ワイはムスリムにも理解を示したい。彼らが土葬をしたいという訴えをするのも自由だ。それを国がこれからの舵取りをする上でどう答えるか。労働人口が激減してインフラや社会保障から崩壊していくのを防ぐために、これから彼ら様々な宗教的バックグラウンドを持つ労働移民たちを受け入れるために法整備するのか。
それとも、ここは譲れないよ日本に来たら日本のやり方しかない、労働者が一千万人二千万人レベルで足らなくなっても国民に我慢させるよと答えるのか。
シンガポールがお手本になると思う。シンガポールは多民族国家で移民をずっと受け入れまくってるが治安は悪いか?侵略されたか?文化は破壊されたか?全然そうじゃないのは歴史と現実が証明している。
シンガポールは宗教の自由が保障されていて、そして多民族国家、多宗教国家としてうまくやってる。仏教、キリスト教、イスラム教、道教、ヒンズー教。そして無宗教者もそこそこいる。
シンガポールは常に経済成長を維持するため積極的に労働移民を受け入れてきた。移民政策として労働環境ガッチリ枠組みを作ってきたし(エリートから底辺まで)、それぞれのバックグラウンドである宗教慣習も尊重し寛容に制度設計したことで、労働移民に選ばれる国として成功している。
ムスリムにもハラル飯を提供し、土葬も認め、モスクまで建ててる。シンガポール政府は軋轢や差別が起きないよう宗教の調和を最重要としていて、宗教調整法という法律まで定めている。
そうして受け入れた移民たちは土建清掃造船製造介護家政婦(夫)という下支えから、ITやエンジニア医者に看護師金融や不動産や教育者といった中流からエリートまで集まり国家運営に成功している。
では課題は無かったのかといえばある。が、それを小さい問題に抑え込むことに成功しているのでそこもやはり学ぶところ。意外にもシンガポール国民側の不満は少ない。国土の小さい国のため住宅価格が上がって困るとか、職業の競争が激しくなるとか、あとはムスリムの祈りが1日に何回もあってウザいとか、家政労働者がモノを盗むんじゃないかとか。逆に言えばそれぐらいのもので、国民感情をその程度に抑え込めている。むしろ移民側の衣食住や賃金に対する不満が大きい。
基本的に労働移民に対して寛容な反面で厳格な制度(そもそも法律が厳しいし、軽微な犯罪でも帰国させられるし、底辺労働者は活動がある程度制限されたり)を作ることで国民の感情を守っている。そもそも、シンガポール人は幼い頃から異文化理解と共生、宗教的多様性についてインストールされる。そういった土台もあることで成功をおさめている。
移民を入れると治安が心配だ!ってよく言われるけどシンガポールは治安がいい国として知られている。どうしてそれが成立するのかと言うと、
でも現状の日本国は何故かそもそも移民を入れようと積極的ではないし、治安安定や差別解消のためのこれらシンガポールの実践に目を向けることもなく、結果としてXで見られるような少数外国人のマナー違反や軽犯罪を引き起こさせ、多くの日本人の外国人アレルギーを過剰に増大させる結果になっている。
在日外国人の極少数の悪さも日本人の差別煽動も政府の無策の結果引き起こされているものということに気付くことが最初の一歩だと思う。俺は外国人とよく接するがわざわざこんな極東まで来てくれるやつらに悪いやつは一人もいなかったよ。歴史認識の違いはよくあるし、文化の違いに慣れないことはあれど。SNSの差別煽動に流されず、これからの日本がどう沈まずにいられるか意識を持ち政治家を動かす世論を形成する一員となるべきだ。給付金が立ち消えになったように世論が政治を動かすことは証明された。