人を対象とする調査では、たとえ内容が軽微に見えても、調査対象者に心理的な影響や不安を与える可能性があります。倫理審査はそれらを予防するチェック機能としての大きな役割を担っています。
また、多くの学術誌や学会では、倫理審査を通過していることが論文掲載の前提となっている場合があります。つまり、倫理審査は「研究者の責任を果たすステップ」であり、「研究の社会的信頼性を担保するプロセス」でもあります。
学術研究における調査では、どのような研究対象に倫理審査が必要になりますか?
主に以下3つの研究対象において、倫理審査が必要です。
①アンケート調査
②唾液などの生体試料を使用する研究
③行動や環境、身体・心理状態などに関するデータの収集
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学術研究における調査で、倫理審査の審査項目はどのようなものがありますか?
倫理審査での審査項目は研究機関によって異なりますが、主に以下の項目をポイントとして審査が行われています。
①インフォームド・コンセントの確保
②個人情報保護と匿名性
③調査設計の透明性と公平性
④リスクと負担の最小化
⑤データ管理と保存
⑥倫理審査の承認履歴
⑦継続的なモニタリング
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