ブラウン管テレビの不法投棄10.3%増 2010年度
環境省は8日までに、家電リサイクル法で回収を義務付けているテレビやエアコンなど家電4品目の2010年度の不法投棄台数(全国推計値)は、前年度に比べて1.1%減り13万1785台だったと発表した。このうちブラウン管テレビの不法投棄が72.4%を占め、台数も前年度より10.3%増加していた。
環境省は「今年7月の地上デジタル放送への移行の影響で買い替え需要が増加したことが要因」としている。また、10年度の廃パソコンの不法投棄は前年度比12.3%減の4608台だった。
ブラウン管テレビ以外の内訳は、冷蔵庫・冷凍庫16.9%、洗濯機・衣類乾燥器9.0%、エアコン1.4%、液晶・プラズマテレビ0.4%。
チラシなどによる啓発やパトロールなどの不法投棄防止策を講じている地方自治体は88.7%だった。〔共同〕