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2025-03-03

池袋駅北口から実感する中国経済の減速

池袋駅北口から実感する中国経済の減速

池袋駅北口(以下、池北)を何度も訪れる人なら、最近の街の変化に気づいているかもしれない。それは、中国経済の減速がこのエリアでも確実に顕在化している事実

中国系店舗の減少と風俗店の復活

その兆候はわかりやすい形で現れている。まず目につくのが、中国系のお店の減少だ。一方で、街並みにはどこか懐かしい昭和雰囲気が戻りつつある。そう、風俗店の増加である

今思えば、中国経済が最も勢いづいていたのは2019年頃だっただろう。当時、池北では風俗ビルの1階に中国系タピオカミルクティー店がオープンし、高校生たちが長い行列を作るほどの人気ぶりだった。

その影響で、客足が遠のいた風俗ビルの上層階を覚えている。

また、同じ時期には順豊などの中国系運送会社のの配送拠点もあり、人民テープで厳重に巻かれた段ボールが山積みになっている光景日常だった。

ロックダウンと共に訪れた変化

しかし、中国でのロックダウンから始まった不況が長期化するにつれ、この町の流れたは変わり始めた。池北の中国系のお店は少しずつ勢いを弱め始めた。

例えば、池北で最大の中国スーパーである友誼商店が入居する雑居ビル。このビルは、昭和時代には巨大なキャバレーが入る池北の歓楽街の中心地だったらしいが、現在池袋最大の中華スーパー中華フードコートが入居している。

そのビル前は、少し前まで中国系新聞を配る人々の定番スポットだった。

しか最近では、そこに立つのは日系の水商売お姉さんたちに変わっていた。

池北が映す経済現実

こうした変化は、池北という小さなエリアが、中国経済の盛衰を映し出す鏡のようになっていることを示している。タピオカブーム物流の活況が遠い過去の話となり、今では風俗店看板が再び目立ち始めた。

この街風景は、中国経済の波が地域に及ぼす影響を、身近な形で教えてくれる。池北を歩きながら、そんな経済の変遷を肌で感じることができるだろう。

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