はてなキーワード: オタ芸とは
増田はあまり知らなかったのだが最近ハマったので話をさせてくれ。
年齢層にもよるだろうが、リアルアキバボーイズ(RAB)について知っているかと聞かれたら
①知らない。
②昔ニコニコ動画のランキングに上がっているのを見たことがある。メンバー等までは知らない。
③メンバーの名前を知っている程度には見ていた。最近はよく知らない。
④ここ数年で活躍を目にした。
大体こんなもんに分類されると思う。
増田は昨年まで②であった。
しかしたまたまYoutubeに出てきたおすすめ動画を繰っているうちにあれよあれよとはまってしまった。
この記事は②および③の人に向けて、増田が「知らんかった…!」と驚いた内容をお伝えしたいものである。
保護者諸氏には物足りないかと思うが温かい目でご覧いただき、間違い等あったらご指摘いただけるとうれしい。
増田の記憶の中のRABは、ニコ動のランキングで見かける、5人位でコミカルなダンスの動画を定点カメラで撮ってる人たちであった。
2010年代前半までは、創始者1名(動画等にはあまり参加しない)+5名の、ブレイクダンスのチームだった。
生年は1983〜87年、ダンスを始めるきっかけはめちゃイケの岡村、涼宮ハルヒやらき☆すた、ナデシコやゼロの使い魔あたりがオタク活動の全盛期だった世代である。
それぞれブレイクダンサーとして活動し華々しい戦績を上げていたメンバーが、オタクという共通項を通じて結成したのがリアルアキバボーイズというチームだ。
2006年の結成からはダンスバトルに出たり、ブレイクダンスのイベントでアニソンダンスを披露したり、それで審査員にガチ怒られしたりしていたらしい。
2011年にスター☆ドラフト会議という番組に出てチェックシャツをタックインしたオタクという演出をつけられ(そして劇団ひとりがメンバーの私物のフィギュアを食うパフォーマンスをして2chで死ぬほど叩かれ)、その余波でなんかメジャーデビューしてみたり、
その後チェックシャツを継続したまま踊ってみた動画でニコニコ動画のランキングを席巻したりしていた。
彼らは2016年に、「アニメ化する」「武道館でライブをする」という目標を打ち立て活動を続ける。
生年でいうと1992〜96年。彼らはRABが開拓した「アニソンダンスバトル」のイベントで揉まれてきた世代である。
それまでブレイキンのチームだったRABだが、ここでそれ以外のダンス要素が加わった。
生年は2006年。RABが結成された年に生まれたそのメンバーは、加入時15歳にしてダンス歴12年。天才高校生ダンサー(今春卒業)とかダンス界の至宝とかの呼び声も高い。
アニソンダンスバトルにも小学生の頃から出場しており、小さな身体で圧巻のパフォーマンスをしている様子を、今もYoutubeで見ることができる。
最初にオタク文化が好きという理由で始まったRABが、約10年下の世代、さらに10年下の世代へとメンバーを増やしていることに、増田は個人的な胸熱を感じている。
それを実現したのは、ダンスパフォーマンスはもちろんだが、アニソンダンスバトルという「場」を作ってきたからだ。
2011年に彼らがスター☆ドラフト会議に出たとき、「オタクがこんなに踊れるわけねーだろ!」というツッコミが飛び交っていたのを覚えている。ストリートダンスとオタクなんて水と油だと思われていた。
けれども彼らはそれらを繋げた場を自分たちで作り、人を集め、大人から子供まで魅了している。
2018年、RABの主催する「アキバ×ストリート」は文部科学大臣賞を受賞したらしい。
2019年の新メンバー3名(ESPICE)加入以降、一つ重要な変化がある。
RABは、かっこつけるようになった。
悪い意味ではない。
もともと彼らはダンスの分野で世界一になったり日本一になったりした実力者揃いなので、そもそもちゃんとめちゃくちゃかっこいい。
だが、初期メンバー(ROOTS)の動画は「高いスキルを使ってふざけ倒す」ものが多く、カメラも固定がメインである。
はじめから終わりまでかっこいい振付の動画であっても動画終わりの「おまけ」でふざけたりする。
だが、ESPICEが加入し、彼らが動画の振付や監督をするようになると(RABは振付・監督をそれぞれが行う)、
アップやカット割、照明を駆使した凝った演出、チェックシャツ以外のかっこいい衣装の動画が増えた。
それがまじでかっこいい。
これは私見だが、ROOTSの世代が持ってるどこか古いオタクの恥じらいみたいなものの軛が、ESPICEの世代は比較的薄いんだろうなと思う。
