好天に恵まれ、多くの人出で賑わうゴールデンウイーク(GW)だが、東京・台場の「肉フェス」会場で行われたパフォーマンスにSNS上で賛否が集まっている。横たわるのは等身大のトレー内にラップで包まれた半裸の女性。動物由来の製品を口にしない「ヴィーガン」によるパフォーマンスだが、通報を受けた警察官が駆け付ける事態となった。
動物愛護などを訴える非営利団体「PETAアジア」は26日、SNSで団体の女性が巨大な肉トレーを模した容器に横たわる姿の動画とともに「『人間もほかの動物も切り刻まれて皿に載せられたくない』ということを来場者に伝えました」と投稿した。
パフォーマンスが行われたのはGWに合わせ、26日から開催されている「肉フェス® 2025 TOKYO ステーキ王決定戦」の会場。
動画では、トレーに「【国内産】肉:動物の死体」「本体価格5050円」と記載されたバーコードが貼られ、横たわった女性には血のりが塗られている。英語バージョンもある。トレーに入った女性3人の後、PETAのメンバーと見られる人物が持つ「動物たちの運命に共感しよう ヴィーガンでいこう」というパネルが映される。
このパフォーマンスを巡っては、来場者が通報し、警察官が駆け付ける事態に。その後、関係者は退去し、警視庁東京湾岸署によると27日は同種のトラブルは起きていないという。