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「かねた」を含む日記 RSS

はてなキーワード: かねたとは

2025-05-20

暇空茜、また刑事告発される。相手は反転アンチになった元暇アノン

🦙🦙藤原@かみら🦙(アルパカ社長)

@Racer_Kamira

2024年東京都知事選7位 ひまそらあかね(暇空茜)氏 に対する 刑事告訴受理のご報告

藤原かみらは富裕層ボンボンで、会社経営をしつつ趣味でレーサーをやっており本名藤原能成

https://pbs.twimg.com/media/GcZj4FSbkAA6nHJ.jpg

貴族藤原氏の末裔で、織田信長末裔武蔵七党末裔祖父海軍将校祖母女優、親戚は東大卒だらけの名家だという

レースゲーム実況などを行うYouTuberでもあったが、再生数は2桁の零細チャンネルだった

ところが暇アノンとなり、暇空の毎日時間やる電波配信信者目線で簡潔にまとめる動画制作をするようになってから爆伸び

当初はcolabo叩きに精を出して「仁藤は保護少女人間牧場に送り込んでシャブ漬けにしている」などと中傷していたが、次第にそっちはどうでもよくなり、堀口英利叩きを目的とする「堀口系」になった

藤原金持ちだが大学中退しており、しか子供時代公文式トップ成績だったプライドはあるので、ロンドンの有名大学に通う堀口に対して敵対心を持っていた

アノンの間で堀口を全裸にしたり滅多刺しにしたりする画像制作流行った際、批判的に画像引用されると、本名公開済みの藤原画像制作者とつるんで権利者として削除申立てをしていた(削除申立者の氏名が公開されるのを制作者が嫌ったため)

50近い年齢の藤原ネット黎明期から各地にレスバの痕跡を残しており、20代の堀口が生まれる前のレスバが現在でも観測できる

アノン最高幹部として暇空から寵愛されていた藤原だったが、暇空はフェミリベラル系にブロックされてぶつかる相手が減ったせいで内輪揉めが多くなり、藤原もやがて攻撃対象になった

最近の暇空は共産党叩きムーブに飽きて仏教団体真如苑」が全ての裏にいるという説にハマっている

「かみら」とは古語ではニラのことを指しており仏教の中で触れられることもあるので、つまり仏教用語を名乗る藤原真如苑信者だと認知プロファイリングした

また暇空は、堀口が真如苑の暗部に触れたせいで殺害されたと主張しており、藤原殺害死体処理に関与していると示唆

藤原曰く、「かみら」という名は吸血鬼カーミラをもじったキャラカミラ」に由来するそうで冤罪だそうだが、暇アノンは信じて藤原殺人犯扱いした

旅行好きの藤原港町で蟹を食べただけで「行き先は嘘で、これは宗教施設イベントで食べてる」と暇空は認知プロファイリング

藤原アルパカ画像アイコンにしており、人気が出てからAI絵で作ったアルパカグッズの販売もしていたため、暇空は真如苑の息がかかったアンチ十二神将のうち「羊」に相当するのが藤原だと認知プロファイリングした

全ての発信が真如苑信者証拠殺人証拠にされた

暇空から攻撃の数々に耐えかねた藤原は、とうとう暇空刑事告発ブームに乗ってしまった

2025-05-13

誰でも買えるチケットなのに本人以外入場不可なの何?

公式から買ってくださいって言うけど公式ダフ屋チケット売ってんじゃんっていつも思う。

一生懸命稼いだ金でFC入って申し込めるだけ申し込んだ抽選ぜんぶ外れた公演のチケットダフ屋にあったら買うだろ。だって買わなかったらそこ空席になんだから

韓国アイドルFCに3年近く入った頃、ファンの母数が爆発的に増えて公演当たらなくなってめちゃくちゃ転売チケ買ってた。天井席で定価プラス20k位。死ぬほどコスパ悪いと思ったけど、各地方方言話す推しとか、公演ごとに演出セトリが変わる可能性もあるからどうしても見たかった。実際に初日と2日目以降でセトリが変わったことがあって、そこからはより熱心にできるだけ多く観劇したいと思うようになった。

同じドルオタ友達に頼んで一名義増やしたけど、コンセプトの変化についていけてなかったり、コロナもあって熱が冷めてしまった。コロナ禍が空ける頃にはもう自名義か友達名義かどっちか当たればいいや位の気持ちだった。

2年前に友達名義のチケット持って地方遠征して入場したとき、初めてランダム本人確認にぶち当たって入場拒否された。友達が行けなくて代わりにきたから(これは嘘だけど複数名義だから)高額転売じゃないとか、発券前だったから私が発券して支払いした領収書すぐ出せるとか、友達に今すぐ連絡して身分証明書写真もしくはカメラ通話証明してもらえるとか、粘ってみるけど無理だった。

ゴネている間にスタッフが2人、3人と増えていき、そのうち一番年配ぽいスタッフ口論に発展した。スタッフたちの「券面名義と顔写真付き身分証明書が一致しなければ入場できないと規約にある」って正論が効きに効きまくってピキってたので。

「同じように券面の名義と入場者が一致していないのに観劇できる者がいる可能性は認めるのか」「もし認めるならそんなのおかしいから全員に本人確認しろ」と言えば「不公平性は理解できるが来場者全員への本人確認は様々な問題がありできない、私たちもやりたい気持ちはある」と返される。気持ちがあるんだったら今この場でやれよ早く!と声を荒らげてしまう。

かねた別のスタッフが「近くに券面名義の友人はいいか?」と質問してきた。意図が読めず答えあぐねていたら「もし近くに友人がいて、顔写真付き身分証明書があって券面と一致すれば入場できる」と信じられない言葉が続く。まあ友人は私に名義貸してるだけだからその場にいないし無理なんだけど、もしいたとして、それが罷り通るのおかしいだろ。結局券面名義と入場者はノットイコールなのに、券面名義と顔写真付き身分証明書イコールだったら別人が入場できるんだ!

二の句も継げずに絶句したのち、あまりにも屈辱的で惨めで辛くて悲しくて苦しくて結局規約違反してるのは自分からチケットも入場者特典も全部その場に捨てて退場した。癇癪持ち自己表現終わりすぎている。

この一件で友達名義も自名義もFC更新をやめてオタクをやめた。もともと曲も好みじゃなくなってたし事務所が買収されてから運営が最悪で、グローバル色が強すぎたりグッズデザインやら何から何まで酷くなってたので潮時だと思った。

転売チケ買ってた頃から考えてたけど、この頃から一層公式ダフ屋チケット売るからダフ屋から買うしかなくなるんだろって、より強く思うようになった。今はSNS等を介した個人間の高額転売が主流だろうから少し違うのかもしれないけど。

でも考えれば考えるほど「チケットは誰でも買えるのに入場できるのは券面の人だけ」って、変なシステムだなと思わない?FC先行だって複数名義で実際には行かない人が購入することが可能じゃん。プレイガイド先行もアカウント作れば簡単じゃん。なのに入場するとき絶対顔写真付き身分証明書と券面の名義が一致してないとダメっておかしいよ。

だったら売る時よりももっと前から本人確認を徹底する必要があるんじゃないの。FC入会やプレイガイドアカウント登録時に顔写真付き身分証明書登録必須にして、有効期限が来たら登録内容の更新必須、来場者全員に入場時の本人確認を実際して、登録済の顔写真付き身分証明書以外は使用不可。ここまでやってくれるんだったら、「本人しか買えないチケットから本人しか入場できない」って認めるよ。

金がかかるって言うんだったらチケ代なり年会費なり上乗せすればいいよ。なんなら1人1名義徹底する代わりに課金アイテムとして「1名義毎の抽選回数を増やす権利」を売ればいいじゃん。入会期間に応じて抽選回数は増えるようにすれば古参にもメリットいくよね。課金アイテム使用したら消滅するシステムにすれば、熱量の高いオタクは毎回買うし、あんま高くなくてもどうしても行きたい!みたいなオタクは今回だけ買う、みたいなことができるしね。学生とかどうすんのって言われんだろうけど、推し(笑)って身の丈に合う範囲でするものなんでしょ。アイドルだってアーティストだって歌手だってビジネスなんだから、金がかかって仕方ないんだよ。金で解決できんなら安いもんじゃん。

結局、紙切れ一枚にそれだけお金を出せる人がいるのに公式がその値段で売ってくれないかダフ屋が間に入って高額転売になるんでしょ。大衆ドルとか知ったこっちゃないから、自分たちのプレミア自覚して、もっともっとお金を出せる人から出してもらって、難しい人には廉価で楽しんでもらう、くらいの、気概を、、見せてほしいよ。

