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2025-01-05

ADHD治療薬のインチュニブの作用機序はよく説明されるものと異るか

ADHD治療薬のインチュニブ(グアンファシン)の作用機序

α2アドレナリン受容体を介した直接的なノルアドレナリンシナプス伝達調整により、前頭前皮質及び大脳基底核におけるシグナルを調整している可能性が示唆されている

医療用医薬品 : インチュニブ

として、大体の心療内科精神科ウェブページ説明されているとおりである

ただ、α2アドレナリン受容体一般論として、ノルアドレナリンの遊離を抑えるはずである

このことについて、グアンファシンGXR使用した症例紹介で作用機序説明されているが

GXR選択的α2 受容体作用し,ノルアドレナリンの過剰な遊離を抑制前頭前皮質機能を向上させることで,注意欠如多動症における諸症状を緩和させると考えられている

グアンファシンが著効した神経発達症群併存のチック症 12 歳女児例

とあり、個人的には腑に落ちるところがある。

ADHDストラテラ(アトモキセチン)が再吸収阻害を通してノルアドレナリン遊離を促進させる薬で、

インチュニブ(グアンファシン)は過剰なノルアドレナリン遊離を抑制することで症状を緩和させる薬と考えるのが妥当だろう。

なお、ほかの研究では

賦活化した右角回は注意機能ネットワークの一つであり、GXR作用メカニズムは右角回を中心とした脳内ネットワークの賦活に関与する可能

[医学部ADHDに対するグアンファシン塩酸塩の薬理効果世界で初めて検出_自治医大]

とありその作用機序解明が期待される。

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