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2025-02-10

日本人生産性が低い原因は仕事のやり方が非効率からではない

日本人生産性が低い」 という話は、多くの人が「仕事のやり方が非効率」だからと捉えがちですが、実際には 「利益率の低い仕事に多くの労働力が集中している」 という産業構造問題本質的な原因です。

1. 日本一人当たりGDPが低い本当の理由

日本労働者の多くが利益率の低い産業従事している

・高付加価値産業が少ない、または成長が鈍い

企業ビジネスモデル自体利益を出しにくい構造になっている

低価格競争の影響で、労働の対価が低くなりやす

まり日本人の「仕事のやり方」ではなく、「どんな仕事をしているのか?」が問題

2. 業種別にみる「稼げる仕事」と「稼げない仕事

✅ 一人当たりの粗利益が高い業種(= GDPが高くなりやすい)

金融業ルクセンブルク型) → 一人当たりの粗利千万~1億円以上

ITソフトウェアSaaS → 高利益率のサブスクモデルで一人当たりの粗利が数千万

製薬・バイオテクノロジー研究開発費はかかるが、成功すれば莫大な利益

高級ブランド・高付加価値製造業LVMHのような超高利益ブランドが強い

コンサルティング弁護士M&Aアドバイザリー知識集約型で利益率が非常に高い

❌ 一人当たりの粗利益が低い業種(= GDPが伸びにくい)

飲食・小売 → 人件費が高く、利益率が低い(粗利益数百万円レベル

介護福祉公共性が強く、利益を出しにくい

建設業特に下請け) → 大手ゼネコン下請け構造利益が薄い

製造業(低付加価値) → 価格競争に巻き込まれ利益率が低い

日本労働人口の多くが「低粗利の業種」に集中しているため、一人当たりGDPが低い。

→ 逆に ルクセンブルクのような「高粗利の業種」が多い国は、一人当たりGDPが高くなる。

3. 「日本人生産性が低い」はミスリード

日本人の働き方が「非効率」だからGDPが低いのではなく、

利益の出にくい仕事をしているから」GDPが低い。

日本労働生産性を上げようと思ったら、

稼げる業種へシフトする

利益ビジネス構造を変える

無駄価格競争をやめ、単価を上げる

といったアプローチ必要になります

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