つまり、険悪な雰囲気になるとAIに”夫婦喧嘩の台本”を書いてもらい、それを演じることで発散する。
先日もちょっとしたことで喧嘩になりそうだったのですぐAIに頼み、こんな感じの台本を書いてもらった。
〈登場人物〉
👩🦰 妻(怒り気味):「最近帰りが遅いけど、本当に仕事なの?」
👨💼 夫(焦りながら):「もちろん仕事だよ! 疑うのはやめてくれ!」
妻(じっと夫を見つめて):「ねえ、昨日も帰り遅かったよね?」
夫(目をそらす):「うん……まあ、ちょっと会議が長引いて……」
夫(咳払い):「あー……新しいプロジェクトの進捗確認とか……」
妻(目を細める):「ふーん。で、なんでLINEの返信なかったの?」
夫(冷や汗):「えっ? あ、いや……それは……携帯の充電が……」
妻(即座に被せる):「フル充電だったよね? 朝、出かける時に見たけど」
夫(絶望):「……」
妻(ため息):「正直に言って。浮気してるの?」
夫(慌てて手を振る):「違う違う! そんなわけないだろ!」
妻(低い声):「じゃあ、証拠を見せて」
夫(身じろぎする):「証拠って……な、何を?」
妻(スマホを指さす):「スマホ見せて。履歴とか、LINEのやりとりとか」
夫(ぎくり):「えっ……いや、それは……」
妻(鋭い目):「何か見られたら困るものでも?」
夫(しどろもどろ):「ち、違うよ! ただ、その……プライバシーというか……」
夫(観念して):「実は……最近、ラーメン屋に寄ってたんだ……」
妻(キョトン):「……は?」
夫(しどろもどろ):「夜食べるの我慢できなくて……新しくできた店、すごい人気でさ……並んでて……」
妻(呆れ):「つまり、帰りが遅かったのは、ラーメン食べるため?」
夫(コクコク頷く):「そう……」
夫(小声):「食べるのに夢中で……」
夫(うつむく):「ラーメンの写真でフォルダがいっぱいになってるから……」
夫(安堵の表情):「ごめん……」
妻(クスクス笑いながら):「もう、そんなことでコソコソしないでよ……バカみたいに疑っちゃったじゃない」
妻(微笑みながら):「まったく……明日は私も一緒に行くからね?」
夫(嬉しそうに):「もちろん!」
******
これを俺と妻で演じるわけだ。
妻は当初、こうした試みに半笑いだったが、途中から完全に役に入りはじめた。
怒りを全部飲み込んでしまうと後々爆発するし、かといって本気でぶつかると修復が面倒になる。
ならば本気で喧嘩をするのではなく、役として演じることで、あたかも喧嘩したかのようにスッキリすればいい。
もちろん、演技とはいえ妻は容赦ないので、それなりに演技力が求められる。