りまとめが必要である

(26) 現在放送法規制はあるが、新聞インターネット上の報道には規制がない。

(27) 新聞テレビラジオ衛星放送郵便電話インターネットSNSクラウドに関わる業務を言う。

(28) 防諜機関は、外国の諜報・宣伝・謀略等の工作活動を阻止することを任務とする国の組織である

(29) 石油石炭レアメタルなど重要鉱物国内調達やその可能性を優先すべき訓示規定である

(30) 大東亜戦争時に石油特定の一国に依存したことへの教訓と反省による。

(31) マクリーン事件最高裁判決に同趣旨

(32) 無償及び有償譲渡を含む。外国人及び外国資本による土地買収を規制する趣旨である

(33) 国内土地建物国内企業の株式国内法人の持分・出資社員権などの権利をいう。

(34) 没収は、犯罪不正の取得など例外的場合に限られる。

(35) 三世代とは、日本国籍でない者が帰化し、その者を一代として、曽孫において初めて公務就任権が認められる。外国人の帰化による政治介入を防止する趣旨である

(36) 軍隊とは、交戦権を有し武力行使任務とする国家軍事組織をいう。通常、陸海空軍に分かれる。自衛隊は交戦権がなく、必要最小限度の防衛任務とする点で異なる。本憲法軍隊は、自衛権の行使任務とする。

(37) 軍事裁判所軍隊及び軍人に関する事項を審理するが、最高裁判所が終審裁判所となる。

(38) 常駐とは、意に反して又は合意に基づく恒常的な駐留をいう。一時的な訓練や寄港のための滞在は含まない。

(39) 本条二項三項が本来状態であるが、その実現のためには、本憲法に基づく国まもりの施策実施し、段階を踏む必要があると考えている。

(40) 帰化場合十九条第四項により三世代を経ることを要する。公益従事義務情報漏洩禁止

(41) 日本憲法にない具体的な期限を明示した。

(42) 国民政治参加要請による。

(43) 国民の平均的な所得の四割を超えない趣旨である財務省の統計では、戦後平成二十五年に初めて四割を超えた。なお、党の政策では三割五分の実現を目指している。

(44) 日本憲法では明確でない条約憲法審査権を明記した。

2024-10-02

なぜ、日本国憲法戦争禁止が定められたのか

第二章 戦争放棄

戦争放棄と戦力及び交戦権否認

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

それは簡単なことで、一度、戦争及び武力行使を認めると、テロリスト住宅地にいるという理由住宅地すべてを焼き払い、たとえ難民キャンプだろうと例外ではないからだ。

例えば、日本重慶爆撃でかのようなことをやらかしアメリカマニラの戦いで同じようなことをし、イスラエルガザのあたり一帯を焼き払い、レバノンに対しても同じことをするから

その結果、多数の死傷者が生まれ戦前日本では無麻酔の手術を強いられ、ガザでも同じようなことが起き、野戦病院となったからだ。

https://www.buzzfeed.com/jp/kenjiando/gaza-report-1-1

動画画像集】「麻酔薬なしで手術」と訴えるガザ医師空爆破壊された救急車の姿

https://www.cnn.co.jp/world/35211131.html

命がけの出産子育て麻酔なしの帝王切開も 苦境深まるガザ女性たち

https://jp.reuters.com/world/security/KHUZM5WZ2NMM7MIYN4XOQV2GE4-2024-01-09/

アングルガザ四肢切断の子ども1000人、不十分な医療苦痛喪失感

一度足を失うと義手義足というものあるし、車いすもあるが、日常生活にはかなりの制約を受け、車いす生活する家を見つけるのはかなり厳しい。

また、足を失ったことにより、生活保護を受けるはめになったり、収入最低賃金程度にまで落ち込み、生活はズタボロになり、住宅扶助範囲内で車いすOKの家を見つけるのは無理だ。

もちろん、そういう人でも住居を見つけることができるが、一言でいうとシェアハウスだ。

シェアハウス人間関係が非常にきつく、シャワー時間かぶりやすく、そういう意味ストレスたまる

インターネット回線も共有で、回線は往々にしてほそく、GTff14動画の視聴も満足にすることができない。

ただ、これはまだましなほうで、ひどいところだとシャワー掃除は月1、インターネットはなし、テレビはあるが古いやつで、住宅扶助範囲内で入れるところほどこういう傾向が強い。

