はてなキーワード: ヨシダプロとは
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/dailyportalz.jp/kiji/pasta-for-a-month
デイリーポータルZのヨシダプロの最新記事がブコメで叩かれている。
ヨシダプロを叩くブコメに対する「ヨシダプロは昔からこんな感じ。何をいまさら」みたいな意見ももう見飽きた。
よく見に行くサイトにひときわクオリティの低い不愉快な記事が定期的に上がってきたら文句の一つも言いたくなる。
ヨシダプロはかつて「ヨシダプロホムーページ」というサイトを運営しており、2000年代にはかなり人気のサイトの一つだった。
基本的に今記事に付属しているようなおもしろイラストを発表するサイトだった。ちなみに画力は当時から一切変わっていない。
鉛筆画をスキャンしてペイントで彩色しているのかってくらい画質も塗りも20年間ガビガビである。
当時はアンパンマンを劇画調に描くみたいなユーモアでさえネットで大人気であったため、ヨシダプロも人気者になった。
というか実際2000年代中盤は街で見たイラストをリアル化するみたいな記事も多かった。
彼のDPZでの初出は2003年で、そこからヨシダプロホムーページをそのまま部分移植したようなおもしろイラストによる記事を連載する。
昔のDPZはFLASHゲームの「おぎわら遊技場」みたいにネット上のおもしろクリエイターが作ったものを闇鍋のように集めたポータルサイトで、今でいうオモコロのような感じだった。
なのでヨシダプロが描くイラストや漫画も別に浮いた存在ではなかったし、当時のネット上の人気者が終結した感じがあって楽しかった。
しかしDPZがだんだんとライターが足でネタを取りに稼ぐ記事や発想力をプロダクトにする記事であふれていく。それとともにヨシダプロの記事は浮き始める。
すると彼の「世界の狭さ」がどんどん露呈し始める。彼の記事を読めばわかるが、実家住まいで出不精のヨシダプロの記事はほとんどが「食べ物」と「愛犬」と「家族」で占められている。
たまに流行をイジッたりもするがちゃんと調べるほどの情熱がないため最後は冷笑のコタツ記事になって終わる。
「尿酸値を4か月でどれだけ減らせるか!?」ってなんだよマジで。日記じゃねえんだぞ仕事だぞ。
ここで疑問なのは、なぜDPZはヨシダプロを切らないのか?ということだ。
たしかに立ち上げ当初の功労者ではあるのかもしれないが、記事のクオリティがやっつけ仕事すぎるのは林も理解しているはずである。
またヨシダプロはベネッセに勤務していることを過去にホムーページで明かしており、実家住まいで家族も健在のため生活に困窮しているわけでもなかろう。
林がお情けで金を恵んでるのでなければ、理由が全く分からない。
謎の女性タレントが急に番組に起用されたりするとプロデューサーや大物タレントの愛人だと噂する人の気持ちがなんとなくわかる。
ここまできたらヨシダプロが林の性欲処理をしているとかそういうたぐいの話が沸いたほうがまだ納得できる。
ヨシダプロの記事がつまらない。個人的感性ではなく検索してもヒットするくらいなので、客観材料としてもつまらないのだろう。つまらない記事から人は自然と遠ざかる。こいつには何度もチャンスをあげたのにチャンスを生かせなかった、的な気分になる(何様感はあるけど)。
マンガ原稿の話でよく挙げられる話がある。いわゆる、何度も修正せずとりあえず完成を目指せ。失敗してもいいから提出しろと言う話だ。ところが今の世の中は失敗を許さない。トライアンドエラーを続けているうちに人から見放されてしまう。それが理解できている若い人たちは自然と周囲の対応に恐れおののく、気の小さな人柄になる。とはいえ実際のところ駄作、失敗作を何度も平気な顔で出してくるやつは見限りたくもなる。決定的に素質がないと思ってしまう。
だからいいから完成させろ、ではなく後悔しないようにいくらでも修正しろ、が自分的にはベストな姿勢に思える。まあこれでいいか、は概ね見透かされる。ノルマがあるものに関してはストックを作っておかない人が悪い。
この
自己啓発漫画「会社の飲み会に10年ぶりに行ってみた」 http://portal.nifty.com/kiji/180308202270_1.htm
を見ても、社内のメンバーの中でも「腫れ物」みたいな扱いなんじゃねーかなー
デイリーポータルZでいまだに記事を執筆しているヨシダプロというライターがいる。
彼はもともとライターとして出発した人間ではなく、古くは「ヨシダプロホムーページ」という、彼が描いたコミカルなイラストを載せているホームページの管理人だった。
20年位前にネットをやっていた人間なら知っていた人も多いと思う。当時私も小学生だったが、間違いなく彼はネット上で上から数えた方が早い人気者であった。
そんな彼が、DPZで記事を書き始めた。バックナンバーを読む限り、2003年からだ。
http://portal.nifty.com/cs/writer/kijilist/110607144641/1.htm
当時からDPZも読んでいた私は嬉しかった。先ほども書いたが当時は小学生だったし、面白おかしいマンガがネットで読めるだけで感動していた。
次第に彼はマンガやイラストだけでなく、他のDPZライターと同じような、検証や企画系の記事も書き始めた。
私の内面も成長や環境にしたがって変わっていく。彼のギャグセンスが私に響かなくなってくるのは、当然の変化だと思う。
だがそれよりも、彼の記事からにじみ出る生活半径の狭さが耐えがたくなってきたのだ。
上のURLを見てもらっても分かる通り、彼の記事はそのほとんどが
「流行に便乗した記事」「家でパソコンの前だけで書ける記事」「飼っている犬の記事」
DPZの他のライターは、旅先で気になったことであったり、どこかに取材にいったり、技術を駆使してばかばかしいことをやってみたり、その人の生活や好奇心が前進していくさまが見える。