麺類や揚げ物系寿司に光明を見出す : 無添くら寿司 港南台店

久々の訪問となった「くら寿司」。いつもとても混んでいる印象でありましたが、平日の夜の本日は５割くらいのお客さんの入り。

案内されたテーブル席に着席してタブレットでオーダーする一般的な方式。しかしながら久々の訪問でありますので使い方が間違っているのか、タブレットの取り外しが出来ないのであります。「扱い難いな」と思いながらも慣れないお店で快適に過ごそうと努力するカントナなのであります。

周っているお寿司は全く無いのであります。平日だからなのかイタズラ防止なのか、完全オーダー制の様子なのであります。

イカ好きのカントナは「イカ関連」を一通りオーダーいたします。するとイカの歯ごたえに違和感を感じ、「マグロの漬け」は漬かり具合が違和感で、「サーモン」や「イワシ」はとても大振りなのがお得感があるのでありますが、しっかりと臭みを感じるのであります。

どのお寿司のシャリも違和感を感じるカントナの舌は、某スシローに慣れてしまっている可能性が高いのでありました。

しかしながら「サーモン炙りマヨ」等の「天ぷら乗っけ寿司」は、どれもアチアチでサクサクで衣とシャリの構成が秀逸で、「美味しいな」と素直に思うカントナは「天ぷら乗っけ系」を何皿か追加オーダーするお気に入り具合なのでありました。

お寿司から目線を変えてオーダーしたのは「うどん」。出汁が美味しくて、うどん自体も弾力等は褒め称えて良いんじゃないかと感じた一品なのでありました。

うどんの成功に気を良くしてオーダーしたのは「味噌ラーメン」。こちらもうどんに負けず劣らずスープはコク深い美味しさで、麺はラーメン屋さんらしさも感じる本格派の味噌ラーメンに近しいモノに感じられるのでありました。

お寿司の舌は某スシローさんに慣れてしまっていて違和感を感じたのであるのかなと解釈すると同時に、「天ぷら握り」等のお子様系寿司やうどんやラーメン等の麺類の美味さが、いたく印象に残ったカントナなのでありました。

時は休日の夜。頑張っている回転ずしチェーン店の中で、訪問を怠っていたのがこちらのチェーン店。

本日ようやく向かう事が出来たカントナ一行は予約せずの訪問なのでありましたが、雨風が激しい気候であったからかお客さんの待ち行列はそれほどでもなく、ほとんど待たされること無くテーブル席に案内されるのでありました。

「全国展開的回転寿司チェーン店」は最近はどこも電子化が整っており、こちらのチェーン店も「然り」なのであります。受付からオーダーまで、IT化の波にしっかりと対応出来ているようなのであります。

白を基調とした店内。少しチープな感じもしなくもないのであります。着席して、お約束のタッチパネルでオーダーを検討いたします。どのメニューも満遍ないお値段の安さに、お財布事情は安心なのであります。

イカタコ関連にカズノコにエビにマグロにイクラにサバにトビッコにハマチに・・・と、続けざまにオーダーをいたします。これも「安心のお財布事情」故の、マシンガン打線的オーダーなのであります。

到着したお寿司はどれも握った形跡は無くて、乗っけただけのお寿司。全国展開的チェーン店であればお約束の「乗っけ寿司」なのではありますが、少しの振動で落ちてしまうネタの不安定さはこちらがナンバーワンであると言っても過言では無いくらいのグラつき具合なのでありました。しかしながら、そういったグラつきの裏には「よりお値打ち価格で提供しよう」と、血の滲むようなオペレーション改善や原価低減の努力の結果が見えてくるカントナは、座席からは見えない厨房を想い憂うのでありました。

食したネタの中で、イカタコ関連は珍しくどれも美味しくなくて残念。グチャグチャとネチャネチャのイカタコなのでありました。マグロは透けて見えそうな薄い身での提供にびっくりなのでありましたが、その味わいは100円とは思えないくらい美味しいマグロなのでありました。イクラもマグロと同様で、シャリが見えるくらいの少ないイクラの量なのでありますが、それでも味が濃いイクラに「企業努力」という言葉が思い浮かぶカントナなのでありました。

〆にいただいた巻物の鉄火は、海苔がパリッとしていてその美味しさと新鮮さにびっくりしたカントナは、もう1本オーダーしてしまう程の鉄火。 加えて、1本の追加では飽き足らずかんぴょうもオーダーする事にした、パリパリな海苔が気に入ったカントナなのでありました。

気を抜いてしまうと結構なお値段になってしまう事も多い回転寿司ではありますが、こちらはそもそもの単価がお値打ちである事もありましたので「気を抜かない×お値打ち単価」の結果は満足出来るくらいのお会計となって返ってくるのでありました。

不安定な乗っけ寿司ではありましたが、ネタ中には秀逸なものも幾つか見つける事も出来、お値段も良心的。食事中にルーレット的なアミューズメント要素も用意されていて家族ぐるみで楽しめるチェーン店らしいチェーン店であるなと微笑ましく思うカントナなのでありました。