基本給の格差不当、京都地裁判決が先駆けか 最高裁の「宿題」に回答
基本給の格差不当、京都地裁判決が先駆けか 最高裁の「宿題」に回答
京都市内の私立高校で非正規の常勤講師として勤務していた教員が、正規の教員との基本給の格差などを不当として訴えた同一労働同一賃金訴訟で、京都地裁は2月、「格差は不合理で不法」とする判決を出した。専門家は地裁の判断手法を、基本給の性質と目的を分析して判断するよう最高裁が示した「宿題」に初めて応えたものだと注目する。同種訴訟や雇用管理への影響が大きそうだ。
「非正規と正規で業務に差がなく、基本給の格差…