ロシアのプーチン大統領は4日、国営テレビのインタビューで、ウクライナへの軍事侵攻で核兵器を使う必要性があったか質問されたのに対し「使う必要性はなかったし、その必要がないことを願う」と述べました。
プーチン大統領は、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり繰り返し「国家と国民を守るために、あらゆる手段を行使する」などと述べ、核兵器の使用も辞さない構えを示して欧米側を威嚇し、去年11月にはいわゆる「核ドクトリン」を改訂し核兵器の使用条件を引き下げていて、今回の発言の真意は不明です。
また、プーチン大統領は「ロシアが求める結果で論理的な結末に導くための十分な力と手段を持っている」と述べ、ウクライナへの軍事侵攻をロシアに有利な形で停戦させることを目指していると主張しました。
一方、みずからの後継者について、具体的な名前は挙げず「私は、このことを常に考えている。最終的にはロシア国民の選択に委ねられている」と述べた上で、候補者については「国民の信頼を得られる人物が、できれば数人、現れるとなおいい」と指摘しました。

プーチン大統領 軍事侵攻めぐり“核兵器使う必要性なかった”
ロシアのプーチン大統領は、国営テレビのインタビューで、ウクライナへの軍事侵攻をめぐって核兵器を使う必要性はなかったし、その必要がないことを願うと述べました。プーチン大統領はこれまで繰り返し、核兵器の使用も辞さない構えを示し、欧米側を威嚇していて、今回の発言の真意は不明です。
