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食べログ 天ぷら 百名店 2025 選出店
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ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
日曜日のランチに2名で訪問した。お客さんは6名でほぼほぼ満席。この日は10ヶ月振りの訪問。2度ほどタイミングが悪くて予約を断られたことがあったとはいえ、少し間が空きすぎたかな。そのお陰もあるかもしれないが、大将の天ぷらがますます進化していたことを実感した。
まずはビール小瓶(スーパードライ)をオーダー。お酒のアテの醤油豆と一緒にいただく。
その後のお料理は下記の通り。
◯サラダ(レタス、タマネギ、プチトマト)
◯アオリイカ(海老の代わり)。揚げ具合がますますクリスピーになった感じがする。アオリイカらしいしっかりとした食感を楽しむことができた。美味。
◯グリーンアスパラ
◯キス
◯ヤングコーン。先っぽの穂の部分を付けたままで揚げるので、その部分が綺麗に広がって見た目に面白い。
◯大葉をまとったマグロ。随分と安定してきた感じ。
◯ナス。瑞々しさを見事にキープ。
◯お口直しのミニお蕎麦。酢橘と一緒に。
◯椎茸とホタテ。他のお客様には椎茸の中に車海老を潜ませた一品が提供されていた。
◯稚鮎。塩を振って、その上に蓼酢おろしを乗せて頂いた。
◯サツマイモ
◯銀宝。少し大振りな銀宝。このお魚の天ぷらはやはり美味しい。
◯マス。マスの天ぷらを食べたのは人生初だろうと思う。やはり塩を降っていただくのだが、ちょっとした鮭塩焼きのニュアンス。
◯穴子。小さな器の上に少量のご飯、そこに穴子天ぷらを乗せて、上から甘いタレを掛けた状態で提供される。食べやすくていいアイデア。
◯〆のかき揚げはこの日は白米と一緒に頂いた。お椀は赤だし、中にはミツバとシジミ。ご飯には少しおこげが付いていて香ばしい。
◯デザートは熊本県のデコポン。
こちらの日本酒は(お二人の出身地である)長野県のもので揃えている。頂いたのは美寿々酒造の「おりがらみ」と米澤酒造の「今錦 純米吟醸」。さらに、以前飲ませていただいた「超玄」が美味しかったので飲みたいと伝えたところ、少ししか残っていないのでサービスで差し上げますとのことだったので有り難くお受けした。が、実際には半合以上の量をいただいてしまった。ありがたし。
下記はベース投稿
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらでは天丼を頂くことが多い。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。注:2022年夏に穴子天丼をいただいたときには先付けがサラダになっていた。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
この日はディナーに2名にて訪問。お盆休みのど真ん中ということもあり、銀座の街は静か。こちらのお店も自分たちだけで快適に貸切り状態。
この日の白眉はなんと言っても穴子。とてもサックリと、でも穴子の甘さが引き立つような感じで、あまりの美味しさにちょっとびっくりした。禁断のマグロも、きちんとマグロの味わいも楽しむこともでき、随分とこなれてきた感じがする。
長野県ご出身のお二人だけに、長野のお酒に対する愛情が熱い。大吟醸の真逆で、9%しか精米していないという「超玄」というお酒の美味しさは鮮烈であった。
下記はベース投稿
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらでは天丼を頂くことが多い。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。注:2022年夏に穴子天丼をいただいたときには先付けがサラダになっていた。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
夏が来〜れば思い出す〜♫ 茂竹のアナゴ 夏野菜♬
ということで、早くも梅雨が明けた6月、異常な暑さのなか、平日の正午に1名で伺った。1週間ほど前に「穴子天丼が食べたい!」と言って予約した。お客さんは自分を含めて5名。ランチでも予約した方が良さそうである。
予定通り穴子天丼をオーダーし、飲み物はお水をもらう。
まずはサラダが到着。その後しばらくして穴子天丼、お味噌汁(なめこ豆腐の赤だし)、お新香。
丼の蓋を開けると、ルックスはいつも通り。お味も食感もいつも通りで安心する。クリスピーさを残す歯応えのある仕上がりの天ぷら。穴子以外の具材はシイタケ、グリーンアスパラ、エンドウマメ、ナス、レンコン、ブロッコリー、そしてミョウガととても豊富なラインナップ。ライスお代わりもできるのだが、眠くなって午後の仕事に差し支えるとヤバイのでグッと我慢。
食後のフルーツはスイカ。
税サ込み4,000円は安くはないが、それだけ払って食べる価値のある美味な穴子天丼である。
下記はベース投稿
