18回
2025/02 訪問
2月の松川さん
今年最初の松川さんは一番大きな個室の予約。
年が明けると蟹は出さない日本料理店があるなか、こちらは禁漁の直前まで間人蟹(松葉蟹)をふんだんに使ったコースとなります。
見ての通り品数は多いですが、提供スピードもサーブも寸分の狂いなくスムーズにやり切るところにも東京の日本料理の絶対王者の貫禄を感じずにはいられません。
今年の予約はだいぶ不定期にはなっていますが、今年も四季折々の食材、料理を楽しませていただきたいと思います。
【2025年2月のおまかせ】
★間人蟹の蒸し寿司
★焼き蟹(爪と脚)
★鯛と伊勢海老のお造り このわた
★白子と生ウニの柚子窯蒸し
★帆立の真薯碗 キクラゲ ばちこ
★ふぐ刺し 白子和え
★唐墨餅
★本もろこ
★甘鯛と菜の花の出汁餡がけ
★鴨焼き 揚げネギ 海老芋味噌だれ
★鮑とわかめのしゃぶしゃぶ
★シラウオの天ぷら 唐墨そば
★お食事
★黒豆の水羊羹
2025/03/12 更新
2024/10 訪問
秋の松川さん
10月の松川さん。時期的に松茸(この日は岩手県産)が中心の構成でした。
本当にたくさんの種類の料理が出てきますが、食後感が思いのほか軽いのは流石としか言いようがないです。ずっと言い続けてますが、やはり東京の日本料理の頂点に君臨するお店だと思います。
【2024年10月のおまかせ】
★伊勢海老、栗、むかご 蟹味噌ポン酢
★ワタリガニの飯蒸し、キャビア、菊花
★淡路鯛のお造り、岩茸
★松茸と毛蟹真薯のお碗
★カワハギ 肝醤油
★松茸と鮑のつけ焼き
★焼き甘鯛、たたき蓮根、新銀杏、出汁餡がけ
★松茸の和牛の焼き物
★松茸フライ
★焼き無花果
★蕪の出汁がけと半生ばちこ
★冷たい蕎麦、蛤の天ぷら
★松茸と和牛のしゃぶしゃぶ
★松茸ご飯
★いつもの食事
★焼き栗
★水羊羹
★お薄
2024/10/25 更新
2024/02 訪問
東京の日本料理の頂点に君臨するお店
今年最初の松川さん。
蟹のある時期でしたので、例年のように間人蟹を焼きと飯蒸しなどでいただきました。
ご存じのとおり、料理の献立は季節を通してほぼ変わることがありません。この日出てきた料理もいずれも過去に何度かいただいたことのあるものばかり。それでいて食べる前の期待値を大きく超えてくるのだから本当にすさまじい完成度だと思います。
特にこの日最も感動したのは琵琶湖の天然もろこ。サイズ、焼き加減、塩加減が本当に絶妙で、今さらこんなにうまいもろこに出会えるのかありふれた料理ながら感嘆してしまいました。圧倒的美味とはまさにこのこと。
【2024年2月の献立】
★香煎茶
★間人蟹の飯蒸し
★間人蟹の焼き蟹
★生ウニと天然虎河豚の白子の柚窯蒸し
★伊勢海老の昆布締め 鯛 このわた
★天然虎河豚の白子和え
★茹で蟹
★帆立の真薯碗 生木耳 半生ばちこ
★もろこ塩焼き
★グジと菜の花葛餡
★焼き鼈
★鴨しゃぶ
★鴨出汁のつけそば
★御食事
★黒豆の羊羹
★お薄
★苺ゼリー
(飲み物)
★お茶とミネラルウォーター
2024/02/05 更新
2023/03 訪問
桜の季節の松川
去年と同じく桜の花が咲く時期にお邪魔しました。
筍、山菜、桜マス、花山椒など春の食材をふんだんに使ったお料理を堪能。
【2023年3月のおまかせ】
★トゲクリガニの飯蒸しとベルーガキャビア
★フキノトウと鮑の天ぷら、みる貝
★伊勢海老の昆布締め、鯛のお造り、鯛の白子醤油
★帆立の真薯、生木耳、半生ばちこのお碗
★サクラマス、花山椒のせ
★筍と蛤の炊き合わせ
★もろこの塩焼き
★甘鯛の焼き物と菜の花餡
★近江牛、筍、花山椒
★鮑とワカメのしゃぶしゃぶ
★冷たいそば 白魚、フキノトウの天ぷら
★近江牛、筍、花山椒のしゃぶしゃぶ
★ご飯、味噌汁、お新香、おかず
★水羊羹
★お薄
★イチゴゼリー