なぜかのようなことが起きるのかというと、こういうところは従業員給料も低く、やる気がないからだ。

かといってまともな人材を集めるために賃金を上げても、赤字になってしまうからだ。

から戦争なんてものはするべきではないし、戦争憲法禁止すべきなのだ

なお、戦争を起こしたり、防衛したがわのトップ戦争に負けない限り、シェアハウスで暮らすこともないし、生活もズタボロになることはない。

戦争に負けたら戦争犯罪を起こしたり、テロを主導したなどの理由死刑になる)

2024-07-26

共産党が訴えるべき憲法9条改正案

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する。

2 前項の目的を達するため、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄し、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。

3 すべての国家組織交戦権は、これを認めない。

こうすると、自民を飛び越えてロシアイスラエル非難できるようになるのです

そして陸海空軍を保持してもいいのです

国際紛争でなければ(内戦ならば)軍を派遣しても良いのです

2024-03-19

anond:20240317145646

第二章 食べ放題制限放棄

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする食べ放題を誠実に希求し、店長権利の発動たる食べ放題制限と、武力による威嚇又は武力行使は、食べ放題紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。店長交戦権は、これを認めない。

2024-03-14

anond:20240314144610

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これを、「自衛のために自衛隊を持つのオーケー」と解釈してるんだから、「『両性』は男性同士、女性同士でも成り立つ」と解釈するぐらいは何でもないよ。

(俺は自衛隊も同性婚も両方賛成の立場ね)

2023-11-01

ロシアvsウクライナイスラエルvsパレスチナを見てると

やっぱり世界各国で交戦権放棄して戦力の不保持を達成しないと平和は実現しなくね?と思っちゃう

どうせならムーンショットしようぜおまえら

2023-04-13

anond:20230413191212

そうなれば直接北朝鮮本土への攻撃ですから宣戦布告しないとなりませんが、

日本憲法で国の交戦権を認めていないので出来ません。

2023-04-10

222222222第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

2022-10-04

anond:20221004215903

マッカーサー草案では

国権の発動たる戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争さら自己安全を保持するための手段としての戦争をも、放棄する。 となっている。

しか9条では

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

というふうにわざわざ目的限定する語句を挿入しているわけで、

立法意図として自衛のための戦争否定しないと読めるように作っていると考えられる。

法の解釈というのは立法意図無視できない要素なので、自衛隊は違憲ではない、とまでは言える。絶対合憲だ、とまでは言えないかも。

憲法解釈で「文字をそのまま読めば」とか「常識的に読めば」とか言ってる政治家はまだいいんだけど、

分かってるはずの学者がそんなこと言ってるのはイデオロギーのために適当なこと言ってるとしか思えないよ

2022-09-28

都道府県に軍は置けるのかな

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

都道府県単位での権力の発動なので、国権の発動ではない。

・国の交戦権は認めないが、都道府県交戦権は認めないとは書かれていない。

都道府県管轄できる警察はすでに置かれているので、武力の保持自体はすでに都道府県に認められている。


都道府県vs外国 みたいな戦争憲法禁止されてる?


追記

思いのほかトラバブクマあつまったな。みんなサンキュー

憲法改正によらずにどこまでいけるかチキンレース的なものだと思ってもらえればええかな。

たぶん置けないんだろうけどなんでそうなるのかってのに興味あるな。

いまのところ私戦予備とか銃刀法違反とかの指摘がでてるけど、法律的ものはそれらを改廃すれば憲法をいじらずに都道府県軍置けるのかな?

あとは憲法9条に「日本国民は~」とあるからダメって指摘もあったけど日本国民は~が係ってるのは「国権の発動たる戦争~~~」の部分で、さらに2項の戦力不保持も「前項の目的達成」という限定がついてるので、都道府県の軍はいける感じ?


