Atlassian Japan 公式ブログ | アトラシアン株式会社 https://www.atlassian.com/ja/blog アトラシアンの情報を日本語でお届けします。 Wed, 24 Sep 2025 02:40:13 +0000 ja hourly 1 https://aatljapan.wpengine.com/wp-content/uploads/android-chrome-256x256-150x150.png Atlassian Japan 公式ブログ | アトラシアン株式会社 https://www.atlassian.com/ja/blog 32 32 アトラシアン、プロダクトチームに関する調査結果を発表 https://www.atlassian.com/ja/blog/state-of-product-2026 Wed, 24 Sep 2025 02:40:11 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6923 アトラシアンは、ウェイクフィールド・リサーチ社と共同で、米国・ドイツ・フランスの大手企業に勤務するプロダクトマネージャーおよびプロダクトチームのリーダー700名を対象に調査を実施し…

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アトラシアンは、ウェイクフィールド・リサーチ社と共同で、米国・ドイツ・フランスの大手企業に勤務するプロダクトマネージャーおよびプロダクトチームのリーダー700名を対象に調査を実施しました。
調査対象は、従業員数500名以上の企業に所属し、マネージャー以上の役職に就いている方々です。
本調査は、グローバルなプロダクト開発の最新動向や課題を知る上で、日本企業の皆さまにも多くの示唆を与える内容となっています。

ここでいう「プロダクトチーム」とは、単なるソフトウェア開発部門ではありません。ユーザーに価値を届ける製品やサービスを継続的に生み出すことを目的とし、エンジニア、デザイナー、マーケターなど多様な専門性を持つメンバーが自律的に協働するチームを指します。デジタル変革が進む現在、こうしたチームの役割はますます重要になっています。

プロダクトチームが置かれている状況 – 変化する環境下での役割と影響力の模索

調査対象の3カ国においてプロダクトチームは、約半数が戦略やイノベーションを主導する権限を持っていることが分かりました。他チームとの協業においても、プロダクトチームは主導的な役割を果たしているケースが多く見受けられます。

また、「エンジニア機能が設計やプロダクトのロードマップ策定にいつ関与するか」という問いに対しては、52%が「アイデア創出の初期段階から」または「初期のコンセプト検証期間中から」と回答。

エンジニアが初期段階から参加することで、アイデアやコンセプトの段階から技術的な実現可能性や制約、リスクを議論することが可能になり、実装の難易度や必要なリソース、既存システムとの整合性などを早い段階で把握できるため、後戻りや手戻りが減るという効果があります。さらに、エンジニアが初期から関与することで、エンジニア自身がプロダクトのビジョンや目的を深く理解し、主体的に開発に取り組む姿勢が強まりるというメリットを享受することができます。

一方で、プロダクトチームの84%が「自社プロダクトの市場での成功」に不安を感じていることも判明。変化の激しい環境下で、どのように成功を収めるべきか悩むチームが多い現状です。

また、自身の業務がビジネス目標とどのように結びついているかを明確に理解できていないチームも少なくありません。この背景には、次のような課題があることがわかりました。

  • 約半数のチームが「戦略立案に十分な時間を割けていない」
  • 40%が「実験をほとんど、または全く行わず、経営陣の意向に基づいてロードマップを策定している

さらに、過去3年間でプロダクト開発の現場では、以下のような変化が起きており、(ソフトウェア)プロダクトの重要性が企業競争力の源泉となっていることがうかがえます。

  • 収益性指標への重点強化(45%)
  • 迅速なデリバリーへのプレッシャー増大(37%)
  • 競争環境の激化(32%)

プロダクトマネージャの役割と課題 – 多様な期待と現実のギャップに挑むリーダー像

プロダクトマネージャの90%が、「自分の仕事がこの分野に惹かれた原点に合致している」と回答しています。彼らは、部門横断チームとの連携や、創造的な問題解決、ユーザーインサイトの獲得、イノベーション推進、戦略・ビジョンの策定などにやりがいを感じています。リーダーシップ層がすべきことは、プロダクトマネージャが情熱を燃やす協働的な問題解決の仕事を成功に導ける環境を整えることだと言えるでしょう。


一方で、複数プロジェクトや競合する優先事項、チームのキャパシティのバランス調整、どの機能や施策に注力すべきかの優先順位付けなど、日々多くの課題に直面しています。
最も重要と認識している「戦略策定」「ロードマップ構築」「データ分析・メトリクス追跡」などに十分な時間を割けていないと感じているプロダクトマネージャーが約半数にのぼりました。

残念ながら、プロダクトチームは現状維持に追われているようです。これは彼らが望む戦略的思考を妨げる障壁の一つと言えるでしょう。

 

プロダクトチームにおけるAIの活用状況と課題 – 生産性向上と新たな壁

AIは、ドキュメント作成などのルーチンワークや、市場・競合調査、データ分析、顧客フィードバック分析、進捗報告といった分野で積極的に活用されています。
AIの導入により、「1日あたり2時間以上の業務時間削減」など、生産性向上の効果を実感しているチームも多く見られました。

AIによって生産性が高まった仕事としては、

  • ルーチンワークの時間削減 (77%)
  • 重要度の高いタスクの実行の加速 (52%)

一方で、プロダクト開発における「優先順位付け」や「スケジュール調整」など、重要な意思決定は依然として人間が担うべき領域であるという認識が強いことも分かりました。

また、AIツールの複雑さや使い方の難しさ、効果的なプロンプト作成方法が分からない、トレーニングや知識の不足、ツールへのアクセス制限、AI出力の信頼性への不安、ワークフローへの統合性不足など、多くの課題も存在しています。

まとめ

本調査から、プロダクトチームは戦略やイノベーションを主導する重要な役割を担っている一方で、以下のような現状と課題が浮き彫りになりました。

  • 戦略立案やデータ分析など本質的な業務に十分な時間を割けていない
  • 自身の業務とビジネス目標との結びつきを明確に理解できていない
  • AI活用による生産性向上の一方で、意思決定や優先順位付けは人間が担うべき領域である

経営層やリーダーの皆さまには、現場の声を積極的に取り入れ、プロダクトチームが戦略的思考や創造的な活動に集中できる環境づくりを進めていただくことが求められます。
また、エンジニアがアイデア創出やコンセプト検証の初期段階から関与することで、技術的な実現可能性やリスクを早期に把握し、手戻りを減らすことができます。
AIはルーチンワークやデータ分析などで大きな効果を発揮しますが、最終的な意思決定や戦略策定は人間の役割であることを再認識する必要があります。

日本企業においても、プロダクトチームの力を最大限に引き出し、変化の時代をリードするための組織づくり・環境整備が今後ますます重要になるでしょう。

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アトラシアン + DX:AI時代のエンジニアリングインテリジェンス https://www.atlassian.com/ja/blog/atlassian-acquires-dx Fri, 19 Sep 2025 00:19:37 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6938 本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。 エンジニアリングリーダーたちはこう問いかけます:「開発チームがより優れたソフト…

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本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。

エンジニアリングリーダーたちはこう問いかけます:「開発チームがより優れたソフトウェアをより早く提供するためにAIに投資することは本当に役立っているのか?」

本日、私たちは30万社を超えるお客様がこの問いに答えるための大きな一歩を踏み出しました。エンジニアリングインテリジェンスのリーダーであるDX社の買収に関する最終合意書に調印したことを発表します。

この買収がお客様にとって大きな意味を持つ理由

20年以上にわたり、アトラシアンはあらゆるチームが最高の成果を上げられるよう支援するツールを開発してきました。ビジネスチームと技術チームがより良く連携すれば、イノベーションは加速します。これがアトラシアンの「System of Work」の力です。

そして AI が搭載された世界では、優れたソフトウェアエンジニアリングがこれまで以上に重要になります。そのため、企業は研究開発やエンジニアリング向けの AI ツールにますます投資しています。しかし、こうした投資には大きな疑問も伴います。AI はどこに導入すべきか?そして実際に成果を上げているのか?

そこで DX社の出番です。

DXはエンジニアリングリーダーのパートナーとして、データに基づく意思決定を通じて開発者の生産性を測定・ベンチマーク・改善を支援します。DXにより組織は、開発者のフローを解き放つために必要な定性的・定量的データを入手できます。

「エンジニアリングチームの生産性をどう把握するのか?」「AI投資はどこに集中すべきか?」「AI投資のROIをどう測定するか?」といった問いがお客様から寄せられるとき、DXはその答えを提供します。

DXは350社以上の企業がソフトウェア開発ライフサイクルで何が起きているのか、その理由を理解するのを支援しています。DXによりリーダーは以下を獲得します:

  • AIの導入状況と影響の測定により、効果的な施策とノイズ要因を明確に識別します。

 

  • 開発者体験を全体的に可視化:定性的なフィードバックと定量的なシグナルを統合し、フローが途切れる箇所を特定します。

 

  • 開発者の生産性とシステムの健全性に関するリアルタイムの洞察により、ボトルネックや投資領域を特定可能にします。

 

DX社をアトラシアンのSystem of Workに統合することで、Rovo Dev、Jira、Bitbucket、Bitbucket Pipelines、Compassなどのツールと連動し、チームの効果性と連携性をかつてないレベルで高めるための洞察とツールを提供します。

アトラシアン+DXですべてのチームが勝利を掴む

開発者にとっては摩擦が減り、流れが良くなることを意味します。エンジニアリングリーダーにとっては、ソフトウェア開発ライフサイクル全体における明確さと確信が増すことを意味します。企業にとっては、勝利のために適切な場所へ投資が行われていることを保証します。

ファイザー、ピンタレスト、Xeroなど、DX社の顧客の大半は、仕事の計画と追跡にもアトラシアンを利用しています。アトラシアンとDXが力を合わせることで、何十万ものソフトウェアチームが影響力を拡大するお手伝いをします。

今後の展望

アトラシアンの「System of Work」は、あらゆるチームをつなぎ、テクノロジー主導の組織を強化し、お客様がテクノロジーを最大の競争優位性へと変えることを支援するものです。DXとの連携により、私たちはその旅路の次のステップを踏み出します。

共に、仕事の未来を築きましょう。

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クラウドへの進化:アトラシアンとお客様の新たな章へ https://www.atlassian.com/ja/blog/atlassian-ascend Mon, 08 Sep 2025 21:24:08 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6915 本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。日付はすべて米国時間を基準としています。 本日、アトラシアンはクラウドファースト…

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本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。日付はすべて米国時間を基準としています。

本日、アトラシアンはクラウドファーストの未来に向けて、次のステージへと歩みを進めることをお知らせいたします。すでに30万社を超えるお客様の99%以上がアトラシアンのクラウドプラットフォームをご活用いただいており、新規のお客様の99%もクラウドを選択されています。このような状況を受け、アトラシアンは Data Center 製品の提供を段階的に終了することを決定いたしました。

この移行は急激に進むものではなく、今後3年間にわたり、アトラシアンのサポート体制のもと、「Atlassian Ascend」という新たな取り組みを通じて、すべてのお客様が安心してクラウドへの移行を進められるよう、きめ細やかにご支援いたします。

チームワークの新たな可能性

アトラシアンは、これまでも一貫して「チームの可能性を最大限に引き出すこと」を使命としてきました。Data Centerは10年以上前には最適な選択肢でしたが、今後さらにお客様のチームワークを強化し、競争力を高め、より迅速なイノベーションを実現するためには、クラウドプラットフォームの力と革新性が不可欠です。これからの時代に求められる成果――チームワークのさらなる加速、競争力の維持・向上、イノベーションの推進――は、クラウドの持つパワーと最新技術によってこそ、最大限に実現できると確信しています。

クラウドへの移行は、お客様にとって大きな進化となります。アトラシアン クラウド プラットフォームへ移行いただくことで、次のようなメリットをすぐにご体感いただけます。

