インド、対米対抗関税を提示 WTOに通達
5月13日、世界貿易機関(WTO)への通達によると、インドは、同国で生産される鉄鋼・アルミニウム製品に対する米国の関税に対抗するため、米国で生産される一部の製品に輸入関税を課すことを提示した。写真はグジャラート州のカンドラ港、4月撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)
[ニューデリー 13日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)への通達によると、インドは、同国で生産される鉄鋼・アルミニウム製品に対する米国の関税に対抗するため、米国で生産される一部の製品に輸入関税を課すことを提示した。
12日付の通達で「譲歩やその他の義務の一時停止は、米国原産の特定の製品に対する関税の引き上げという形をとる」としている。
トランプ米大統領は今年初めの就任以来、鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を含む大規模な関税を世界的に打ち出している。
世界第2位の粗鋼生産国であるインドは、WTOに対し、米国の「セーフガード措置」は米国に輸入される76億ドル相当のインド製製品に影響すると説明した。
インドは現在、トランプ氏が打ち出した関税措置を巡って米政権と交渉中。