昔(本人確認実施され始めるより前)自名義で2枚取ったチケットが余って、「半額でいいから来てくれない?!」って友達を誘った。そのあと友達自分FC入って地方遠征したりするまでになってた。私が誘ったときチケットは2階スタンドで、ステージから距離は遠かったけど大きなスクリーンと外周いっぱいを走るトロッコのおかげで楽しかった。なにより自分と同じもの好きな人たちと一緒に、普段なかなかお目にかかれない推しの一挙手一投足を同じ空間で見ることができるのってめっちゃ楽しいコンサートって画面を通じて見るものとは全く違うから、現地で、生で、全身で感じながら観てこそのものだと思うからこそ。

ちなみにこの某韓国アイドル公式リセールシステムがあって、私のチケット云々の件は友達名義のチケットリセールに出して自名義にすればよかったのかなって後から思った。実際にやってる人もいるだろうし。

今後リセールシステムが整備されていった先の未来では、マネーロンダリングならぬチケットロンダリングが主流になるんじゃないですかね。

高額転売って悪いことだって分かってるよ。なくなってほしいし、そのためには買う側がいなくなることが大切なのも理解してる。でもそれ以上に、売る側のシステムが抜本的に改革されなければ、買う側だけがダメージを被り続けることになるんじゃないのってずっと思ってる。

2025-05-08

anond:20250508012058

そこそこの男を捕まえて、って部分を甘く見すぎ。夜職をやろうと思ってもできないレベルの女なら余程運が良いとかコネがあったりしないとそこそこの男なんて捕まらんぞ。それで変な男に捕まって離婚でもしたら後ろ指指されまくりハードモード一直線だ。そういうのに耐えかねたから女たちは今みたいな自立できる環境を勝ち取ってきたんだろうが。

2025-05-07

舞台公演中にスマホ操作する客に注意すべきか

最近映画中に劇場携帯操作する人についてのツイート話題になっていた。

どうしても自らの中で感情を消化できない出来事があったので、こちらで愚痴らせてほしい。




先日、劇場舞台観劇しに行った。普段からよく観劇する機会があるため、マナーについてはよく気にする方だ。


公演が2/3ほど進んだ頃だろうか。前に座っていた客が、公演中にもかかわらず、おもむろにスマホを取り出し、電源をつけて操作を始めた(おそらく開演前に主電源から切っていない様子)。

公演前にスタッフから携帯操作についての注意喚起がなされているにもかかわらず、である

画面の様子を見るに(本当は見たくもなかったが、後方席だったために舞台上を観るにはその人がどうしても視界に入ってくる状況)、LINEか何かでメッセージの返信をしているようだった。


最初は、急用でどうしても返信しなければいけないことでもあったのか?、すぐに操作をやめてくれるだろうと思い、見過ごしていた。

しかし、数分経っても操作をやめる様子はなし。どうしても内容に集中できなくなってしまったため、「スマホいじるなら、会場を出てやってもらえませんか」とお声がけした。座席の状況上、注意できるのは私と私の隣の人の二人のみだったため、どちらかが言わなければ操作し続けるような状況だった。


お声がけをした当初はやめてもらえたが、10分もしないうちにまた同様にスマホをいじり始めた。

今度は返信にとどまらず、他アプリ操作も始めているようだった。

2回目も同様のお声がけをしたのですが、逆に「いいです、結構です。ありがとうございます。」と言われてしまった。

からすれば、結構な状況ではないのでお声がけをしているのだ。まるでこちらの方がより迷惑をかけているかのような返信が、なぜできるのだろうか?

その後も、おそらく私から見えない角度になるように操作を続けて、結局は公演の最後ギリギリまで操作を続けられた。


本来なら納得できずにそのまま帰るのだが、どうしてもその日は腑に落ちず(今後同様の被害者が出るのも嫌だと思ったので)、公演後に改めて「スマホをいじるのであれば、会場の外でお願いできますか。非常識です。」という旨をお伝えした。

すると、「(注意した際の)肩のたたき方が…」と論点をずらされ、「お互い悪いのだから謝ってほしい」と言わた。理解できない。当然馬鹿力で叩いたわけでもなく、あくまトントンと叩いた程度である

謝ることには納得できるわけもなく、それを見かねた相手がまた「いいです。結構です。」と言い始めた。

「私が実際に迷惑を被っているのだから結構ではない」とお伝えしても理解してもらえなかった。何を言っても理解してもらえるような相手ではなかったとも思う。


から思えば二度も注意せずに、諦めて劇場スタッフに言いに行けば良かった。周りを見渡す限り劇場内にスタッフはいなかったため、すぐに言える状況ではなかった。

迷惑をかけられている立場人間観劇を中断して、席を立たなければいけないのかも納得できない。



頭に血が上ってしまい、少し言い方が強かったかもしれない。話の伝わらなさそうな相手に二度も言ってしまたことは、周囲に迷惑だったなとも反省している。

注意したこと自分にとっての最善の策だったとは思っているが、どうも気持ちの整理がつかないため、こちらに失礼した。

2025-04-18

自称サバサバ女子(36歳)あっけなく泣き出す

ズケズケ思った事を言う(非建設的な上に自分の気に食う食わないベース)事を

ドライサバサバした性格から男っぽいってよく言われるのよねーと言ってたんだけど

余りにも腹に据えかねたから同じ論調ガンガン言い返したら泣いちゃった。

お前が今まで周りにしてきた事だぞそれ。

今日は欠勤している模様。だっさ。辞めろよさっさと。大した仕事もできねーんだから

スーパーレジでもピッピしてろ

2025-04-14

anond:20250414112430

なんだろうね、こういう手合いのロジックって、いつも自分にとって都合のいい場所ストップさせてる。

とある表現をするのは自由、その表現批判するのも自由

ならば、その批判批判するのも自由であるはずで、そういった循環ひっくるめての自由なはず。

果たして「俺の発言は全て受け入れられなければならない」と思っているのは誰なのだろうか。

表現を選り好み」するのは結構だけど、「表現自由を選り好み」していないだろうか。


とはいえ表現に限らず「自由」ってのは共存が難しい。

究極的に自由を追求するならば、当然ながら統制が一切ない状態こそが理想なわけだが、現実問題として野放しだと支障が出る。

例えば「生きる自由」と「殺す自由」が共存できないのは、それぞれの利害が衝突するからだ。

衝突し続ける社会機能不全を起こすため、究極の自由妥協して権力が介入する。

この場合、生きる自由の方に肩入れしないと社会歯車たる人間がいなくなるため、権力は生きる自由に有利なルールを作るわけだ。

ただ「生きる自由VS殺す自由」なんてのは分かりやすい方で、実際問題自由VS」は公平性客観性のもとジャッジされているといい難い。

生きるか死ぬかの切迫感などなく、「集団利益」という多数決、或いはそんな建前すらなく「声が大きい人」が目立ち、それを見かねた権力側が統制を図るというのが現状だ。

その権力だって権力闘争を勝ち取った結果であり、正しいだとか良いかなんて必須条件ではない。

から特定自由からみた利害」、つまり恣意主観が入り込む余地なんていくらでもある。

そんな現状から逆算して「これは良い自由から自由なんだ」だとか、「これは悪い自由から自由じゃないんだ」っていうのは大した理屈じゃない。

からすれば、昔そういう統制によって不自由な思いをしてきた(と思ってる)側が、自分たちの利害のために現代の統制を「自由だ」っていうのは酷く欺瞞的に見える。

ただ、賛成派も否定派もそこらへんの認識を共有できてないし、俺もダルくなって途中で「まあ、そういうのも含めて自由だよな」って感じで言及するの飽きちゃうんだよな。

anond:20250413123240

ちなみにこういう誰も言っていないヘンテコ「科学」観は低能先生が繰り返していた主張とそっくりです(「ネトウヨブクマカはこんな奴だらけ」という主張まで含めて)

かねた親切な人が「この本ポパーかについて読みやす解説してるから読みなよ」って紹介したら

低能はすぐ人に本を読ませようとするw誰が読むかバーカw」ってキレてました

2025-03-03

モンハン始めたけど

Vtuberの参加型参加するためにシナリオ楽しみつつ採取狩猟してたんだけど、

Discord鯖に今のステータス貼ったらHR100のガチ勢に「まだそんなところなの?」「おっそwww」

「その装備弱いよ。オススメはコレ(バリバリネタバレ装備)」って言われてやる気なくなった。

かねたVtuberDiscordでそういった発言は控えてねーとは言ったものの、結局参加型はガチ勢RTA大会となって何一つ楽しくなかった・・・

空気悪いのでDiscordメンバーシップも抜けた

元々名人様が多いジャンルではあったけど、本当に酷い感じになってたわ。

こちとら毎日ゲームして寝てが出来る生活じゃないんだわ。

2025-02-05

anond:20250204182733

これを書いているのがdorawii本人であってもなくても構わないように書くけど、如何にユニークかなんてこの場において関係ない。

仮にそのユニークさを名乗らなきゃ担保できないんだったら、その程度ってことでしかない(実際、挙げられてる記事は大して反響がない)。

そして、そのユニーク担保を「はてな匿名ダイアリー」と書かれてるのを無視して、「名前を隠して楽しく日記。」と書かれてるのを無視して、「AnonymousDiary」と書かれてるのを無視してまでやってる。

