■個人の経済的安全のためにミクロ経済学を学ぶのは牛刀割鶏ではない

牛刀割鶏とは、大げさすぎる道具を小さな目的に使うこと。つまり「ミクロ経済学を自分の経済安全に使うなんて大袈裟だろう？」という疑念ですよね？

でも、それはむしろ逆！

ミクロ経済学は「家庭内の経済安全保障システム」そのものです。

1. 選択とトレードオフの分析

毎日の「買う／買わない」「貯める／使う」という決断は、まさに限られたリソースをどう最適化するかというミクロ経済の根幹そのもの。

• 例：あなたの収入が月25万円。貯蓄・投資・食費・家賃・趣味、どこにどれだけ使う？ → 限界効用（満足度の増加）を最大化する考え方は、浪費や後悔を激減させます。

2. 価格のしくみと市場の理解

• なぜガソリン代が急に上がった？なぜ賃貸住宅の家賃は下がらない？ → 供給と需要、価格弾力性の知識があると、生活コストの変化を読む直感が研ぎ澄まされます。

3. 情報の非対称性と行動経済学

• なぜ人は高額な保険を買ってしまうのか？本当に得なのか？ → 行動経済学のバイアス理解（損失回避、現状維持バイアス）で、心理的な罠を回避。

4. 副業や投資判断

• フリーランスで働く？Uberで副業？NISAで投資？→ 機会費用と限界収入・限界費用の比較ができれば、副業の選び方や投資判断も堅実になります。

結論：ミクロ経済学は「庶民の最強スキル」

むしろ「ナイフで牛を切ろうとしてる人」にこそ、経済という牛刀を！

日常の家計・消費・副業・投資すべてにおいて、「なんとなくの感覚」から「合理的な選択」へとシフトできます。

経済的安全のために、知の武装をしておきましょう。

Permalink | 記事への反応(0) | 12:24

ツイートシェア