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらでは天丼を頂くことが多い。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。注:2022年夏に穴子天丼をいただいたときには先付けがサラダになっていた。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
4月下旬の木曜日のディナーに1名にて訪問。総じて年配のサラリーマンのお客さんで満席。コロナ禍が完全に収束したわけではないとはいえ、客足が戻ってきて素晴らしいことである。
2021年頃からすこしスタイルを変えられた印象のこちらのディナー、この日もそのスタイルに変わるところはなかったので、特徴をいくつか記載しておくと・・,
◯天ぷらの合間にお料理を挟むというスタイル。そのお料理は、刺身だったり、焼き牡蠣、魚の酒蒸し、煮物椀、そして蕎麦だったりと、実に多様。
◯変わりダネがいくつか。その一つ目はブロッコリー。シンプルに揚げるだけではあるが他の天ぷら屋さんでは食べたことがない。
◯変わりダネの二つ目はコハダ。紅葉おろしと万能ねぎが供されるので、それを天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げ、そこへコハダの天ぷらをたっぷりと潜らせていただくという趣向。
◯変わりダネの三つ目は(大将曰く)禁断のマグロ、天ぷらとしてはかなりの変化球。紫蘇で巻いた大間のマグロに軽く火を入れたもので、これはまだ改良の余地がありそうで楽しみである。
◯もちろん変わりダネばかりではなく、キスやメゴチなどの王道ものもしっかりと美味しい。
この日に頂いたものは下記の通り。
白魚の天ぷら
栃木のアスパラの天ぷら
キスの天ぷら
蕗の薹の天ぷら
メゴチの天ぷら
ブロッコリーの天ぷら
スミイカの天ぷら(シソを挟み込みイカスミの塩で頂く)
焼き牡蠣
桜鯛の潮汁
カツオのたたき
コハダの天ぷら
マグロ(気仙沼)の天ぷら
お蕎麦
ミニ穴子丼
稚鮎
天茶
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は余り緑茶を掛けた天茶が好きではないので、こちらでは天丼を頂くことが多い。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
金曜日の午後5時半に訪問。自分は一番客であったが、その後に二組ご入店され、この日は満席。そのせいもあって先代がお手伝いにいらっしゃっていた。久々にお会いしたがお元気そうであった。
最初にアボカド、レタス、キュウリを使ったサラダ。次いで岩手の牡蠣を焼いたもの。
日本酒は水尾の大吟醸、おつまみとして醬油豆・・・お豆を醤油で煮たもの。
天ぷらは、キジハタとブロッコリーからスタート、その後に茄子、キス(白ギス)、イカ(二片で紫蘇をはさむようにして揚げたもので、イカのしっかりした触感を残しつつも瑞々しく揚げられていてとてもお見事な一品)、インゲン、レンコンと続く。
その次が天ぷらでは珍しいコハダの天ぷら。紅葉おろしと万能ねぎが供されるので、それを天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げ、そこへコハダの天ぷらをたっぷりと潜らせていただくという趣向。今回が二回目だが、なかなか美味しい。
ここで二つ目の日本酒。酒蔵は一つ目と同じ水尾だが、こちらはひやおろし。大吟醸に比べるとやや濃厚な味わい。
ほぼほぼコースの中間地点というところで予想外にもアナゴの天ぷら、しかも半分にしたもの。コースの最後にアナゴを持ってくると食べきれないというお客さんが最近多いので、トライアルでこのようなスタイルにしているとのこと。
アナゴの次にキジハタの酒蒸し、そしてその次がなんとマグロ。大将も「禁断のマグロです」というほどで、天ぷらとしてはかなりの変化球。紫蘇で巻いた大間のマグロに軽く火を入れるという感じ。これはまだ改良の余地がありそうで楽しみ。
お椀代わりということであろう、温かいお蕎麦を小椀でいただき、南瓜の天ぷら。小ぶりでちょうどいいサイズである。
天ぷらの〆は白子、最初から天つゆに入れた状態で供された。その後に天茶をいただき、デザートにメロンをいただいて一通り。
大変に満足なお食事であった。
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらではほぼいつも天丼を頂く。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2022年)の時点では一人目のお子さんがまだまだ小さいので、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
この日はディナーで訪問。四度目の緊急事態宣言の最中の平日。
賀茂茄子が良かった。普通の千両茄子や長茄子よりもじっくりと火を入れるそうだ。また久しぶりにギンポが入っていた。身がプリプリして本当に美味。
天ぷら屋さんとしては珍しく小肌。天つゆに紅葉おろしと青葱を加えたものにつけて頂く。鮎、そして(やはり天ぷら屋さんとしては珍しく)オコゼは2ピースずつ供され、いずれも1つは紅葉おろしと青葱の入った天つゆで頂いたのだが、特に鮎はその苦味と紅葉おろし由来の軽い辛さとでサッパリと頂くことができた。
