米、ウクライナの商用衛星画像利用も一時停止
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【3月8日 AFP】米国家地理空間情報局(NGA)の報道官は7日、同国政府が購入した商業衛星画像をウクライナが利用することを「一時停止」したと明らかにした。
商業衛星画像をウクライナに提供する米国のプログラムに参加する企業の一つ、米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズは、一時停止を認める一方、「他の顧客やプログラム、契約をサポートする方法に変更はない」と述べた、
ウクライナは提供された衛星画像をロシア軍の動きの追跡や、攻撃後の被害評価に使用してきた。
これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先週、ホワイトハウスの大統領執務室で公然と対立。米国は重要な対ウクライナ軍事支援を一時停止した。
中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官は5日、ウクライナとの情報共有も一時停止したと認めた。
侵攻するロシア軍と戦うウクライナ軍にとって、米国の情報は軍事支援と同じくらい重要なもので、ウクライナ国民の多くもトランプ氏の措置に驚いている。
米国はウクライナの重要な支援国だったが、トランプ氏が1月に就任して以来、両国の緊密な協力関係は急速に崩壊している。(c)AFP