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moiutyaさんのマイ★ベストレストラン 2009

=美味しい料理に美味しいお酒 大切な人との語らいのひと時=

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

おおさか料理 浅井 (長堀橋、心斎橋、日本橋 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2009/03訪問 2015/09/30

おおさか料理が堪能できる割烹

 久しぶりに,ミナミで割烹の新規開拓を兼ねて,前々から一度訪れたいと思っていた喜川淺井へ,これまた久しぶりに逢う懐かしい人と来訪。法善寺の喜川は,かなり前昼に来訪したことがあり,美味かった想い出があったため,この日も期待がふくらむ。

 喜川系列の特色である長い和紙に書かれた100品を越えるお品書きを元に,いわゆるアラカルトで注文することも考えたが,初めてのお店であったため,8400円のコースを予約しておいた。
 
 カウンターに案内され,まずは,ビールで乾杯し,その後日本酒に切り替えて料理を頂く。

 先八寸として,蛤の白和え,キクラゲ蒲鉾,魚の甘露煮(魚の種類は忘れたが)の3品。
白和えは,蛤の他ずいきや枝豆などが,少し胡麻を利かせた和え衣でまとめられている。和え衣の香り高さの中で,それぞれの素材本来の持ち味が引き立てられており,とても旨い。キクラゲ蒲鉾は,素朴で優しい味わい。甘露煮は,魚でありながらよくできた豚の角煮を思わせるような濃厚で落ち着きのあるものであった。

 椀物は,穴子の牛蒡巻き白味噌仕立て。牛蒡の香りとそれを包む穴子のコクのある旨みを,とろりとした白味噌の甘くて濃厚な吸口で包み込まれており,寒い季節にはぴったりの非常に力強い一品でこれまた旨い。出汁加減も絶妙で椀物はやはり和食の要であることを感じさせられた。

 向付は,寒鮃,鯖,烏賊の雲丹乗せ,鮪。上品に設えており見た目も綺麗。いずれも旨みの出る食べ頃を心得て供されている。寒鮃は白身の淡泊さの中に心地よい脂が乗っていたし,鯖はコリッとした歯応えの中に旨み充分,烏賊の雲丹乗せは雲丹の甘みと烏賊の淡泊さがうまく調和しており,鮪は中トロで脂の肌理が細やかであった。

 続いて煮物として,葱鮪小鍋仕立て。葱鮪を頂くのは初めてであるが,醤油と酒で味付けられたさっぱりとした出汁で鮪と葱が炊かれており,鮪には葱の香りが,葱には出汁と鮪の香りがそれぞれ移り,旨みたっぷりの一品。出汁まで綺麗に頂いた。

 焼物は,太刀魚と鰆。太刀魚は皮の上に明太子を,鰆は,菜の花に隠し味にほんの少し大蒜の香りを偲ばせた味噌で和えたものが,それそれ塗られて焼き上げられている。どちらも美味であるが,特に鰆はほっこりとして淡泊な身に味噌の風味が香ばしく,秀逸であった。

 酢の物は,蛍烏賊と季節のサラダ。独活や芹など季節の野菜と蛍烏賊を柚子を利かせたドレッシングでまとめてあり,野菜の歯応えと蛍烏賊のむっちりとした旨みが楽しい。何よりさっぱりとしたドレッシングが旨い。

 飯物は,稲庭饂飩,素麺,じゃこ飯,茶漬け等8.9品の中から選ぶことができた。私は,かちん粥,連れはじゃこ飯を選択。かちん粥は白粥に醤油を絡めて焼いた餅を忍ばせたもの。醤油がとても香ばしくて本当に旨い。また香の物も懐かしい味わいであった。

 最後の水菓子は,玉子プリン。玉子の殻に入れて供される。上品でクリーミー。下手なパティスリーで食べるよりずっとよかった。
 
 日本酒はあまり種類がなく7種類程度であったが,いずれも食事に合う物が用意されている。この日は,百楽門,上喜元,黒龍等を頂いた。

 内装も派手さはないが清潔であり,老舗の風格が感じられるが,かといって重苦しさなく,落ち着けてのびのびと食事が楽しめる雰囲気であった。また,厨房の広さと板前の多さ(常時8名が働いているそうである)にはびっくりした。いずれもキビキビと仕事をされており,見ていてとても清々しい。接客も気持ちいいものであり,連れとの楽しい一時を堪能できた。
 
