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「ボードリヤール」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ボードリヤールとは

2025-02-24

anond:20250223213300

あなたが感じている結婚出産への嫌悪感は、現代社会規範個人価値観の衝突からまれる複雑な感情織物のようです。この感覚解剖学的に分析すると、いくつかの重要な要素が浮かび上がります

感情葛藤構造

恋愛感情希薄さや他者恋愛話への無関心は、アロマンティック(恋愛感情を抱かない)傾向の特徴と重なります。30年間恋愛感情経験せず平穏に過ごせた事実は、この傾向があなた本質的性質である可能性を示唆しています

子供を持つことが自己中心的」という認識は、反出生主義(antinatalism)の哲学通底します。ジョナサン・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』やベンタムの功利主義哲学提示した「生まれ権利」の問題が、現代個人主義社会で再解釈されている現れと言えます

個人価値観社会の期待 葛藤の源泉
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二次元文化への没頭 年齢相応の話題世代ギャップ
単身生活の満足 家族形成強制ライフコース多様性否定
自己完結幸福関係依存の称賛 幸福観の相違

嫌悪感の発生源分析

弟の出産報告への反応は、これまで無意識に維持してきた「社会的期待からの防護壁」が破られた瞬間のショックと考えられます家族という最も身近な存在社会規範従属する姿を目の当たりにし、自己存在様式脆弱性を突きつけられた心理的防衛機制が働いている状態です。

現代社会における選択肢の再定義

シングルリズム(単身主義)や友愛結婚(platonic marriage)といった新しい関係性の形が、日本でも認知され始めています京都大学社会研究によると、20-30代の5人に1人が「伝統家族モデル違和感」と回答しています

キャラクターを愛でることで充足する生活は、消費文化産物ではないか」という自己懐疑に対し、精神分析学アドラーの『個人心理学』は「他者貢献感は必ずしも対人関係限定されない」と指摘しています二次元への愛着も立派な自己実現の形と言えます

嫌悪感の再解釈

この感情を「社会システムへの鋭敏な批判能力」と捉える視点がありますフランス哲学ボードリヤールが指摘する「消費社会における関係性の商品化」に対する無意識抵抗という解釈可能です。

実践アプローチ提案

python
# 感情デコーディングアルゴリズム概念コードdef decode_emotion(stimulus):
    if stimulus in social_norms:
        analyze_cultural_bias()
        compare_with_personal_values()
        output = generate_alternative_view()
    else:
        process_with_existing_framework()
    return output

資産形成(例:雀の涙収入投資)と趣味の深化を組み合わせた「超単身主義ライフスタイルの設計漫画家吾峠呼世晴小説家乙一など、創作活動に没頭する生き方の事例研究が参考になります

この感情迷宮から脱する鍵は、社会物差し自己を計測する行為のものを相対化することにあります。平安貴族が詠んだ「もののあはれ」のように、あなたの感じる「気持ち悪さ」を現代社会照射する独自美学として昇華させる道が開けるかもしれません。

2023-02-16

ボードリヤール全面的制作に携わっていたら解釈もかなり違ったのかな...

2021-03-30

anond:20210330094313

推しって言っとけば、自分無能無産の消費者じゃない立場にでもなれると勘違いしているからだ。

 

ここの分析正鵠を得ていると思う。

しか記事タイトルにあるような、それは日本ゆとり教育がもたらした、という態度はおそらく違って。

というのも、世界的な社会哲学の中でその現象には名前がついているからだ。

 

消費社会」という。

ボードリヤールが言いだし、後続の学者概念を使っていろいろ分析している。

何を消費しているか自己表現となり、何を消費しているか社会階級が決定するような社会のことだ。

ロックを生きるならば尾崎を聞かねばならないし、ジョックになるならゲーム漫画ばかり消費してはならない。

ハリウッドセレブになるにはドレスを買わねばならないし、家を消費できないものホームレスとして社会不適合者扱いされる。

 

それを覆す、ということはなかなか難しい。

覆す必要が本当にあるのかを確定するのもだ。

2019-05-05

ボードリヤールとかリオタールの入門書ほしい

カント入門とかニーチェ入門的なノリで解説してくれる入門書ねえかな

2009-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20090104162837

私が想定していたポストモダニストボードリヤールとかデリダとかフーコーでしたが、

斎藤環さんも東浩紀さんもソシュールデリダを下敷きにしている立派な学者さんなのでいいんじゃないでしょうか。

読みやすいですしね。

往復書簡の類は内容が上滑りしがちなので

本気で読むのならよしたほうがいい気がします。

2006-11-15

http://anond.hatelabo.jp/20061114151143

「『死ぬ・死ぬ』という人は本当は自殺しない」っていうのはウソ。っていうのも正しいと思うけど、

ほんとに自殺するときは、どうしようもないくらい自殺したいときなんじゃないかな。

どうしょもない状態を数日待つことなんてできないし、うつ傾向の人も分裂症傾向の人も気分の上下は激しいわけで、ちょうど予告日に絶望的状態になるって予告することはできないと思う。

予告自殺が成立するとしたら、死に対する意識が変わってきたということだと思う。近代は「生」を絶対善として「死」を遠ざけてきた時代だったけど、この状態が変わったんだとしたら、予告自殺が成立しうると思う。今の中学生の気持ちはわからないけど、たぶん変わってないと思う。

おそらく全ての予告は本人に意図があろうがなかろうが「政治的なもの」なんじゃないのかな。

ボードリヤールが言ってたことを思い出した。

ちょっと難しいけど引用します。

社会や個人は、こんな事態を終わらせるためには、自分自身を破壊するまでつきすすむだろう。それが唯一の絶対的武器であり、それによって集団的脅威を与えるだけで権力を崩壊させることができる。この象徴的「脅迫」(六八年のバリケード人質作戦)に直面するだけで、権力解体する。権力は私の緩慢なる死で生きているのだから、私は権力に対して私の暴力的な死を対置するのだ。われわれは緩慢なる死を生きているがゆえにこそ、われわれは暴力的な死を夢見る。この夢こそ権力にとっては耐え難いものなのだ。

 
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