自分で言うのもあれだが』って書いている以上、わざわざ誇示することの問題意識はあるんだよな。

だったら「名乗ってまで書きたいことがあるなら匿名ダイアリーでやるなよ」って指摘も理解してるんだよな。

その点について何の大義名分もなく、論理武装もできてないのも分かってるよな。

擁護している他の増田(?)すら「大目に見ろよ」を違う表現に言い換えているだけか、言及側の悪印象にシフトさせようと煙に巻いているだけで、大した理屈がない。

まあ、「匿名ダイアリー看板無視してる」って点が事実で、その前提が覆らない以上、いくら詭弁を弄してもこっちがいうことは何も変わらない。

匿名ダイアリーみたいに観客が多くいる場所じゃないと注目されない、名乗らなきゃ担保できない程度のユニークさ。

そんなもの事情ですらなく、超個人的自己顕示欲承認欲求しかない。

自己顕示欲承認欲求があること自体問題なのではなく、そのために看板に書かれてることを無視しているのが問題って話だ。

だったらマナーの悪い路上パフォーマーって印象は変わらないし、そんな輩に「マナー悪いよ」、「他所でやれよ」と指摘するのは妥当だろう。

ルールがないかマナーが悪くても問題ないと強弁を張っても、否定的サンクションはあるだろって話。

から、こっちは見かねたら「名前を隠して」指摘し続けるまでだし、それがこの場においての正道。

というか前記事から言及していることの念押しだからな、ここまで書いたことって。

どう取り繕うが、問題点は変わってないし覆らないってことの証左だ。

それに対してどれくらい無知無学のフリをするつもりなのかは知らんが、それで妥当性が変わるわけじゃないんで。

2025-02-01

[]

業界経験大学鬱で休学、6年鬱で休職の中途社員がいる

そういう人を雇う事態終わってる弊社だがそれは置いておいて

毎日、その中途社員が始業時間ギリギリに席に来る

かねた人が早く来るように言ったら、早く来るようになったが時差出勤で早く帰って行った

普通は始業出来る状態にする為に早く来いという意図なのに単純に早く来るだけで何も変わっていない

中途で入社して頑張っていくところを見せておかないといけないのにそういうもんなの?

2025-01-01

暇空茜を名乗る男がホームレス支援NPO女性レイプ未遂

大澤優真/OSAWA Yuma

@yumananahori

大晦日の夜は路上生活する方々に年越しそばを届けに行きました。

お話していたら歩いていた4~50代の男性が「何やってるの」とお話ありました。

それ自体問題ないのですが、マズい感じの近付き方でかつ酔っていたので同僚と私の方でトラブルにならないように対応していました。これは珍しくはないです。

しかし、その男性が顔と顔が触れるぐらいに近付いてきて

(略)

女性である同僚の顔に近付いて「抱かせてくれない?」と言いました。

極めて失礼なので怒りたい気持ちでしたが、トラブルを防ぐために抑えて、とにかく遠くに場合によっては交番に一緒に行こうと何度も伝えました。

そうしたら、男性「え、なにフェミニスト?」「あんたたちNPO?」「どこから金でてんの?」とか「俺は暇だからここいるわ」「俺に惚れるかもしれないじゃん」とかありました。そんなことはないっすねお兄さんとお伝えしました。

「なんで?何があるかわかんないじゃん」と言われたので「いや無理でしょ」とお伝えしました。

唾が飛んでくるほど顔を近付けてよくわからないことを執拗にずっと言ってくるので、みかねた行人の方が通報してくれたらしく警察官の方が3人来てくれました。

警察官の方が目配せして男性を丁寧に引き剥がしてくれました。

NPOフェミに敵意を持つ40代男性……

「俺は暇だからさ」は「俺は暇空茜だからさ」ということですか???

2024-12-25

anond:20241225151808

ていうか内容的にフジ内部からリークでしょ

良心の呵責に耐えかねた奴がいたのかただの権力闘争・・・

2024-12-14

上沢直之投手をめぐる情報

昨年オフメジャーリーグを目指し渡米、日ハム退団

オフ日本に戻ってくる可能性を示唆、他の球団についても「オファーがあれば話だけは聞いておきたい」と発言

この言葉を聞いたファンは「恩知らず!ルール悪用!話を聞くな!」と激怒

上沢から特に発信なく、日ハム施設練習していることや、日ハム選手交流していることが報じられる

そこにソフトバンクが4年10億でオファーを検討しているとの報道

重ねて言うが、この件について上沢からはまだ言及なし

これに対し(何に対し?)ファンさらに激昂、功労者の上沢に心無い言葉を投げつける

かねたファンの一部が、まだ確定してないんだしもっとポジティブに俺たちの想いを伝えようよ、と「上沢投手どこにも行かないで」を合言葉に発信をはじめる

すでにソフトバンクに行くと思いこんでいる日ハムファンは「あん裏切り者いらない!」とよくわからないことを言っている(裏切ってない)

---

結論: 思い込みや決めつけで有名人誹謗中傷するのはやめましょう。上沢投手自身が何か発信するのを待てませんか?日ハムに帰ってきてくれてもあなた発言はなかったことにできないのですよ?

というかプロ野球ファン選手キャリアに口出しすぎ。入る球団も選ばない中でたまたま入った球団に骨を埋める覚悟強要するのはパワハラと一緒だぞ。思いを持つのはいいけど、節度を持ってほしい

2024-12-02

映画館で上映の間ずっと喋ってる男女グループがいて嫌だった

コソコソ声なら大丈夫とでも思ってるのかな?

耐えかねた人が1回注意してたのにそのあとも喋り続けててヤバかった

そんなに喋りたいなら家でネトフリでもはしゃぎながら見てろよ!映画館に来るな

2024-11-25

統合失調症知識があったけど統合失調症になった

統合失調症知識があったけど統合失調症になった話。

うつ病悪化し、入院していた。

当時は本当に人と関わりたくなくて、相部屋の人とも全く話さず、医師看護師さんとだけ最低限の会話をして過ごしていた。

何かをする気力もないので、ぼんやり廊下から聞こえる話し声を聞いて暇をつぶす。年の近い女の子飛び降りで足を骨折したそうで、歩くリハビリをしている。おばあちゃん認知症。足の治療必要で、高齢者施設からこの総合病院に移ってきたらしい。ここがどこかわからなくて、いろんな人に家へ帰りたいと訴えている。他にも、ナースコールを押しまくっては看護師さんに自分の偉さを説くおばさま、何故か診断がつかないとため息をつくお姉さん。研修医が後輩だったりもした。

静かなときは雲を眺めたり、散歩している犬を観察したりした。

静かだとナースステーションの声が聞こえるようで、愚痴だったり、研修医くんがミスをしたのか怒られていたり、かなり詳細に聞こえるので大丈夫かよこの壁の薄さ……と呆れていた。

研修医くんの怒られはだんだんエスカレートしていき、音だけだけど、偉い教授もいる会議?の場でかなりひどく叱責され、ある日は数人から暴力を振るわれているようだった。

現場看護師さんからもかなり嫌われてしまったようで、愚痴は彼の事ばかりになった。ストレス発散になるから、とか言って暴力を振ることもあった。

いい大人がこんないじめみたいなことするのか、しか入院患者に気づかれるほどに……。しか暴力ってもはや警察沙汰なんじゃないか

入院患者の共有スペースには公衆電話が置かれていたが、通報しようとすると繋がらなかった。

母とは時折電話していたので、彼のことを話した。

元々ドラマなどの暴力シーンが苦手だったこともあり、話していたら我慢していた涙があふれた。

それを見かねたのか、看護師さんに声をかけられた。

その看護師さんは比較的彼への暴力に加担していなかったので、ダメ元で話した。できるかわからないけどどうにかしてみるね、とのことだった。

次の日、職員はひとりずつ警察面談することになったらしい。私が外部に情報を漏らしたこときっかけのようだ。

「私ちゃん、手がかからなくていい子だと思ったのに……」

「私ちゃんのせいで、もうストレス発散できなくなるじゃんどうしてくれんの」

「しゃべらなきゃ大丈夫じゃない?」

「あの子も今のうちに黙らせちゃう?ちょうどお昼ご飯だし」

昼食には手を付けなかった。

身の危険を感じた。

そういえば消火ホースが共有スペースの近くにあった。

あれを使えば、消防署に連絡が行くのではないか

消火ホースの扉を開けて、ホースを持ち上げて、ナースステーションに向かった。

そこで、取り押さえられた。

なんでこんなことしたの?と医師。経緯を説明。そんなことをする人は断じていない、と医師。経緯を説明2。医師は繰り返しそんな人はいないと言う。かなり怒っているようだった。

話しているうちにある可能性に気づく。これって統合失調症だ。それとも隠蔽?いや……

統合失調症なら、どこから?いつから?何が本当……?

