5月の住宅ローン金利、「固定型」は大手5行とも引き下げ…「変動型」は全行据え置き
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大手銀行5行は30日、5月から適用する住宅ローン金利を発表した。全行で固定型(期間10年)の基準金利を引き下げた。下げ幅は0・19~0・26%。一方、契約者の8割前後を占める変動型の基準金利は全行で据え置きとなった。
三菱UFJ、三井住友、みずほ、三井住友信託、りそなの発表によると、期間10年の固定型の基準金利は年3・70~4・50%となる。固定金利に連動する長期金利が低下したことを受けた。
実際の住宅ローン金利は、各行が借り手の信用度に応じて基準金利よりも低く設定する優遇金利の幅で決まる。最も低い金利で借りられる最優遇金利も全行が引き下げ、年1・60~2・055%となる。
変動型は、日本銀行の追加利上げが1月を最後に実施されていないことから連動する企業向け貸し出し金利指標の変動がなく、全行で変更しなかった。