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ホンダがスポーツ車再参入 「NSX」後継車3年後に

若者のクルマ離れに対抗

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ホンダは12日、スポーツ車市場に再参入することを明らかにした。1990年代に人気を博し、2005年に撤退したスポーツ車「NSX」の後継モデルを3年後をメドに発売する見通しだ。トヨタ自動車も12年春にスポーツ車を発売する予定。日本車各社は近年、エコカーや小型車に注力してきた。若者の車離れが進む中、車の魅力の一つである「走り」が売り物のスポーツ車に再注力する。

ホンダは12年1月に米ミシガン州で開催される北米国際自動車ショーにスポーツ車の試作車「NSXコンセプト」を出展すると発表した。3年以内に量産モデルを発表するという。高級車ブランド「アキュラ」に設定し、ハイブリッド車(HV)とする。販売地域などは未定。

NSXは90年に発売。当初価格は800万円で日本はバブル景気に沸いていたこともあって3年先まで予約が入る人気だった。海外でも高い評価を得て日米欧で累計1万8700台を販売したが、環境規制の強化を受けて05年に生産を中止した。

ホンダは08年に自動車レースの最高峰とされるフォーミュラ―ワン(F1)からの撤退を表明。市販車も売れ筋の車種に絞り、経営効率を高めてきた。

こうした戦略は筋肉質の経営につながった半面、「ホンダらしさ」が失われたとの声も聞かれる。伊東孝紳社長は「画びょうのようなとがった商品を開発できる体制作りを進めてきた」と話し、スポーツ車への再参入でブランド力を再構築する。

ホンダは12日、アキュラブランドに比較的価格が安い新モデル「ILX」を12年春に北米で発売することも表明、北米国際自動車ショーに出展する。若年層を開拓する。

スポーツ車ではトヨタが「86(ハチロク)」を12年春に発売する予定。同社の小型スポーツ車発売は99年の「MR-S」以来となる。日産自動車は量販車にスポーツ車用エンジンを搭載するなどしてモータースポーツブランド「NISMO(ニスモ)」を再強化する方針を明らかにしている。

自動車各社がスポーツ車に回帰する背景には国内市場などで長引く需要低迷がある。近年、エコカーや小型車の開発に注力する中、車の魅力が薄れたことが若者の車離れの一因になったとの見方も出ている。

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