あとは主権の分裂とか内戦可能性の指摘があるけど、たとえば

都道府県軍を設立

都道府県相互不可侵協定集団安全保障協定を結ぶ

協定に基づく軍の統括組織を設置

④統括組織日本政府安全保障協定を結ぶ(日本国が攻められた時に駆け付ける片務的協定

※国ではないので条約は結べないので協定を結ぶ

この①~④を同時に成立させたら主権の分裂は回避できるかな

もちろん軍を解体せずに協定脱退したら自動的に敵とみなします!(内戦ではなくてテロの平定です!)

まあ憲法改正したほうが早い気もする。


個人的にネックだと思うのは軍法と軍法会議かな。

憲法特別裁判所の設置が禁止されているか軍法会議がないと軍じゃないって言われたら詰むか。

まあそこは力業でぜんぶ裁判所管轄することとして各地に裁判所支部を設置して乗り切ろう。

2022-08-20

自由主義者はどうやって政治的もの回避してきたか

自由主義は、政治やその舵取りをする国家と相性が悪いとされている。

何らかの対立が極度に達すると政治闘争に発展し、それには物理闘争暴力)の可能性を内包しているからだ。

そして国家には、その闘争正当化し、命じることができる交戦権がある。

暴力は、自由による競争個人財産侵害するため、自由主義者としては回避したい。

から自由主義者は、政治国家に対して自由の妨げになるようなものは扱わないでほしいと思っている。

また、特定思想宗教などに肩入れすると自由にも偏りができるため、それも批判対象によくしている。

だが、政治対立から逃れながら社会を維持し続けるなんて無理がないだろうか。

そこで自由主義者はあらゆる問題を「非政治化」する。

経済的だったり、倫理的だったり、個人的だったり、つまり政治的ではない何らかの領域」に押し込める。

戦争は損得の問題にしたり、信仰個人問題にしたりする。

これで政治的な問題言及されても、「これはそーいう問題ではなく、こーいう問題だ」というロジック回避できるわけだ。

はてブコメントでも、似たようなロジックを使う人はちょくちょく見かけるから何となく分かる。

ただ物事ってのは往々にして多側面的であるため、都合の悪い指摘を回避するために多用しすぎると詭弁になりやすい。

シュミットとかも「政治的なもの回避するために、結局は闘争に加担していないか」といった様なことを指摘している。

(まあシュミットが嫌っているのは自由主義のものではなく、政治闘争に加担していながら政治否定する姿勢のほうらしいけど)

ざっくり文献を読み漁った限りでは、こんな感じの解釈だけど、これをどうまとめればいいか

2022-06-28

anond:20220628090221

別に世論では真っ二つで分かれてなんかいないよ

大体の人は中絶権利女性にあると思っている

カルト的なクリスチャン政治的権力に巣食ってるからそうなってるだけ


9条問題はさ、

そもそも9条問題理解すらしてない人が大半じゃないかネットなんか何も理解してないバカばかりが議論して見る価値もない議論ばかり

何も知らないバカ同士がお互い何も理解してないのでズレまくった無意味議論をして言い争ってるだけだろ

全員バカなので当然まともな結論なんか出ない

結構別物だよ



まず現行憲法では9条自衛隊許可すると言う文字は入れていないが、『「軍隊を持たない」の軍隊には自衛隊を含まないので合憲である』と判断して運用している。

別にこれで問題ない、と言う派閥と、

自衛隊軍隊の1つと言ったほうが正確だ。憲法文言と実際の運用が異なってる!自衛隊文字を入れるべき!と言う派閥が、争ってるだけだろ?


それを理解してる国民なんて全くいなくて意味不明議論をしてる人ばかりなので、民衆議論は本当に聞く価値がないなとヘソで茶を沸かしてるよ


強いて言うなら憲法にあえてそう書く是非を問われてるわけだけど、軍隊を持たないとの記述をし、あくま自衛隊軍隊として認めない建前には、自衛隊積極的戦力として運用された場合には違憲として制限する効果が実際にある。

あくま自衛隊専守防衛自衛団体としてのみ機能しており軍隊ではない、との憲法要請を強く反映させることができる。(=責められた時の防衛は現行のままでなんら問題なく可能。)


