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フジテレビ、中居正広さんとのトラブルは1年半前に把握済み…閉鎖的な会見に識者「問題小さくしたい」

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 タレントの中居正広さん(52)と女性との間にトラブルがあり、フジテレビの社員が関与したなどと一部週刊誌で報じられている問題で、同社の港浩一社長は17日、記者会見を開き、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を設置し、調査を行うと表明した。港社長は「多大なご迷惑をおかけし、現在まで説明ができていなかったことをおわびする」と謝罪した。

硬い表情で見解を読み上げる港社長
硬い表情で見解を読み上げる港社長

 港社長によると同社は、今回のトラブルについて発生直後の2023年6月に把握していた。しかし「他者に知られず仕事に復帰したい」という女性の意向やプライバシー保護、心身の回復を最優先に対応していたと説明した。

 報道では、中居さんは女性との食事会でトラブルがあり、解決金を支払ったとされた。同社は食事会の開催に関わったとされた社員から聞き取りを行ったほか、トラブル把握後の対応についても検証。その結果、昨年12月末に公式ホームページに「当該社員は一切関与しておりません」とするコメントを発表したという。

 中居さんからもトラブルがあったとの報告を受けていた。本人が出演するバラエティー番組「だれかtoなかい」については、「唐突に終了して臆測が生じることを懸念し、慎重に終了のタイミングを計っていた」として放送を続けていたが、報道を受けて今月、放送休止とした。

 今回の会見は約1時間40分に及んだが、港社長は「調査委員会に委ねる」「女性のプライバシーの保護を優先した」といった発言を繰り返し、トラブルの内容や女性が社員かどうかなどについて回答を避けた。

 同社は、出席者も一般紙やスポーツ紙などで構成する「ラジオ・テレビ記者会」加盟社とNHK、在京キー局の記者に限定し、テレビ各局の映像の撮影は認めなかった。同記者会では、週刊誌やインターネット媒体も含めたオープンな会見を要望していたが、受け入れられず、会見の最後でフジテレビに抗議した。

 同志社女子大学の影山貴彦教授(メディア研究)は「フジテレビがこれまで沈黙していた責任は重いが、今回の対応は問題を大きくしたくない、できるだけ小さくまとめたいとの思いを感じた。視聴者は『保身に走った』と見るのでは。報道機関としての使命も果たせておらず、上層部の態度に違和感を抱く社員も多いのではないか」と批判した。

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