  • アトラシアンおよびサードパーティアプリを横断した世界水準のエンタープライズ検索機能
  • AIチームメイト「Rovo」の活用
  • Data Center 製品で発生していたデータのサイロ化を解消し、独自の Teamwork Graphによりチーム・データ・業務を連携
  • 組織全体での自動化やアプリ連携によるプロジェクト推進の加速

すでに世界中のあらゆる業種・規模のお客様が、こうしたメリットを実感し始めています。
多くのお客様からは、価値実現までの期間が短縮されたことや、コスト削減につながったというお声をいただいています。さらに、AIを活用した新しいチームワークによって、これからの時代に欠かせない競争力を手にされています。
アトラシアンは、こうした成功をすべてのお客様にお届けする責任があると考えています。

あらゆるニーズに応える世界水準のプラットフォーム

お客様の業種や規模、事業の複雑さに関わらず、クラウドはすべてのお客様に最適な選択肢です。アトラシアンは、エンタープライズグレードのプラットフォームへの大規模な投資を行い、最も大規模かつ要求の高いお客様にもご満足いただける体制を整えました。その結果、多くのお客様がすでにクラウドへの移行を進めており、最も複雑かつ規制の厳しいお客様の75%もクラウドを選択されています。最近の主な進化は以下の通りです。

  • ユーザー規模の大幅な拡大:Confluence では1サイトあたり最大15万ユーザー、Jira では10万ユーザーまでご利用いただけるようになりました。
  • データレジデンシーの拡充:過去12か月間で新たに6つのアプリが対応し、コンプライアンスロードマップでも大きく前進しています。
  • クラウドサービスのさらなる拡充:FedRAMP Moderate認証を取得した Atlassian Government Cloud や、シングルテナント型の Atlassian Isolated Cloud など、より厳格な規制要件にも対応できる新たなクラウドサービスをご利用いただけるようになりました。
  • マルチクラウドへの取り組みも加速Google Cloud とのパートナーシップを通じて、さらに柔軟なクラウド環境の実現に向けて取り組んでいます。

また、FedRAMP HighおよびImpact Level 5に対応した環境の構築にも取り組んでおり、Data Center製品のサービス終了までに認証申請を行う予定です。
今後の計画や、スケール・セキュリティ・AIを活用したイノベーションのさらなる進化については、弊社の公開ロードマップをご覧ください。

クラウド移行を安心して進めていただくために

Data Center をご利用中のお客様にとって、大きな変化であることは十分に理解しております。アトラシアンは、お客様一人ひとりのご事情やご要望に寄り添い、クラウドのメリットを最大限にご活用いただけるよう、移行の計画から実行まで「Atlassian Ascend」プログラムを通じて、柔軟かつ手厚いサポートとライセンスオプションをご用意いたします。

主なフェーズと日程

  • 2026年3月30日:新規のお客様向け Data Center サブスクリプションおよび Marketplace アプリの販売終了
  • 2028年3月30日:既存のお客様向け Data Center ライセンス、Marketplace アプリ、ライセンス拡張の最終購入日
  • 2029年3月28日:Data Center サービス終了。すべての Data Center ライセンスおよび関連 Marketplace アプリライセンスが失効し、読み取り専用となります。*

サポート体制について

2029年3月28日までの3年間、安心してクラウド移行をご計画いただけるよう、Data Center 製品の重要な技術サポートおよびセキュリティアップデートを継続し、アトラシアン クラウドとの連携も円滑にご利用いただけるよう支援いたします。
また、これまで数百万人規模のクラウド移行を支援してきた経験を活かし、あらゆる規模・業種のお客様の移行を成功に導きます。

  • 1,000ユーザー未満のお客様向けには、セルフサービスツールをご用意し、スムーズな移行をサポート
  • 1,000ユーザー以上のお客様には、新たな「Atlassian FastShift Program」により、従来12~16か月かかっていた移行期間を2~6か月に大幅短縮
  • 5,000ユーザー超のお客様には、「Solution Design Acceleration」プログラムにて、専任チームが貴社のビジネス目標に沿った移行計画・実行を支援

一部のお客様には、追加のご要望や事情によりクラウド移行が遅れる場合もあると認識しています。そのようなお客様にも柔軟に対応いたします。

  • Bitbucket Data Center をご利用のお客様には、ソースコードの機密性を考慮し、2029年3月以降も Data Center と Bitbucket Cloud の両方を利用できる新ライセンスオプションをご用意
  • *特別な事情をお持ちの Data Center ご利用企業様には、2029年3月28日以降も例外的に延長保守を提供し、円滑な移行をサポート

クラウド移行を支援する各種リソース

アトラシアン クラウドでお客様が実現されている成果に、私たちは日々刺激を受けています。お客様からのご意見・ご要望が、当社プラットフォームの進化を後押ししています。どの段階にいらっしゃるお客様にも、柔軟性・専門知識・サポートをもって、さらなる成長を支援いたします。

詳細なスケジュールやFAQ、追加リソースについては、弊社のWebサイトをご覧ください。個別のご相談やサポートをご希望の場合は、こちらよりお問い合わせください。

また、2025年9月30日開催予定のライブウェビナー(英語)では、重要な日程やクラウドのメリット、今後のステップについてご案内いたします。ぜひご参加ください。

アトラシアンをお選びいただき、誠にありがとうございます。これからもお客様とともに、新たな価値を創造してまいります。


将来予想に関する記述について

本ブログには、将来予想に関する記述が含まれています。これらは、1933年米国証券法第27A条、1934年米国証券取引法第21E条および1995年民間証券訴訟改革法に基づく「将来予想に関する記述」とされるものであり、一定のリスクや不確実性を伴います。
「〜する可能性がある」「〜と期待している」「〜と考えている」「〜を見込む」「〜を意図する」「〜となる見込み」「〜すべき」「〜と推定する」「〜を継続する」などの表現や、これらに類似する言葉が含まれる場合、それらは将来予想に関する記述である可能性があります。ただし、これらの表現だけが将来予想に関する記述を特定するものではありません。

過去の事実に関する記述を除き、本ブログに記載されている内容はすべて将来予想に関する記述とみなされる場合があります。これには、Data Center 製品に関する今後の計画や、サービス終了までのスケジュール、今後のメンテナンスやサポートの提供、Atlassian Ascend プログラムを通じたサポートや関連サービス、クラウドサービスおよびクラウドプラットフォームの将来性、当社の成長見通し、お客様や市場動向、製品や機能(セキュリティ、コンプライアンス(FedRAMP HighやImpact Level 5環境を含む)、データレジデンシー、シングルテナント構成、AI等)、事業計画や長期戦略などに関する記述が含まれますが、これらに限定されるものではありません。

これらの将来予想に関する記述は、現時点で入手可能な情報および当社経営陣の判断や仮定に基づいており、実際の結果はさまざまな既知または未知のリスクや不確実性、前提条件の変化等により、記述内容と大きく異なる可能性があります。したがって、将来予想に関する記述は、将来の出来事を保証するものではなく、あくまで現時点での見通しであることをご理解ください。

また、法令で義務付けられている場合を除き、本ブログ掲載日以降に新たな事象や情報が判明した場合でも、将来予想に関する記述を更新または修正する義務を当社は負いません。

将来予想に関する記述で言及されている事項の達成や成功には、既知または未知のリスクや不確実性、前提条件が含まれます。これらのリスクや不確実性が現実のものとなった場合、または前提条件が誤っていた場合、当社の業績は将来予想に関する記述で示された内容と大きく異なる可能性があります。したがって、将来予想に関する記述を将来の出来事の予測として過度に信頼しないようご注意ください。将来予想に関する記述は、あくまで当社経営陣が記述時点で有している信念や仮定に基づくものです。

当社の財務実績等に影響を及ぼす可能性のあるリスク要因については、米国証券取引委員会(SEC)に随時提出している書類(最新のForm 10-KおよびForm 10-Qの「Risk Factors」等)に記載されています。これらの書類は、当社IRサイトのSEC提出書類ページにてご覧いただけます。

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アトラシアンはThe Browser Companyを歓迎します https://www.atlassian.com/ja/blog/atlassian-acquires-the-browser-company Fri, 05 Sep 2025 00:27:49 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6905 本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。 本日、アトラシアンにとって画期的な一歩を共有できることを嬉しく思います。ニュー…

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本ブログは、こちらに掲載されている英文ブログの意訳です。内容に相違がある場合は、原文が優先されます。

本日、アトラシアンにとって画期的な一歩を共有できることを嬉しく思います。ニューヨークのThe Browser Company(素晴らしいDiaおよびArcブラウザを開発したチーム)の買収に関する合意に至りました。
The Browser Companyが「人々が愛するブラウザ」を構築する情熱と、アトラシアンが「世界最高のチームがどのようにチームを運営する」について持つ深い知見を組み合わせることで、AI時代における仕事の進め方を変革する機会を得ました。

単なる閲覧だけではない、仕事のためのブラウザ

今日のブラウザは仕事のために作られていません。それらは閲覧のために作られました——ニュースを読む、動画を見る、レシピを調べる。確かに、仕事中にブラウザでそうしたことをするかもしれませんが、ほとんどのタブは完了すべきタスクを表しています。会議のスケジュール調整。デザインレビュー。Jiraでの作業項目の更新。メモの作成。気がつくと、タブの林立に視界が遮られてしまいます。

問題はここにあります – 今のブラウザは、あなたの仕事を前進させるようには設計されていません。 それは SaaS アプリが爆発的に増える前、そして現在の AI 革命よりずっと前に設計されたものだからです。 今のブラウザは、あなたのワークフローにおいては傍観者に過ぎず、すべてのタブは同じように扱われ、仕事の文脈を認識せず、優先順位を理解せず、ツール間の点と点を繋ぐ助けも提供しません。
今こそ、仕事のために真に構築されたブラウザが必要です。単なる閲覧ではなく、実行を支援するブラウザが求められているのです。

Diaをナレッジワーカーのためのブラウザに

ナレッジワーカーには、地球上のすべての人向けに作られたブラウザではなく、ナレッジワーカーの特定のニーズに合わせて設計されたブラウザが必要です。それが、The Browser Companyと共に私たちが構築するものです。私たちのビジョンは、Diaを次のようなブラウザにすることです:

  • あなたが一日を過ごすSaaSアプリに最適化。 メール、プロジェクト管理ツール、デザインアプリなど、どのアプリで作業していても、作業を進めるのに役立つコンテキストがタブに追加されます。

  • AIスキルを満載し、個人用の作業メモ機能でアプリ、タブ、タスク間の点と点を繋ぎます。

展望

私たちは、ナレッジワーカーが愛するブラウザを創り出すべく準備を整えています。

互いの強みを活かし合いながら、私たちはこの機会に向けて全力疾走しています。これから進む道に胸が高鳴り、アトラシアンが掲げる使命——あらゆるチームの可能性を解き放つ——をブラウザの世界にどう広げていくのか、今から待ちきれません。


将来予想に関する記述について
本ブログには、将来の見通しに関する記述が含まれており、これらの記述には実際の結果が大きく異なる可能性のあるリスクや不確実性が伴います。これには、アトラシアンがThe Browser Companyの事業、技術、製品、人材および業務を円滑に統合し、買収による期待される効果を実現できるかどうか、アトラシアンがチームコラボレーションおよび生産性向上ソフトウェア分野におけるリーダーシップを拡大し、ブラウザソフトウェアの開発および商用化を達成できるかどうか、今回の取引がアトラシアンおよびThe Browser Companyの顧客にもたらす潜在的なメリット、今後提供予定の新機能やソリューション、発表済みの取引が予定通り完了するかどうかおよびその時期、AIやセキュリティ分野を含む両社の技術統合の可否、今回の取引がアトラシアンの財務諸表や自社株買い戦略に与える影響、期待や信念に関する記述に関連するリスク、またこれらの前提となる仮定に関するリスクなどが含まれます。
本取引の期待される結果に影響を及ぼす可能性のあるリスクについては、アトラシアンが米国証券取引委員会(SEC)に随時提出している書類(最新のForm 10-KおよびForm 10-Qの「リスク要因」セクションを含む)や、今後提出される書類に記載されています。