恐ろしくて漏らしたのはこのときが初めてだった。

その後エビリファイの投薬を受け、本当に静かになった。

廊下から声は聞こえても、なんと言っているかはわからない。

ナースステーション内の話し声なんて全く聞こえない。

それ以来、見えないところから聞こえる話し声や音は聞かないようにしている。聞こえても、信じない。

以下の投稿を読んで、思い出した話です。

https://x.com/kedamikedami/status/1860307404413710659?t=LHz_ifjQ6cL5xIe01FyTQA&s=19

2024-11-24

anond:20241124154531

さらに昔は専業嫁が親介護やってくれる可能性はあったが

今はお互いの親はお互いで見るが常識

頻繁に会社休めますか?親の介護費用出せますか?

自分介護費用自分で頼めるようかねためておくほうがよくないですか?

2024-11-08

私の母は狂人だった。私が母に母らしい親しみを最後に感じたのはいつだったか

この人が母親であることが嫌だなと思ったのは、中学校三者面談の時に、

私が担任に褒められるとみるや否や、

「うちの子は親の敷いたレールの上をただ走ってるだけですから

と言い放った日のことだ。

私も担任先生も目を丸くして驚いた。

思えば中学くらいから母はおかしかった。

きっとその前からおかしかったのだろうが、中学くらいからはっきり「この人はおかしい人だ」と思うようになった。

私が少し学校のことで愚痴を言えば、学校クレームを入れた。

私が「学校先生には電話しないで。家で文句言ってるだけだから」と言っても、

学校クレーム電話をかけた。

困った私は次の年に担任になった先生

「母は私の言ったちょっとしたことをわざわざ学校電話をするところがあるから

もし母が電話をかけてきたら話だけ聞いて、あとは無視して、私に電話があったことを教えてください」

とお願いをした。

その年は3回、担任からカーチャンから電話があったぞ」と言われた。

大学一人暮らしを始めようというときに、私は新居に向かう道に迷ってしまった。

母に「マンションって駅出てどっちの方向に向かって歩けばつくんだっけ?」と電話したら

「はぁ?あんた何意味の分からないことを言ってるの?」と言われた。

かに自分がこれから住む家への道のりを忘れる私も私なので、

「ごめん、分かんなくなっちゃって。私方向音痴だし」と応じたが、

「何言ってるの?意味の分からないことを言わないで」とよく分からない回答。

その後何度状況を説明しても、

意味が分からないわよ」「道が分からないって何」「どういう意味なの」

と全く会話にならない。

怖くなったので適当な方向に歩くことにして電話を切った。

家には無事たどり着いたが、その後、「道は分かったの?」と聞かれて、ますます怖くなった。

「なんであんな訳の分からない対応したの?」と聞いても、「別に」としか言わなかった。

本格的におかしくなったのはそれから2年くらい経ってから

父の転勤で両親はまた新しい土地暮らしていた。

だが、その土地は父にも母にも、合っていないようだった。

よく二人からその土地悪口を聞いた。

あるとき帰省をしたら、母が運転中にこんな話をし始めた。

「私の通ってるジムインストラクターさんがね、私のことを好きになっちゃったみたいで困ってるの」

20代の子なんだけどね、ほら、私って楽しそうに何でもするでしょう。

から、それがすごく良かったみたいなの」

「でもね、そのインストラクターさんには婚約者の人がいてね。

から私に嫉妬して、いろんな人を使ってあとを付け回すようになったのよ」

「ほら、この後ろの車もそう。」

母は著しく車の速度を落として、バックミラーを睨みつけた。

あなたも一緒ににらみつけてやってよ。」

私には、時速50kmは出すような道で、時速20kmで走られて困ってる老夫婦がいるようにしか思えなかった。

私は「ねぇ、そんな遅く走るの逆に危ないよ。事故に遭うからやめなよ」と言ったが、

「何言ってんの、あいつらは私に嫌がらせをしてるのよ!」と言って聞かなかった。

「いや、他の車の迷惑からやめなって」と言うと、母はしぶしぶ普通の速度で運転をし始めた。

「あの人たちがその婚約者の人の仲間だなんて証拠あるの?」と聞いても、

「私には分かるのよ」としか答えてくれない。

家に帰ってもその話は続く。

「その婚約者はね、嫉妬から呪いをかけてね、電球の中に狐を送り込んできたの。

見てごらんなさい、狐がいるでしょう」

どれどれ、と家の電球のぞき込んだが、私には狐を見つけることはできなかった。

暗くなって、部屋の中に車のライトが入ってくると、「きゃあ!」と母が叫んだ。

「狐、狐よ!ほら、狐の目を光らせているのよ!」

「車のライトだよ」と言っても、狐だと言って聞かない。

「こうやってね、光を部屋の中に入れて、私のことを焼いてくるのよ』

「ほら、みて、これが光で焼けたあとよ!」

そう言って、どう考えても腕に出来た老化によるシミを見せられた。

まりかねた父が「そんな光線なんて送れるわけがないだろう!そんな装置は何億とお金がかかるんだ!」と怒った。

母は負けじと「そうよ、その婚約者お金持ちだから、何億でも使って私に嫌がらせをするのよ!」と言い返した。

お金を積んだってなかなか手に入らないだろそんなものあなたの肌だけを焼く装置なんてありえない。

そんなものNASAとかそういうところでしか作られないんだ!」

どうして父がアメリカ航空宇宙局名前を出したのか、あまり脈絡がなくて不思議に思った。

父は父なりに、母にも分かる「なんだかすごいところ」の名前を出して、説得しようと必死だったのだろう。

父の努力もむなしく、母は「私はNASAに狙われるほどの特別人物だ」と豪語していた。

私は一人暮らしの家に帰るときに、父に「病院に連れてった方がいいよ」と伝えた。

数カ月くらいで、母は変なことは言わなくなった。


あれから何年たっただろうか。

それなりに穏やかに暮らしていた母から、こんな連絡が来た。

「向かいの家の大学生の男の子に、一日中ずっと部屋を覗かれてるみたい」

もし忘れていられるとすれば、私は母のことを忘れていたいと思っている。

遠くに住んで、たまにおしゃべりするだけの存在だったらどんなに楽かと思う。

でもどうやらそれは難しいようだ。

2024-11-05

[]ギャルエロに求められていることの検討考察

ハロウィンギャルイラストにつけるセリフとして、いわゆるオタクにやさしいタイプか、辛辣タイプか決めかねたからアンケートを取ってみた

後者の方が圧倒的に多かった。票数は少なかったが・・・

ギャル一言でいってもキャラデザシチュエーションによっていろいろ変わってくると思うけど、

いわゆるトーヨコでウリをやってるような子やハロウィン渋谷コスプレするような子については後者イメージがあって、

それをそのままフィクションでも感じたいんだなと思った

別にやさしくされたいわけではない、いちゃらぶしたいわけではない。

性欲を満たしたいだけ。

キャハハと笑いながらさげすまれることで興奮することもある。

殊勝さや純情さというギャップ萌えもあるのかもしれないけど、オタク想像しうるギャル共通認識に近いほうが共感を得やすいんだろう

ただgdgdいっといてなんだけど一番大事なのは自分リビドー

お金にならないブクマいいねのために大衆迎合するものをつくっていたら、自分の魂が死んでしま

お金をもらわないなら好きなように作ればいいんだよ

2024-09-30