 どの料理も派手さや華やかさはないが,おおさか料理というだけあって本当に実利的な旨みたっぷりであり,久々にいいお店に出会えたと感じられた。また度々訪れたい。

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2位

割烹 いいもり (祇園四条、三条京阪、三条 / 日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2009/11訪問 2009/11/21

祇園の静かな割烹で晩秋を味わう 

 懐かしい人と逢って晩秋の風情を静かに味わいたく、久しぶりに京都を訪れた。祇園花見小路から少し西の路地に入ったところにあるここ「いいもり」へ来訪した。富山湾で水揚げされた美味い魚を出してくれることで評判の割烹。

 路地から暖簾をくぐると細く長い石畳が続いている。その凛とした雰囲気に、静かに心が燃えてくる。この日はカウンターではなく、2階個室に案内される。

 予約しておいたのは、6500円のコース。まずは富山の地酒「立山」を注文。

 先付は、蟹と白木耳の土佐酢ジュレ掛け。いわゆる勢子蟹の身、内子外子と白木耳を土佐酢ジュレでまとめてある。身はもちろん、内子のまったりさと外子のプチプチ感とのハーモニーが楽しく頂けた。

 椀物は、松茸とぐじと胡麻豆腐。胡麻豆腐の上にグジが乗せられ、その上に松茸。見た目とても美しい。深いけど淡い出汁加減が、松茸の香りやぐじの甘みを引き立ててくれ、文句なしに旨い。やはり椀が旨いと心から落ち着き幸せな気分になる。

 向付は、鮃、あおり烏賊、牡丹海老の造りに、白海老、とろの握り。2人分が長い皿に供されてくる。鮃は上品に脂が乗っており、あおり烏賊はねっとりとした食感、牡丹海老は濃厚な甘みが楽しい。握りも旨い。

 箸休めに銀杏。酒が進む。その後、大徳寺麩と小松菜煮浸し。もっちりさとシャリッとした歯応えという矛盾した二種の食感が共有されている大徳寺麩に驚かされる。

 鉢魚(焼物)は、喉黒塩焼きに唐墨添え。喉黒は脂が乗っており、その塩加減も絶妙。唐墨は比較的柔らかな塩加減で仕上げられている。いずれも旨みが強く酒の進む一品。

 強肴代わりに、幻魚(ゲンゲ)と雲子とエリンギの小鍋。ゲンゲは、日本海側でよく取れる深海魚の一種。見た目のグロテスクさや底引き漁で採れる魚などに傷をつけてしまうことで下の下の魚というところから名前がついた、とか、富山の魚津から見える蜃気楼と幻を掛けて名付けられた、とか言われている。それを雲子とともにあっさりとした出汁で小鍋に仕立て上げられている。ゲンゲは、その柔らかなで淡泊な白身と皮の部分の糸を引くほどの強いゼラチン質との調和が楽しく旨い。雲子もまったりして出汁との相性もよい。出汁まで全部頂いた。

 飯物は、鮭の炊き込みご飯。柚子を利かせたいくらの醤油漬けを乗せて頂く。鮭の豊かな風味に濃厚でありながら柚の香りが爽やかないくらの旨みが口いっぱいに広がる。

 最後の水菓子は、黄粉シャーベット、プリン、梨とイチゴ白ワインジュレがけ。
 
 お料理は、富山で取れた新鮮な魚を中心に組み立てられている。しかし、その新鮮な素材の持ち味を活かすため淡く上品な味付けがなされており、かつ季節感溢れる献立に、京料理の神髄が感じられた。旨かった。ただ、日本酒の種類は少なく(立山他3種類程度)、少し残念であったが。