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AIでチームメイトの能力を解放するTeamwork Collection https://www.atlassian.com/ja/blog/unlocking-ai-teammates-with-twc Sun, 17 Aug 2025 00:11:27 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6889 AIは単なる流行ではなく、効果的なコラボレーションとチームワークのあり方を一変させるものです。多くの企業がAIを導入していますが、ツールスイートにAIを追加しただけで生産性が自動的…

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AIは単なる流行ではなく、効果的なコラボレーションとチームワークのあり方を一変させるものです。多くの企業がAIを導入していますが、ツールスイートにAIを追加しただけで生産性が自動的に向上するわけではありません。最新の「 2025年度版 State of Teams」レポートによると、ほとんどのチームはAIを十分に活用できていません。

  • 98%の経営幹部が、チームがAIを活用してサイロ化を効果的に解消できていないと懸念している

  • 71%のチームが、AIを情報の管理や発見に最大限活用できていないと認めている

  • 96%の経営幹部が、チームがAIを効果的に活用する方法について完全に確信していない

適切なAIツールを選択することは容易ではなく、最も機能豊富なソリューションを購入するという誘惑に駆られるかもしれませんが、それは壁にスパゲティを投げつけてどれが貼り付くかを見るようなものです。統合の痛みを軽減し、あらゆるビジネスとチームの変動するニーズに対応して継続的に進化するソリューションに投資することが重要です。さもなくば、あなたは71%のチームの一員になる可能性が高いでしょう。

アトラシアンでは、AI は万能ではないと考えています。組織にはそれぞれ、お客様に対する固有のニーズや目標があり、ナレッジワーカーにも、仕事を遂行するための固有のニーズや目標があります。AIをワークフローに組み込むために、無理に努力する必要はありません。AIは、人間とAIのコラボレーションを形成することで、強力なツールとなります。

そのため、アトラシアンのAI搭載ソリューションであるRovoを使用することで、AIをワークフローに簡単に組み込むことができるようになりました。Rovoは、パーソナライズされたエンタープライズサーチとチャット、すぐに使えるエージェント、カスタマイズされたエージェントワークフローにより、すべてのチームがAIの能力を活用できるようにします。Rovoは、Jira、Confluence、Loom を含むコラボレーションスタックであるTeamwork Collectionをご利用のお客様に、Teamwork Graphを通じてチームの知識によって強化された機能として提供されています。

Teamwork Graphとは何か、そしてAIをどのように強化するのか?

Teamwork Graphは、アトラシアンのインテリジェントなデータストアであり、アトラシアンのクラウドプラットフォーム上のナレッジ、ゴール、作業、チームに関するすべての組織データを統合します。このグラフは、アトラシアンのアプリ間の豊富な接続を強化し、組織内のデータの能力を最大限に引き出します。より豊富なデータにより、よりコンテキストに即した、最適化されたAI機能が実現します。

ほとんどのAIツールは、複数ステップからなる複雑なプロンプトには対応できず、以前の入力を理解できず、後続タスクのためにコンテキスト化することができない場合が多いです。Rovo は、Teamwork Graph を活用した 組織のデータを使用して、コンテキストに富んだ応答を行い、より完全な全体像を描き、AI 機能を最適化します。

AIによる変革を考える際には、仕事のライフサイクルに何が必要かを考えてみてください。Rovoは、検索、チャット、エージェントを通じて、仕事のあらゆる段階において知識を成果に変えるお手伝いをします。Rovoの価値は、特にアトラシアンのエコシステム全体における、より豊富なデータ接続にあります。これにより、Teamwork Collectionは、あらゆるチームに適した、進化し続けるソリューションとなっています。

AI搭載の検索とチャット

2025年版「State of Teams」レポートによれば、従業員の56%が、必要な情報を得る唯一の方法は誰かに尋ねるか会議をスケジュールすることだと回答しています。

RovoサーチとRovoチャットは、すべてのアプリにわたって重要な情報を迅速に発見し、パーソナライズされた洞察によって学習を加速し、より高いインパクトのある仕事をより早く実現します。

Rovo サーチ

Rovo サーチは、すべてのアプリから重要な情報を検索し、あなたの体験や行動に基づきパーソナライズされた回答をAIが生成します。アトラシアンのツールだけではなく、サードパーティ製品も含む、50以上のコネクタを備えたRovoは、組織内で使用するすべてのアプリにおけるナレッジの検索を中央集約化します。

人、チーム、プロジェクト、作業に関する迅速で関連性の高い情報を、キュレーションされた回答で取得できます。

Rovo チャット

Rovo チャットは、パーソナライズされた洞察を活用して学習を加速し、より迅速に高い影響力のある成果を届けます。チャットでは、ユーザーは アトラシアンおよびサードパーティのアプリからコンテキストを取り込んで対話することができます。チャットは対話セッションを維持し、会話履歴を使用してコンテキストに応じた応答を提供します。

さらに、チャット内では、ディープリサーチ機能により、ユーザーは詳細な情報収集に基づいて、包括的で高品質なコンテンツを生成することができます。

PDFやスプレッドシートなどのファイルをアップロードした、より高度なチャット体験も間もなく提供開始予定です。

Chrome 拡張機能

Rovo Chrome拡張機能を使用すると、Rovoを職場に持ち込むことができます。外部公開サイトや接続されたサードパーティアプリから Rovoチャットにアクセスしたり、ブラウザの拡張機能からRovoサーチを利用したりすることができます。

RovoはTeamwork Graph上で動作し、チームワークのすべてのデータを結びつけるため、AI搭載の検索機能とチャット機能により、ナレッジがどこにあってもそれを活用することができ、チームはより迅速にインパクトのある仕事を行い、AIの可能性を大規模に実現することができます。

Rovo エージェントとは?

簡単に言えば、エージェントはTeamwork Graphによって強化されたAIチームメイトであり、特定のスキルセットと目標を持ち、それらを自律的に追求することができます。

エージェントにはアイデンティティ(職務の定義)があり、関連するナレッジにアクセスでき、ページやタスクの作成、コメントの投稿などのアクションも実行できます。Rovoエージェントは、あらゆるタスクに対応できる AIチームメイトだとお考えください。

Rovo エージェントは、以下のことを実行できます。

  • 推論やコンテキストが必要な課題の解決

  • アトラシアンのクラウドツールとのシームレスな統合

  • PRD(プロダクト要求定義書)の作成、Jira タスクの分割、ホワイトボード図の生成などの複雑なタスクの実行

  • コメントや割り当てられた作業でのメンション

  • リアルタイムで作業し、次に行うべき最善のアクションを提案

  • 常に権限設定を尊重し、人間が許可したデータへのアクセスやアクションのみを実行

Rovoエージェントはチームの拡張機能として設計されており、人間とAIの協業を支援するため、人間らしさを失いません。

すぐに使えるエージェントを利用すれば、ご自分に合ったエージェントを簡単にパートナーにすることができます。Teamwork Collectionは、プレゼンテーションのアウトラインの作成からメールマーケティングキャンペーンのブレインストーミングまで、チームが直面する最も一般的な課題に対処するために構築された、厳選された専門的なすぐに使えるエージェント(チームワークエージェント)を提供しています。それらを微調整したり、独自のエージェントをゼロから構築したりする必要がある場合は、Rovo Studioを使用します。コーディングの知識は一切必要ありません。Studioを使用すれば、自然言語で指示することで、エージェント、自動化、ハブ、アセット、アプリを構築し、完璧な AIアシスタントを構築することができます。

アトラシアンのクラウドプラットフォームによってナレッジを 1 か所に集約し、Teamwork Graphの豊富な接続性を活用することで、エージェントの効率が大幅に向上し、進化するビジネスニーズへの適応力が高まります。

Teamwork エージェントの実例

Teamwork Collectionを使用すれば、人間とAIのコラボレーションのを今すぐ体験することができます。アトラシアンの独創的なエージェントが、お客様のワークフローをどのように強化するかをご覧ください。

カスタマーインサイト

AI による分析で、生の顧客フィードバックを実用的なインサイトに変換します。カスタマーインサイトエージェントは、カスタマーインタビューピラミッドと呼ばれる構造化されたアプローチを活用して、Jira プロジェクトや Confluence ページなどのデータソースを検索し、生のフィードバックを考察や解釈、機会に変換します。

ブランドボイスクリエーター

AI による支援でブランドの一貫性を確保します。コンテンツを生成し、レビュー、改良して、お客様の声、トーン、ガイドラインに合わせます。この AI チームメイトは、組織のブランドガイドラインを使用し、会社の声とトーンでテキストを生成し、ブランドガイドラインとの一致に基づいてテキストをレビューし、フィードバックを提供します。

 

 

近日公開予定

エージェントは複雑なタスクを処理する能力がますます向上しています。チームワークエージェントがどのような支援を提供できるか、今後のリリースの一部をご覧ください。

ブレインストーミングファシリテーター

ConfluenceホワイトボードでAIを活用した洞察でより良いアイデアを刺激します。次のマーケティングキャンペーンのブレインストーミングセッションを行うときは、ブレインストーミングファシリテーターを呼び出してください。このチームワークエージェントは、単にいくつかのアイデアを生成するだけでなく、次のような機能を提供します。

  • プロンプトに基づき、文脈に応じた洞察とデータを活用してアイデアカードを生成

  • 複数のアイデアをConfluenceホワイトボードに表示し、簡単にレビュー可能

  • フォローアップアクションを提供

既存のローンチプランをレビューし、予算やスケジュールの変更を考慮して、チームが議論の材料にできる数十の文脈に沿った新しいアイデアを数秒で提供します。

ダイアグラムクリエイター

Confluenceのホワイトボードで、ディスカッションの内容をAIが明確なダイアグラムに変換します。ブレインストーミングを行う際は、このダイアグラムクリエーターを使用して、アイデアやワークフローを視覚的に整理できます。

ワークフロービルダー

ワークフロービルダーを使用すると、Jira でタスクをスムーズに進行させることができます。カスタムステータス、遷移、ルールを使用して、ワークフローを効率化します。このエージェントは、以下のことができます。

  • ワークフローの作成、編集、更新

  • ルールおよび遷移の追加または更新

  • 既存のワークフローの改善提案

ミーティング インサイト レポーター

複数のミーティングから重要な決定事項とビジネスインサイトを、明確で実行可能な要約として記録します。ミーティング インサイト レポーターは、情報を共有し、チームの一致を保つのに役立ちます。このツールは次のような機能を提供します。

  • Loom AIがミーティングを文字起こしした内容から、複数のミーティングの重要な更新事項と決定事項を文書化

  • フォローアップアクションを提供

ミーティングを欠席する必要があったり、多くのミーティングを管理するのが困難な場合でも、ミーティング インサイト レポーターは全体像を把握し、より迅速で適切な意思決定を支援します。

 

エージェントがどのようにチームを改善しているか

アトラシアンの「AI コラボレーションレポート」によれば、人間とAIのコラボレーションを実施している人のほとんどは、1 日あたり105 分(1 週間で 1 営業日分)の時間を節約しています。

チームワークエージェントは、測定可能な成果を上げています。

  • Onboarding Buddyエージェントは、1 か月で 2,000 件の質問に回答

  • PR Generatorエージェントにより、開発作業の 80% が自動で完了

  • Content Helperエージェントが25 件以上の独自コンテンツを作成

その影響はそれだけにとどまりません。エージェントは、大規模な成果の推進を支援し、人間のチームメンバーが、より創造的な問題解決、戦略的取り組み、および批判的思考を必要とするより重要な意思決定に集中できるようにします。