自衛隊以外の軍隊を持たない」とあえて書くことは自衛隊軍隊として認識しているわけで、そうなると自衛隊積極的戦力として想定・運用・扱われたと言える場合ストップをかける力が弱くなるわけだ。

元々防御する権利には影響しない。交戦権最初から殆どの国が持ってない。ほぼ全ての国は交戦権放棄している。


軍縮はまた別の問題だよ。

最近の国際会議の内容で考えれば軍縮の方向が強くて軍縮を考えるのが国際的な方向なんだけど

それに軍の規模は現在世界3位、持っているのは自衛隊のみで専守防衛のくせにだ

軍事費を増やして得をするのは見返りにアメリカからお金をもらえる自民党のおじさんだけなんだが、未だに1930年代に生きてる人がいて反対してるらしいな

税金をおじさんの懐に入れるのが余程好きなようで…

日本憲法第9条問題アメリカ中絶問題

アメリカでは中絶の是非が、アメリカ世論を真っ二つに分断してしまう程の政治的問題であることは分かった。

日本人からすれば「中絶なんて当たり前の権利じゃないの」くらいにしか思えないが。

だが日本にも、アメリカ中絶の是非と似たような問題を抱えている。

それは表題にも書いた通り憲法第9条問題である

アメリカからすれば、国が軍隊保有して自国領土を守るのは「当然の話」なのだろう。

共和党はもちろん、リベラル民主党ですら軍隊保有交戦権容認している。

しろリベラル民主党政権の方が太平洋戦争キューバ危機ベトナム戦争対テロ戦争など戦争積極的に見える。

しか日本では、軍隊保有交戦権の是非について議論するだけで世論は真っ二つになる。

日本人にとっては憲法9条が、アメリカ人にとっては中絶の是非がそれぞれの琴線に触れる問題ということか。

2022-05-03

憲法9条だけを改正するのが一番良いと思う

憲法改正」というと、日本左派系の方々は条件反射的に強い拒否反応を示すことが多い。もちろん、自民党憲法改正草案はとんでもないクソであって、ああい極右的改憲は俺も断固反対だ。

でもさ、9条はやっぱりおかしいだろ。第1項の「戦争放棄」はまあ良い。しかし第2項「戦力不保持」「国の交戦権否定」はさすがにあり得んわ。自衛隊はどう見ても「戦力」だし、他国から普通に軍隊」だとみなされている。じゃあ自衛隊違憲から廃止するのか?それも無謀で危険だろう。

9条の第1項の「戦争放棄」は残し、第2項「戦力不保持」「国の交戦権否定」は削除し、自衛権自衛隊を明記する。これは必要だと思う。

それ以外の改憲はとりあえず必要ない。

9条のみを改正し、その他は守る、という方向性に一番近いのは国民民主党あたり??

2022-03-09

悪魔解決策(泣)

「どうだ、あの案は出来たかね」

はい、ほぼ出来ました」

「どれどれ前文は”…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全生存を保持しようと決意し…”か

なるほどよく出来ているではないか

ありがとうございます。次のこの部分はどうでしょう?」

「何々

”1,ウクライナ国民正義と秩序を基調として、国際的平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争武力による威嚇または武力行使は、国際紛争解決する手段としては永久にこれを放棄する

2,前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権、これを認めない”か

これは素晴らしい、この憲法傀儡政権に認めさせれば大丈夫だ」

「反対する者はどうしましょう?」

「そういう奴らは公職追放してやればいいんだ

そして我々を批判する書籍などは、発禁焚書にすればいいんだ」

はい、わかりました」

しかし、短期間でよくやってくれたが、何か参考にしたのかね」

はい日本憲法です」

「ほほう、それはいい、これでアメリカ日本も、かつての連合国も、我々の占領計画に反対できなくなるぞ、

そこでウクライナを守るために我々の基地を置けば完璧だ。これはあくまでもウクライナが、ドネツクルガンスクの民を虐殺した結果だからな」

という会話が某国の某所でされたとか、されなかったとか

自分アイデアながら、おそロシアです

(某ブログから転載

2022-03-01

プーチンウクライナ傀儡政権を置いて

陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

なんて憲法与えたら、左翼のみなさんはどうするんだ。

憲法9条を広めて世界平和、をプーチンが実行する形になるが。

2022-02-27

9条ヤジってるひとたちって結局どうしたいの?

