コロコロコミックっぽい画風というかコロコロのカラーみたいなものはどういう過程で築き上げられたのだろうか?
コロコロはあくまで最初はドラえもんを載せるための雑誌だったと聞いている。
とすれば「他の作品もドラえもんに寄せる」という目的さえなければ、別に絵柄に統一感をもたせる必然性はないはずだ。
それが一体どのようにして、コロコロの漫画は作品を絵を見て一目でコロコロ掲載とわかる言うに言われぬ雰囲気を持つに至ったのだろうか?
まんがタイムきららみたいな方式で編集側がドラえもんに似たような画風の作家を意図的にスカウトしたり持ち込みにしてもそういうのしか採用しないようにしたのだろうか?
それとも最初はコロコロカラーと呼ぶべきものはなかったのが、ドラえもん以外の作者の掲載陣に対して常日頃から編集側が「ドラえもんに寄せるように指導して」、自分たちの思う描く雰囲気が出ている画風に既存の作者を積極的に調教し続けた結果なのだろうか。あのようなおぼっちゃま君やでんじゃらすじーさんやムシキングなどおおよそすべてのコロコロ作品にみられる統一感は徐々にもたらされたものだろうか?
鳥山明も最初は絵が下手で編集に発破をかけられて絵を上達させたと聞くがそういう感じか?
焼きたてジャパンの作者もコロコロ掲載の作品の主人公は見事にコロコロって感じの画風になっているので徹底ぶりを感じる。(さすがに大人のキャラは普段の作者の画風になっていたが)
アニキみたいな別冊は除いて考えてほしい。あれ、ぷにるってどっち掲載なんだ?そもそも知らない作品を見せられた時一つでもコロコロと見抜けない漫画が俺にあったら、この問いは前提が揺らいでしまうな…。
言うて昔のジャンプとか、ガンガンとか、あるいはもっと広く子供向けのデフォルメイラストとか、そういうのに通底する画風でしかなくね。