AI の採用が業界全体で加速する中、アトラシアンのチームワークエージェントは、日常業務における実用的で安全かつスケーラブルな AI 統合の標準を確立しています。

 

人間と AI の変革を始めましょう

AIによって強化されたチームワークという、進化し続ける環境における成功の鍵は、強力でありながら適応力のあるソリューションにあります。アトラシアンのTeamwork Collectionは、最先端のテクノロジーだけでなく、AI をチームの一員として真に統合するためのシームレスな方法も提供します。Rovoエージェントは、複雑さを増すことなくチームのインパクトを拡大し、Teamwork Graphによって一元化されたナレッジを活用することで、チームの生産性とイノベーションを次のレベルに引き上げます。

AI はチームの活動方法を変革するかもしれませんが、チームワークを真に変革するのは人間とAIのコラボレーションです。

すぐに使えるエージェントを試すか、独自のAI チームメイトを今すぐ構築してください。Teamwork Collectionによって、AIをチームの一員にしてください。

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GPT-5 をサポートした Rovo Dev CLI をリリース https://www.atlassian.com/ja/blog/rovo-dev-cli-with-gpt5 Sat, 09 Aug 2025 08:46:52 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6886 OpenAI の最新モデルである GPT-5 をサポートした Rovo Dev CLI がアップデートされました。GPT-5 は、推論、コードの品質、および全体的なユーザー体験に大…

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OpenAI の最新モデルである GPT-5 をサポートした Rovo Dev CLI がアップデートされました。GPT-5 は、推論、コードの品質、および全体的なユーザー体験に大幅な改善をもたらします。推論を多用するワークフローの効率化を目的として設計されており、複雑なタスクを最小限のプロンプトで処理することで、重要なコーディングセッション中のレイテンシとリソース使用量を削減します。

当社の内部テストでは、GPT-5がトークン効率を向上させながら高品質なソリューションを提供することが確認されています。実践的なメリットとして、大規模なコードベースのナビゲーション、ドキュメントの生成、コードのリファクタリングなど、作業中の応答速度が向上し、オーバーヘッドが削減されます。これらの改善は、Rovo Dev CLIの堅牢な設計によってさらに強化されています。実際、このアップデート以前にも、Rovo Dev CLIはSWE-benchフルベンチマークリーダーボードで最高得点を記録し、2,294タスクにおいて41.98%の解決率を達成し、プリンストン大学とスタンフォード大学の研究者が評価した他のすべての提出物を上回りました。

更新された/modelsメニューにより、アクティブなセッション中でもモデル間の切り替えが迅速かつ手間なく行えます。GPT-5の機能を使用するか、他のモデルを選択するか、その選択はあなた次第です。私たちは、直面する課題に最適な開発環境を構築できるよう、最先端のモデルを幅広く提供し続けることで、常に適切なツールを手にできる環境を提供していきます。

/models メニューで、利用可能なすべてのAIモデルを確認できます。GPT-5と他のモデル間の切り替えは、簡単なコマンドで実行可能で、常にタスクに最適な設定が可能です。GPT-5がコーディング課題に取り組むライブ例をご覧ください。ターミナルから直接、その強化されたトークン効率と推論能力が、最小限のオーバーヘッドで問題を解決する様子を体感できます。

GPT-5 の統合に加えて、Rovo Dev CLI の最近のアップデートでは、日常の開発課題に対処する具体的な機能強化に重点が置かれています。

  • シームレスなコンテンツ分析のための画像および PDF ファイル入力

  • コードやドキュメントの転送を容易にするコピーコマンドの強化

  • セッション管理の改善とクロスプラットフォームのサポートの強化

これらのアップデートはいずれも、摩擦を軽減し、生産性を高め、作業の流れを維持するために設計されています。

最新のRovo Dev CLIをダウンロードし、GPT-5を試し、これらの改善点を実際に体験してください。

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正しいものを構築する方法(そして間違ったものを構築しないようにする) https://www.atlassian.com/ja/blog/how-to-build-the-right-thing-and-prevent-building-the-wrong-ones Thu, 31 Jul 2025 10:30:52 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6851 グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポートによると、スタートアップ企業の90%以上が完全に失敗に終わっています。 通常、これは投資家が支援を打ち切るためだと考えられます。し…

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グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポートによると、スタートアップ企業の90%以上が完全に失敗に終わっています。

通常、これは投資家が支援を打ち切るためだと考えられます。しかし、CB Insightsのレポート『スタートアップが失敗する20の理由』によると、その原因は29%に過ぎず、スタートアップの失敗の理由の42%は市場ニーズの欠如が原因となっています。

つまり、小規模なスタートアップにとって最大の課題は、資金不足ではなく、誰も必要としないプロダクトを作り続けることなのです。プロダクトマネジメントの模範とされる、資金力があり革新的な企業でさえ目標を達成できない場合があります。

では、正しいプロダクトを作るにはどうすればよいのでしょうか?

このブログでは、アトラシアンが自社の製品とプロセスを用いて、成功するプロダクトの構築に絶えず取り組んでいる様子を紹介し、よくある落とし穴を回避しながら、最高のアイデアを実現するためのインスピレーションと力を提供します。

 

明確なビジネス目標を策定する

趣味や情熱のための発明と、企業のためのプロダクト開発との大きな違いは、その根底にある動機にあります。企業のためのプロダクトを制作する場合、その主な目標はビジネスの成功です。プロダクトリーダー、エンジニア、デザイナーは、ビジネスを成長させるためにプロダクトを構築しています。

アトラシアンでは、Jira の「ゴール」機能を利用しています。この機能により、リーダーは主要なビジネスゴールを、管理しやすいサブゴールに分割することができます。

サブゴールとしては、収益目標、信頼性目標、使用状況目標などが挙げられます。その後、当社のプロダクト組織は、これらのビジネス目標をそれぞれのプロダクト戦略に分割します。

プロダクト戦略は、現在の状況から目標に到達するために達成すべき事項のガイドと考えてください。この評価は 6 ヶ月から 9 ヶ月ごとに更新され、お客様のフィードバックも反映されます。

その後、当社のプロダクト組織は、これらの戦略を「賭け (Bet)」に分解します。賭けとは、全体的な目標と直接連携し、より具体的な指針となる実行可能な決定事項のことです。

 

お客様の声に耳を傾ける

アトラシアンでは、お客様のフィードバックがプロダクトチームの生命線だと考えています。アトラシアンのプロダクトグループは、お客様と直接対話して現実的なソリューションを考案することからプロダクト開発を始めています。お客様には、次のような質問をします。

  • なぜその仕事をしているのですか?

  • お客様の日常業務を改善するために、弊社はどのようなお手伝いができるでしょうか?

これにより(必ず成功するとは限りませんが)、お客様のニーズを満たすプロダクトを開発するためのより良い道筋を立てることができます。

 

お客様のフィードバックを受け入れる

明確で実用的なフィードバックを受け取ることは、軽視すべきではないプロセスです。提案箱に匿名でメモを入れるだけでは不十分です。

お客様のフィードバックを読むことで、お客様が実際にプロダクトをどのように使用しているかを深く理解することができます。これにより、お客様やチームではこれまで想像もできなかったユースケースを発見することができるでしょう。

アトラシアンのプロダクトチームは、Jira Product Discovery、Slack、Jira Service Management を使用して複数のフィードバックチャネルを開き、可能な限り包括的な回答を得ています。これにより、お客様が当社のプロダクトをどのように使用しているかを常に把握することができます。

Jira Product Discovery では、お客様は「ご意見をお聞かせください」というポップアップ機能を使って、フィードバックを簡単に定期的に共有することができ、そのフィードバックはプロダクトチームに直接届きます。Slack では、アトラシアンのお客様担当者が、営業、サポート、マーケティングなどのユーザーからの質問や懸念にいつでも対応しています。

そして、この情報をすべて Jira Service Management に一元化します。

Jira Product Discovery の「ご意見をお聞かせください」機能

 

Slackのフィードバックチャネルの例

 

Jira Service Management のフィードバックリポジトリの例

 

毎週、プロダクトマネージャーの 1 人が、寄せられたフィードバックをすべて読みます。Jira Service Management を通じてお客様にフォローアップを行い、追加の情報も提供することができます。お客様が混乱した点、障害となった点、うまく機能しなかった点などを把握し、新機能の開発に反映することができます。

より深い問題解決や、非常に特殊なユースケースの文書化については、プロダクトマネージャーが Zoom 会議を設定し、お客様のニーズの本質を見極めます。適切なお客様に対してこのアプローチを採用すると、大きなメリットがあります。

 

フィードバックをじっくりと熟成させる

プロダクトの構築やクリエイティブなプロセスにおいて、時間は非常に重要です。しかし、フィードバックをじっくりと熟考し、新鮮な心で再検討することも重要です。
弱火でゆっくりと時間をかけて料理をするように、フィードバックを吸収するプロセスも同様です。1日目にはひとつのことが見え、10日目には別のことが見えるかもしれません。

 

ヒント

お客様からのフィードバックはすべて同じ価値があるわけではありません。正しいものを構築するために必要な最高の価値を提供してくれるのは、次のような特定の特性を持つお客様だけです。

  • 明確なコミュニケーション能力
  • ターゲットセグメントに属している
  • 当社が解決しようとしている問題について強い不満を抱いている
  • この不満を解決するための新しい方法を模索している
  • 競合他社製品を使用していない
  • 手元の課題を解決するために、働き方を変えることに前向きである
  • プロダクトの開発初期段階から積極的に使用し、フィードバックや、発見した問題や解決策を喜んで共有してくれる

 

 

具体化し、優先順位をつける

お客様のご要望を聞き、その証拠をアイデアに結びつけます。次に、提供内容を具体化し、優先順位をつけるプロセスに進みます。アトラシアンでは、以下のプロセスを用いて、情報を収集、優先順位付け、ロードマップを作成しています。

 

 

収集

まず、論理的であろうと、非常にクリエイティブであろうと、プロダクトを実現するためのアイデアをすべてリストアップします。この段階では、間違った答えはありません。アトラシアンでは、非同期のリアルタイムコラボレーションが可能な Confluence のホワイトボードを、この作業に使用しています。準備ができたら、付箋を Jira Product Discovery プロジェクトまたは Confluence ページに転送します。

 
Confluenceのホワイトボードを使ったブレインストーミング

 

 

優先順位を付ける

ロングリストから実現不可能、実行不能、または単に非現実的なアイデアを削除し、リストを絞り込む段階です。この新しいリストが「ミディアムリスト」となり、ここで優先順位を付け、チームと議論してどこから始めるかを決定します。会社の状況に応じて、その時点で最適化すべきポイントを明確にする必要があります。

アトラシアンでは、Jira Product Discovery を使用してミディアムリストをフィルタリングし、その結果を最初のビジネス目標とその賭けと関連付けます。Jira Product Discovery では、アイデアをセグメントごとにグループ化し、洞察と相互参照して、取り組んでいるセグメントに対する顧客の需要の影響を評価することができます。

Jira Product Discovery を使用し、お客様対応チームとの明確なコミュニケーションを維持することで、アイデアをフィルタリング、ランク付け、絞り込み、中程度と影響度の高いアイデアを区別しやすくなります。プロダクトマネージャーは、プロダクトの成約だけでなく、お客様対応チームと継続的に連携し、パートナーシップを維持して、彼らの率直なフィードバックを常に把握しておくことが重要です。

Jira Product Discovery で中程度のリストを整理する

 

アトラシアンでは、Jira Product Discovery を使用して、営業担当者とエンジニアにそれぞれ特定のプロジェクトビューを用意しています。これにより、各担当者が意見を述べることができ、アイデアが別々にリスト化されるため、ビューが雑然となることがありません。さらに重要なことは、Jira Product Discovery の投票機能を使用してアイデアを管理できることです。

