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2025-05-30

友人の自主制作映画が最高だった話

今日の話だからそのままの熱量で書く。

友人はカメラ好き。いい風景を見つけると気づけば周りから離れて撮ってるタイプで、あと映画めっちゃ好きな奴なんだ。彼が自主制作映画作ってるっていうのも前から聞いてはいたんだけど正直趣味範疇だろうなーって思ってた。

前に仕事終わりに家に来いって言われて、行ったんだよ今日。で自主制作映画を見せられた。

結論から言うと最高だった。

内容はナレーションベースSF。派手なアクション演出はないんだけど、とにかく画が綺麗。本当に綺麗だったんだよ。

その映像コロナ禍のときに友人が東京渡り歩いて撮ったもの。あの頃の、人がまったくいない東京景色だ。無人の街。もうそれだけで特別感すごいんだけど、映像にするとこれがもう異様だった。

無人秋葉原とかシュタゲかよって話で、それを等身大視点映像として観れただけでも興奮した。

何の変哲もないただの秋葉原カットなのに、誰もいないだけで途端に未知なるSF感があった。もはや現実とは思えない。そう、異世界無人ってだけで街が異世界に見えるって何だよ。

無人ってだけで都会がとにかく綺麗に見えてさ、北野映画によくあるような海岸のシーンを想起してしまうくらいには美しい。

そこで気づいたんだ。ああい大自然カットが美しいのは単に自然が美しいからじゃない。人間がいないから美しいんだって

無人渋谷無人品川無人上野。次々と現れる無人都市

それがただ静かにゆっくりパンしたり固定カメラだったりで映されていく。

何も起きない。ただ映像ナレーションだけ。

なのに見終える頃には、心が震えていた。

これYouTubeにアップすれば絶対バズる話題になるよと友人にいったんだけど、友人はこれを公開する気はないらしい。

もったいない気はするけど、それが彼のポリシーなら仕方ない。

でもこの感動を誰かに知ってほしくて、ここに書いてみた。

彼が撮ったあの東京無人映像が、どれだけ美しくて、どれだけ心を動かすものだったのかを。

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