三  学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいからまりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た。裏へ回って、大きな欅の下から高い空をのぞいたら、普通の空よりも明らかに見えた。熊笹の中を水ぎわへおりて、例の椎の木の所まで来て、またしゃがんだ。あの女がもう一ぺん通ればいいくらいに考えて、たびたび丘の上をながめたが、丘の上には人影もしなかった。三四郎はそれが当然だと考えた。けれどもやはりしゃがんでいた。すると、午砲が鳴ったんで驚いて下宿へ帰った。  翌日は正八時に学校へ行った。正門をはいると、とっつきの大通りの左右に植えてある銀杏並木が目についた。銀杏が向こうの方で尽きるあたりから、だらだら坂に下がって、正門のきわに立った三四郎から見ると、坂の向こうにある理科大学は二階の一部しか出ていない。その屋根のうしろ朝日を受けた上野の森が遠く輝いている。日は正面にある。三四郎はこの奥行のある景色を愉快に感じた。  銀杏並木こちら側で尽きる右手には法文科大学がある。左手には少しさがって博物の教室がある。建築は双方ともに同じで、細長い窓の上に、三角にとがった屋根突き出している。その三角の縁に当る赤煉瓦と黒い屋根のつぎめの所が細い石の直線でできている。そうしてその石の色が少し青味を帯びて、すぐ下にくるはでな赤煉瓦一種の趣を添えている。そうしてこの長い窓と、高い三角が横にいくつも続いている。三四郎はこのあいだ野々宮君の説を聞いてから以来、急にこの建物をありがたく思っていたが、けさは、この意見が野々宮君の意見でなくって、初手から自分の持説であるような気がしだした。ことに博物室が法文科と一直線に並んでいないで、少し奥へ引っ込んでいるところが不規則で妙だと思った。こんど野々宮君に会ったら自分発明としてこの説を持ち出そうと考えた。  法文科の右のはずれから半町ほど前へ突き出している図書館にも感服した。よくわからないがなんでも同じ建築だろうと考えられる。その赤い壁につけて、大きな棕櫚の木を五、六本植えたところが大いにいい。左手のずっと奥にある工科大学封建時代西洋のお城から割り出したように見えた。まっ四角にできあがっている。窓も四角である。ただ四すみと入口が丸い。これは櫓を形取ったんだろう。お城だけにしっかりしている。法文科みたように倒れそうでない。なんだか背の低い相撲取りに似ている。  三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことな雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎大学者になったような心持ちがした。  けれども教室はいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。  それから約十日ばかりたってから、ようやく講義が始まった。三四郎がはじめて教室はいって、ほかの学生といっしょに先生の来るのを待っていた時の心持ちはじつに殊勝なものであった。神主が装束を着けて、これから祭典でも行なおうとするまぎわには、こういう気分がするだろうと、三四郎自分自分の了見を推定した。じっさい学問の威厳に打たれたに違いない。それのみならず、先生ベルが鳴って十五分立っても出て来ないのでますます予期から生ずる敬畏の念を増した。そのうち人品のいいおじいさんの西洋人が戸をあけてはいってきて、流暢な英語講義を始めた。三四郎はその時 answer という字はアングロ・サクソン語の and-swaru から出たんだということを覚えた。それからスコットの通った小学校の村の名を覚えた。いずれも大切に筆記帳にしるしておいた。その次には文学論の講義に出た。この先生教室はいって、ちょっと黒板をながめていたが、黒板の上に書いてある Geschehen という字と Nachbild という字を見て、はあドイツ語かと言って、笑いながらさっさと消してしまった。三四郎はこれがためにドイツ語に対する敬意を少し失ったように感じた。先生は、それから古来文学者が文学に対して下した定義をおよそ二十ばかり並べた。三四郎はこれも大事手帳に筆記しておいた。午後は大教室に出た。その教室には約七、八十人ほどの聴講者がいた。したがって先生演説口調であった。砲声一発浦賀の夢を破ってという冒頭であったから、三四郎おもしろがって聞いていると、しまいにはドイツ哲学者の名がたくさん出てきてはなはだ解しにくくなった。机の上を見ると、落第という字がみごとに彫ってある。よほど暇に任せて仕上げたものみえて、堅い樫の板をきれいに切り込んだてぎわは素人とは思われない。深刻のできである。隣の男は感心に根気よく筆記をつづけている。のぞいて見ると筆記ではない。遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである三四郎のぞくやいなや隣の男はノート三四郎の方に出して見せた。絵はうまくできているが、そばに久方の雲井の空の子規と書いてあるのは、なんのことだか判じかねた。  講義が終ってから三四郎はなんとなく疲労したような気味で、二階の窓から頬杖を突いて、正門内の庭を見おろしていた。ただ大きな松や桜を植えてそのあいだに砂利を敷いた広い道をつけたばかりであるが、手を入れすぎていないだけに、見ていて心持ちがいい。野々宮君の話によるとここは昔はこうきれいではなかった。野々宮君の先生のなんとかいう人が、学生の時分馬に乗って、ここを乗り回すうち、馬がいうことを聞かないで、意地を悪くわざと木の下を通るので、帽子が松の枝に引っかかる。下駄の歯が鐙にはさまる。先生はたいへん困っていると、正門前喜多床という髪結床の職人がおおぜい出てきて、おもしろがって笑っていたそうである。その時分には有志の者が醵金して構内に厩をこしらえて、三頭の馬と、馬の先生とを飼っておいた。ところが先生がたいへんな酒飲みで、とうとう三頭のうちのいちばんいい白い馬を売って飲んでしまった。それはナポレオン三世時代の老馬であったそうだ。まさかナポレオン三世時代でもなかろう。しかのん気な時代もあったものだと考えていると、さっきポンチ絵かいた男が来て、 「大学講義はつまらんなあ」と言った。三四郎はいいかげんな返事をした。じつはつまるかつまらいか三四郎にはちっとも判断ができないのであるしかしこの時からこの男と口をきくようになった。  その日はなんとなく気が鬱して、おもしろくなかったので、池の周囲を回ることは見合わせて家へ帰った。晩食後筆記を繰り返して読んでみたが、べつに愉快にも不愉快にもならなかった。母に言文一致手紙を書いた。――学校は始まった。これから毎日出る。学校はたいへん広いいい場所で、建物もたいへん美しい。まん中に池がある。池の周囲を散歩するのが楽しみだ。電車には近ごろようやく乗り馴れた。何か買ってあげたいが、何がいいかからいから、買ってあげない。ほしければそっちから言ってきてくれ。今年の米はいまに価が出るから、売らずにおくほうが得だろう。三輪田のお光さんにはあまり愛想よくしないほうがよかろう。東京へ来てみると人はいくらでもいる。男も多いが女も多い。というような事をごたごた並べたものであった。  手紙を書いて、英語の本を六、七ページ読んだらいやになった。こんな本を一冊ぐらい読んでもだめだと思いだした。床を取って寝ることにしたが、寝つかれない。不眠症になったらはやく病院に行って見てもらおうなどと考えているうちに寝てしまった。  あくる日も例刻に学校へ行って講義を聞いた。講義あいだに今年の卒業生がどこそこへいくらで売れたという話を耳にした。だれとだれがまだ残っていて、それがある官立学校地位競争している噂だなどと話している者があった。三四郎漠然と、未来が遠くから眼前に押し寄せるようなにぶい圧迫を感じたが、それはすぐ忘れてしまった。むしろ昇之助がなんとかしたというほうの話がおもしろかった。そこで廊下熊本出の同級生をつかまえて、昇之助とはなんだと聞いたら、寄席へ出る娘義太夫だと教えてくれた。それから寄席看板はこんなもので、本郷のどこにあるということまで言って聞かせたうえ、今度の土曜にいっしょに行こうと誘ってくれた。よく知ってると思ったら、この男はゆうべはじめて、寄席へ、はいったのだそうだ。