オタクだろうと、がっちりきめてかっこよくしてかっこいい!と言われるのが不思議ではない世代。
そして、ESPICEの3人がROOTSを心からかっこいいと思っているのが見て取れる。
世界に誇れるスキルをもつかっこいい先輩をかっこよく演出したいし、自分たちのかっこいい姿も見てほしいのだなと思える。
また、メンバー加入によってダンスの種類が増えて見せ方が増えた。
ブレイキンの技だけではない、タット、アニメーション、ヒップホップなどさまざまなメンバーの特技を組み合わせた振付は常に目新しくて膨大な過去動画を見ても見ても飽きることがない。
歌手のバックダンサーとしてでなく、ダンスというコンテンツで武道館を埋めた。
武道館にはオーイシマサヨシ氏が応援に駆けつけた。彼のMVにRABががっつり登場しているためである。
なおかつて番組内でフィギュアを咥えて死ぬほど炎上した劇団ひとり氏からもからお祝いメッセージがきていた。いい話である。
YOASOBIの「アイドル」に「オイ!オイ!」の声としてレコーディング参加し、紅白でもオタ芸を披露していたし、
最近はSnowManの佐久間大介さんのソロ曲に振付・ダンサー・「オイ!オイ!」として参加している。
NHK「沼にハマってきいてみた」ではアニソンダンスバトルが特集された。
2011年にバラエティ番組で観客の悲鳴とともにメジャーデビューした彼らは、10年以上の時を経て、またメジャーの舞台に立ちかけている。
時代の変化もあるだろう。アニメやオタク趣味の立ち位置も、ブレイキンの立ち位置も、この10年で随分と様変わりした。
けれど、その時代の変化をただ享受したのでなく、変化の最前線で場を切り拓いてきたことに凄みがあると思う。
ここまで色々書いてきたが、大人が活動し続けるために必要なのは、金である。
いくら好きなことでも生活費が確保できなければ全力で取り組むことはできない。
RABの所属する事務所は、ROOTSの一人けいたんが経営している。
メンバーの一人が、事務所を立ち上げ、仲間に仕事をとってきて、給料を出しているのだ。
これは知ったとき本当に驚いた。
今でこそ、たとえばゲーム実況だとか、ボカロPとか、歌い手だとか、ネットで発表を始めたクリエイターがそのまま生業にするパターンは珍しくなくなった。
だが自分一人を食わすならまだしも、事務所を立ち上げて仲間まで食わすというのは尋常ではない。
「好きなことで生きていく」と言うのは簡単だ。
だがどこか大手の企業に所属するのでなく、自分たちで今までにないジャンルを作り上げ、大人が真剣に打ち込めるような経済規模に育て上げたのは、本当にものすごいことだと思う。
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いやほんとは、それぞれのメンバー語りとかダンスのすごいところとか好きな動画とか上げていくのが本道なのかもしれないが、まず大枠としてこのチームの物語が考えれば考えるほどものすごいな……と思ったのでまとめて書いてみた。
書きぶりから察されるかもしれないが、増田はROOTSと同世代の人間で、ジャンルは違えどそこそこオタクだ。
「好きなことで生きていく」のど真ん中は歩けないが、掠ってる業種で頑張って社会人にしがみついている。
現状に不満があるわけではないが、好きなことを極め、その結果自分たちでジャンルを作り、そこに人を集めて経済を回し、そして次の世代に居場所を与えていくRABはすごく眩しく思える。
過去のインタビュー記事で、ROOTSの一人であるDRAGONが
「ストリートダンスはどうしても勝ち負けを前提にした技術の判定に偏って、音楽の喜びが薄くなる傾向にある。でも、アニソンダンスバトルは音楽がかかった途端みんながのたうち回るくらい喜んだりして、ダンスのいちばん大事なものが集約されてる」
アニメだからとかオタクだからとかではなくて、好きなものを好きだ、楽しいと言い続けることでそんな場が作れて、それを下の世代に手渡せるなんて、大人として最高の仕事だなと感じているし、尊敬してしまう。
浅いんだよね。
多分一番PVが出てるっぽい感じの辺りを狙ってるんだと思う。
オタク芸のプロをやってるとオタクとしてはドンドンアマチュアになるってのが分かる。
普通は「小3まではサッカー少年だったけど、イキリ連中に虐められたのがキッカケでオタクに。スポーツ選手に対しての強い偏見を未だに抱えているためスポーツモノは全部駄目。エウレカセブンはジョインザフューチャーの回にブチギレて視聴をやめたからオチを知らない」みたいなそれぞれの濃ゆい半生があるわけね。
