任天堂「ゼルダ」の青沼プロデューサー、仏勲章に内定
任天堂のゲームプロデューサーの青沼英二氏が、フランス政府の芸術文化勲章シュバリエに内定したことが分かった。青沼氏は近年発売の「ゼルダの伝説」シリーズでプロデューサーを担当している。5月発売の最新作は6月末までに1851万本を販売する歴史的なヒットになっていた。
任天堂の開発者が芸術文化勲章に選ばれるのは、「マリオ」の生みの親として知られる宮本茂フェロー以来2人目。任天堂は「ゼルダの伝説シリーズは個人の功績のみで培われたものではない」としつつ「社員が名誉ある勲章の指名を受けたことは大変喜ばしいことだ」とコメントした。
青沼氏は1988年、任天堂に入社。98年発売の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」から同シリーズに携わっている。
ゼルダの伝説は86年から続く人気ロールプレイングゲームシリーズ。2023年5月発売の「ティアーズ オブ ザ キングダム」は発売3日間の販売が1000万本に達し、任天堂の自社開発ソフトの初期販売数としては過去最高を更新した。
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