三四郎はなんだか寄席へ行って昇之助が見たくなった。  昼飯を食いに下宿へ帰ろうと思ったら、きのうポンチ絵かいた男が来て、おいおいと言いながら、本郷の通りの淀見軒という所に引っ張って行って、ライスカレーを食わした。淀見軒という所は店で果物を売っている。新しい普請であった。ポンチ絵かいた男はこの建築の表を指さして、これがヌーボー式だと教えた。三四郎建築にもヌーボー式があるものとはじめて悟った。帰り道に青木堂も教わった。やはり大学生のよく行く所だそうである赤門はいって、二人で池の周囲を散歩した。その時ポンチ絵の男は、死んだ小泉八雲先生教員控室へはいるのがきらいで講義がすむといつでもこの周囲をぐるぐる回って歩いたんだと、あたか小泉先生に教わったようなことを言った。なぜ控室へはいらなかったのだろうかと三四郎が尋ねたら、 「そりゃあたりまえださ。第一彼らの講義を聞いてもわかるじゃないか。話せるものは一人もいやしない」と手ひどいことを平気で言ったには三四郎も驚いた。この男は佐々木与次郎といって、専門学校卒業して、今年また選科へはいったのだそうだ。東片町の五番地の広田という家にいるから、遊びに来いと言う。下宿かと聞くと、なに高等学校先生の家だと答えた。  それから当分のあい三四郎毎日学校へ通って、律義に講義を聞いた。必修課目以外のものへも時々出席してみた。それでも、まだもの足りない。そこでついには専攻課目にまるで縁故のないものまでへもおりおりは顔を出した。しかしたいていは二度か三度でやめてしまった。一か月と続いたのは少しもなかった。それでも平均一週に約四十時間ほどになる。いかな勤勉な三四郎にも四十時間はちと多すぎる。三四郎はたえず一種の圧迫を感じていた。しかるにもの足りない。三四郎は楽しまなくなった。  ある日佐々木与次郎に会ってその話をすると、与次郎は四十時間と聞いて、目を丸くして、「ばかばか」と言ったが、「下宿屋のまずい飯を一日に十ぺん食ったらもの足りるようになるか考えてみろ」といきなり警句でもって三四郎をどやしつけた。三四郎はすぐさま恐れ入って、「どうしたらよかろう」と相談をかけた。 「電車に乗るがいい」と与次郎が言った。三四郎は何か寓意でもあることと思って、しばらく考えてみたが、べつにこれという思案も浮かばないので、 「本当の電車か」と聞き直した。その時与次郎はげらげら笑って、 「電車に乗って、東京を十五、六ぺん乗り回しているうちにはおのずからもの足りるようになるさ」と言う。 「なぜ」 「なぜって、そう、生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない。外へ出て風を入れるさ。その上にもの足りる工夫はいくらでもあるが、まあ電車が一番の初歩でかつもっとも軽便だ」  その日の夕方与次郎三四郎を拉して、四丁目から電車に乗って、新橋へ行って、新橋からまた引き返して、日本橋へ来て、そこで降りて、 「どうだ」と聞いた。  次に大通りから細い横町へ曲がって、平の家という看板のある料理屋へ上がって、晩飯を食って酒を飲んだ。そこの下女はみんな京都弁を使う。はなはだ纏綿している。表へ出た与次郎は赤い顔をして、また 「どうだ」と聞いた。  次に本場の寄席へ連れて行ってやると言って、また細い横町はいって、木原店という寄席を上がった。ここで小さんという落語家を聞いた。十時過ぎ通りへ出た与次郎は、また 「どうだ」と聞いた。  三四郎は物足りたとは答えなかった。しかしまんざらもの足りない心持ちもしなかった。すると与次郎は大いに小さん論を始めた。  小さんは天才であるあん芸術家はめったに出るものじゃない。いつでも聞けると思うから安っぽい感じがして、はなはだ気の毒だ。じつは彼と時を同じゅうして生きている我々はたいへんなしあわせである。今からしまえに生まれても小さんは聞けない。少しおくれても同様だ。――円遊もうまいしかし小さんとは趣が違っている。円遊のふんした太鼓持は、太鼓持になった円遊だからおもしろいので、小さんのやる太鼓持は、小さんを離れた太鼓持だからおもしろい。円遊の演ずる人物から円遊を隠せば、人物がまるで消滅してしまう。小さんの演ずる人物からいくら小さんを隠したって、人物は活発溌地に躍動するばかりだ。そこがえらい。  与次郎はこんなことを言って、また 「どうだ」と聞いた。実をいうと三四郎には小さんの味わいがよくわからなかった。そのうえ円遊なるものはいまだかつて聞いたことがない。したがって与次郎の説の当否は判定しにくい。しかしその比較ほとんど文学的といいうるほどに要領を得たには感服した。  高等学校の前で別れる時、三四郎は、 「ありがとう、大いにもの足りた」と礼を述べた。すると与次郎は、 「これからさきは図書館でなくっちゃもの足りない」と言って片町の方へ曲がってしまった。この一言三四郎ははじめて図書館はいることを知った。  その翌日から三四郎は四十時間講義ほとんど半分に減らしてしまった。そうして図書館はいった。広く、長く、天井が高く、左右に窓のたくさんある建物であった。書庫入口しか見えない。こっちの正面からのぞくと奥には、書物いくらでも備えつけてあるように思われる。立って見ていると、書庫の中から、厚い本を二、三冊かかえて、出口へ来て左へ折れて行く者がある。職員閲覧室へ行く人であるなかに必要の本を書棚からとりおろして、胸いっぱいにひろげて、立ちながら調べている人もある。三四郎はうらやましくなった。奥まで行って二階へ上がって、それから三階へ上がって、本郷より高い所で、生きたものを近づけずに、紙のにおいをかぎながら、――読んでみたい。けれども何を読むかにいたっては、べつにはっきりした考えがない。読んでみなければわからないが、何かあの奥にたくさんありそうに思う。  三四郎一年生だから書庫はい権利がない。しかたなしに、大きな箱入りの札目録を、こごんで一枚一枚調べてゆくと、いくらめくってもあとから新しい本の名が出てくる。しまいに肩が痛くなった。顔を上げて、中休みに、館内を見回すと、さすがに図書館だけあって静かなものであるしかも人がたくさんいる。そうして向こうのはずれにいる人の頭が黒く見える。目口ははっきりしない。高い窓の外から所々に木が見える。空も少し見える。遠くから町の音がする。三四郎は立ちながら、学者生活は静かで深いものだと考えた。それでその日はそのまま帰った。  次の日は空想をやめて、はいるとさっそく本を借りた。しかし借りそくなったので、すぐ返した。あとから借りた本はむずかしすぎて読めなかったからまた返した。三四郎はこういうふうにして毎日本を八、九冊ずつは必ず借りた。もっともたまにはすこし読んだのもある。三四郎が驚いたのは、どんな本を借りても、きっとだれか一度は目を通しているという事実発見した時であった。それは書中ここかしこに見える鉛筆のあとでたしかである。ある時三四郎は念のため、アフラベーンという作家小説を借りてみた。あけるまでは、よもやと思ったが、見るとやはり鉛筆で丁寧にしるしがつけてあった。この時三四郎はこれはとうていやりきれないと思った。ところへ窓の外を楽隊が通ったんで、つい散歩に出る気になって、通りへ出て、とうとう青木堂へはいった。  はいってみると客が二組あって、いずれも学生であったが、向こうのすみにたった一人離れて茶を飲んでいた男がある。三四郎がふとその横顔を見ると、どうも上京の節汽車の中で水蜜桃をたくさん食った人のようである。向こうは気がつかない。茶を一口飲んでは煙草を一吸いすって、たいへんゆっくり構えている。きょうは白地の浴衣をやめて、背広を着ている。しかしけっしてりっぱなものじゃない。光線の圧力の野々宮君より白シャツけがましなくらいなものである三四郎は様子を見ているうちにたしか水蜜桃だと物色した。大学講義を聞いてから以来、汽車の中でこの男の話したことがなんだか急に意義のあるように思われだしたところなので、三四郎そばへ行って挨拶をしようかと思った。けれども先方は正面を見たなり、茶を飲んでは煙草をふかし、煙草をふかしては茶を飲んでいる。手の出しようがない。