「子供の頃はデジモンが好きでした!(でもデジモンカードすらやったことがない)最近はワンピースが自分の中で再燃してますね!(でもトレジャークルーズもカードゲームもやってない)」みたいなしょーもない感じのオタク人生しか語れないの。
でもまあオタク芸人同士で互いの記事を読み合って切磋琢磨はしてるから「こう言っておけばオタクは喜ぶんだろ?」みたいなのはそこそこ出来てるんだよね。
だがね、そこに奥行きがないわけよ。
たとえば岸辺露伴の蜘蛛を食べるエピソードを引用したら、本当のオタクは「チョコレートの味がするっていうけど、アレって◯◯の軍用レーションのチョコの味なんだろうね。両方食ったことが有ると似てるのが分かるよ」みたいなコイツ突然何言ってんだろうってエピソードが芋づる式にポロッと溢れるのよ。
画像会話のテンプレコマは知ってるけど原作は読んだことありませんみたいな感じなのね終始。
昔は違ったよ。
もっとこう聞いてもない自分語りみたいなのが始まって読んでるこっちとしては冷めた目で見てはいるけど「まあ素の自分で書いてるんだろうな」という気持ちにはなってたわけ。
「小池都政にさしたる失点なかったら、誰がどうやっても勝てなかった」って言ってる人がいるけど、石丸+蓮舫だけで小池より多いので、やりようによってはワンチャンあったと思う
政策と活動が支援者向けで都民向けじゃなかったのが致命的だったと思う。
神宮外苑でCO2がどうとかフェス的な盛り上がりの見せ方とか、支持者には訴求するんでしょうから、選挙区や比例で当選を目標にする選挙の戦い方としては良いのでしょうが、普通の人を遠ざけるので、1人だけが選ばらる知事選には不適切だったでしょう。
政策は東京都に住む大半の人の生活が良くなるものでないといけないのに、一部向け・内輪向けなものばかりになってしまっていた。有権者の第一の関心は景気・経済なのにフォーカスしないし、言っても「東京都と取引のある企業の従業員の待遇改善を求めます」とか関係ない人が大半のことだし、子育て支援も都民の中では相対的に裕福なゾーンにこれ以上支援してもなってなる。
活動も、音楽かけて踊るのは党大会とかでやるのは良いんだけど、街中でやっちゃダメよね。オタ芸に近いと思うんだけど、身内以外からは「あの人たち」と距離をあけられて溝を広げてしまう。
ちゃんとやって欲しかったけど、東京都知事選挙なのに都民の解像度が低く、都民に真摯に向き合ってくれないて、本当に残念だった。本来なら石丸氏に反小池3選票をあんなに攫われて良いわけなかったと思う。
甲子園球児は野球やらなかったら人質を殺すって脅されているわけでもないだろ。
運動神経いいのに「俺、勉強の方優先したいから部活は入らねえわ」みたいに言って拒否ってる奴とか普通に学校に居なかった?
あと中学までやってたけど高校からは遊びじゃなくなってきたのがダルいからモンハンでええわみたいになったのとか。
そういう「選択する自由」がある中で、ゴールが炎天下熱中症デスゲームになると分かっていて運動系の部活動に入るならそれはもう十分に「自己責任」でしょ。
義務教育は当然もう終わっているんだから自分の意志で選んだ結果でしょ甲子園は。
「コミケは戦場だと思え!」について「そういう事言ってると次世代が育たなくなるぞ」みたいに咎めてる人が居たけど、そもそも夏場のイベントって全部戦争に行くぐらいの気持ちで準備しないとワンチャン死ぬよ。
水分は現地で買えない前提で持っていくべきだし、無理そうなら撤退も自己判断していく必要がある。
屋内のイベントだと思って油断してたら行列は天日干しされているってパターンがあるのがコミケの怖い所で、しかも他のイベントと比べるとスポットクーラーの配置とか考えられてないから何倍もヤバイ。
まして普段引きこもっているようなオタクが来ることもあるから「戦場に行く気持ちで来い」で良いと思うんだよな。
どのイベントにも言えることだけど、「夏場にやってる以上下手うったら死ぬ。金払って遠征した上で最悪撤退する判断できない奴は最初に金払う前に心折っといた方がいい」が正しい運用ちゃうんかと。
付き合いで参加させるのも控えるように呼びかけた方がいいと思うね。
とにかく大前提として「最悪の場合は、死ぬことになるという前提を理解せよ」ってことだね。
でもさ、甲子園についてはこの辺今更だと想うんだよな。
だってアイツら硬球投げあってんだぜ?