 お料理を頂いた後、大将が個室まで挨拶に来てくれ色々な話を伺った。御料理に対する情熱もすごく感じられ、気持ちよい接遇であった。

 今回、カウンターではなく個室に通されたが、床の間に飾られた掛け軸や花を愛でながら懐かしい人と静かに語らいのひと時を持つことが出来て結果的にはよかった。しかし、次回は、カウンターに座って、料理を作るところを見たり大将の話を聞きながら食事したい、と思う。また、季節毎に再訪したいと感じたお店であった。 

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3位

先斗町 卯月 (三条、三条京阪、祇園四条 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2009/07訪問 2009/07/16

 納涼床で会席料理

 久しぶりに懐かしい人と逢うことが出来,納涼を求めて京都先斗町にあるここ「先斗町卯月」に来訪。まだ少し明るい6時前に床に上がり,夜の訪れを楽しみながら花会席(8400円)を頂くことにした。まずはビールを頼み,喉の渇きを潤しながら,しばし料理が出るのを待つ。先ほどまでとても暑かったが,今は鴨川から吹くそよ風が心地よい。
 
 先付は,無花果甲州煮と冬瓜の冷菜 。無花果はワインの風味をほのかに漂わせつつも無花果の甘みを残して仕上げられておりそこに焼き雲丹が乗せられている。冬瓜はしっかりと出汁を利かせたもの。とても涼やかで心地よい風味。さっそく冷たく冷えた日本酒に切り替える。

 向付は,鱧落としとあおり烏賊。白く花咲く鱧は,骨切りも丁寧になされておりとても美しい。梅肉が鱧の甘みを引き立て,品よい旨みが口いっぱいに広がる。文句なく旨い。

 椀は,鱧真蒸と鱧の身。真蒸は軽やかで淡泊。口に入れると真蒸そのものは喉の奥にスーと入っていき旨みだけが広がってくる。一方鱧の身は葛打ちがなされて鱧の旨みが閉じ込められており,鱧落としよりしっかりとして鱧の脂の旨さがよくわかる。この二つの椀種をまとめるのはおそらく鱧の骨と昆布で出汁を取ったもの。椀種に負けない力強さがあり,絶妙の吸い加減であった。椀物が旨いととても嬉しい。

 続いて八寸。鮎塩焼き,鱧寿司,鮴甘露煮,手長海老,丸十檸檬煮。これらのものが黒い漆塗りの盆に品よく盛りつけられている。鮎は蓼酢で頂く。小振りだが,その身は引き締まっており香り高い味わい。久しぶりに旨い鮎を頂いた。鮴の甘露煮は優しく,お酒によく合う。手長海老は味醂醤油をかけ焼き上げたもの。香ばしく濃厚な旨さ。鱧寿司は照り焼きの鱧を酢飯に乗せ笹で巻いた形で供される。見た目にも可愛らしく,上品な鱧の脂が酢飯にかすかに浸みて旨い。丸十とは薩摩芋のことだそう。檸檬の風味を利かせて甘くさっぱり炊かれており,口直しによく合った。

 焼き物は,賀茂茄子田楽。八丁味噌と白味噌の2種類。賀茂茄子の瑞々しさと,それぞれの味噌の甘さ香ばしさが調和しており,京野菜の旨さを認識させられた。

 煮物は,穴子,車海老,小芋と茄子の冷製炊き合わせ。出汁をしっかり含ませて炊きあげた小芋と茄子に焼き穴子と車海老白煮を添え,冷たい出汁でまとめ,青柚子を摺り下ろしたものを振って仕上げている。それぞれの素材が出汁の旨さによって引き立てられ,青柚子の爽やかな風味がとても涼やかで心地よい一品であった。

 飯物は,鱧雑炊。これに椎茸昆布と香の物。鱧と昆布の出汁で小振りに切った鱧が入った雑炊は,思った以上に濃厚で,鱧の旨みが鼻腔や口の中に広がってくる。最後まで鱧の旨みを堪能することが出来た。

