間近に迫る今夏の参院選を前に、国民民主党は比例代表で擁立する立候補予定者に対し、党の理念や重要政策への賛成を約束させる「確認書」の提出を求めている。離党時には議員辞職することを盛り込んだ。だが公認候補が党是を守るのは、そもそも当たり前の気もする。あえて確認書を持ち出すのはなぜか。立候補予定者と交わすこの約束、信用していいのだろうか。(山田雄之)
◆「公認取り消し」や「議席返上」
「結党の理念や現在の考え方に合意しているかどうかが、仲間として一緒にやっていく基準になることを皆さまにも共有いただきたい」。国民民主の玉木雄一郎代表は13日の会見で、比例代表の立候補予定者を決定する際に確認書を交わしていると明らかにした。
昨秋の衆院選で「手取りを増やす。」をキャッチフレーズに公示前から議席を4倍に伸ばした国民民主。共同通信の今年4月の世論調査でも、政党支持率は18.4%で野党トップを走る。参院選での党勢拡大を目指し、候補者の積極的な擁立の姿勢を示している。
確認書では「党の...
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