現実とネット世界の乖離って、実は昔より今の方があるように感じている。
確かにSNSなどの台頭で、誰でも意見を発信できるようになった。
それでリアルとバーチャルの境界が曖昧になったと思う奴も居るかもしれない。
だが価値観や倫理観の部分では、むしろどんどん乖離してる気がする。
LGBTQという言葉も広まったし、テレビでも同性カップルが当たり前に出てくるようになった。
会社でも研修やポリシーが整備されてきてて、ゲイをバカにするような発言をリアルでやろうものなら、周りから「お前、いつの時代の人間だよ…」って顔をされる。
差別的な言動をした側が“非常識”とされる、そういう時代になってると思う。
いや、変わってないどころか、一部ではむしろ酷くなってんじゃねぇか?とさえ思う。
淫夢って知ってるか?
要するに、同性愛者を面白おかしく消費して、茶化して笑いものにするやつだ。
俺が若い頃から流行ってたし、当時も悪ノリが過ぎてるなとは思ってた。
それが令和の今でも続いてること自体驚きだし、もはや文化みたいになってんの。
昔ハマってたコンテンツがまだあるかな〜って軽い気持ちで覗いてみたら、淫夢…いまだに大人気なのよ。
ニコニコだけじゃない。
YouTubeでも淫夢ネタの音MADが人気だし、最近じゃ淫夢ワードを取り入れた曲がTikTokとかでバズってるって話も聞いた。
「やばすぎて笑える」って。
現実ではあれだけ配慮が求められているのに、ネットでは同性愛者をネタ”して消費し続ける文化が今なお堂々と生き残っている。
これ、すげぇ怖くないか?
差別や侮蔑が、エンタメ”の顔してフツーに笑いの中に溶け込んでんの。
しかもそれを見て育った子どもたちが、ゲイ=ネタっていう歪んだ認識のまま大人になる可能性もあるわけじゃん。
いや、すでになってるかもしれない。
たぶん、こういう話すると「ネットなんてそんなもんだよ」って返される。
本気で言ってるわけじゃないんだから、ネタにマジスレwwってな具合に茶化してくるだろう。
でもさ、そのネタのせいで誰かが傷ついてるなら、それもうネタじゃねぇだろ。
「面白いからセーフ」って差別的な表現が許されてるって、どんだけ都合いい世界なんだよ。
でもだからこそ、余計に思う。
でも今のネットは現実で許されないことを冗談っぽくなら何でもやっていい場所。
そんなもん自由じゃない。
ただの現実逃避の温床に過ぎない。
現実は変わってる。
ネットでも、淫夢ネタには(元増田よりもよっぽど真面目に)マジレスが入るようになってるし、 たとえば他のオタク用語(地雷、人権、爆死など)もそう。 まだまだ現実の基準との距...