あんなの頭に変な当たり方したらそこで終わりだろ。
スポーツ系の部活動って小学校ぐらいの頃はそのうち治る怪我でも済みやすいけど、高校生にもなると使う道具や扱うエネルギーがどんどん殺人的になってくるからなあ。
バトミントンや卓球みたいな扱うエネルギーが小さめのスポーツ以外はおおむね「最悪死ぬことを覚悟して入部」だと思うんだよ。
そこを曖昧にしているのが良くないと思うんだよな。
やるべきは夏の熱中症対策よりも前に「死の危険があるスポーツに参加する時にその危険性を伝えることの義務化」じゃねーかな。
そしてこれは当然あらゆる屋外イベントにも同じことが言える。
煙草のパッケージみたいに熱中症で死ぬリスクが有ることをポスター・パンフ・チケットに入れるのを義務付けようぜ。
あと野球やサッカーの観戦チケットで裏に書いてある「ボールが飛んできて死んでも自己責任ですよ」の表記ももっとデカくしよう。
アレも結構揉めるじゃん。
ちゃんと「フーリガンのど付き合いに巻き込まれてくだらねー死に方するかも知れないけど、スポーツ観戦に来るってそういうことだよ」ってのを太い赤文字や黄色と黒の危険表示で明記しようや。
ライブとかも良く考えたらそうだな。
「酒飲みまくってウェイウェイ暴れてるオタ芸に肘鉄食らって失明しても客同士の争いとか知らねーよ来るやつが悪いんだよバーカ」みたいにちゃんと書いた方がいい。
「この技できるのすごいだろ」「ここで有名な○○のオマージュ」(同類にしか分からない共感系)とか、
舞台系はそういうのばっかりだよね。
昔見た「HEADS UP!」というミュージカルは全然そんなことなくて、歌うまいでしょ???感もダンスうまいでしょ???感も一切なかった。ダンスに至ってはズレもあったけど、演者さんみんな「観客を楽しませる」という感じで踊っていて、とっても楽しかった。ミュージカルアンチ(特にテニミュ以降のやつ)の私でも楽しめて、あれこそが所謂「エンターテイメント」というものだと思った。
逆にオタ芸やってるファンって途中から推しアイドルのことBGMくらいに扱ってて(自分の芸主体になってて)失礼じゃね?って思ったりする。
自己満足を延々と見せられても初心者には楽しくないんだよな。なので、初心者を(初心者も)もてなす気があるかないかで見ればいいと思う。
ただ、声をあわせてのコールやら、立席で時にはジャンプしたり、全身ぐるぐる回すあれが苦手なのだ。
おっさんなので立ちっぱしは疲れるし、コールで声を出すのも気恥ずかしさも勝ってしまう。
そもそも、演者さんのパフォーマンスを観にきたのにあんなにぐるんぐるん回っていたら舞台を観ることも出来ないし本末転倒ではないのか。
いや、いくない。
後ろでおとなしく観ている私の邪魔なんだ。私の視界の八割を占めるでっかい身体を大人しく椅子にしまってくれ。
コールも知ってて当たり前という同調圧力を受けて、そんなんしらんねんと縮こまることしか出来ない。
そんな中、このコロナ禍で着席・発声なしのイベントが増えてきて、私みたいな陰キャオタクには非常にありがたい状況となった。
周囲が当たり前のように叫ぶコールを知らなくて申し訳ない気持ちになることもないし、
疲れて座っても気兼ねないし(元々座ってるし)、
ジャンプする人に視界を妨げられることもない。
私は今日まで知らなかった。
アニソンでクラブダンスをする、つまりオタクがパーティーピーポーするという事だ。
野外とは何か?そのままである、みなぎったオタク達は外でオタ芸を全力で披露しているのだ。
知り合いに連れられて、私はそこに七時間いた。一曲も踊る事なく、ただ七時間。
実際、面白かったよ人間ウォッチング。彼らは真剣にオタ芸を踊り、真剣にアニソンを愛しているんだと外野の私にも伝わってきたが、彼らは余りにも特徴的すぎた。
知り合いへの語種として、今日のことは忘れないだろうし、鮮明に覚えておくために日記にしておく。
・会長
