豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業グループへ

 身の回りに不確かな情報があふれ、何を信用していいのか分からない。人々はいま、そんな世界で暮らしています。SNSの普及、生成AIの登場で情報世界は一変し、フェイクニュースの横行など、深刻な弊害ももたらしています。

 しかし、暮らしを営んでいくうえで、情報は不可欠です。加速する少子高齢化、国際社会の分断と紛争、未来をむしばむ温暖化……。

 いま何が起き、これからどうなるのか。何をすればいいのか。私たちは信頼できる確かなニュースや言論、生活情報を、進化した多様なスタイルでみなさまにお届けします。

 朝日新聞は2029年に創刊150年を迎えます。私たちは「つながれば、見えてくる。」をスローガンとするパーパスを定めました。民主主義社会の重要な価値である個の尊重を前提としつつ、人々や社会、歴史をつなぎ、未来への希望や進むべき道を見いだす、という決意を込めています。豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業グループであり続けるために、私たちは挑戦を続けます。

代表取締役会長 
朝日新聞社代表取締役会長中村史郎の直筆署名

これからも確かな情報発信の中心であり続ける

 ネット社会がリアル社会を飲み込みそうにも見える現代。フェイクは論外にしても、確かなニュースのほとんどは、朝日新聞をはじめ訓練された記者が集うマスメディア各社がそれぞれに七転八倒しながら紡ぎ出しているものです。私たち朝日新聞はその核であると自負していますし、これからも確かな情報発信の中心であり続けなければならないと考えています。

 デジタル分野における技術革新はすさまじい勢いです。時々刻々、動きがあります。私たちは、こうした社会の激動やライフスタイルの変化を見据えつつ、いま、朝日新聞のデジタル版での発信に注力しています。いち早く一報をお届けし、その一報の理解を助ける情報をすぐに加え、大きな視点から素早い解説もしています。さらに動画でよりわかりやすくお伝えし、音声でも読み解きます。お客様とのやりとり、いわゆる双方向性にも果敢に挑戦しています。

 その中から抽出に抽出を重ねたエキスを、価値付けして編集して、一覧できる「紙の新聞」としてご家庭に職場にと日々お届けしています。

 デジタルも紙も、どちらも朝日新聞です。

 世のため人のため、より自由で、より民主的で、より開かれて、個人個人が尊重される社会のために、という志のメディア。この志と皆さまからの信頼に背中を押されながら、さまざまなビジネスを展開。それを支える強いエンジニアリングの力も誇りです。朝日新聞の多彩な「顔」に、ぜひご注目ください。

代表取締役社長
朝日新聞社代表取締役社長角田克の直筆署名