訴状を手に、思いを打ち明ける女性(撮影・大川万優)

 幼少期から中学生の頃まで性的虐待を受け、今もフラッシュバックなどの後遺症に悩まされているとして、広島市の40代会社員女性が70代の父親に対し、1100万円の損害賠償を求め、広島地裁に提訴した。第1回口頭弁論が16日にあり、被告側は一部否認し、請求棄却を求めた。

 訴状などによると、原告女性は保育園児の頃からわいせつな行為を強要され続けた。