憲法改正とか9条がどうのとか言ってる人たちが、結局9条をどうしたいか、それによって何をどう変えたいのかわかんないんだよね。

個人的9条を変える理由はないと思ってるからなおのこと。

戦争放棄、戦力の不所持、交戦権の破棄に異論はないし。自衛隊自衛権範疇として確保できているところもうまいことやってるなと思ってる。

自衛隊解釈がもやっとするからはっきり「戦力」にしたいって気持ちなら理解できるけど、それを明言するためにどうこうする気もないなあと。

あと憲法9条左翼の方々が気に入らんからヤジってるとかでもまあわかる。そういう気分もあるよね。にんげんだもの

2022-02-26

anond:20220226203237

NATO加入で集団安全保障を実現しようとしたら無茶苦茶な難癖つけられて核すらちらつかせて全面侵攻してきたロシアに何が有効かというと、ロシアを上回る軍事力で抑えるしかないじゃない。

それを国連でやれたらいいね、でもできないね湾岸戦争みたいに有志国家が介入するしかいね、じゃあ独力でそれを上回る軍備を持ってりゃよかったねって話。

少なくとも日本国憲法九条による軍備と交戦権否認なんてのは話にならない。

「どうせヒトは死ぬから糖尿病でも毎日二郎食うし医師治療は金儲け目的です!医療www」というレベル

交戦権」を認めないのであれば、ちゃんと「無条件に降伏せよ」と明記すべきだと考えている

でないと9条の戦争放棄理念が解かるわけがないと思う。

侵略された場合は何も応戦せずに降伏する」事がこそが平和主義理念であり、これ以外に「敵味方問わず人命尊重を最優先する」方法などありはしない。

新政府軍に対して江戸城無血開城選択した旧幕府軍よろしく、全力で戦って人命を消耗し都市を灰燼に帰するより、互いの武士としてのプライドを捨ててまで人民を守る、

これこそが「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼」して戦争放棄する事である

「おとなしく言うことを聞いて抵抗しなければ決して悪いようにはしない」といって攻撃してくる相手を信頼できるのかという話かと憤慨する向きもあるだろうが、究極的にはそうだと思う。

2020-11-11

anond:20201110134140

第九条 日本国民は、正義と秩序とを基調とする国際平和を誠実に希求し、陸海空軍その他の戦カニは、これを保持せず。 国の交戦権は、これを否認することを宣言する。 第二項 前掲の目的を達する為め、国権の発動たる戦争と、武カニによる威嚇又は武カニ行使は、国際紛争解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2020-09-01

憲法改正論議における安倍晋三の華々しい業績

改憲派の先鋒でありながら護憲の要石を地中深く打ち込んだ安倍総理が辞意を表明された。改憲に向けて日本がやってきた道のりをガキの泥遊びで全て台無しにした安倍閣下護憲派にとって駐印イギリス軍にとっての牟田口に等しい。

ここにその輝かしい業績を記したい。

 

まずは安倍晋三以前の状況から

WWII以後も熱戦の時代は続き、世界民族自決植民地独立冷戦下での大国介入に伴う戦争経験してきたが、敗戦武装解除された日本関係のない話で、経済成長に邁進してきた。この路線を決めたのは吉田茂である(吉田ドクトリン)。

その冷戦下で9条改正を目指すのが自民党護憲革新という図式が定着した。数で劣る革新だが思想的には優勢で、冷戦後期には自民党改憲路線を表に出せなくなっていた。冷戦により国際政治的にも日本の専守路線固定化されていた事と他国では熱戦が続いていて海の向こうでは若者戦死が伝えられていた事もある。憲法学者と言ったらほぼ全てが革新護憲派だった。

 

