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ディープな近江の湖山の幸
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くわへり
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くわへりさんの他のお店の口コミ
店名 |
ひさご寿し(ひさごずし)
|
---|---|
ジャンル | 寿司、日本料理、郷土料理 |
予約・ お問い合わせ |
0748-33-1234 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR近江八幡駅より800m、徒歩約10分 近江八幡駅から778m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
カウンター、個室ご利用の場合サービス料10% 座卓・足付膳での個室利用は15% |
席数 |
100席 (宴会最高60人) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 60人 |
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可、10~20人可、20~30人可、30人以上可) 個室に余裕があれば2人~3人でもOK |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙
個室喫煙ルームあります |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、バリアフリー、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト、デリバリー |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 離乳食・粉ミルクの持ち込みOK。詳しくはご相談ください。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1961年 |
お店のPR |
会席料理、伝統上方寿し、近江八幡郷土料理の店。
伝統的な上方寿しやオーソドックスな寿し、日本料理・滋賀の郷土料理のアラカルトがいろいろあります。 |
初投稿者 |
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かなり以前から、なぜかパソコンお気に入りのグルメファイルに入っていた「ひさご寿司」。多分テレビ番組で紹介されていたのだと思いますが、どうしてファイルしたのかもう思い出せません。
湖東旅行の機会に、近くのビジネスホテルに泊まって行ってきました。
「寿し」を名乗っているものの、HPやクチコミを見るとお寿司以外に湖国独特のメニューにも力を入れているようです。
おまかせのコースでと思っても、HPにはコースの具体的内容の記載がありません。季節やその日の仕入れによって変化するので載せられないのでしょうね。
電話予約の際、1万円くらいまでで近江らしいものをとお願いしたところ、多少ディープなものを板さんと相談して用意しましょうということになりました。
金曜日の午後6時。大通り側の入口から入ると、手前のテーブル席に客の姿は見えませんでしたが、奥の方ではすでに宴会も始まっていたようです。
その後、予約のある人ない人、観光客風、常連さんと次々入店がありました。かなり広いお店なので特異日でもない限り満席の心配はなさそうでした。
中央の広いテーブルに通されました。
予約としては、コース料理の近江会席ということになっていたようです。
まず、桜の花びらに切ったうど(だったかな?)を飾った白魚や川海苔の一鉢。
ニゴロブナのから揚げの白みそ仕立て。
ホンモロコの素焼き。
最近は捕れないと聞いたビワマスはわさび醤油で。まったりとした舌ざわりがおいしい。
ニゴロブナのじょき(骨切りした細造り)は酢味噌で。まぶされた山椒の若芽の香りがさわやかです。
なぜか湖魚に混じった鯨の刺身。
ニゴロブナの飛竜頭。
発酵食の三種盛りは、名高い鮒ずしは店長手作りの3年物、この時期だけというニゴイの麴漬け、鮒の子のからすみ。
お願いした通り、琵琶湖の魚が満載です。
(ごめんなさい。メニューがないので記憶違いがありそうです。)
料理の最後は店長自ら調理してくれる鍋物が登場します。こちらでは、じゅんじゅんと呼ばれる料理のようです。
大皿に地元のネギなどの野菜とともに並べられた、真っ白い脂肪のたっぷりついた鮮やかな赤身の肉は、なんとツキノワグマとアナグマだそうです。
おお、確かにこれはディープかも。
まずしゃぶしゃぶで味を見てくださいと、店長がやや甘口の醤油味のだし汁の中でさっと火を通した二種類の肉を小鉢に盛り入れ、白っぽいあらびきの粉山椒をかけてくれます。
いささか緊張しつつ口に運ぶと、どちらの肉も脂のしつこさや肉の臭みは一切なく、文字通り口の中でとろけていきます。
特にアナグマは、なんだろう、この味は?と考えて思い出したのは、ミルクの甘味、バターのこく。
店長によるとアナグマは口の奢ったグルメでドングリを好むため、肉にも栗の甘みがでるのだそうです。
煮込んだ味も試してくださいと言われ、最後は肉のうまみを吸わせたレタス、豆苗まで美味しく頂きました。
それにしても、子供の頃読んだ本の一節にあって今でも記憶している「(有名なたぬき汁は本当はアナグマ汁ではないかと言われています。臭みのある狸と違い)アナグマはおいしいのです」という記載を、60年の年月を経て体験するとは感動ものでした。
ちなみに帰宅後調べると美味ではあってもそれなりに癖もあるジビエのようで、慎重に選ばれた肉だったのかと思います。
お酒は湖東の酒から、権座、六方、松の司と頂きました。
どれもさっぱりした中に味わいも感じられる美味しい日本酒でした。料理にもよく合います。
中でも権座は、西の海の中に浮かぶ飛び地の田んぼに船で渡って作る酒米、渡船米から作られる希少酒とのことで、こういうお酒が頂けるのは旅の楽しみですね。
料理の後は、塗りのお重に入ったお寿司。
白ばい貝の小柱、旬の今が一番おいしいというとり貝、小肌風に酢締めされた二品はハスの子とホンモロコの子(どちらも薄茶色の肌がきれい)。手巻きのトロたくに締めの芽ネギ。
瀬田蜆の赤だしつき。
デザートはフルーツと鈴の形の小さな最中(たねやさんではなかったような)。
サービスは思いのほか気さくな感じで、サービス料の加わるカウンター席を希望すればまた雰囲気が違うのかもしれません。
お酒などについて質問するとその場でスマホ検索をして教えてくれるのが親切なような、少々頼りないようなでした。
お店に飾られた浮き球のシャンデリアや日牟禮八幡のお祭に使う松明のミニチュアなどについても、いろいろ説明してもらいました。
これだけ頂いて二人で3万円に届きません。
すっかりディープな近江の味に浸った満足の一夜になりました。