【巨人小林誠司】「その日」に備え準備あるのみ!35歳ベテランがファームで虎視眈々

2025年のプロ野球が、3月28日に開幕しました。1年に1回の特別な一戦。セ・パ6試合で熱戦が繰り広げられました。

シーズンは143試合の長丁場。来たるべきチャンスに向け、2軍で準備を進める選手たちも数多く存在します。

昨年、菅野智之投手(現オリオールズ)とともに最優秀バッテリー賞を獲得した巨人小林誠司捕手(35)も、その1人。ファームで虎視眈々(たんたん)とその日を待つ姿に迫りました。

プロ野球

◆小林誠司(こばやし・せいじ)1989年(平元)6月7日、大阪府生まれ。広陵では3年の春夏連続で甲子園に出場し、野村祐輔とのバッテリーで春8強、夏準V。同大-日本生命を経て、13年ドラフト1位で巨人入団。16年から4年連続で盗塁阻止率リーグ1位。17年ゴールデングラブ賞。17年WBC、19年プレミア12日本代表。178センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸4000万円。

1月の自主トレで、ロングティー打撃

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正捕手争い激化…開幕日はイースタンで出番なし

リーグ連覇を目指す巨人は、本拠地東京ドームでヤクルトとの開幕戦を劇的なサヨナラ勝利で飾り、白星スタートを切った。

同日、巨人小林は、午後1時開始のイースタン・リーグの西武戦(カーミニークフィールド)に同行。チームは0-4で敗れ、出場機会はなかった。

今季は、ソフトバンクから甲斐拓也捕手(32)が新加入した。大城卓三捕手(32)、岸田行倫捕手(28)ら正捕手争いは激しさを増し、小林はキャンプを2軍で過ごした。

オープン戦は、ペイペイドームでのソフトバンク戦2試合で1軍合流し、2試合ともに途中出場したが、打席は1打席のみで剛腕ヘルナンデスの前に空振り三振に倒れた。

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。