lynx   »   [go: up one dir, main page]

2025-04-20

現実ネット距離は縮まるどころか広がっている

現実ネット世界乖離って、実は昔より今の方があるように感じている。

かにSNSなどの台頭で、誰でも意見を発信できるようになった。

それでリアルバーチャル境界曖昧になったと思う奴も居るかもしれない。

だが価値観倫理観の部分では、むしろどんどん乖離してる気がする。

たとえば、同性愛者への見方がそうだ。

現実世界では、だいぶ変わってきた。

LGBTQという言葉も広まったし、テレビでも同性カップルが当たり前に出てくるようになった。

会社でも研修ポリシーが整備されてきてて、ゲイバカにするような発言リアルでやろうものなら、周りから「お前、いつの時代人間だよ…」って顔をされる。

差別的言動をした側が“非常識”とされる、そういう時代になってると思う。

だがな、ネットの方は全然変わってねぇ。

いや、変わってないどころか、一部ではむしろ酷くなってんじゃねぇか?とさえ思う。

淫夢って知ってるか?

簡単に言えば、ゲイ向けAVネタにしたコンテンツ

要するに、同性愛者を面白おかしく消費して、茶化して笑いものにするやつだ。

俺が若いから流行ってたし、当時も悪ノリが過ぎてるなとは思ってた。

それが令和の今でも続いてること自体驚きだし、もはや文化みたいになってんの。

このあいだ、久しぶりにニコニコ動画に行ったんだよ。

昔ハマってたコンテンツがまだあるかな〜って軽い気持ちで覗いてみたら、淫夢…いまだに大人気なのよ。

ニコニコだけじゃない。

YouTubeでも淫夢ネタ音MADが人気だし、最近じゃ淫夢ワードを取り入れた曲がTikTokとかでバズってるって話も聞いた。

「やばすぎて笑える」って。

いやいや、やばいのはお前らの倫理観のほうだろ。

現実ではあれだけ配慮が求められているのに、ネットでは同性愛者をネタ”して消費し続ける文化が今なお堂々と生き残っている。

これ、すげぇ怖くないか

差別侮蔑が、エンタメ”の顔してフツーに笑いの中に溶け込んでんの。

しかもそれを見て育った子どもたちが、ゲイネタっていう歪んだ認識のまま大人になる可能性もあるわけじゃん。

いや、すでになってるかもしれない。

たぶん、こういう話すると「ネットなんてそんなもんだよ」って返される。

本気で言ってるわけじゃないんだからネタにマジスレwwってな具合に茶化してくるだろう。

でもさ、そのネタのせいで誰かが傷ついてるなら、それもうネタじゃねぇだろ。

面白いからセーフ」って差別的表現が許されてるって、どんだけ都合いい世界なんだよ。

俺はネットが好きだし、救われたこともあるし、

バカやって笑える空間ってのも必要だと思ってる。

でもだからこそ、余計に思う。

そろそろ配慮必要なんじゃないか?ってな。

はっきりいって、ネット現実からどんどん遠ざかってる。

以前のネット現実では言えない本音を言える場所だった。

それがある意味での自由だったんだよ。

でも今のネット現実で許されないことを冗談っぽくなら何でもやっていい場所

そんなもん自由じゃない。

ただの現実逃避の温床に過ぎない。

現実は変わってる。

人の尊厳生き方に対する理解ゆっくりでも確実に進んでる。

なのにネットけが逆走してる。

現実ネット世界の隔たりは、昔よりも今のほうがずっと広がってしまった気がする。

  • ネットでも、淫夢ネタには(元増田よりもよっぽど真面目に)マジレスが入るようになってるし、 たとえば他のオタク用語(地雷、人権、爆死など)もそう。 まだまだ現実の基準との距...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん
Лучший частный хостинг