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夜の点数:4.2
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.2
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|雰囲気 3.8
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 3.4
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.2
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| 雰囲気3.8
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク3.4 ]
やっとやっと300レビュー達成。割烹で好きなもんを好きなだけ頂きました。
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2016/03/06 更新
最近,何軒かの馴染みの店に行く事が多く,新規開拓ができないでいた。でも行きたいなと思う店も沢山ある。ここ「島之内一陽」もそんな店の一つであった。以前から何回か予約の電話を入れるも,なかなか予約が取れなかったが,この度,念願叶って予約を取る事が出来た。
今回はお座敷での食事。まずはビールを注文し,じっくりとメニューを見る。こちらの店はコースは用意していないようで,アラカルトで注文する方式。程なくビールと付出しが運ばれてくる。付出しは水菜としめじの胡麻味噌合え。水菜のしゃっきりとした歯触りに,胡麻味噌のまったりさと香ばしさがうまく調和し,ビールが進む。
頼んだ料理は次のとおり。
まずは,造り盛り合わせが運ばれる。さっそく日本酒に切り替える。造りは,アオリイカ,鱧焼き霜,鮪かまの身,天然鯛,天然鰤,秋刀魚の六種類。アオリイカは身の部分と下足の二種。身の部分はまったり下足はコリッとした中にいずれも甘味あり。鱧は骨切りした身の表面をさっと炙ったもの。香ばしさに加え上品な脂が乗った身は,今まで食べた鱧の中でも1,2を争う旨さ。鮪は海苔に巻いて頂く。海苔の香りが鮪の爽やかさを引き立てる。鯛は新鮮で爽やかだけどこっくりとした旨さ,鰤もまったりとした脂が乗って,これまた旨い。秋刀魚もなかなか。いずれも食べ頃を考えるて供されており秀逸であった。
次に,鮑と雲丹の焼き物。大振りの鮑に生雲丹を乗せて軽く焼いたもの。鮑は柔らかで滋味あふれ,雲丹の甘さと一体になって口に広がる。本当に旨い。お代わりがしたくなる。
3品目は,雲丹と蓮根饅頭。蓮根生地に雲丹を混ぜて饅頭にし,葛あんをかけたもの。雲丹の風味の饅頭はむっちりし,あんの出汁加減も絶妙で,これまた旨い一品であった。
4品目は 穴子と牛蒡の卵とじ。柳川鍋のような風味。牛蒡の素朴な味わいが穴子のクセを押さえ,甘い割り下と卵の優しさで包み込まれたもの。
5品目は,ノドグロ塩焼き。30センチ近いノドグロが半身で供される。その身は滑らかな食感で,上品な塩加減が素晴らしく,白身でありながら脂の旨みが全面に主張してくる。身の部分だけでなく,ほほ肉,目玉の周り,かまなども食べ尽くし,骨までしゃぶった。食べ尽くした後,いわゆる「鯛の鯛」の部分を取り出して紙に包み,お守りとして財布に入れる。
6品目は,和牛一口串カツ。オーロラソースを付けて頂く。適度に霜降りのお肉で柔らかくかつコクがあって旨みたっぷり。串カツ屋のそれとはなぜか全く違う食べ物のように感じた。
7品目は,豚肉竜田揚げ。醤油の香ばしさと豚の甘みが絶妙。
8品目に,〆でドライカレーをお願いする。ご飯の上に挽肉たっぷりのドライカレーがかけられ,その上に温泉卵が乗せられている。辛みを押さえ,カレーの香りと挽肉の旨みを活かしてあり,温泉卵の優しさ,まろやかさがうまく調和して,〆にはぴったり。お腹いっぱいになった。
料理は,良い素材を選び,その素材の旨さを充分に生かして調理されており,どれも旨かった。大将その他の料理人の方の腕は確かであると感じた。
日本酒は,秋鹿,東北泉,ハ海山など6種類ほど。1合で700円。ただ,本醸造レベルのものもあり,もう少し旨い酒を揃えても良いのではないかな,と感じた。これに比してワインの品揃えは豊富だった。
メニューには料理のお値段は書いてないため,どの位の料金になるのか不安だったが,料理だけだと6000円から7000円の間だと思われる。料理の内容やボリュームを考えるとCPも高い。
若い大将を中心に,みなキビキビと働かれており,気持ちいい。店を出るときには大将が店外まで見送ってくれ,その心遣いもうれしかった。カウンターも座敷も清潔だったし,心地よい一時を過ごせた。また,季節毎に来訪し,できればカウンターに陣取って大将らと話をしながら,また好きなものを好きなだけ食べたいな,と思った。