ところがここに「憲法フェティシズム」的な趣向が定着して行く。つまり憲法は良いものから朗読しましょう的な考えだ。反リアリズムである

その為護憲=お花畑空想平和主義という評価が出てくる。そして冷戦終結により日本立場は流動的となった。

そこに降って湧いたのが湾岸戦争で、ここで戦後初めて日本戦争への協力を求められる事になり、世論右往左往する事になった。秩序維持の為の戦争であるという大義名分もあるし、憲法9条が前提にしていたのは国連軍が結成されて国軍は縮小されるというカント的な世界である多国籍軍国連軍とは違うが名分的には相似だから護憲派も一概に否定しにくい。

 

湾岸戦争を戦費拠出という形でお茶を濁した日本だったが、戦争に寄らず国際貢献をすべきとの議論が高まってPKO活動自衛隊が参加するようになった。その第一弾はカンボジア民主選挙監視である

また同時にそれまでタブー化されていた改憲の機運も上がり、護憲派ばかりだった憲法学者にも改憲派が現れ、メディアに出るようになってきた。その筆頭は小林節である

 

先に書いた憲法フェティシズムのせいで、憲法学には「微妙」な空気が取り纏っていた。

憲法法学なので法学部で扱う。だが法学一般は最終的に実学接続しているのに憲法はそうではない。例えば国民主権自由主義的な思想意味が延々とこね回されたりする。

国民主権主権は元は絶対王政国家正統性の為のフィクションであって、統治権外交権交戦権などを示すが、こういう肝心な事はスルーされて国民主権思想的に称揚されるばかりだったりする。

一言で言うと左翼神学的な評価がされていたのである

 

例えば国際政治での人権の扱いなどが憲法学周囲から出て来ない。国際政治では人権国家に対する対外的権力だ。

統治問題主権の壁によって外部から干渉できない。この前提が共有されないので人権がその壁を突破できる国際権力となっているという事が扱えない。特にコソボ紛争ではNATO軍事介入理由人権が挙げられた。国民主権は扱うのにこっちに接続できない憲法論というのはリアルを欠いている。

 

コバセツはこんな左翼神学的な憲法学に割り込んで行って安楽椅子を蹴り飛ばして塗り替えたと言って良い。

 

改憲問題エポック的な出来事があったので紹介しよう。2003年の朝ナマで西部邁がコバセツに追い返されたのである

西部改憲派テーブルに座り「憲法9条や前文の精神日本人に悪影響を」と長々語っていた。これはモロに憲法フェティシズムだ。憲法を唱える事で精神浄化され理想的市民国民が出来ると言う考えだ。

それでイライラMAXとなったコバセツは「そんなの相手にしなくていいから」と侮辱。衆前で面子を潰された西部は退出した。

これは左翼神学の単に裏返しで、コバセツはそういう神学的安楽椅子を蹴散らしてきたんだぜ。そんなを見たら撃てと訓練されたコバセツの前でそんな事言ったらバカ扱いされるに決まってる。

 

それでリアリズム的にもう9条一国平和主義は困難だし、ちゃん改正しようという機運が高まっていたのだが、これに疑問符を付けたのがイラク戦争であった。

当初から戦争理由疑問視されていたのだが賛同者達は「アレは最初から予防戦争だった」等と誤魔化していた。だがISIS勢力伸長すると彼等も黙りこくるようになった。

これによって米国主導の国際秩序維持に付いて行くという路線留保すべきという流れになるのは当然だ。しか国連の影響を抑える為の政策米国しまくった。この為に国連路線を旨としていた日本国際貢献イマイチリアリズムを失ってしまった。国際貢献路線の空白である

 

そこに颯爽と現れたのが我等が安倍晋三閣下であった。

改憲旗艦となった彼は新右翼学生運動流れの学者を重用、党内の勉強会でコバセツは対立するようになった。

彼等の憲法観は嘗ての左翼神学の裏写しであった。コバセツが蹴散らした椅子に座りだして頭の悪い理想論を語るようになったのだから当然だ。

すると2007年にコバセツは自民党憲法勉強会に呼ばれなくなった。パージである

ここでリミッターが外れ、改憲論というのはお笑いリアルと全く接続しない理想論を語るだけのものとなっていく。

例えば若者がチャラチャラして国家について考えないのは怪しからんので徴兵するなど。

日本会議の中枢に居るような新右翼学生運動家には就職せずに大学に残った者も多い。また六本木にあった生長の家などで寮生活を送った者も多い。その集団的生活史が投影されている。