(飲み物)
★生ビール
★日本酒1.5合
(おみやげ)
★ちりめん山椒
★筍ご飯
お会計:約73,000円
2024/01/26 更新
2023/01 訪問
贅沢過ぎるランチ
1月終わりの松川さん、蟹を中心とした冬の食材を堪能。
3年前もちょうどこの時期にお邪魔していたのですが、写真を見返したらコースの内容がほとんど同じでした(笑)それでもこの上もない満足感。お値段はだいぶ高くなったけど、いつまでもここに来られるように頑張ろうという気にさせてくれます。
食材、調理技術、サービス、店のしつらえ、ロケーションその全てがThe top of the top。今もって東京の日本料理の頂点に君臨し続けるお店だと思います。
【2023年1月のコース】
★香煎茶
★間人蟹の蒸し寿司
★間人蟹の焼き蟹
★生ウニと天然虎河豚の白子の柚窯
★伊勢海老の昆布締め 鯛 このわた
★天然虎河豚の白子和え
★帆立の真薯碗 生木耳 半生ばちこ
★もろこ塩焼き
★間人蟹の昆布締め
★グジと菜の花葛餡
★焼き鼈
★鴨しゃぶ
★鴨出汁のつけそば
★御食事
★黒豆の羊羹
★お薄
(飲み物)
★お茶とミネラルウォーター
お会計:約75,000円
2024/01/26 更新
2021/01 訪問
松川の間人蟹
久々に松葉蟹のある時期に伺うことができました。
相変わらず立派な間人蟹を使われてますね。聞けばあまり大きすぎるものではなく、1.2㎏くらいまでのものを選ってもらっているとのこと。
この日は飯蒸し、焼き、昆布〆で出てきました。最初にドンと裁く前のものを見ているのでもっと食べた気がしてたのですが、それほど多くはありませんでしたね(笑)
それにしてもこの日も圧巻の献立でした。これだけの皿数がテンポよく出てきて、すっとお腹に入っていくのは本当に何なんだろ、といつも不思議に思います。
【2020年1月お昼の献立】
★間人蟹の飯蒸し、焼き蟹
★雲丹と河豚の白子の柚子窯
★明石鯛と伊勢エビのお造り
★帆立の真薯とばちこのお椀
★ふぐ刺しポン酢
★唐墨餅みぞれ餡がけ
★間人蟹の昆布〆
★グジの菜の花餡がけ
★スッポンのつけ焼きと堀川牛蒡の天ぷら
★鴨しゃぶ、お蕎麦
★白魚とフキノトウの天ぷら
★ご飯、みそ汁、お新香、ちりめん山椒、いくら、生唐墨、海苔
★黒豆の水羊羹
★お薄
(飲み物)
★生ビール、炭酸水
お会計:約56,000円
2021/03/04 更新
2019/03 訪問
東京の日本料理の頂点に君臨
”神の手”発動により、当サイトでは銀座しのはらにNo.1の座を譲り渡してしまいましたが、それでも間違いなく東京の日本料理の頂点に君臨するお店。
とにかく「ハレの日の料理」感が強過ぎるので、個人的には半年に一度くらいの訪問が逆にちょうどよかったりします。そんなことを店側が察してかどうかは分かりませんが、ここ数年自分の予約は大体半年サイクルで回ってます。
一部の力のある方々の献立を除いては、毎年ほぼ変わり映えすることはありませんが、それでも舌の肥えたゲストたちを唸ら続けるところは流石の一言。
正直言うと、料理の構成などは好きなタイプの料理屋と少しかけ離れているのですが、やはりここだけは別格。そんなことなどお構いなしにいつも大満足させてくれます。
次回は運良く松茸がありそうな時期に予約が入れられたので、今から楽しみです。
2019/05/19 更新
2018/06 訪問
現代日本料理トップランナー
約8ヶ月ぶりの松川。
その間いろんな方から声かけていただくものの、なかなか予定が合わず1年近くも間が空いてしまいました。
6月も半ばでしたので、もちろん焼き物は天然鮎。滋賀安曇川のやや小ぶりの鮎をいただきました。
他にも鮑、赤雲丹、鱧、賀茂茄子などの夏の食材に加え、とり貝など春の名残の食材もちらほらと。
