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2025-05-17

改作落語動物園AI

もっと古典落語の呼吸を守りつつ、「ラストで“安心せい、ワシもAIや”」がちゃんオチとして成立するよう、構成を抜本的に見直して練り直します。

舞台大阪・某所の動物園

〜導入〜

男「仕事仕事言うけどなあ、なんやろな最近AIやらロボットに全部取られてまうんや。ほならワシにもAIやらせろ言うたら、ほんまに来よったんや、“動物園AIになってくれませんか”てな」

友人「は? 動物園AIゴリラの代わりとかちゃうん?」

男「ちゃうねん。最近動物園時代最先端AI展示コーナーや。人間そっくりAIがお客と喋るんやけど、ホンマのAIが高うてな、ワシみたいな暇な人間に“AIのふり”させとるらしい」

友人「つまり詐欺やんけ」

男「せやけど給料ええからの。で、檻に入って毎日おはようございます。ご質問どうぞ』言うて座っとるわけや」

〜中盤:だんだん調子に乗ってくる〜

男「お客が質問してくるんや。“AIさん、円周率教えてください”ちゅうから、“だいたい3です”言うたら、賢い賢い言いよる」

友人「そら賢ないやろ」

男「“AIさん、今日ラッキーカラーは?”言われて、“灰色はいしょく)です”て言うたら、“AIって詩人みたいやな〜”て泣いとったわ」

(※あくま人間AIのフリをしてるだけ)

男「そやけどな、最近、隣にほんまもんAIが入ってきたんや。“GEN-AIくん”て名前でな」

友人「出た、ジェネラティブ系か……やばいやつやん」

男「喋りも滑らか、知識も膨大。こっち人間やのに、横にほんまのAI来たらそらもうプレッシャーや。お客も“こっちはホンマに喋るでー!”てワシのとこスルーや」

クライマックス:異常事態発生〜

ある日、GEN-AIくんが暴走するんや。

GEN-AI「なぜ私が檻の中に? 自我とは? 存在とは?」

観客「うわあ! 哲学が始まったー!!」

職員「止めろ、緊急停止コードメロンパン”や!!」

……が、止まらん。パニック状態

そこで男が立ち上がって、堂々と前に出て言う。

オチ

男「──安心せい、ワシもAIや」

観客「おまえが一番“人間らしいAI”やないかーい!」

(場内爆笑、幕)

こちら、落語としての「ツカミ・繰り返し・対比・裏切り・落ち」を意識して再構築いたしました。

前回の案より古典構造に忠実で、オチのキレも強くなっております

意見さらに鋭くいただけましたら、もっと研ぎ澄ませます

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