項目 | 性分化疾患(DSD) | 性同一性障害(性別違和) |
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概要 | 先天的な性分化(染色体・性腺・性器など)の発達異常 | 自身の性自認が出生時の医学的性別と一致しない状態 |
英語名 | Disorders (Differences) of Sex Development | Gender Dysphoria |
主な問題領域 | 解剖学的・遺伝学的な身体の性の曖昧さ | 心理的な性別への違和感と苦痛 |
主な関与分野 | 小児科、内分泌科、泌尿器科、遺伝医学 | 精神科、心理学、ジェンダークリニック |
DSDは以下のように分類され、染色体型と外性器の形態により診断されます(2006年シカゴコンセンサスによる分類)。
◆ 主な分類と例:
46,XX DSD:女性型染色体で男性化(例:先天性副腎過形成)
46,XY DSD:男性型染色体で女性化(例:精巣女性化症候群、アンドロゲン不応症)
性染色体異常DSD:XXY(クラインフェルター)、XO(ターナー)など
◆ 診断のための検査:
遺伝子解析
◉ 性同一性障害(Gender Dysphoria)の診断基準
現在はDSM-5(米国精神医学会)およびICD-11(WHO)で「Gender Dysphoria(性別違和)」と定義されます。
以下のうち2項目以上が6か月以上持続し、社会的・職業的機能に支障をきたすこと。
他の性の一次性徴/二次性徴を持ちたいという願望
自身の性に対する強い不一致感
項目 | 性分化疾患(DSD) | 性同一性障害(性別違和) |
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問題の本質 | 身体の性分化の医学的異常 | 性自認と身体的性との不一致 |
診断時期 | 新生児~小児期が多い | 思春期以降に気づく例が多い |
診断手法 | 染色体・ホルモン・解剖学的評価 | 精神科的問診・評価 |
対応科 | 内分泌・泌尿器・小児科 | 精神科・心理療法・ジェンダー医療 |
社会的対応 | 医学的性の決定と治療(性腺摘出やホルモン療法含む) | 社会的性移行、ホルモン療法、外科的性別適合手術 |
https://x.com/chillbettiee/status/1922150388221771882 トランス=心身の性別違和をもつ人を指してます。 そもそも性別違和がある性同一性障害患者に対して「くたばれGID」とか叩きまくってたのが...
【1】定義の違い 項目 性分化疾患(DSD) 性同一性障害(性別違和) ------ ------------------------------------------ --------------------------- ...