お邪魔する時期が同じだと、出てくる料理もいつもほとんど同じなのですが、毎回変わらず感動に浸れるのが松川さんの魅力。
最後の食事も、甘味の水羊羹も何回いただいても飽きることがありません。
次回自分で取った予約は来年の春なので、誰か今年の松茸の時期にでも誘ってください(笑)
2019/03/12 更新
2017/10 訪問
松川の松茸
約半年ぶりの松川。
今年も運良く松茸の時期に予約が入ってました。
この日は奥の座敷でLA在住の友人夫妻と3人で。
こちらは外国人にはやはり予約ハードルは相当高いようで、声を掛けたら二つ返事で「行く!」との回答。随分と喜んでもらえて誘った方としても素直に嬉しかったですね。
料理は、いつものように皿数は多く、最初から最後まで素材の持つ力を極限まで高めた料理の連続。恐らく去年とほぼ同じ料理をいただいていますが、それでも新たな感動があるのが松川さんのすごいところ。
唯一残念だったのは、去年初めて食べて感激した生松茸を使った松茸ご飯が今年はいただけなかったことかな。
それでも松茸を使った料理は、お椀、焼き物2種、しゃぶしゃぶとたっぷり4皿。
それ以外も大好きな毛蟹の飯蒸しや肝醤油でいただくカワハギのお造り、絶妙なサイズの琵琶湖の小鮎などもう非の打ちどころのない構成。
ハレの日にいただく日本料理としては、やはりここが東京では一番ですね。
次回予約は来年の夏だけど、きっと4月の花山椒の頃に誰かが誘ってくれることでしょう(笑)
【2017年10月のおまかせ】
★香煎
★伊勢えびの炭火焼とむかご
★毛蟹の飯蒸し、菊花とキャビア乗せ
★真鯛のお造り
★カワハギのお造り、肝醤油とポン酢
★松茸と毛蟹真薯のお椀
★スルメイカのルイベ
★松茸と鮑のつけ焼き
★小鮎の塩焼き
★若狭グジと蓮根餅、蓮の実添え
★和牛フィレの炭火焼、裂き松茸添え
★なめこと辛味大根の冷たい自家製蕎麦
★和牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
★お食事(味噌汁、お新香、生いくら、生唐墨、ちりめん山椒、海苔)
★水羊羹
★和栗のお菓子
★果物のゼリー
(お酒)
★ビール
★日本酒(鄙願)2合ほど
お会計:約55,000円
2019/03/12 更新
2017/03 訪問
やはりここは現代日本料理の極み/松川
約半年ぶりの松川さん。
前回は松茸の時期で松茸づくしなコースでしたが、今回は季節の変わり目ということで、新筍を除いてはかなりオーソドックスなコースでした。
ただ、食後感という意味では約半年空いたからというのもあるでしょうが、過去最高レベルに満足することができました。
やはりものには程度というもの、嗜好というのがあって、僕にとっての松川さんは半年くらいの周期でお邪魔させていただくのがちょうど良いのかもしれません。
ということで、今度はまた半年後、またちょうど松茸の季節に伺わせていただきます。
【2017年3月の献立】
★トゲクリガニ(花見カニ)の飯蒸し
★蒸し鮑と雲丹
★鯛のお造り
★閖上の赤貝のお造りと鶯菜
★蛤と筍の炊き合わせ
★本みる貝、フキノトウの天ぷら、そら豆
★本もろこの炭火焼
★近江牛の炭火焼
★冷たい蕎麦と白魚の天ぷら
★筍の炭火焼
★鮑のしゃぶしゃぶと新わかめ
★ご飯、味噌汁、お新香、ちりめん山椒、いくら、生唐墨、海苔
★水羊羹
★御薄
★苺のゼリー
お会計:約42,000円(飲み物は御馳走になったので飲み物代は含まれません)
2019/03/12 更新
2016/11 訪問
現代日本料理の極みともいえる体験/松川
東京赤坂にある紹介制の日本料理店。食べログの「Japan Restaurant Award 2016」でも第1位に輝くお店です。総合スコアも2016年11月時点で4.86点とカンテサンス、柳家に次ぐ堂々の全国3位となっています。
