lynx   »   [go: up one dir, main page]

2025-04-22

[]【飲食店経営者必見】 店内に営業許可証を掲示するのは意外と危険

今年の1月に、事業譲渡で、埼玉県にあるラーメン店オーナーになりました。

10年ほど前にオープンした店で、初代オーナーさんが亡くなられるなど色々あり、私が4代目のオーナーということになります

オーナーさんの奥様がご病気になられて、通うのが大変になったということで、お引き受けすることになりました。

私は、これまでは全く別の分野の仕事をしてきて、飲食業は初めての経験です。

これには前段があり、昨年、別の仕事で損を押し付けられて、借金を抱えてしまう形になり、色々立て直したいと思って、昨年の夏から複数事業の買収に乗り出しました。

店があるのは、私の自宅から2時間弱ほどの場所でしたが、「自走可能」とのことでしたので、お引き受けしました。

1月1日付で店を譲り受け、その後、あるスタッフ食品衛生責任者資格を取ってもらって、保健所地位承継届を出そうとしました。

食品営業許可の名義を前オーナーさんから私の名前に名義替えする手続きです。

ところが、保健所書類を提出すると、すでに前オーナーさんから廃業届け」が出されているので、地位承継届は受理できないと言われてしまいました。

その時点で、私の店は、「無許可営業」の状態にあるので、「今すぐ営業を止めるように」と言われてしまいました。

食中毒営業停止を命じられた時の休業保険には入っていましたが、このような営業停止を想定した保険ではなかったので、保険金も受け取れませんでした。

このことによる減収のダメージがかなり大きく、手元資金が一気に減りました。

現場スタッフの話によると、前オーナーさんも、2023年にこの店を買収した時に全く同じ地位承継届の手続きをしているはずなので、手続きについてよく分かっておらず、うっかり間違えて廃業届を出してしまったということは、ちょっと考えられないとのことでした。

要するに、あからさまな嫌がらせだということです。

ただ、どうしてそんなことをされたのかは、よく分かりません。

私が善人だから恨みを買っているはずがないと言いたいわけではなく、私と前オーナーさんにはあまり接点がなく、好意的ものであれ否定的ものであれ、何らかの感情を持たれるほどの関わりがなかったからです。

M&a;mp;Aの仲介会社を通じて2、3か月事務的メールのやり取りをし、数回電話お話しして、一度店で会っただけだからです。

私に対しては、特に強い感情を持たれるほどの交流がありません。

それで、もしかすると、相手は誰でもよくて、ただこういうことをやって、他人をわなにはめて反応を見て面白がっているだけなのかなとも思いました。

また、国の制度にも問題はあるかと思います

地位承継届は、「来月1日付けで譲渡します」という風に前もって提出することができず、譲渡してから、事後に提出することしかできません。

そうすると、店の実際の所有者と保健所が把握している所有者が異なる、「所有権が宙に浮いたような期間」が存在し、

その間に廃業届を出されるという事があり得ます

保健所は、廃業届の受理に当たって、不動産契約者などの情報確認せず、提出された廃業届に形式的問題がなければ受理してしまます

私の店の場合オーナーが替わって店が営業を続けていることは、ネット検索して公式X

https://x.com/menyaokami2/status/1874336502454612403

を見れば分かったことですが、その程度の確認もしていなかったということです。

しかも、私は昨年に、譲渡の予定があることを保健所に前もって電話で伝えていました。

廃業届は、厚生労働省サイトからだれでもアカウントを作って提出できてしまい、

提出する際に、マイナンバーカードICチップ本人確認するような仕組みにはなっていません。

店内に営業許可証を掲示している飲食店も多いですが、

あれをスマホ写真に撮って、なんらかの方法オーナーの住所などの情報を取得すれば、

誰でも「なりすまし廃業」ができてしまい、その飲食店無許可営業営業停止に追い込んだり、オーナー刑事罰のわなにはめることができてしまます

この嫌がらせのせいで、ウーバーイーツが年始からストップしていること、また営業停止を言い渡されていた期間にお店を全く開けなかったこと、営業許可の再取得にそれなりの費用がかかったこから

14人いるスタッフ人件費2.5か月分くらいの手元資金が焼失しました。

年明け以降、私の方に、前オーナーさんが滞納していた水道料金やごみ処理費用請求が来たりもして、おそらく、うっかりではないんだろうな、と思いました。

スタッフは、「チカン飲酒運転も平気でやる人だったから、何をするか分からない」と言っていました。(スタッフから、無理やり体を触られたといったハラスメント被害の報告が複数寄せられています。)

10人以上いるスタッフの全てが学生で、決して「自走可能」という状態ではありませんでしたし、奥さんがご病気でという話については、スタッフは「そんな話聞いたことがない」と言っていました。

坂戸保健所から営業停止を言い渡された時には、絶望的な気持ちになってしまい、「抗議の焼身自殺する人って、こんな気持ちなのかなぁ」なんて思ったりもしてしまいました。

2028年時効を迎えるまで、私は、「無許可営業」で、2年以下の懲役または200万円以下の罰金刑事罰を受ける可能性があります

ただ、これはあくま書類上の形式的問題であり、安全性軽視の無許可営業と同列で語ってほしくはないなと思います

保健所は、所有者ではない人から廃業届を受理してしまったわけですが、そのことへの謝罪等はなく、自分たちミスをしたという認識もないようで、当然のことのように「営業停止」を言われてしまったのですが、私としては、形式的問題があったにしても、法益を侵したわけではないと思っており、「犯罪者」のように言われることには抵抗があります

2月上旬営業許可下りて店は開けられるようになりましたが、

その後も資金繰りが厳しい状況は変わっておらず、

盗難被害もあったりして、厳しい状況が続いています

14人いるスタッフの大半が10台で、

なかには、一家の稼ぎ頭としてご病気の親御さんを支えている若者もいます

みんなのことをどうやって守ろう、みんなの生活をどうやって支えていこう、と考える毎日です。

いろいろな物を抱えるようになって、

若い頃は全然響かなかった馬場俊英さんの「スタートライン」が心に響く様になりました。

お客様から「頑張ってください!」と言われて泣きそうになったり、

最近入ったばかりの16歳のスタッフに「一人で抱え込まないでくださいね」と励まされたりしながら、

なんとかやっている毎日です。

私の様な被害者を産まないためには、

譲渡日よりも前に、地位承継があることを保健所に事前報告する仕組みが必要だと思います

私が昨年かけた電話の内容は忘れ去られていたようですが、書類が残っていれば、前オーナーさんが廃業届を提出しても、受理されていなかったでしょう。

また、厚生労働省申請フォームでは、マイナンバーカードICチップによる本人確認は導入したほうがよさそうです。

さらに、営業許可証はみだりに人に見せるものではないという啓発も必要かと思います

飲食店経営者の皆様、ご注意ください。

https://anond.hatelabo.jp/20250421195719

  • >食品衛生法による営業許可を受けた施設は、営業許可事項を施設内の見やすい場所に掲示する義務があります。  https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000129619.html

  • これ消えたんだ、なんで消したんだろう

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Лучший частный хостинг