吉田茂は後に吉田ドクトリン撤回して海軍力を増し海洋国家となるべきだと主張していた。これは日本海岸線は長いので防衛力をそこに集中すべしという考えと、当時の日本重厚長大産業国で造船がその筆頭だった事もある。

徴兵海軍に向かず陸軍歩兵に向く。つまり海兵隊のような外地でのの占領などが多い事が前提になるが彼等にはそんな考えは無い。国家意識希薄若者は怪しからんから集団生活をさせろ、国を守るのは美しい行為から戦争従事させろというだけだ。

 

またいつのまにやら立憲主義否定されて憲法国民が守るべき事柄になっていった。

コバセツを追い出して何年も顔をつき合わせて「現憲法には国家を統制するような事ばかりかいてある、おかしい」とやっていたのである

何年も何百時間も掛けてバカの思いつきを言い合って論議のつもりだったんである機械ばらして直せなくなるガキかよ。

それに対する言い訳は「家族愛は良い事だ」などであった。良い事だから朗読しましょうというのが憲法だと思ってたんである。良い事を書くと良い国になると思ってるんである

まり彼等は憲法どころか毎日やっている立法の仕組みも判っていない。法律が肉付けされて権力を持つ仕組み=政令省令の事や閣法の提出過程も判っていない。

これは左翼神学的で実学接続しないので憲法学者微妙な扱いされていた20数年前の完全に裏焼きであろう。

そういえば日本会議の活動家たちが動いて成立させた国旗国家法や年号法などには政令が無い。普通立法プロセスが付いていないのである

 

こうして「改憲」は厨房タームとなり、現実に即した意見を言う人との評価が欲しい人は避けるようになってしまった。「南京虐殺朝日新聞捏造によるもの」とか「地政学的にナンタラ」と類似コンテンツとなってしまった、

 

安倍閣下の華々しい業績はこれだけではない。

南スーダンPKO日報破棄はその最たるものだ。

南スーダンの情勢が悪化自衛隊PKO活動をしている地域危険に晒された。他国から派遣されている軍を置いて撤収していいのか?これは改憲上の一番重大な局面だ。

今回は撤収するにしろしないにしろ国民の皆さん、憲法の枠内に納まるよう戦闘地域では活動しないという区切りPKO活動をしてきましたが、コソボ以後のPKOは変化し、戦闘状況では積極的な介入により平定を維持するというポリシーになっています。今後もこのように情勢が悪化して危害射撃をする必要に至るでしょう。憲法PKOポリシーを変える為の議論をする時です」というのが改憲派の筋である。そしてその時である

なのにたかがその場の政局が荒れる事を忌避した聖帝閣下はそんな事に興味は無かった。日報を破棄させる圧力をかけたのである現実に即した改憲に至る正統な道筋と思わなかった。改憲は既にガキ臭くて老害じみたルサンチマンを集合させる事でその手の固定票を集めるフワついた寝言であったか自衛隊憲法問題なんて気にも留めなかったんであるな。そしてその寝言化を成し遂げたのも聖帝閣下とお仲間の努力の賜物であった。牟田閣下前線から離れて芸者遊びを続けたような血の滲む努力の。

 

更にこの件では防衛大臣が辞任する運びとなった。

だが隠蔽責任を率先して取ったのではない。後から無くなった筈の日報が出てきたのだ。

まり自衛隊に後ろから刺されたのである制服軍人スーツ政治家が統制するのが文民統制であってこれが失われると国家破滅に突き進む。そんな憲政上の大問題だ。

だがこの自衛隊が成した暴露は正当な行為である。やってはならぬ不正を成さしめそれを是正した事で文民統制上の問題となった。

しか自衛隊活動が蓄積された一部であって、改憲への正当な道筋ど真ん中の事を無きものにするという不正であって改憲派として正気の沙汰ではない。

だがこの時既にこの政権にまともな責任を取らせようという国民意識は無くなっており、子供の間違いのように擁護されて忘却された。

ど真ん中改憲問題はこうして消え去り「家族大事とか良い事が書いてある憲法朗読しましょう」という流れは保護された。

アイドルのような還暦女性ポストを与えた防衛大臣が軍に後ろから刺されるという事態の深刻さにも晒されずに相変わらず神学徒達は安楽椅子ロリポップを舐め続けることができた。