天ぷら以外にも、鱧と早松茸(いずれも天ぷら)の鱧出汁スープ仕立て、雲丹そば(出雲そばにギンポ、絹さや、みょうがの天ぷら、そして北海道の紫雲丹が生で)、オコゼのカマの天ぷら、鰹の刺身、白海老と雲丹の和えものなどなど、まさに進化途上にある大将ならでは。
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は余り緑茶を掛けた天茶が好きではないので、こちらではいつも天丼を頂く。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
三度目の緊急事態宣言の最中の平日に訪問。お客さんは自分一人だけ、貸切状態だったこともあって、5時にお店に入って6時45分には食べ終えていた。ランチはまだお客さんが入るようだがディナーは厳しいようだ。事態が一刻も早く終息することを願ってるやまない。
この日はまず鱧の焼き物からスタート。ブロッコリーの天ぷらは生まれて初めて食べたが、この野菜も揚げることによって中にある水分と旨味が抽出されるタイプの典型なのだと感じた。茹でたものより美味しいのではないかと思う。サワラの天ぷら・・・それ自体が珍しいが、それを三段に重ねて、茗荷や玉葱や大葉という季節の野菜を合わせて、そして醤油ベースのソースを掛けたもの。サッパリと美味しい。茄子はいつもの通りジューシーで今回も当たり。
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は余り緑茶を掛けた天茶が好きではないので、こちらではいつも天丼を頂く。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの穴子天丼は日本一 進化しつつある若大将
二度目の緊急事態宣言が発出された日の翌日にディナーで伺った。スタートを午後5時にしていただいて。
前回同様、アナゴがとても良かった。捌いてからそんなに時間が経っていなかったのでピクピクしていた。こちらで初めて頂いた絹鞘の天ぷら、今回も甘味が引き立っていて美味。慈姑も変にモソモソしない感じに仕上がっていた。
緊急事態宣言中は通し営業にされるとのこと。頑張っていただきたいと思う。
下記はベース投稿
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は余り緑茶を掛けた天茶が好きではないので、こちらではいつも天丼を頂く。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
ランチの天丼は日本一 進化しつつある若大将
こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらではいつも天丼を頂く。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入っていたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。
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頑張れ自分
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頑張れ自分さんの他のお店の口コミ
店名 |
茂竹(もちく)
|
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受賞・選出歴 |
天ぷら 百名店 2025 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2025 選出店
天ぷら 百名店 2023 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2023 選出店
天ぷら 百名店 2022 選出店
食べログ 天ぷら 百名店 2022 選出店 |
ジャンル | 天ぷら、天丼、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5872-5836 |
予約可否 |
予約可 当日ご予約ご希望の方は、店舗へお問い合わせください。 |
住所 | |
交通手段 |
数寄屋橋交差点から外堀通りを新橋方面に向かい、徒歩2~3分。 銀座駅から196m |
営業時間 |
|
予算 |
¥30,000~¥39,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料15% |
席数 |
8席 (最高10席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | お祝い・サプライズ可(バースデープレート) |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 お子様も大人1名様分のご料金が発生致します。未満児のお子様はチャージ料¥8,250(ランチタイム)、¥13,200(ディナータイム)発生致します。ご理解ご協力宜しくお願い致します |
ドレスコード | ・香水などの香りの強い物は避けて頂きますようお願い致します。 |
