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2025-03-06

日本農村漁村日本の「後期高齢者」なのか?

311に関連してヤフコメで、「人口密度地域復興をすることは後期高齢者に高額治療をするようなもの」という発言を見かけた

おそらく投資に対するリターンが小さい、ということを言いたかったのだろう。

ただ、日本田舎特に地方都市ではない農村漁村後期高齢者のように生産性がないものなのだろうか?

はてなではよく東京地方論争が起こっているが、地方という曖昧言葉地方都市県庁所在地レベル)とその外側(周縁部から農村漁村)をあまり区別しないのと、

ITエンジニアが多いために、他産業に対する想像力が乏しいのでデータを元に考えてみる

e-Statの作物統計調査のうち、令和5年産市町村データを見てみる

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00500215&tstat=000001013427&cycle=7&year=20230&month=0&tclass1=000001033085&tclass2=000001214642

全国の耕地面積の合計は1,870,797haのようだ。作付面積ではないことに注意。

一方で、47都道府県県庁所在地および特別区耕地面積の合計は268,154ha。14%に過ぎない。

では、人口は?

同時期の日本全体の人口は1億2435万人。対して、47都道府県県庁所在地および特別区人口は4297万人。34%の人が住んでいる。

というわけで、その外側に住んでいる66%の人たちが都市部に住む足りない20%の食糧生産寄与している。

そのような生産性がある地域に対して、後期高齢者に高額治療呼ばわりはさすがにひどいのでは?と思った。

おそらく漁業工業も同じ傾向になると思われるので、各自調べてください

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