 

安保法制憲法解釈変更問題本来なら改憲問題だ。

だが集団的自衛権への移行に就いて憲法論議国民に投げかける事はしなかった。

この理由時系列を辿ると判る。

2013年に盛んに言っていたのが「戦後レジームからの脱却」だ。更に年末靖国神社を参拝したところ、日米関係戦後最大の冷え込みとなった。

太平洋地域戦後レジームが米国のなした国際秩序という事に気が付かなかったんである靖国参拝英霊への感謝という言説に自家中毒になりA級戦犯合祀から問題化したという事を忘れていたんであるバカな…と思うがそれが聖帝閣下とその友達だ。

因みに日本会議中枢などの「新右翼」とは反米主義右翼の事だ。戦後体制はYP(ヤルタポツダム)密談による分割であるから打破するというのがその趣旨だ。

こうして2014年には聖帝はオバマに擦り寄るようになった。そんな中で米議会で発表されたのが集団的自衛権への転換である

議会であるのも理由がある。湾岸戦争以後、日本憲法改正させて米国戦争サポートさせるというのは共和民主わず共同認識になっていたのだ。

こういう経緯なので改憲論議という手順を踏まずにやったのだ。

集団的自衛権が必要なら当然改憲の重大な理由の一つになる。だが解釈変更という形で現憲法合法としてしまったのだから改憲カードは無くなった事になる。

 

カンボジア独裁化に関しても何も言っていない。

PKO歴史を知っていたらそのエポック性は無視できない。「日本軍事的国際貢献への一歩とした国であり憂慮している」ぐらいは言うべきだがそうはしていない。

尚、日本民主選挙以前は外国に逃げたポルポト政権承認していた。あの虐殺国民の半分近くを殺しまくったポルポト国家承認したままだったのだ。選挙監視にはそういう理由もある。

 

こういう風に改憲上の最大の障害は聖帝閣下とお友達なんであるが、この状態は方々に都合がよろしい。

護憲派は憲法9条が国際状況にそぐわなくなっている事を考えずに済む。あんだけのバカ草案を出したら改憲反対は当たり前であって、PKOポリシーの変化にどうするかなんて問いを考えなくて済む。コバセツ含む嘗ての改憲派憲法学者も全て護憲派に寝返った。

一方、米国主導の軍事秩序賛同派はイラク戦争賛同の総括をせずに済む。ISIS支配地域にあの連中置いてくるべきだ、なんて意見に晒されずに済む。

そんな情況空白地帯で先人の積み上げた蓄積の意味判らんかった聖帝閣下友達と泥遊びに明け暮れ、田んぼをぐちゃぐちゃにしてしまったが意味が判っていないからなんという事もない。お友達稲田防衛大臣制服に後ろから刺されたのににこやかに軍事パレードを行い、胸に手を当てて国家への忠誠を示したので上機嫌で去っていった。

統計公文書も無くなった国に護憲の要石を深く打ち込みやがて聖帝閣下も去る。

2020-02-25

anond:20200225110458

からありがとう

改憲というのは、つまり9条ことなんだよね?戦争交戦権放棄

アメリカ国防プラスというのはつまり交戦できるようにすることで、アメリカ様の手足になりますよ!また必要ならば売られたケンカ出張するぞ!ってことかな。

中国韓国マイナスというのはつまり、「こんなに近いとこでケンカ買う宣言って、おまえそれ俺らに銃口向けようとしてるだろ?」というふうに取られてマイナス印象ということかな。

2019-07-27

anond:20190727183759

交戦権自衛権は違うというのが政府解釈だし、自衛隊容認論を取りながら自衛隊我が国防衛するため必要最小限度の武力行使することを否定するものはいない。

自衛隊存在を認めるかと武力攻撃に対して反撃することを認めるかを分けて議論する方が常識で考えても法理で考えてもおかしい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Лучший частный хостинг