松川の料理を一言で表すとすると、やはり「圧倒的な食材の力」ということになるのでしょうが、その食材もお金を積めば手に入るほど易しいものではないはずだし、食材の力を活かす調理技術もそんな単純なものじゃないと思います。また、保存技術や輸送技術が高度に発達した現代だからこそ実現できる味も多いはずで、その意味でもやはり現代日本料理の最高峰といっても間違いではないでしょう。
11月の初旬にお伺いしましたが、今年は松茸が豊作だったため、昨年に続きこの時期でもギリギリ松茸のコースをいただくことができました。
この日圧巻だったのは、「特製生松茸ご飯」。土鍋で炊いたご飯を蒸らしている最中に生の松茸を土鍋に投入し、お米と一緒に松茸を蒸らして半生の状態で御飯を一緒にいただくという逸品。松川さんの底力をまざまざと見せつけられた一品でした。
松茸以外も肝醤油でいただくカワハギのお造りや冷たいなめこ蕎麦、伊勢海老とキャビアの飯蒸しなど大満足のコースでした。お値段もハンパないことなりましたが、また来年も松茸の時期に是非訪れたいですね。
【記憶に残る一品】
★特製生松茸ご飯
★肝醤油でいただくカワハギのお造り
★氷の器でいただく冷たいお蕎麦
★水羊羹
【こんな人におススメ】
★懐具合を気にせず、最高の食材を最高の調理で楽しみたい方
【予算】
★食材により35,000円~50,000円くらい(飲み物別)
【訪問回数】
★4回
【2016年11月初のコース(松茸コース)】
★伊勢海老 海老味噌の特製タレ
★毛蟹と菊の花 ベルーガキャビアの飯蒸し
★真鯛のお造り
★松茸と紅ズワイガニの真薯椀
★スルメイカのルイベ
★鮑と松茸のつけ焼き
★カワハギのお造りと肝醤油
★グジの塩焼きと加賀蓮根 蓮根の実の葛仕立て
★近江牛ヒレの炭火焼と裂いた焼き松茸
★焼き松茸
★蕪と炙りばちこの焚き物
★辛味大根となめこの冷たいすだち蕎麦
★近江牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
★特製生松茸御飯
★お食事(ご飯、味噌汁、生カラスミ、生いくら、ちりめん山椒、海苔)
★和栗と餡のデザート・お薄
★グレープフルーツゼリー、柿
(お酒)
★ビール
★日本酒(鄙願)1合
お会計:約56,000円
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【2016年6月お昼のコース】
★鮑の冷製と肝のソースと雲丹
★鱚の飯蒸しとベルーガキャビア
★淡路産真子鰈のお造りと唐津の赤雲丹
★宍道湖の天然鰻と冬瓜のお椀
★毛蟹と木耳の土佐酢ジュレがけ
★鱧とばちこ、とうもろこし揚げ
★京都美山と滋賀安曇川の鮎の食べ比べ
★賀茂茄子の炭火焼き
★すっぽんつけ焼きと新牛蒡
★徳谷トマト
★鱧のしゃぶしゃぶ
★オクラの入った冷たい蕎麦
★ご飯、じゅん菜のみそ汁、ちりめん山椒、生唐墨、いくら、海苔
★水羊羹
★お薄
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2015年10月某日。お誘いいただいて2回目の松川。
季節的にこの日は松茸を中心とした構成。冬の蟹ほどではないにせよ、普段よりも料理のお値段は+5,000円~10,000円程度とのこと。
正直お料理の印象は、初回訪問時のインパクトが強すぎて、前回ほどではなかった反面、やや冷静にこの今東京で最も光彩を放つ日本料理店の凄さを見ることができたと思います。
使っている食材は、やはり前回同様「ピンの中のピン」を使っているのが自分ですら分かりました。これだけの食材をすべてのゲストに出し続けるだけでもすごいこと。お金さえ積めば仕入れられるものでもないだろうし、仕入れ先との信頼関係あってこそのこの食材なんだろうな。