公式アカウント | |
電話番号 |
03-3571-1578 |
備考 |
※香水など香りの強い物は、避けていただきますようお願いいたします。 |
初投稿者 |
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夏が来〜れば思い出す〜♫ 茂竹の穴子 夏野菜♫
ということで、自分的夏の風物詩、茂竹の穴子天丼である。
酷暑日の平日、正午に伺った。1週間ほど前に予約して穴子天丼が食べたい旨をお伝えしておいた。カウンター7席は正午の時点で満席。ランチコースの5人グループが1組、そして自分のような天丼目当ての1名客が(自分を含めて)2名である。やはりランチといえど予約する方が無難である。
予定通り穴子天丼3,999円(税サ込み)をオーダー。なお、メニューには3,636円とあるが、そこにサービス料10%が加算されることに注意されたい。
まず温かい焙じ茶が出され、すぐにサラダが到着。13分後、お料理が到着。天ぷらコースを召し上がっている5人組を捌きながら、合間に天丼も用意するなんて(しかも後述のとおりかなりの数のネタである)大したものだなぁと思いながら。
まずは穴子をひとかじり。いつも通りクリスピーでサクサク。具材は穴子1尾のほか、ナス、サトイモ、ネギ、ヤングコーン、グリーンアスパラ、キヌサヤ、エンドウマメという感じで、実に豊富。数か月前に地元の天ぷら屋さんで穴子天丼をいただいたのだが、お値段は960円という格安ながら、ネタは穴子とナスとシシトウの3種類。比較すること自体に意味がないが、茂竹の穴子天丼は色々な夏野菜を楽しむことができるので気分がアガるのはたしかだ。ナスは瑞々しく仕上げられているし、ヤングコーンは甘い。ご飯の量は少なめなので、途中でご飯追加をお願いした。
お味噌汁は赤出汁、具材はシジミ。少し山椒を効かしたもの。ほかには御新香と小さな陶器(?)製のグラスにリンゴジュース。
最後にメロンをデザートとしていただいた。
この日も大満足であった。
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こちらの歴史の長さには凄いものがある。創業は1913年か1914年か、そのあたりである。初代のご子息が二代目、三代目は二代目のご一族ではなくそのお弟子さんだった方。現在の大将は四代目で、三代目に(四代目を承継するという前提で)弟子入りした方だ。現在の店舗には50年(だったかな?)ほど前に(銀座内の別の場所から)移転してきたと聞いている。
天丼
自分の中ではこのお店の穴子天丼は日本一である。軽く揚げられ、クリスピーとさえ感じる。丼つゆを掛けた後でもクリスピーさを残す。あれだけたくさんの種類のネタが同じようなクリスピーさを保っていて、時間を掛けて食べていても簡単にはベチャっとしてこないことに驚かされる。先代の時代にはランチ穴子天丼しかいただいたことがなく、したがって四代目のものと比較できるのも穴子天丼だけなのだが、先代に比べてもよりクリスピーになっている印象を受ける。先代がやっていたことを踏襲しているだけだとご本人はおっしゃるが、穴子天丼(特にそのクリスピーさ)に関する限り、四代目は先代を超えたと言っていいだろう。
天ぷら
ごま油(玉締め絞り)で軽く仕上げるタイプの天ぷらである。実はこちらのお店で穴子天丼以外のものを頂いたのは四代目がお店を引き継いでからなので、先代の天ぷらは頂いたことがない。四代目の天ぷらは、初期の頃は衣が少々厚めで、少しモサっとした感じだったし、油切りも今ひとつだったと記憶しているが、そのようなイメージは今はまったくない。随分と軽く仕上げられ、スッキリとした感じ。
実に研究熱心で、ちょっとしたところで工夫を凝らしていらっしゃる印象。絹鞘を小さく折り畳んだものをあげたものを夏に頂いたことがあるが、甘味がぐんと上がってきて「絹鞘ってこんなに甘いんだ!」と驚いたこともある。ブロッコリーの天ぷらを頂いたのもこのお店が初めてであるし、2021年になってからは鮪や小肌も天ぷらにするようになったから驚きだ。鮪は紫蘇で巻いたものを揚げる。小肌は紅葉おろしと青葱を天つゆに入れてレモン汁を加えてポン酢を作り上げて、そこに小肌の天ぷらをたっぷりと潜らせるというスタイルである。
天茶は緑茶を掛けたもの。自分は緑茶を掛けた天茶が余り好きではないので、こちらでは天丼を頂くことが多い。
お料理
日本三大料亭の一つである新喜楽で長く修行されていたので、お料理の腕は確かである。鱧の天ぷらが鱧出汁スープのなかに入ってたものは絶品であった。見た目はシンプルだが、酒と水と鱧出汁だけでちょっと強めの味に仕上げられたスープで、鱧の臭みは全くなく、鱧の弾力ある食感としっかり味の出汁との相性が抜群であった。そのほかにも、茗荷の天ぷらを載せた小振りな煮麺をサラリと出してみたりなどしてくれる。
先代の頃からそうだったが、ランチ天丼の先付も手抜きなく、目立たないかもしれないがきちんとしたものをいただくことができる。注:2022年夏に穴子天丼をいただいたときには先付けがサラダになっていた。
サービス
まだまだお若い女将さんとの二人三脚である。この投稿(2020年)の時点では一人目のお子さんが産まれたばかりで、女将さんが子供を背中に乗せてサービスをしている。しばらくは多めに見てやってほしい。