■２人目のエンジニアとしてプロジェクトに JOIN したときにやること

はてぶで一年前にまとめてずっと下書きだった内容。これ名前出して書いたら揉めそうだと思ったのでずっと投稿してなかったが、増田で供養。

• すでに開発が始まっている前提
• 兎にも角にも関係性づくりから
  • ステークホルダーと適切にコミュニケーションが取れる関係性を作る
    • これに失敗したら終わり。この時点で失敗するとなると純粋に人としての相性が悪い・カルチャーマッチしていない場合が多いので、本来ならば面接や面談の時点で落としてほしい
    • 人間同士の相性が悪い ≠ スキルがない なので、ミスリードなきように。カルチャーマッチの話
    • カルチャーマッチに気づかずに、待遇や企業ブランドに目をくらまされていないか自分でも注意する（ちゃんと自分の側も会社を選ぶ）
  • ここが駄目でも技術方面で価値発揮してほしい場合はあるかもしれない（が、自分の考え方とは相容れない）
  • 誰に対しても HRT をもって接する
    • 後続の内容も、 HRT なしで行うと、言ってることは正しいが、お前の態度が気に入らないからやらない、という事態になりがち
      • エンジニアである以前に、社会人である。社会人である以前に、人間である
• ドメイン知識のインストール
  • 関係性づくりの会話で必要になるので、同時並行で進める
  • ドキュメントがまとまっていない場合もあるので、空気を読まずにステークホルダーを捕まえて教えてもらう（ついでに関係性を作る）
  • 後述の、開発状況の確認前にドメイン知識を入れておかないと、なぜそのような状態になっているのか、それが適切なのか否かが判断できない
• 開発状況の確認
  • 利用技術、アーキテクチャ、運用方法、開発カルチャ（運用方針と言っても差し支えないか。レビュー、CI/CD、xxOps、ドキュメンテーション等）
• １人プロジェクトとの違いを、日々のコミュニケーションの中で意識してもらうように仕向ける
  • 具体的には、上記の開発カルチャの確認
    • 一人目エンジニアが把握していれば良いことなので、あまり整備されていないケースが多い
    • 時間がなくてできていないのか、課題感はあるがスキルがないのか、課題感すらないのかも見極める
      • 時間がなかったパターンなら、コミュニケーションして有りたい姿をお互い共有し合って二人が合意できる内容に持っていく
      • スキルがない場合、イケてる他社の事例ブログなどを紹介しながらティーチングし、その後「この方法に try してみませんか？」というニュアンスの伝え方をする
      • 意識がない場合、ケーススタディをコミュニケーションで伝え（この××みたいなユースケースだとどうなりますか？）、意識付けしていく。意識が揃ったら、コミュニケーションする
    • 決めたことはドキュメント化してルールにする
      • お互いの合意がないとルール違反できない状態にする→まずは相談の文化形成
        • 一人目エンジニアによるルール違反が多発する場合は、コミュニケーションが難しい属性である可能性を考慮して予防線を張り始める
          • 保身術については後述

保身術メモ

• 真っ先に行うべき予防線が、GIVE and TAKE にある通り、「Giver をやめて Matcher になる」。燃え尽きない事が重要

ギバーが燃え尽きるのは (略) 困っている人をうまく助けてやれないときに、燃え尽きるのである (p.264)

• 具体的には、その人がいった内容だけをドキュメント化し、そのルールに従う
  • 難しい人であった場合は、平然とそのルールも破るので「以前こう聞きましたが、ドキュメントを更新したいのでいつ、なぜそのようにしたのか」を聞き続ける
  • 相手はめんどくせーなという態度になるので、それを見逃さずに「私はそれがわからないので、教えてください」という態度を崩さない
  • 改善する場合もあるし、改善しない場合もある。改善しない場合は諦める

• 諦めざるをえないコミュニケーションが難しい属性だった場合
  • 自分のメンタル力では自力で関係改善はできない
  • マネジャーに介入を依頼するが、２人目エンジニアの場合は、上司がいきなり社長だったり、１人目のエンジニアがそのポジションだったりする
    • その場合は人事に介入してもらう（自分でなんとかしようとしない、新入りが１年かけて築いた信頼関係も、前任者にはどうしても劣ってしまう。張り合わない）
  • 人事がいないなら辞めるしかない
    • 正面突破もいいが、ブリリアントジャークの場合、コミュニティ内で評価されており、発信力・発言力がある場合があるので、その場合は適当な理由をつけて辞めたほうが良い
      • が、被害が拡散しないように、人事や社長には本当の理由を伝えたほうがよい
      • こういう情報は、コミュニティで話すと、「◯◯が××のことを悪く言っていた」 みたいな独り歩きが始まるので、信頼できる人以外には漏らさない
        • 被害に合いそうになっている人にはそれとなくDMで伝えるなど、人目につかない方法で行う

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