営業担当者向けの Jira Product Discovery ビューの例

 

これにより、エンジニアリングなどのチームは、実行段階になって初めて関与するのではなく、最初からプロジェクトに関与し続けることができます。早い段階でエンジニアと実現可能性を評価することで、適切なものを確実に構築することができます。

エンジニア向けの Jira Product Discovery ビューの例
 

 

インパクトと労力を比較検討する

ここで、優先順位付けに関する最も難しい議論が始まります。この議論によって、最終的に正しいものを構築できるかどうかが決まります。

アトラシアンでは、この問題に対処するために、「インパクト対労力」というビューを用意しています。これは、X 軸に「インパクト」Y 軸に「労力」をプロットしたマトリックスです。

 
 

これにより、インパクトが高く労力の低いアイデアはマトリックスの右上部に位置します。これらのアイデアは「考えるまでもないこと (no-brainer)」や「簡単にできること (low-hanging fruits)」と呼ばれ、最優先で取り組むべきものです。

マトリックスの右下には、インパクトが高く労力も高いアイデアが位置し、私たちはこれを「フォースマルチプライヤー (force multiplier : 限られた資源でより大きな効果や影響を生み出すもの) 」と呼んでいます。これらの機能やアイデアはビジネスに大きな影響を与える可能性がありますが、実現は困難です。

しかし、影響度が中程度の取り組みを過小評価してはなりません。これらの取り組みを達成することで、使いやすさが向上し、お客様との関係も改善されます。アトラシアンでは、これらの取り組みを「喜び」と呼んでいます。これらは、ビジネスの様相を一変させるようなものではありませんが、何か特別な魅力をもたらすものです。

もちろん、影響の低いアイデアは避けるべきですが、中程度の影響力を持つアイデアと大きな影響力を持つアイデアのバランスを取ることが成功の鍵となります。アトラシアンでは、チームの帯域幅を無駄に消費することなく、お客様のニーズに一貫して対応できるよう、達成が容易で戦略的な中程度の影響力を持つアイデアを四半期ごとに確認し、対応しています。

 

ロードマップ:ストーリーを伝える

次の四半期に扱うアイデアを特定したら、次はロードマップでストーリーを伝えます。アトラシアンでは、プロダクトチームごとに Jira Product Discovery で異なるロードマップレイアウトを使用していますが、ここでは例として、以下の 3×3 グリッドを見てみましょう。

Jira Product Discovery におけるアトラシアンのロードマップの例

 

このシナリオでは、この時点で、達成しようとしているビジネス目標と、グループで策定したプロダクト戦略に基づいて、これが今投資すべき正しいことであると確信しているため、このような簡略化された列を使用しています。

アトラシアンでは、ロードマップに確信が持てたら、Loom を録画して、上級管理職と協力し、賛同を得ます。アトラシアンはグローバル企業であるため、コラボレーションを迅速に進めるには非同期のコミュニケーションが鍵となりますが、Loom はこれを完璧に実現しています。

Loom を使用した提案のウォークスルーの例

 

Loom でプレゼンテーションを録画する際には、視聴者がロードマップを確認しながら、ビデオ形式でウォークスルーを行います。Loom では、ビデオの特定の時点にコメントを投稿して、明確で配慮のある回答を行うこともできます。回答が簡単なコメントの場合は Loom 内で直接回答しますが、より深いコミュニケーションが必要な場合は、プロダクトマネージャーが経営陣との Zoom 会議を設定します。

 

プロダクトの構築

それでは、正しいものを構築する作業に取り掛かりましょう。アトラシアンでは、ロードマップのアイデアごとに、プロダクト要求文書 (PRD: Product Requirement Document)、(ワンページャーや仕様書とも呼ばれます) を作成しています。

プロダクト要求文書の例
 

 

これらの PRD はプロダクトマネージャーが作成し、ビジョン、機能、および範囲について明確かつ詳細に記述しています。特定の機能の詳細な動作は Figma で説明します。

 

PRD の目的は以下のとおりです。

  • 全員に共通認識を持たせる – プロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナー、および利害関係者をはじめとするすべての関係者に、構築する内容とその理由について共通認識を持たせます。この明確さが欠けていると、チームはビジネスやユーザーのニーズを満たさない機能を構築してしまうおそれがあります。

  • スコープの拡大を防止する – 構築すべきものの境界を定め、その結果として、構築すべきでないものを明確にします。

  • チームの効率を向上させる – 文書化された要求により誤解を最小限に抑え、再作業の必要性を減らし、タスクの確認のための会議の必要性を削減することで、チーム効率を向上させます。

 

アイデアを整理整頓する

PRDを作成しロードマップに追加すると、次に何が起こるか、後で完了する必要のあるタスク、完了しないタスクを可視化できます。

また、改善をリクエストしたすべての人の記録を残すことで、進捗を共有し、フィードバックを収集できます。ポジティブな反応がない場合や反応がない場合、戦略を見直し、再検討することができます。

ボードビューのロードマップ例
 

これは、チームに高レベルながら実行可能な作業の全体像を提供し、PRDをConfluenceページに埋め込んだり、Figmaとリンクしたり、Slackチャネルにブックマークしたりできます。

 

エンジニアリングの開始

明確な計画とロードマップが策定されたら、次はコードの記述を開始します。

以下の例では、当社のプロダクトの設定に困難を感じている管理者であるお客様からのフィードバックに基づいて、大規模なユーザー管理機能を実装する必要があるというシナリオを取り上げます。

この場合、エンジニアリングチームは、達成すべきすべての作業をリストアップするために、エピック、タスク、ストーリーからなるデリバリーバックログを作成しました。その後、Jira Product Discovery 側の対応するアイデアにリンクすることで、エンジニアにステータスの更新を頻繁に要求して彼らの注意をそらすことなく、関係者にすべての情報を完全に公開することができます。

 

エンジニアは、自身の行動が全体目標に与える影響を完全に把握できるため、プロセスへの参画意識が高まります。

ステータス更新付きのロードマップの例
 

このシナリオでは、リリース済みと開発中のタスクのリアルタイムなステータス更新を追跡できます。ビューの右側にあるアクションは現在詳細が未定ですが、それらを破棄せずに可視化したままにしています。

この場合、プロダクトチームは毎週ミーティングを行い、デモを行います。そして、プロダクトチーム自身が、お客様よりも先にプロダクトや機能を最初にベータテストします。これにより、プロダクトが一般公開の準備ができていることを確認し、検証することができます。期待に満たない場合は、Figma に戻って再検討を行います。

 

ループを閉じる

アトラシアンのプロダクト組織が取り組んでいる非常に重要な活動の 1 つは、「ループを閉じる」ことです。設計が承認され、エンジニアリング部門がコードを記述した後、プロダクトはまず少数の顧客にリリースされ、その後徐々に機能が拡張されます。

 

リリースに関するコミュニケーション

これらのプロジェクトの発端となった最初のフィードバックを提供したお客様には、リリースが最初に通知され、早期にアクセスすることができます。Loom を録画して、新製品や新機能の詳しい概要をわかりやすく紹介し、お客様が早く使い始めることができるようにしています。

この早期アクセスと、培ってきたコミュニケーションチャネルにより、プロダクトを使用しながら最初の問題やアイデアを私たちに伝えてくださったお客様から、より透明性の高いフィードバックを得ることができます。

提供範囲を拡大するにつれて、Loom の録画をコミュニティフォーラムで共有してお客様にご案内したり、チームチャネルで共有してアトラシアンの全社員に最新のプロダクトの使い方やその活用方法を学んでもらいます。

Loom を使用した外部デモの例
 

 

Loom を使用することで、ユーザーや潜在的なお客様に、アップグレードに関する最新情報を、短い録画で迅速に提供することができます。

現在では、誤った製品開発を防ぐため、受け取ったフィードバックを現実的に検討しています。機能やアイデアが完全に的外れであると思われる場合は、その開発に固執することはありません。

 

目標に関するコミュニケーション

機能の開発が進むにつれ、「ゴール」機能を使用して利害関係者に進行状況を共有します。これには、対応する目標にリンクしたステータス更新を書き、最もリクエストの多い機能アイデアに取り組んだことを透明性を持って伝え、そのトピックに関するサポートチケットがゼロであることを目指しています。

目標のステータス更新の例
 

 

このように広くコミュニケーションを行うことで、上級幹部にステータスを共有し、プロダクト組織が行っている作業について熱意を醸成することができます。プロダクトの構築はマラソンのようなもので、このコミュニケーションのスタイルは、その道中で飲む水分補給のようなものです。

 

まとめ


 

正しいものを構築するには、プロダクトの発見、開発、デリバリーを導く、適切なツールと連動した明確なプロセスが必要です。アトラシアンは、自社製品スイート全体を駆使して、お客様にとって最も有用なプロダクトの構築に全力を尽くしています。

  • フィードバックの収集には Jira Service Management

  • 問題のより深い探求と PRD によるアイデアの明確化には Confluence

  • ロードマップの構築に必要な洞察やプロダクトのアイデアの追跡には Jira Product Discovery

  • Jira Product Discovery のロードマップに関連するエンジニアリング作業を追跡するための Jira

  • お客様、チームメンバー、および関係者と非同期でコミュニケーションするための Loom


とはいえ、プロセスとツールだけでは不十分です。プロダクト開発では、予期せぬ課題に直面したり、新しいデータが明らかになったりします。本当に正しいものを構築するには、チームは変化を失敗ではなく、成功への必要なステップとして受け入れる文化を育む必要があります。

 

この文化の一部は、計画したものが必ずしも正しい答えではないことを受け入れ、それが問題ないことを理解することです。証拠が間違った方向に進んでいることを示した瞬間、私たちはピボット(方向転換)し反復します。これが発見の魔法が生まれる瞬間です。

 

正しいものを構築するには、反復する勇気、証拠に耳を傾けること、そして前進するたびに真の価値を提供するためのステップであることを確認することが必要です。


Jira Product Discoveryは無料で3人までご利用いただくことが可能です(Free Plan)。

Free Planを含む、Jira Product Discoveryの価格についてはこちらをご覧ください。また、Free Planへのお申し込みもこちらから行っていただけます。

 

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MEDDIC セールス手法の解説 https://www.atlassian.com/ja/blog/meddic-sales-methodology Tue, 29 Jul 2025 14:10:00 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6874 (この記事は、MEDDIC sales methodology explained の抄訳です) かつては「作れば顧客は来る」とよく言われていましたが、優れた製品があるだけでは、売…

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(この記事は、MEDDIC sales methodology explained の抄訳です)


かつては「作れば顧客は来る」とよく言われていましたが、優れた製品があるだけでは、売上が伸びるとは限りません。

売上の拡大には、計画と戦略が必要です。MEDDIC セールス手法は、営業アプローチを新たなレベルに引き上げるものです。

MEDDIC は、特に複雑な B2B 環境において、営業担当者が顧客のニーズを構造的に把握するための強力なフレームワークです。

この記事では、MEDDICのさまざまな構成要素、その実施方法、および営業チームがより多くの取引を成約するためにその効果を最大化する方法について説明します。

MEDDIC セールス手法について

MEDDIC セールスフレームワークは1990 年代に、高付加価値で複雑な販売サイクルに対応するため、より戦略的な計画の必要性を認識したソフトウェア企業である PTC で開発されたと言われています。PTC は、セールスプロセスをより予測可能で再現性の高いものにするため、MEDDIC セールス手法を開発しました。

MEDDIC は、価値重視の提案で営業活動を強化するために営業担当者がカバーすべき 6 つの重要な要素を表しています。

  • 指標 (Metrics)

  • 決裁権限者 (Economic Buyer)