反面、やはり食材の良さを活かすためか、調理法はどれも至ってシンプル。食材に何使っているのか聞かなくても分かる料理が大半。「日本料理は食材が命」という確固たる哲学があるかのごとく、食材の持つ力を前面に押し出す料理の連続。ひょっとしたらこの辺が評価の分かれてしまうところかも。
とはいえ、出汁の取り方などは本当に素晴らしく、塩味を感じるか感じないかギリギリの出汁。こうすることで出汁本来の旨み、香りがより一層引き立つ気がします。これは前回気づかなかったところかも(気づくだけの余裕がなかったかも)。
また、今回も個室での利用だったのですが、サービスの方が我々の会話を聞いていたのかどうか、ここの水羊羹が絶品であることを話していたところ、この日もコースの最後に出してはくれたのだけど、聞くと「今、固めてます」とのこと。前回はフルーツの前に提供されたのが、今回はフルーツの後、本当の一番最後で出てきました。デザートの品数も前回より1皿多いです。きっと、本来この日のコースには含まれていなかったのを、こちらの会話を耳にして急きょ作ってくれたのだろうと思います。ひょっとしたら私の勘違いかもしれないのですが、こういったことをさらっとやってのけられるところも今回の新たな発見。
お代の方は、お酒込みで約50,000円と常識では測れない金額にはなってしまいましたが、このような日本料理店で再び食事ができることに本当に感謝した夜でした。
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昔の上司と今の上司の会食に(ほとんどおまけで)お呼ばれしてこの日伺ったのがこちら松川。
場所は、赤坂アークヒルズの裏、米国大使公邸の脇にあるレジデンスの1階部分の一部がお店になっています。
来たことがある方は分かると思いますが、このあたりは超都心にあって、高台で人も車も極端に少ない何とも不思議な一帯です。(米国大使館関連施設があるから色々と制限があるんでしょうね)
店内にはカウンター、座敷、個室と用意されていますが、この日は小さい方の個室での会食となりました。
お料理は、おまかせのみです。
最初はビールで乾杯して、喉を潤したところで、この日はあとはずっと日本酒(鄙願)で。
おまかせの料理は、初夏を感じさせる構成でした。
鮑の冷製と雲丹、肝のソースを添えて(ジュレがかかってたのですが、何かは忘れてしまいました)
…一皿目にふさわしい爽やかな一皿。定番ですが肝のソースと一緒に食べることで淡白な鮑が複雑な味に一変しますね。
内子付き渡り蟹、ベルーガのキャビアを乗せて
…これも淡白な渡り蟹の身に内子とキャビアを添えることで、重層的な旨味が楽しめました。
伊勢エビとカレイのお造り
…すだちを絞って、塩と醤油両方でいただきました。生まれて初めて伊勢エビが美味しいと思えましたw
穴子の瓜のお椀
…しっかりと取られた出汁に野菜の甘みが加わった椀でした。美味しさもさることながら、塗り椀の美しさに見とれてしまいましたw
焼き鱧とこのこ、トウモロコシの天ぷらを添えて
…これまた淡白な鱧と香りの強いこのこの組み合わせ。このこも塩抜きがしっかりされていて、お酒なしでも美味しくいただけました。また、一緒に出てきたトウモロコシの甘さときたら。。。
稚鮎の塩焼き
…小さいからか1人2尾ずつw。この時期は稚鮎で我慢ですね。来月になると全国で漁が解禁になるので、きっともう少し大きめの天然の鮎が出てくるのでしょうね。
牛フィレ肉の焼き物花山椒のせ、新牛蒡を添えて
…これまた淡白な牛フィレ肉と花山椒という組み合わせ、付け合わせの新牛蒡の食感と相まって素晴らしいバランスです。
徳谷トマトとグリーンアスパラガスのゼリー寄せ
…箸休め的な一品。徳谷トマトって初めて食べましたが本当に甘いですねw
グジ(甘鯛)と豆腐の炊き合わせ
