■嫉妬と見栄を手放せない末路
何時迄も色の付かない絵のような状態
立派な額縁は両親に買ってもらったが
そこに飾る絵は下書きばかりで、いつまで経っても色がつかない…
売られているような綺麗な絵を見て、自分の額縁にはこういった絵を入れなきゃと無駄にハードルを上げ
他人が描いどこか癖のある絵を内心バカにして
実際に立派な絵を見せられて嫉妬する
何時迄も絵を仕上げられず、筆を折り
いつしか折れる筆すら無くなってくる
結局、残り時間を考えてキャンパスの半分の半分にこじんまりした絵を描いて、水っぽい薄い絵の具で色を塗り始める
その小さな絵を見せるのが恥ずかしくて、そのうち筆すら持てなくなる
ツイートシェア