関税は1次産業や2次産業を国内に回帰させる反面、もの(物理)を作らない3次産業はコストアップのデメリットばかり受ける。なので、3次産業が衰退して1次産業と2次産業が伸びる。
問題は、米国の1次産業は労働者の1.4%、2次産業は19.3%しか居なくて、約8割が3次産業に従事していること。(ちなみに日本は7割が3次産業)
なので、トランプの目論見どおり1,2次産業が国内回帰しても、3次産業で発生する大量の失業者を1,2次産業で吸収することは非常に難しい。もし3次産業が1割(全体の8%)縮小したら、1,2次産業は1.4倍に伸びなければならないのだ。
今後あちこちで「製造業が国内に回帰した」という定性的な成果が宣伝されるだろうけど、その効果が3次産業の失墜と量的に見合っているか、定量的な比較をしなければならない。
国内から調達すればコストアップしないじゃん はーい論破っぱ