…やや強めに塩を効かせて焼いたグジと焼き豆腐の炊き合わせ。かかってる出汁まで当然美味しくいただきます。
自家製のじゅん菜蕎麦、氷の器で
…最後食べる直前につゆを掛けてもらいます。氷の器なので、時間が経てば経つほど蕎麦が冷たくなるという仕掛け。
穴子と鱧のお寿司
…笹の香りがほんのりと感じられるお寿司。これ見ると日本料理のルーツってやっぱ関西方面なんだな、となぜか実感w
お食事
…白いご飯に赤出し。ご飯には自家製のちりめん山椒、イクラ、カラスミ、海苔がのせ放題、しかもおかわり自由。。。お言葉に甘えて、こんだけ食べてきたにも関わらず、お茶碗2杯いただいてしまいました。
水羊羹・甘夏のゼリー
…上司曰く、形をとどめているのが不思議なくらいに柔らかい水羊羹。口の中で溶けてなくなるとはまさにこのこと。最後は柑橘系のゼリーをいただいておまかせが一通り終了です。
かなりの量を食べましたが、どの料理も味、香り、食感、温度などが計算され尽くされた印象で、まったく隙のない美味さ。
使ってる食材も相当高級なものばかりですが、それすら嫌みに感じることがありません。
ゲストに少しでも満足してもらうことを考えた結果の選択が、たまたま世間一般に言う高級食材だったということだと思います。
最後に、皆さん同じ想いを抱くとは思いますが、やはり一度訪れてしまうと一度ならず季節ごとに訪れたいお店でもあります。
予約も困難だし、料金も相当ですが、それでもちょっと(いや、かなり?)背伸びして通い続けたい日本料理店です。
2016/11_この日の松茸
2016/11_伊勢海老
2016/11_海老味噌タレ
2016/11_毛蟹と菊の花の飯蒸し、ベルーガキャビア乗せ
2016/11_真鯛のお造り
2016/11_スルメイカのルイベ
2016/11_松茸と鮑のつけ焼き
2016/11_カワハギのお造り
2016/11_カワハギの肝醤油
2016/11_ぐじと加賀蓮根
2016/11_牛ヒレの炭火焼き焼き松茸乗せ
2016/11_焼き松茸
2016/11_蕪と炙りばちこ
2016/11_冷たいなめこ蕎麦と辛味大根
2016/11_近江牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
2016/11_
2016/11_近江牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
2016/11_近江牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
2016/11_近江牛ロースと松茸のしゃぶしゃぶ
2016/11_
2016/11_特製生松茸ご飯
2016/11_味噌汁
2016/11_ちりめん山椒
2016/11_海苔
2016/11_生唐墨
2016/11_生いくら
2016/11_ご飯
2016/11_”松川ご飯”
2016/11_和栗と餡のデザート
2016/11_お薄
2016/11_柿とグレープフルーツゼリー
2019/03/12 更新
2月続けての松川さん。この日はカウンターで仲良し夫婦との会食。料理は前月と同じものも多数あったけど、所々に他のお客さんとは料理を変えてくれたりして心遣いを感じる内容。テーブルと出てくる料理は同じだけど、やはりカウンターの方がより楽しめる気がしますね。
【2025年3月のおまかせ】
★香煎茶
★蟹の蒸し寿司
★焼き蟹
★ふきのとう、鮑の天ぷら みる貝
★伊勢海老の昆布締め 鯛 このわた
★虎魚とふぐの白子のお椀
★桜鱒と花山椒
★筍、蕗、蛤の炊きもの
★本もろこ
★甘鯛と菜の花の出汁あんがけ
★猪と海老芋味噌、揚げねぎ
★鮑とわかめのしゃぶしゃぶ
★冷たいお蕎麦 シラウオと蕗の薹の天ぷら
★お食事
★甘味