anond:20240930173301

2024-09-17

万博の石の休憩所見てると思い出す

数年前に旅行先で偶然見かけた建築学生コンクールかねた展示会。

強風で目の前で作品が倒れて、親子連れに当たった。お母さんにかすっただけで大怪我はしなかったけど、運が良かっただけで危なかった。

あれどうなったんだろうと後で調べたら、なんか最終的に賞取ってたんで唖然とした。

観客に中に入ってもらう、くぐってもらうって作品が、固定が甘くて倒れて実際人に当たってるのに受賞するんだと。

事故ってもそれは減点にはならないんだねえ。

人の命と斬新さと天秤にかけて斬新さを取っちゃう業界なのかな。石が落ちてもなんかの賞取っちゃうんじゃないのかね。

石の休憩所みると、あの時倒れた赤い木組みの作品を思い出す。

見た直後に増田書いた覚えがあるから、どっかに残ってると思う。

2024-09-09

最愛家族が亡くなった

最愛家族が亡くなった。享年5歳だった。

コロナが逸り始める前にペットショップひとめぼれして、一時間くらい眺めてたら見かねた店員さんが抱っこさせてくれて、即決した。

可愛かった。あの時も、今も。茶色と白の毛並みがとってもきれいだった。

普通なら1キロ以上の体重になるはずなのに、うちの子はずっとずっと小さかった。ごはんを食べさせてもおやつを食べさせても、ずっと赤ちゃんみたいな顔と身体をしていた。

たまにペットショップ弟君が欲しいね、って他の子を見に行ったりしたときに、うちの子の小ささに毎回驚愕していた。

の子が、もう、いない。

寿命はだいたい5年から10年だから、早すぎる。本当に、早い。全然そんなそぶりなんてなかったのに。

つい先日までとっても元気で、ボールに向かって腰振ってマウンティングまでしていたはずなのに。

いつも足元にうずくまってうとうと船をこいでいたあの子は、机の下に潜り込んでおいで、と手招きしたらがう!と邪魔するなとでも言うように怒っていたあの子は、

私の足の周りをくるくる楽しそうに駆けずり回っていたあの子は、もういない。

私の腕の中で亡くなって、そのまま硬く冷たくなって、お空に旅立っていった。

火葬もした。骨も拾った。高いベッドに軽々と昇って来ていたあの足を支えていた大腿骨が、こんなに小さくて細くて頼りなかったんだなって初めて知った。

の子に会いたい。会いたくて、ペットショップHPを見たり足を運んだりしているけれど、どこにもいない。

また来てくれるって信じているけれど、まだ時期じゃないのかも。わかっているけど、探してしまう。

他の家族は、あの子と似ていない子のほうがいいよ、重ねてしまうから、って言っている。それはとてもわかる。理解はできる。重ねて見てしまうだろうな、と自分でも思うけれど、

私は新しい子に来て欲しいんじゃなくてあの子に帰って来てほしいから。

また会えますように。だいすきだよ、今も、未来も。ずっと。

2024-09-02

九州人1200万人に決起(言論で)を促す檄文だ!

最近はてブでも九州叩きが盛り上がっているようだが、九州人は、この際開き直って男尊女卑文化を全国に宣伝してはどうかな?!!!

中傷に対する逆転の発想で、東京から押し付けられる、ジェンダー規範SDGsなどのルールをガン無視する地域があってもいいじゃんと思ってきた。

九州中国四国関西西国人間は昔から中央方針に刃向かって生きてきた人たちだ。

薩長土肥による明治維新自体がそうだろうし、長州征伐西南の役萩の乱佐賀の乱神風連の乱、などもそう。

さらに古くまで遡れば、豊臣秀吉九州征伐や隼人の乱、磐井の乱だってそう。

弘安の役の際には元軍に勝利し、肥前国鷹島にて元軍十万余を殲滅した武功もある。

そういう人たちの子孫があなたたちで、出自文化もっと誇りに思ってもいいと思う。

もはや腐り切った東京に従う必要はない。

九州出身の男からは走って逃げろ(6万いいね)みたいなど直球の差別に屈するんじゃない!

昨今の中傷に耐えかねた人たちはみなスマホをもち、指の体操をしてから、Xを開いて、中央思想侵略に立ち向かうべきだっ!!!

2024-08-29

呪術廻戦オタでありフジファブリックファンが抱いた巻頭カラー感想

Twitter(X)でもいいけど、TLの雰囲気を悪くしたくないからとりあえずここに吐き出しておく。お披露から二晩三晩経っても、脳内から感情が消えなくて生活に支障が出だしたので供養の意味も込めてる。割と感情のままに書き殴ったから乱筆乱文。

先に本旨を要約すると、私はポジティブ感情からネガティブ感情に変化し、今は少しずつ前向きになってきている。

雑な言い方をすると、呪術オタが雑考察してフジを腫れ物扱いして燃やしてんのがキツすぎ。作者よりも呪術オタの挙動フジファンの傷を抉ってる。でもだんだん立ち直ってはきてるしついでにお願いがあるよ。ということ。

【↓↓↓↓↓以下約5,500字↓↓↓↓↓】

8/25の夜、配信でじゅじゅフェスを観ていて、最後巻頭カラー絵のお披露目があった。人生の半分をフジファブリックにどっぷり浸かって生きた私は、ひと目でアルバム『CHRONICLE』を模していると気付いた。

結論から言うと、好きなバンドと好きな作品が思わぬ形でコラボしたことに驚きと歓喜が止まらなかった。

そのとき感情Twitter本垢(フジファブリックはじめ音楽日常メインにつぶやく)に突発的に書きなぐって投稿した。ひと目見て気付いたこと、そして作者も私の好きなバンドファンであることが伝わってきたことなど。

そして、呪術廻戦にハマってから作った、漫画アニメだけをつぶやいたり、ファンアートにいいねしたりするアカウントで、ファンたちの感想(じゅじゅフェス)を拾っていった。

そこで私はショックを受けた。呪術廻戦ファンの間でイラストに対して「正気を疑う」「倫理観ない」「不謹慎」「バンドファンや遺族に失礼」などの言葉が並んでいたからだった。

さらにはひと目見て「犬がいる!かわいい!」と好意的に受け取っていたアカウント主すらも「オマージュ元を知って地獄に落とされた」という主旨の投稿をしていた。

このショックを言語化するのに時間がかかって、友達の力も借りながら受け止めて今に至る。

正直に言うと、これらの呪術廻戦ファンの声を受けて、私は ①悲しみ ②怒り を感じている。

そして今は、これらを踏まえて ③祈り に近い感情も浮かんでいる。

①悲しみ に関して

私の人生をかけて愛したバンドアルバムの名を用いて作者にヘイトを向けている投稿散見されること。

フジファブリックという文字志村正彦人生結集といえるアルバム『CHRONICLE』の文字と、「吐きそう」「気持ち悪い」「正気を疑う」「地獄に落とされた」「倫理観おかしい」という強い批判、もとい軽蔑言葉が並んでいること自体が悲しくて悲しくてたまらない。

彼らにはもっと前向きで明るい言葉が似合うのに。「変態的かつ普遍的な美しさ」「クセになるサウンド」「新境地」「世代を越えて愛される」など、フジファブリックを応援してきたファンメディアは素敵な言葉を紡いできた。

作者に批判言葉を向けさえすれ、誰かを不快にさせる行為言動行為者の一面に過ぎず、行為者そのもの価値観人間性否定するものではないと私は思う。

そして私は同時に五条悟オタでもあり、作中で亡くなったことに悲しんだ経験もある。

ちょうどその話が掲載されてから1年弱経とうとしていることも思い出し、その当時は私の落ち込んでいる様子を見かねた友達や同僚が励ましてくれた。一方で、デリカシーなく「死んじゃったねw」と心のヒビを直接割る言葉をかけてきた人にも遭遇した。

このようなことを、五条悟を愛する人なら、少なから経験したのではないだろうか。

同じように、五条悟を愛するがあまりフジファブリックファンの心に残る微かな傷を、その強い言葉でほじくり返しているかもしれないことは考えられないだろうか。

作者はこういうことも勘定に入れて、「諸々の意味を込めて」とあえて濁したコメントしたのではなかろうかと私は思う。

6年半も続く大作を描き上げるにあたって、これだけ出版業界不況の中、掲載誌の売上を落とさぬよう、耐え難いプレッシャー責任を感じながら物語を続けていく自身を、軸となるフロントマンを喪って再始動した経歴をもち、過酷プレッシャーの中それでいて15年も走り続けたバンドと重ねたのかもしれない。

②怒り に関して

こっちのほうがショックの中に占める割合が大きい。

前述した強い軽蔑言葉フジファブリックを並べてほしくないという怒りは先立つ。

次に、メンバーのパーソナルな情報が、漫画ファンによる考察(という体裁下衆の勘繰りと言いたいくらい)の道具として利用されたことに怒りを感じている。

ご存知の通り、志村正彦2009年12月24日に29歳という若さで突然この世を去った。これは揺るぎない事実である

しか本来、生年月日と同じように命日も非常にデリケート個人情報である。彼がミュージシャンとして世に出ることがなければ、近親者は知れども、世界中の誰もが知り得なかっただろう。

対して創作物登場人物はどうだろうか。物語において読者は、登場人物の動きを第三者的に、いわば神視点で見守ることができる。キャラクター同士の内緒だって筒抜けだ。そうした舞台上の人物たちと観客とはいわゆる“恋愛テクニック”のように「秘密の共有」ができる。この恋愛にも似た興奮を私たち読者は楽しんでいる節があると思っている。

フジファブリックはバンドという周縁はコンテンツだとしても、メンバー実在人物であるがために、当然プライバシー尊重されるべきである。実際、ファンインタビュアーメンバー私生活に関して踏み入ったり聞き出そうとしたりしない。

命日や享年というデリケート情報を持ち出して、その事実安易に繋げたうえに、尾鰭をつけてありもしないストーリー勝手に繋げていく行為が、私には他人の家に土足で上がりこむ行為に見えてならない。