  • 意思決定基準 (Decision Criteria)

  • 意思決定プロセス (Decision Process)

  • 課題の特定 (Identify Pain)

  • チャンピオン (Champion)

各要素は、営業担当者が販売する製品の説得力のあるケースを構築するために必要な情報をターゲットに導くガイドとなります。つまり、営業担当者がお客様の社内の動向をより深く理解するための、機会の評価であると言えます。

その結果得られた情報により、営業チームは、実現の可能性が低い見込み客に時間とリソースを無駄に費やすことなく、成約の可能性が最も高い取引に集中することができます。

MEDDIC の強みは、複数の利害関係者が関与し、意思決定の過程が複雑なセールスプロセスに、構造と規律をもたらす能力にあります。このため、大規模な組織との取引において特に有効です。

この系統的なアプローチは、成約率を向上させ、より強固で持続的な顧客関係を構築するのに役立つことを示す重要な証拠があります。

例えば、MEDDIC を導入した企業は、従来のセールス手法に比べ成約率が 20~30% 向上したと報告しており、一部の高成長 SaaS 企業では、このフレームワークを導入後に成約率が 15% 向上したケースもあります。

MEDDICのステージ

MEDDICフレームワークの6つの基本要素は、必ずしも線形ではありません。これらは相互に関連した情報のネットワークを形成し、営業担当者は販売サイクル全体を通じて継続的に収集、検証、活用する必要があります。


この詳細で継続的に更新される知識体系は、チームが潜在的な障害を早期に特定し、結果を高い精度で予測するのを可能にします。

以下は、中心となる要素の機能と成約への貢献度です。

指標 (Metrics)

指標は、お客様が製品やサービスを購入することで得られる経済的なメリットを定義し定量化するものです。製品が効率を向上させると単に述べるだけでは不十分です。その向上度を具体的な数値で実証する必要があります。そのためには、お客様の現状と将来の目標状態を詳細に分析する必要があります。
その目的は、お客様が直面する課題に対して、ソリューションがもたらす測定可能な財務的影響を推定することです。

たとえば、営業担当者は、特定の割合の経費削減や収益の増加など、製品を使用することで得られる直接的な経済的なメリットを強調することができます。また、従業員の離職率の低下や顧客満足度の向上など、組織運営的な指標に焦点を当てることもできます。

その価値が数値で明確に表現されることで、提案されたソリューションはコストではなく戦略的投資となります。

決裁権限者 (Economic Buyer)

決裁権限者は、資金の承認と最終的な購入決定を行う最終的な権限を有しています。この人物は通常、事業全体の経営方針や財務収益に関与する経営幹部や上級管理職です。製品の購入に関する戦略的価値について、購入者独自の視点があるため、この人物はできるだけ早く特定することが重要です。

予算管理や損益の責任を持つ人物を探してください。その人物とのコミュニケーションは、結果や会社のより広範な目標に焦点を当て、ハイレベルな関心事に合わせて調整してください。

意思決定基準 (Decision Criteria)

意思決定基準とは、お客様が代替案と比較してソリューションを評価するために使用する基準および優先順位のことです。この基準は、技術的、財務的、運営、戦略的、あるいは政治的なものなど、さまざまです。この知識は、営業担当者がソリューションの強みを、お客様にとって真に重要な事項と照らし合わせて評価するのに役立ちます。

基準はさらにサブカテゴリに分類することができます。たとえば、統合は運営に関するニーズの一側面に過ぎませんが、スケーラビリティは戦略的な考慮事項です。オープンエンドクエスチョンと傾聴により、これらの優先事項を明らかにし、効果的なソリューションのポジショニングが可能になります。

意思決定プロセス (Decision Process)

意思決定プロセスとは、購入者の調達プロセスにおける正式および非公式の手順、マイルストーン、および関係者を指します。この過程を明確に把握することで、営業チームは、サイクルのどの段階でどのステップに取り組むべきか、また、障害に対処する方法を把握することができます。

考慮すべきマイルストーンとしては、ハイレベルなチームミーティング、法務レビュー、最終承認などが挙げられます。ベンダーが顧客の社内プロセスや利害関係者のマッピングについて質問するのは奇妙に思えるかもしれませんが、サプライヤーが顧客のワークフローに合わせて対応することで、顧客はメリットを得ることができます。

課題の特定 (Identify Pain)

明確に定義された課題がなければ、顧客はソリューションを購入する説得力のある理由を見出せません。したがって、ベンダーが顧客の当面の課題を特定できれば、自社製品の関連性を効果的に示すことができます。

プロセスの非効率性、望ましい成果、顧客が対応を怠った場合に考えられる結果などを強調する発見的な質問を策定します。

チャンピオン (Champion)

チャンピオンとは、見込み顧客の組織内でソリューションの成功に真摯に取り組んでいる個人です。製品を擁護するだけでなく、対象企業の社内動向や、発生しうる反対意見についてもコメントすることができます。強力なチャンピオンは、社内の推進者として、組織をナビゲートし、主要な関係者と連絡を取り合います。

強力なチャンピオンとの関係を構築し、維持するには、一貫した育成と必要なツールの提供が必要です。製品に関する説得力のあるデータや話題を共有しましょう。チャンピオンと定期的にコミュニケーションをとることで、組織内の新たな販売機会についてベンダーに情報を提供することもできます。

セールスプロセスにおける MEDDIC のメリットとデメリット

MEDDIC は、一般的に販売向上の手段として位置付けられており、それ自体が明らかなメリットです。しかし、MEDDIC が営業サイクルの特定の要素をどのように強化するか、また、この手法が最適ではない場合について考えてみましょう。

MEDDIC のメリット:

  • リードの適格性評価の強化: 営業チームがこの手法に投資する時間とリソースは、ソリューションの価値に見合った、購入可能な見込み客の獲得につながります。不確かなリードに無駄な労力を費やす必要はありません。

  • フォーキャスト精度の向上:決裁権限者、意思決定基準、意思決定プロセスを徹底的に理解することで、営業チームは取引の可能性とスケジュールについてより深い洞察を得ることができます。これにより、経営陣はより正確な売上予測を立てることができ、リソースの配分や戦略的なプロジェクト計画の策定に役立てることができます。

  • 顧客のニーズのより明確な理解:課題の特定と意思決定基準の理解に重点を置くことで、営業担当者は顧客の具体的な課題や動機を評価するようになります。これにより、提供するソリューションと顧客の実際の要件との整合性がより正確になり、より強固で価値重視の関係を構築することができます。

  • 取引の予測可能性の向上: MEDDICの構造化された性質は、営業活動の実行の一貫したフレームワークを提供します。この体系的なアプローチは結果の予測可能性を高め、営業リーダーがボトルネックを効果的に特定し対処するのを可能にします。

  • 顧客の洞察: 定期的な連絡と内部のチャンピオンの育成に焦点を当てることで、営業チームはターゲット組織の内部動向を把握する窓を得ます。これにより、経営層の承認を得やすくなる一方で、営業提案に対する潜在的な反論を早期に指摘できます。

MEDDIC の短所

  • 特定の顧客タイプにのみ適している:MEDDIC は、B2B セールスなど、複数の利害関係者が関与し、セールスサイクルが長い大規模な取引の交渉に非常に効果的です。意思決定プロセスが単純で経済的な影響が少ない、より単純な取引型のセールスでは、過度に厳格で時間がかかりすぎる場合があります

  • 多大なトレーニングと規律が必要:MEDDIC を効果的に導入するには、営業チームの高いコミットメント、トレーニング、規律が必要です。ワークフローソフトウェアやオンラインホワイトボードなどの計画ツールは、この要件を大幅に支援します。また、営業担当者は、探求的な質問を投げかけること、積極的な傾聴、重要なポイントを正確に特定するスキルを習得する必要があります。

  • 官僚的と捉えられる可能性:既存の営業ツールやワークフローに適切に統合されていない場合、MEDDICが求める詳細なデータ収集は、営業担当者にとって煩雑または官僚的と感じられ、抵抗や不完全な採用につながる可能性があります。

MEDDICフレームワークを使うタイミング

MEDDICフレームワークは、その厳格なアプローチが成果をもたらす特定の販売シナリオ向けに設計された専門特化したアクションプランです。

以下は、MEDDICが最も効果を発揮する複雑なセールス環境の例です:

  • エンタープライズセールス:MEDDICフレームワークは、大規模な企業組織、複数の部門、多数の意思決定者を抱える取引において効果を発揮します。この場合、MEDDIC は、主要な関係者やプロセスを体系的に特定し、営業担当者の作業負荷を軽減することで、その威力を発揮します。

  • 高付加価値ソリューション:顧客にとって多額の投資となり、明確な投資収益率 (ROI) が求められる製品やサービスには、MEDDIC セールスプロセスを採用する価値があります。このような場合、MEDDIC は、価値を定量化し、経済的な効果を実証することで、そのメリットを明確にします。

  • 長いセールスサイクル:MEDDIC フレームワークは、数週間から数ヶ月にわたるセールスプロセスで、複数のタッチポイントと詳細な議論が必要な場合に最適です。MEDDIC は、進捗状況を追跡し、適切なタイミングでマイルストーンに対処するために必要な構造を提供します。これにより、勢いを維持し、取引の停滞を防ぐことができます。

  • 戦略的パートナーシップ:セールスが長期的な戦略的パートナーシップの確立につながる可能性がある場合、MEDDIC は、信頼と相互利益の基盤を構築することでそれをサポートします。ここで、深いペインポイントの強調とチャンピオンの育成が真価を発揮します。

  • 競争が激しい市場:一部の市場では、機能だけで差別化するのは不十分です。ここでMEDDICは、顧客のニーズに合った独自の価値を明確に伝えるのを支援します。

実践ではどのように機能するのでしょうか?MEDDICが差をつける具体的なシナリオをいくつか探ってみましょう。

複雑な SaaS プラットフォームの販売

グローバルなコングロマリットにエンタープライズレベルの CRM システムを販売するソフトウェア企業は、顧客の営業、マーケティング、顧客サービス部門全体の課題を理解する必要があります。経済的な意思決定者(CROなど)は、さまざまな関係者の意見も考慮しながら、実証された投資収益率と戦略的整合性に基づいて、最終的に投資を承認します。

決裁権限者は最終的な予算の決定権を有しますが、この人物は、取引の戦略的および財務的影響に主眼を置いているため、チャンピオンとしての役割を担うことはほとんどありません。チャンピオンは、社内の業務により深く関わっていて、ソリューションがどのように有益であるかをよりよく理解している人物です。最後に、このサイクルでは、IT、法務、部門長などが関与する多段階の意思決定プロセスを策定するために、ベンダーと社内の担当者がプロジェクトで連携する必要があります。

大規模なコンサルティングプロジェクト

製造大手企業に数千万ドル規模のDXプロジェクトを提案するコンサルティングファームは、部門ごとの非効率性だけでなく、組織全体の構造的な課題も理解する必要があります。これには、古い戦略フレームワーク、イノベーションを阻害するサイロ化されたデータ、市場変化への対応力の欠如などが含まれます。

この文脈での「チャンピオン」は、内部の変革イニシアチブをリードする人物です。例えば、戦略担当役員、変革責任者、または事業部門長など、クライアントの組織的複雑さに精通しており、根本的な変革を推進するためのパートナーを探している上級幹部です。

ここでチャンピオンの役割は、特定のツールを採用することよりも、戦略的なビジョンと変革のプロセス自体を推進することにあります。最終的な承認を得るため、コンサルティングファームは詳細な内部承認プロセスをナビゲートする必要があります。このプロセスには、経営陣のステアリング委員会やクロスファンクショナルなリーダーシップレビューへの関与が通常含まれます。コンサルティング手法と実績のあるトラックレコードが、主要な意思決定基準として重視されます。

