lynx   »   [go: up one dir, main page]

ウクライナ侵略長期化で兵士遺体の状態悪化…身元特定困難な遺体も、法医学者「半分は骨か体の一部だけ」

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

「スクラップ機能」に登録したYOL記事の保存期間のお知らせ。詳細はこちら
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 ロシアによる侵略開始から3年を迎えたウクライナでは、連日、遺体安置所で戦死した兵士らの検視や身元確認が行われている。戦闘が長期化するにつれ、状態が悪い遺体が増えた。侵略当初から遺体を見続けてきた法医学者は、戦況の変化を感じ取っている。

遺体を安置するための冷凍トラックの前に立つミハイレンコ医師(11日、キーウで)=三浦邦彦撮影
遺体を安置するための冷凍トラックの前に立つミハイレンコ医師(11日、キーウで)=三浦邦彦撮影

 キーウにある遺体安置施設。裏手の駐車場には、3年前から常時稼働している巨大な冷凍トラックが2台ある。11日、扉を開けると、白い袋に入った遺体が約60体並べられていた。中には、侵略初期に運び込まれた遺体もある。オレクサンドル・ミハイレンコ医師(52)は、「身元が判明していない遺体だ」と残念そうに説明した。

 ロシア兵の遺体との交換でウクライナに戻ってきた遺体も多い。医師はこう続けた。「返還された遺体の状態はかなり悪い。ずさんに扱われ、冷凍保存などしてくれないのだろう」

1日70~80体

 ウクライナの首都キーウにある遺体安置施設では、検視などを終えた遺体がひつぎに納められ、運び出される。遺族らはひつぎの蓋を閉める前に冷たい額をなで、何かを語りかけて「最後の別れ」をする。

 だが、中には袋に入れられたままひつぎに納められる遺体もある。法医学者オレクサンドル・ミハイレンコ医師(52)は「損傷が激しすぎたり、骨だけとなったりした遺体だ。最近はこういうケースが多い」とため息をついた。

1

2

3

ウクライナ侵略、最新ニュースと分析
データで見る被害実態
国際ニュースを英語で読む

ゼレンスキー大統領単独インタビュー

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む 「国際」の最新記事一覧
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
6365291 0 国際 2025/02/26 05:00:00 2025/02/26 07:43:53 2025/02/26 07:43:53 /media/2025/02/20250225-OYT1I50231-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

おすすめ特集・連載

読売新聞購読申し込みバナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
Лучший частный хостинг