ただの一般参加者にも関わらず、踊りへの参加率は8割を超えていた50歳後半に見える男性。みていた限り、今日の参加者の中でも一番の参加率を誇り、七時間の内、五時間半は踊っていたと思う。同時に参加者の中で一番の権力を誇っていた。そんな彼の特徴は他の参加者に踊りを合わせないことである。オタ芸といえばオタクたちが一糸乱れぬ動きで腕を振るステレオタイプを思い浮かべるだろうが、彼は違う。圧倒的な曲の理解度で、子供を世話する歌のお姉さんのように小ぶりな動作で独特な踊りを披露する。ああいう人間が振り付け師になるんだろうかと心の奥底で考えていたところに隣の友人が、あれがパパイヤ鈴木?と聞いてきたので、とりあえずラッキィ池田と答えておいた。
・登山家
会長と同年齢らしき男性。会長の側近でもある。容姿は肌色のダウンジャケットにバケットハットと首からぶら下げた一眼レフカメラは完全に登山家の服装であったためコードネームは登山家である。朝11時の開始段階では、カメラを構えオタクを撮影していたために、運営の人間かと勘違いしていた。日も登り切った正午すぎに彼はダウンジャケットを脱皮し美少女Tシャツに変態を遂げ、お前もかブルータスと他人ながらに愕然とした。
・筋肉
ランニングTシャツにハーフパンツ、そしてランニングシューズと皇居にマラソン来たのかコイツと思った30代後半らしき男性。
筋肉と体幹つけすぎたためにオタ芸のキレがつき過ぎており、オタ芸がもはや別のナニカに出来上がっていた。
昭和の遺構のような茶髪長髪ロングにスプラトゥーンTシャツの30代風の男性。
非常に多くの小道具を持参しており、会長と登山家とよくソーシャルディスタンスをライン越えする小コントをよく繰り広げていた。
スプラシューターよりも強力な水鉄砲も持参していたがシオカラ節が流れることはなかった。
黒のゴスロリ服を纏った20代後半だと思われる女性。10名程度で構成された会長のグループに一人女性で参加していた猛者。
お願いダーリンという曲で、参加者がステレオタイプオタ芸を披露する中、一人センターで某Vチューバーの振り付けを完コピしており、オタサーのシンデレラだと直感した。
・横ノリ
縦ノリのフロアから怒られそうな横ノリをし続ける細身長身の20代男性。
参加した曲では大抵横にステップを踏み続け、その後ろ姿は完全にジョイマン高木であった。
・法衣
名前の通り、法衣をきてイベントに参加しており、手に持った日の丸柄扇子が活用できる時にしか参加してこない。畢竟、ステレオタイプのオタ芸に参加することはなく
低身長、小太り、メガネの30代男性。サンボマスター。嘘ですけど本当です。DJの前に立ち踊るオタクたちとは違い彼はDJの前に立ち、エアギターを引いてマスク越しに口パクで歌っていた。それっていいのかよ。
隣で女性オタク向けのコスプレイベントが行われていたために起こった乱入イベント。
ハイキューのコスプレイヤーが通りかかったところに、DJがハイキューの主題歌を流す粋な計らいをしたために謎のコラボが発生した。
オタクたちもオタ芸を控え、コスプレイヤーらの主題歌完コピ劇を眺めていた。現場は一昔前のニコニコ動画のような熱気で、大きな歓声に包まれていたが、後で考えると何だったんだあれは、と思わざるを得ない。
・チェリ男
ビジュアル系バンドでドラムをやっていそうな20代後半だろう男性。顔がライオンを具現化したか如く強面で、初めは心のうちでライオンと呼んでいたが、オシャレな服装に見えたTシャツの色が完全にチェリオ(飲料)の色で語感も良く、コイツはチェリオ、そうチェリ男だと確信した。
そんな彼もオタ芸はしっかりと踊る。
イベント自体は開催に尽力をつくし来年の開催も目指すべく、参加者に(主に会長の一座だが)ソーシャルディスタンスを守らせ、会場周辺での酒類をしっかりと注意喚起をした上で禁止していた。私は二度と行くことはないと思うが、今後もしっかりと続いていくイベントだと思う。
忘れてはならないのは、これは野外で行われていたという事実である。家族連れや観光客で賑わう有名神社の参道でイベントで開催されており、目の前を通る子供達は、皆一様に怪訝な目でオタク達をみていた。隣の友人がこれがクールジャパンかね?と聞いてきたので、私はとりあえず、これはアビスだと返しておいた。