MEDDIC セールス手法の導入


MEDDIC を日常業務に導入し、すべての取引のレビューやお客様とのやり取りに自然に組み込むことが重要です。

これを実現するには、理論だけでなく、実践的な応用までを含むトレーニングと継続的なコーチングが必要です。つまり、双方向型のワークショップ、チームでのブレインストーミングセッション、実際の取引をシミュレーションした演習、ターゲットを絞ったロールプレイ演習などです。営業担当者は、各MEDDIC要素の特定と検証を実践する必要があります。

実践的なトレーニングと並行して、CRMの統合はデータ収集と分析を支援します。CRMは、MEDDICの各要素に対応した特定のフィールドとワークフローを設定可能です。この構造化されたデータは、セールスリーダーが洞察に富んだレポートやダッシュボードを生成し、取引の健康状態、予測の精度、チームが追加の支援や戦略的介入が必要な領域を明確に把握するのを可能にします。

MEDDIC 手法の具体的な導入方法を見てみましょう。

1. 指標の測定

営業担当者は、ディスカバリーフェーズで明確な ROI 指標を積極的に定義する必要があります。これは、顧客のビジネスに関連する定量化可能な財務的影響が必要だからです。

潜在的な影響を定量化するために、営業チームは特定のツールや質問を使用することができます。例えば、特定の顧客データをバリューカルキュレーターや ROI 予測のテンプレートに入力することができます。その後、現在の運用コスト、予測される効率の向上、潜在的な収益の増加などのデータを使用して、ソリューションに直接起因する予想される財務上のメリットやコスト削減をモデル化します。

ディスカバリーフェーズでの良い質問例は、「このようなソリューションからどのような財務的影響を期待していますか?」または「もし当社がXのコストをY%削減できれば、今後の1年間で貴社の利益にどのような影響がありますか?」などです。これらの質問は、見込み客が具体的な価値を明確に表現するよう促し、提案するメトリクスの基盤となります。

2. 決裁権限者の特定

営業担当者は真の意思決定者を特定し、関与する必要があります。これは、初期のコンタクトを活用して組織内の上位層とつながるプロセスです。

彼らには、直接的でありながら配慮のある質問をすべきです。例としては、「このような戦略的投資の最終承認権限は誰にありますか?」 「あなた以外に、このプロジェクトを進めるために必須の承認者は誰ですか?」または「このようなイニシアチブに予算を割り当てるために通常必要なプロセスは何か?」といった質問があります。これらの質問は、経済的決定権者の権限と影響力を確認するのに役立ちます。

3. 意思決定基準の理解

意思決定基準は、技術的、財務的、戦略的側面を含む評価基準に関する質問を通じて明らかになります。これにより、ソリューションがどのように評価されるかを包括的に把握することができます。

これらの基準をセールスプロセスの早い段階で CRM に文書化し、エンゲージメント全体を通じて一貫して確認することが良い方法です。「このソリューションがお客様のニーズを満たすために必要な 3 つの重要な機能は何か?」、「この種の投資に関して交渉の余地のない要件はあるか?」などの質問は、重要な基準を明らかにするのに役立ちます。

4. 意思決定プロセスの整理

これは、初期評価から最終契約締結までのすべてのステップを網羅しています。一貫性を保つために、チームは CRM 内の視覚的なマッピング演習や標準化されたテンプレートを使用するとよいでしょう。

「ソリューションについて合意したら、社内の承認プロセスでは次にどのようなステップがありますか?」「各段階には誰が関与しますか?」「この決定には委員会や正式なレビューはありますか?」などの質問を奨励します。プロセスを視覚化することで、営業チームと見込み客の両方が課題を予測し、営業サイクルをプロアクティブに管理することができます。

5. 課題点の特定

これは購入者がソリューションを求める根本的な動機です。表面的な課題だけでなく、緊急性を生じさせる根本的な課題を理解することに重点を置く必要があります。

営業担当者は価値提案をこうした発見した課題に直接結びつける必要があります。たとえば、「この課題は貴社の部門目標や全体的な業績にどのような影響を与えていますか?

6. チャンピオンを見つける

チャンピオンを見極めるには、対話の中で鋭い観察力と戦略的な質問力が必要です。営業担当者は、問題の解決に明確な関心があり、提案されたソリューションに熱意を示し、社内で高い信頼や影響力を持っている人物を探すべきです。

潜在的なチャンピオンとなる人物は、議論に積極的に参加したり、洞察に満ちた質問をしたり、課題に関する個人的な課題点を表明したり、営業担当者に他の関係者を紹介したりといった行動が見られます。チャンピオンの潜在能力をテストするには、他の部門長への紹介をアレンジするなどの小さな内部の依頼を依頼することが有効です。
チャンピオンを効果的に支援するためのガイドラインを提供する必要があります。これには、ベンダーの代弁者として活用できる具体的な内部メッセージ、データ、または成功事例の提供が含まれます。

Confluenceのホワイトボードを試してみる

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アトラシアンのSystem of Workで分散したチームをつなぐ https://www.atlassian.com/ja/blog/how-the-atlassian-system-of-work-connects-distributed-teams Tue, 22 Jul 2025 00:11:18 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6844 分散型の働き方が一般的になる中で、新たな課題が浮上しています:それは情報過多です。私たちの周りには膨大な情報やデータが存在していますが弊社調査によれば、AIを活用して重要な情報を管…

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分散型の働き方が一般的になる中で、新たな課題が浮上しています:それは情報過多です。私たちの周りには膨大な情報やデータが存在していますが弊社調査によれば、AIを活用して重要な情報を管理・発見できているのはわずか29%という結果がでています。

アトラシアンでは、Team Anywhere というワークプレイスプラクティスと AI の力を組み合わせることで、分散型チームワーク特有の課題克服のための青写真に基づき仕事を進めています。Team Anywhere は、分散型のチームに最適なコラボレーションツールとプロセスを設計することで、アトラシアンの従業員が毎日働く場所を選択できるようにしています。アトラシアンは、リサーチ部門である Teamwork Lab の支援を受けて、社内外のモダンな働き方を研究し、年次レポート「State of Teams」など、その知見を定期的に発表しています。

最新の「State of Teams 2025」レポートでは、チームは週の作業時間の25%以上を情報検索に費やしていることが判明しました。この絶え間ない情報検索は進捗を遅らせ、コラボレーションを妨げ、新しい働き方に適応するのを困難にしています。特に、企業が変化のペースに追いつくためにAIを活用したツールを戦略的に導入する中で、この課題はさらに深刻化しています。

チームはかつてないほど多くの情報を保有しているが、かつてないほど情報不足である

現代のチームは部門横断的な協業が期待されていますが、共通の用語体系がなければ情報は部門のサイロに閉じ込められ、それが仕事の進捗を妨げることにつながります。そして、この課題を解決するために会議を行うという追加のステップを生み出す – 結果としてさらに仕事の進捗を妨げるという悪循環に陥ってしまいます。

 

アトラシアンの「State of Teams 2025」レポートからの洞察

  • フォーチュン500企業のチームは、情報の検索に24億時間を無駄にしています
  • 経営幹部の93%は、部門を超えた協業がこれまで以上に重要だと述べています
  • 経営幹部の98%は、チームがAIを効果的に活用してサイロを解消できていないことを懸念しています
  • 経営幹部の96%は、チームがAIを効果的に活用する方法について完全に確信していないと述べています
  • チームの71%は、情報管理と発見にAIを最大限活用できていないことを認めています

12,000 人のナレッジワーカーと 200 人の経営幹部を対象にしたアトラシアンの調査の詳細については、「The State of Teams 2025」レポートをご覧ください。

 

これらの課題が米国の大手企業にどのような影響を与えているかを観察し、アトラシアンの Team Anywhere は、チームが最高のパフォーマンスを発揮できるようにコラボレーションと生産性を促進することで、これらの課題の軽減に取り組んでいます。

アトラシアンの従業員はリモートワークを基本としており、従業員の40% はオフィスから 2 時間以上離れた場所に住んでいます。この働き方を踏まえ、アトラシアンの Teamwork Lab は、分散したチームがより効果的に作業を行うためのベストプラクティスの基準を作成しました。

 

Atlassian Teamwork Lab が提案する、分散チームのための 3 つの変革

  1. 郵便番号ではなくタイムゾーンでチームを編成し、もっともよく連携するメンバー間の勤務時間を十分に重複させる
  2. オフィスをプロダクトのように設計・運営し、従業員が出社するかどうかを選択できるようにする。出社する場合も、出社しない場合でも、オフィスでの体験は向上する
  3. テクノロジーを活用して、チームの所在地に関係なくチームを結びつける新しい働き方の実現(System of Work

 

より詳しくご説明するために、Teamwork Lab の洞察を基に アトラシアンの System of Work を紹介し、企業の未来に新しい働き方が求められる理由を明らかにします。

 

System of Work の 4 つの原則

System of Work は、統一されたプラットフォームの力を最大限に活用するプロセスを通じて、共有の働き方を促進し、イノベーションを推進するという アトラシアンの哲学です。これにより、チームは各自の最適な方法で作業を行いながら、部門間でシームレスにコラボレーションし、アトラシアンのビジョンに沿って業務を進めることができます。

System of Work がもたらすインパクト

アトラシアンでは:

  • アトラシアンのエンジニアは、Rovo により年間 50 時間以上の時間を節約
  • アトラシアンは Loom を使用することで、2 年間で 50 万時間の会議時間を削減
  • アトラシアン社員の 100% が毎日 Confluence ページでコラボレーション

アトラシアンのお客様の事例Enterprise Strategy Group のレポート):

  • 価値実現までの時間を 40% 短縮
  • 中断を 35% 削減
  • プロジェクトの成功率を平均 75% に(平均 57% から向上)

1. 作業をゴールに整合させる

アトラシアンでは目標の追跡を標準化し、進捗状況を可視化しています。Teamwork Lab の調査によると、明確で追跡可能な目標を持つチームは20% 効率が向上します。アトラシアンには、全社的な目標が 3 つしかなく、その目標は主要成果に組み込まれています。

Goalsアプリは、主要な目標を追跡するための信頼できる情報源です。

 

Atlassian Goals プラットフォームを使用して、目標を組織全体に可視化する

Goals プラットフォームを使用すると、従業員はどのチームが何に取り組んでいるかを把握し、目標の達成に向けたプロジェクトに関する簡潔な洞察や最新情報を毎週受け取ることができます。企業全体の可視性を高めるには、Goals プラットフォームを使用して、誰もが閲覧できるシステムに目標を入力し、ビジネス戦略を可視化することができます。

 

2. 作業を計画し、進捗を追跡する

もっとも成功しているチームには、仕事の進め方について共通の理解があります。Teamwork Lab の調査によると、フォーチュン 500 企業の経営幹部で、チームが互いの優先事項や進捗状況を完全に把握していると回答したのはわずか13% でした。この統計だけでも、現代の職場における大きな断絶の一因となっていることがわかります。

 

Jira を使用して、仕事をオープンに計画、追跡

Jira では、ユーザーストーリー、課題、タスクを使用して、大きなアイデアをチーム間で管理しやすいステップに分割します。

 

Jira を使用すると、チームは、進捗状況をリアルタイムで更新できることから、全員が確認できる方法で作業を計画し追跡できます。Jira は情報を一元化するためメールや資料、またはその分野の専門家を探すために余分な時間を費やす必要がなくなります。

 

3. 集団のナレッジを活用する

変革を推進するためには、すべてのチームともっともアクセスしやすい方法でコミュニケーションを取ることが重要です。アトラシアンでは、ConfluenceページとLoom動画を活用して、明確さ、エンゲージメント、つながりを促進する形で知識を共有しています。

 

Confluenceページでより効果的な会議を実施

Confluenceページは、チームがノート、プロジェクト、アイデアについて一致させるのに役立ちます

 

