西日本最大級のスキー場・だいせんホワイトリゾート(鳥取県大山町大山)が岐路に立っている。鳥取県大山町が所有する中の原エリアを巡り、現指定管理者の日本交通グループが2025年度末で撤退する意向を示しているためだ。同グループが直営する他の3エリアの運営も26年度以降は白紙状態で、8日告示、13日投開票の町長選、町議選の争点になりそうだ。 

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 「応募者がいないのならなんのための公募だったのか」「中長期的な運営計画はないのか」-。3月13日の3月定例町議会で、町の対応を疑問視する議員の質問が相次いだ。

 日交グループとの協定が切れるため、町は25年度以降の中の原の指定管理者の公募を実施したものの、応募はゼロ。1年間限定で延長に応じた日本交通子会社で現管理者のだいせんリゾートが引き続き管理者となる議案を追加上程した。

 議員の質問に対し、町商工観光課の源光靖課長は「応募がなければ(25年...