曲がりなりにもオタクなら、プライバシー情報コンテンツたらしめるものを分けて考えてほしい。

例えば、2つの事実にA、B、C、Dの4つの共通点があるとして、AとBとを繋げば万人が心地よく終われるものを、いくら線で結べるからといって、CとDを繋いで、恣意的ストーリーを生み出されては、どちらの側も良い気持ちはしないだろう。

から、「この位置五条悟が配置されているから…」「バンドは存続しているか五条悟は死から復活する」など、死去の事実からの逃避や不確かな根拠を並べ立てられるのは、両者のファンとして理解に苦しむ。

Twitter(X)では常日頃からしょーもない話題炎上しているが、よくある例として「これでは〇〇が可哀想」という構造をしているものがある。

こんな親に育てられて可哀想、こんな飼い主に育てられて可哀想、こんな環境に放り込まれるなんて可哀想…など枚挙に暇がない。

それと同列で、当人感情勝手想像してバンドファン家族に対して「嫌がっている」「失礼だ」とレッテルを貼る行為はそれ自体が失礼に値するように思える。

私自身、人生の半分といえど他と比べるとまだまだファン歴は浅いものだと自覚しているが、

曲がりなりにも十数年応援してきた身としては、苦しみや悲しみを押してまで志村正彦の全てを提供してくださっている志村家と地元有志の皆様には感謝してもしきれない。どんなに苦しもうとも、それ以上に彼の生きた証を残したいという使命のもとご尽力くださっている姿を見れば、どんな形であれ、一人でも多くの人に彼の存在が知られることは彼らへの報いではなかろうかと私は考えている。

からこそ、彼を取り巻く話題は明るいものであってほしいし、そうなるよう関係者ファン努力している。

それを、「ファンではないけど」「バンドは存じ上げなかったけど」と枕詞を載せて外野から関係者ヅラして物申していることが腹立たしくて仕方ない。許可取り云々の話ではない。無知蒙昧を晒し、それがフジファブリック関係者に届くことこそ最大の無礼ではないのか。

あとイチャモンついでに、現体制の3人のメンバーを「残りのメンバー」って言ってるのは何なんだ。3人は残りものなんかじゃない。言葉尻を捉えるようだが、夫を亡くした妻を未亡人と呼ぶような気味悪さが残る。甚だ不快だ。

個人的言い得て妙だと思ったのが、志村時代リアルタイムで知っている先輩ファンの「ファンでもない奴らが騒いでいる」「不謹慎厨じゃねーか!」という発言だった。正直この発言のお陰で少し溜飲が下がった。

フジファブリックはメンバー関係者ファンも優しい人ばかりだから、強い言葉に対して萎縮する(私もその内の一人)のではと思っていたが、ファンコミュニティで軽蔑ではない言葉で真っ当に怒りを表出できる人の存在に救われた。持つべものは信頼の置ける先輩ファン

もちろん、一連の話題モヤモヤが抑えきれず、私が呆れた呪術廻戦オタクのように作者や作品への痛烈な批判を長文で述べた先輩ファンもいた。

奇しくもこれの執筆最中更新され、何周も読んだが、確かに納得できる内容で、その視点も勿論いちファンとして持ち合わせている自分認識できた。

あらゆる表現物すべてにおいて、意味意図が付随する。それら全てを拾ったとして、特に何を取捨選択するか、とりわけ「何を言わないでおくか」も巷で話題の“教養”とやらに含まれるのではないだろうか(一つ留意しておきたいのが、表現意図として無意識に語られるもの特に特定属性への偏見差別に関しては無視してはならない)。

少し脱線するが、ネットで語られるような“教養”と“雑学”はしばしば混同されているように感じる。いたずらに知識量を増やし自己のための娯楽として完結するものではなく、悲劇の再来の抑止や自分自身や後進の未来社会を豊かにするために、蓄えた知識の中から取捨選択し、それらを原動力として行動することを教養と私は呼びたい。

祈り に関して

簡潔に言えば、こんな言いがかりイチャモンをつけている暇があったら、問答無用フジファブリックを聴いてください!ということ。

件の『CHRONICLE』でいえば、志村くんの犬(モジャっていいます)だけが正面を向いていて、それ以外の総くんダイちゃんかとをさんの犬は横を向いています

対して、巻頭カラー絵は、五条悟と虎杖悠仁の犬が正面を向いています

この背景には、『CHRONICLE』まで(厳密には志村Vo.時代最後アルバムMUSIC』まで)のフジファブリックは、明確に「リーダー志村正彦」という線引きがあって、いわばフジファブリックという物語主人公をずっと務めてきた事実があります

そしてリーダー亡き後、3人がパワーバランスを強化しながら調和させ、いわば三位一体の形でそれぞれが主人公になって物語を作っていきました。

これを踏まえて考えてみるとどうでしょう

映画化も決定した懐玉・玉折編で主人公だった五条悟、そして本編で主人公の虎杖悠仁、両者は同格に物語主人公であることが示唆されるでしょう。

さらに、アルバムスウェーデンメンバーが寝食を共にして制作されたこともあり、寮生活を送る4人とレコーディングに勤しむ4人の仲睦まじさを重ねることができます(詳しくはアルバム同梱のDVDドキュメンタリー映像が収録されています)。

また、10thシングル及び3rdアルバム収録の「若者のすべて」が現在進行形で大ヒットしたこともあり、そこだけを世間一般に切り取られがちという煮え切らなさをファンは常々抱えています。「五条悟?イケメンから人気なんでしょ?」にも通ずる消化不良です。

フジファンなら同意してくれるかもしれませんが、志村正彦変態で捻くれていて一途でお茶目で繊細で孤独な男なんです。

暇つぶし花屋女性店員デートする妄想をしたり(花屋の娘)、酒の力を借りないと甘えられなかったり(ロマネ)、海辺で泣いている女性お嬢さんと呼ぶ気障ったらしさがあったり(NAGISAにて)、自分を獣に喩えて思いっきり飛び出す大胆さがあったり(モノノケハカランダ)、

それなのに、否定される事が怖かったり(バウムクーヘン)、大切な人を亡くして何年経っても忘れないと覚悟を決められるのに(黒服の人)、相手自分のことをすぐに忘れてしまうと悩んだり(クロニクル)、そんな卑屈な考えをを誰かに否定してもらいたがったかと思えば(エイプリル)、君がいなくても元気でいられると強がるふりして泣いちゃったり(Bye Bye)、非常に魅力的な人物です。

そんな男の姿も、たった一人の大切な人に素直になれなくて、だけども本当はすごく寂しかった不器用な男の姿も、どこか似ている気がするんです。

ちなみに私の見解としては、志村正彦は相当なハジケリストです。

北欧の熊と太極拳使いの髭面の男性を戦わせたり(熊の惑星)、踊ろうぜと誘っておきながら黙れと言ったり(TAIFU)、走る足音ドラえもんタラちゃんの比ではない異音だったり(銀河)、かなり尖ってます

このハジケリズムは3人にも受け継がれ、サルバドール・ダリが発起人となってタコスパーティーをうやむやに開催したり(アンダルシア)、言い間違いから曲を生み出したり(東京)しています

最後に、現体制の3人のメンバー言わずもがな、たくさんの名曲を生み出し、私たちを慈しみ寄り添ってくれています

ツアーラストや周年のホールでも、招待されたフェスアリーナでも、地方の観客がすし詰めになるような小さいライブハウスでも、必ず「僕たちは誰かの居場所になりたい」「今フジファブリックでい続けられるのは皆さんのお陰」と伝えてくださってます

Twitterにも書いたのですが、私の本心は、「どんな形であれメンバーが生み出した楽曲を愛してもらいたいし、バンドと共に豊かな人生を送ってほしい。生きていようが亡くなっていようが、その人が存在した事実バンドの曲が生まれ事実楽曲が様々な人の人生に関わった事実は消えないので、悲しみも抱えつつ前を向いて生きていく糧になってほしい」ということです。

フジファブリックのお陰で人生が豊かになって、呪術廻戦に生き様を教わったオタク感想でした。

P.S.それっぽいキーワード検索したら筆者を特定やすいように書いたつもりです。もしそれっぽいな〜というアカウントを見つけたら、私事ですが現在就活中ですので、オススメホワイト企業を教えてください✌️

2024-08-25

弁論部君「僕の将来の夢は差別されてもヘラヘラしている高校英語教員です」

弁論部君「うちの高校先生見習い差別に対しヘラヘラとした態度をとり、見かねた海外小学生擁護されます

弁論部君「海外ラップ最先端表現を教え子から質問されたら生意気から課題を受け取らないようにして教育します」

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