JiraやConfluenceのようなツールを使用することで、チームは知識を共有し、ほとんどの会議の必要性を軽減できます。しかし、会議が発生した場合、アトラシアンのチームは、議論するトピックを網羅したConfluenceページを提供することで、会議をより意味のあるものにできます。

これにより、会議の冒頭でトピックについて理解する時間が必要なくなり、戦略的で影響力のある会議に時間を割くことができます。Teamwork Lab は、会議の前に要約ページを提供することで、通常の会議に比べ、参加者のエネルギーが 29% 向上し、不満を感じる割合が 23% 減少したことを発見しました。さらに、ページを利用した会議では 85% が目標を達成したのに対し、対照群では 69% に留まりました。

 

会議中は、Loom AIが会議の要約、割り当てられたアクションアイテム、録画へのリンクを含むConfluenceページを自動的に生成します。アトラシアンユーザーの内部調査では、Loom AIを使用する人の過半数が、会議の主催、参加、欠席時に週に90分以上を節約していると回答しました。これは年間で約10営業日に相当します。

カレンダーと連携し、LoomのAI搭載会議メモ機能を有効にすると、会議開始と同時にConfluenceページが作成され、会議終了後すぐに重要な詳細が自動的に反映されます。この統合により、手動でのメモ取りが不要になり、参加者は議論に集中しつつ、チーム全体が会議の内容を容易にアクセスし、行動に移せるようになります。

 

非同期でLoomと接続

チームメイトとLoomの動画メッセージを共有してつながりを強化

 

アトラシアンのCEO、Mike Cannon-Brookesは、全社向けメッセージを伝える際、メールの冷たい印象ではなくLoomを活用しています。Loomは消費者向けテクノロジーと同じ体験を提供し、リーダーシップのメッセージへのエンゲージメントを促進し、組織全体の一体感を生み出します。従業員は非同期で会話に参加し、特定の瞬間へのコメントも可能です。

しかし、Loom を使用しているのは アトラシアンの経営陣だけではありません。チームやマネージャーも、仕事や進捗状況を説明するために Loom を使用しています。Teamwork Lab は、アトラシアンのマネージャーを対象に、毎週 2 件の短い Loom をチームに送信するという実験を行いました。月曜日にその週の優先事項を共有し、金曜日にチームの努力を称賛する内容です。

マネージャーが両方の動画を作成するのに30分しかかからなかったにもかかわらず、書面でのメッセージではなくLoomを受け取ったチームは、チームとのつながりを感じると回答した割合が2倍になり、Loomを受け取った従業員の25%がチームの目標に関する明確さが向上したと報告しました。

Loom動画は、ライブ会議に参加せずに最新の進捗状況を把握するのを助け、従業員がより価値の高い仕事に時間とエネルギーを割くことができます。実際、アトラシアンの従業員は、対面でのミーティングの代わりに Loom を使ってコミュニケーションをとった結果、わずか 2 週間で 5,000 時間の集中時間を節約することができました。

 

4.AI をチームの一員にする

ページ主導のミーティング、Loom、可視化された作業の追跡により、誰もがアクセスできるナレッジシステムを構築できます。AI を追加すればその効果はさらに倍増します。

 

AIの真の価値を引き出すために、作業を単一のプラットフォームに集約

AIの効率化機能は、作業周辺の文脈をできるだけ多く提供することで機能します。AIはチャット、ページ、デザイン、ビデオ通話などのデジタルなインタラクションで駆動されるため、チームが作業だけでなく作業方法も中央集約化すればするほど、AIの潜在能力を最大限に活用できます。

AIをチームの一員として組み込む

アトラシアンでは、AIソリューションのRovoをチームメイトのように扱い、必要な情報を提供して業務を遂行しています。Rovoは、検索を容易にし、必要な知識をオンデマンドで提供し、エージェントの力を活用してタスクを前進させるのを支援します。

Teamwork Lab は、検索、チャット、エージェントなどの AI ツールや機能と最も効果的に連携する方法は、次のとおりであると結論付けました。

  1. 質問から始める
  2. 具体的なタスクや課題を定義する
  3. 明確な目標を設定する
  4. AI と連携して解決策をブレインストーミングし、アイデアを探る
  5. AI を利用して、より優れた成果を生み出す

Teamwork Lab は、この方法で AI を利用している人は 1 日 1 時間以上、1 週間で 1 営業日分の時間を節約していると結論付けました。

Rovo は、Atlassian Cloud プラットフォーム全体で機能し、作業を完了するために必要な情報を提供します。Rovo は、マルチモーダル LLM システムのパワーと Teamwork Graph の知識を組み合わせ、チーム、作業、目標全体にパーソナライズされた AI インサイトを提供します。

Rovo は、作業を完了するために必要な情報を迅速に提供します。

 

アトラシアンで使用されている Rovo エージェントの例:NORA

アトラシアンが社内でRovoを活用する一例として、新入社員のオンボーディングを加速するため、非技術チームがコードなしで完全に構築したRovoエージェント「NORA(Newlassian Onboarding Rovo Agent)」があります。このエージェントはアトラシアンのHRチームが従業員とのより深い関係を築くための時間を解放しました。現在、新規アトラシアンの70%以上がNORAを利用しており、その数は増加しています。

 

未来には新しい働き方が求められます:Teamwork Collection

Atlassian Teamwork Collection を使用すると、Jira、Confluence、Loom、Rovo のオンボーディングプロセスを簡素化することで、チームは System of Work を簡単に導入でき、企業はより早く価値を実現することができます。これは、コミュニケーションとコラボレーションの強化を通じて、組織全体の現代的な変革を推進し競争力と革新性を維持するための、コストと時間効率に優れた方法です。

Teamwork Collectionを全社導入することで、System of Workの原則である「目標と作業の整合」「進捗の可視化」「ナレッジの最大活用」「AIによる業務変革」を一気通貫で実現し、組織の変革スピードと競争力を飛躍的に高めることが可能になります。経営層にとっては、全社のリソースを戦略目標に集中させ、変化の激しい市場環境でも持続的な成長とイノベーションを実現するための最適な基盤となります。

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第73回 ACE Tokyo Meetup イベントレポート https://www.atlassian.com/ja/blog/ace-tokyo-73-report Mon, 30 Jun 2025 02:10:00 +0000 https://www.atlassian.com/ja/blog/?p=6831 みなさん、こんにちは。アトラシアンでコミュニティマーケティングを担当している新村です。今回は6月24日にリックソフトさんに会場をお借りして開催された第73回 ACE Tokyo M…

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みなさん、こんにちは。アトラシアンでコミュニティマーケティングを担当している新村です。今回は6月24日にリックソフトさんに会場をお借りして開催された第73回 ACE Tokyo Meetupの様子をレポートしたいと思います。ACE Tokyoはアトラシアンの公式コミュニティで東京を中心に活動していて、オフラインのイベントを中心にアトラシアンに関心を持つ皆様の交流の場として多くの参加者にお集まりいただいています。

今回は分科会共同開催で、4月に米国アナハイムで行われたアトラシアンのグローバルイベント「Team ’25」での発表内容の報告会でした。アトラシアンの渡辺からの発表内容の共有と、Team ’25の現地参加者のみなさんを招いてのパネルディスカッション、発表内容に関するライブQ&Aなどを行いました。

まずは最初の乾杯とACE Tokyoの紹介

ACE Tokyo Meetupは乾杯からイベントがスタートします。堅苦しい勉強会ではなく、和気藹々とユーザー同士が交流できるのがACE Tokyo Meetupの良いところです。

乾杯が終わると高橋さんからACE Tokyoの紹介がありました。ACE Tokyoは製品の導入、利用方法、運用ノウハウの提供、管理者の孤独な戦いからの脱却を支援、アジャイル、DX、DevOps等について広く発信の場を提供といった目的で運営しており、現在はAdmin分科会、Teamwork分科会、Dev分科会という3つの分科会が持ち回りで企画、運営を行っています。

ぜひ、このレポートをご覧になったみなさんで参加したことがない方はぜひ参加してみてください。

会場提供のリックソフトさんから

今回会場を提供いただいたリックソフトさんから、会場の案内とリックソフトの紹介をいただきました。

Team ’25発表内容の振り返り

アトラシアン株式会社 渡辺

渡辺からはTeam'25の発表内容のハイライトとして3つのトピックが共有されました。

まず1点目がSystem of Workのアップデートです。アトラシアンが提唱するSystem of Workとは「テクノロジー主導の組織がどのように働くべきかという哲学」ですが、今回注目してもらいたい点としてその裏で動いているTeamwork Graphという仕組みです。Teamwork Graphはみなさんの日々の活動から発生するデータ、働く人やチームの情報のコンテキストを保存するデータレイヤです。Teamwork Graphのデータに基づいてみなさんの働き方をより効率的に支援する仕組みです。

2点目としてはRovoに関するアップデートです。まず紹介したいのがDeep Researchという機能です。Deep Researchではより多くの情報を集め、その情報に基づいた調査を行ってくれる機能です。そして、RovoがJiraやConfluenceといった製品に組み込まれて、別途購入しなくても使えるようになるという点も大きな発表でした。また、Studioという機能が用意され、エージェントを作成したり、自動化に組み込んだりといったことが容易にできるようになりました。

3点目としてはCollectionの発表がありました。Collectionとはそれぞれの役割に適したSystem of Workを構築するためのツール群と、その役割を支援するために用意されたRovoエージェントです。現在はすべてのチームのコラボレーション基盤であるTeamwork Collectionの提供が開始されています。また、ベータ版ではありますが、経営層やリーダー向けに企業戦略と計画を支援するためのStrategy Collectionも発表されました。

今回はハイライトとして3点を紹介しましたが、ぜひ来年は現地に行ってより多くの情報を得るだけでなく、その現場の雰囲気も感じ取っていただければと思います。

発表資料

 

パネルディスカッション

アトラシアン 渡辺 (モデレーター)

リックソフト 大貫さん

Atlassian Champion 小西さん

インテック 内藤さん

パネルディスカッションではパートナーの立場でリックソフトの大貫さん、Atlassian Championの立場で小西さん、ユーザーの立場でインテックの内藤さんに登壇いただき、それぞれの立場からTeam ’25の感想を聞かせていただきました。

初参加だった内藤さんからは規模の大きさにびっくりしたという感想をいただきました。長年参加されている大貫さんからも2011年当時の写真を見せていただき、当時は手作り感満載だったイベントがここまで大きくなったのに感銘を受けたというお話をいただきました。また、Atlassian Championの小西さんからはプログラムの多様性を紹介いただき、Champion同士の交流も機会の話などもしていただきました。

ライブQ&A

今回はSlidoという仕組みを使って、会場の皆さんからその場で質問を受けるという試みを行いました。特に多かった質問はTeamwork Graphに関するものやRovoに関するもので、みなさんが非常に高い関心を持っていることが伺えました。

2回目の乾杯で懇親会スタート

先ほどパネルディスカッションにも登壇いただいたリックソフトの社長、大貫さんからフード&ドリンクスポンサーとして乾杯のご挨拶をいただきました。

その後、懇親会の中でも非常に活発な議論が展開されていました。やはり、ACE Tokyo Meetupはユーザーさんか集まってノウハウを共有する場ですので、みなさん日頃の悩みや苦労話をたくさん共有されていました。ぜひ、まだ参加されたことのない方は、Meetupに参加してみてください。とても良い刺激を得られると思います。

最後はいつものポーズで集合写真

ACE Tokyoではこのようにさまざまなテーマで情報の共有や議論を行っています。一人で悩むよりACE Tokyoでみんなと相談すれば、皆さんのナレッジを活用してより良い解決策を見つけることができます。

ぜひ、ご参加ください。

イベントはこちらのサイトで告知していますので、「Join」ボタンからご登録をお願いします。

 

 

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