 水菓子は(おそらく)マンゴーのゼリー。

 床は細長くそれほど広いわけではなかったが,鴨川が目の前に広がり,耳を澄ますとせせらぎが聞こえる。隣の床との間の仕切には店名にある兎が透かし彫りされ,夜になるとその仕切に付けられた提灯に火が入れられる。とても風情があり心地よい。また,女将を始め店員の方々の気配りもよかった。旨い料理と床からの景色やその風情のおかげで懐かしい人と楽しい一時を過ごすことが出来た。また夏に一度は訪れたいと思う。

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4位

リュミエール (心斎橋、長堀橋、四ツ橋 / フレンチ、野菜料理、洋食)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2009/03訪問 2009/03/14

軽やかで秀逸なフレンチ

 ビストロではなくレストランでフレンチを頂きたいなあ,と思っていたところ,機会があってディナーで訪問することが出来ました。食べログでもものすごく評価の高い,鰻谷にある素敵なレストランです。1週間前に予約を入れて訪れました。この日頂いたのは7200円のコースです。

 まず,アミューズですが,フォアグラのソテー,空豆に新玉葱のピューレ添えでした。フォアグラは,香ばしくソテーされており,一口頂くと濃厚で豊かな旨みが口の中いっぱいに広がりました。今まで食べたフォアグラの中でも1,2を争うものでした。

 前菜は,カブラのブルーテ ズワイ蟹添えでした。京都の樋口農園というところで栽培した蕪とその葉の部分を使って白と緑の2種類のブルーテ(スープとピューレの中間位の食感)に仕立て,蕪,ズワイ蟹と貝(種類は忘れましたが)を添えた一品です。見た目も綺麗ですし,コクがあるのにさっぱりとした味わいで,蕪のおいしさ,ブルーテのフワフワした楽しい舌触りを堪能することが出来ました。

 魚料理ですが,手長海老,帆立,ハタのグリルに海老芋のキャベツ包み(正式な名前は忘れましたが)でした。ハタは対馬で一本釣りで取れたものだそうです。思ったより淡泊で上品です。手長海老は大振りの身を頭などから取ったソースで頂くのですが,その身はプリプリしてとても甘く,ソースも旨みが凝縮され,とてもおいしかったです。また,海老芋は賽の目にしてキャベツに包まれたものでしたが,ほっこりとしてこれまたおいしかったです。

 メインの肉料理は,6種類の中から選ぶことが出来ました。私も連れも鴨が大好きですので,ハンガリー産鴨胸肉のソテーを選びました。分厚く切られた胸肉がレアの状態に焼きあげられてあり,噛みしめると野趣あふれる鴨の旨みが溢れ出てきました。

 デザートですが,私はキンカンのコンフィとしょうが風味のアイスクリーム,連れは定番のキャラメルフォンダンを頂きました。キャラメルフォンダンを一口頂きましたが,とても優しい甘さで,私もそちらにした方がよかったなあ,と少し後悔してしまいました。もちろん,キンカンやとしょうが風味のアイスクリームもさっぱりとしておいしかったですが。

 最後にコーヒーを頂きましたが,その際にチョコやミニマドレーヌなどプティフールが出されました。食事の後までくつろぎの時間を過ごせるようにという優しい心遣いを感じました。

 後,パンはバゲットとフワフワした丸いパンの2種類があり,バターではなくトマトソースで頂くのですが,このソースがとてもおいしかったです。

 店内は,Lumiereの名前のとおり光り輝く明るさで,ゆったりとした雰囲気に包まれており,おいしい食事を楽しみながらくつろいだ時間を過ごすことが出来ました。

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5位

たつ屋 (動物園前、新今宮駅前、今池 / 鍋、韓国料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2009/09訪問 2009/10/24

滋養あふれるホルモン鍋

 学生時代、新世界や飛田新地の料亭に酒を配達するバイトをしていたこともあって、この界隈は未だによくうろちょろしています(年のせいか、新地にはもう行くことはなくなりましたが。)。近くによる度に店を訪れていましたが何度も満員で入れなかったお店。このたびやっと訪問することができました。なおちぇん様なども来訪されています。今回は中学時代の酒飲み友だちと二人。この友人、「高い店は嫌や、でも安いからといってまずい店は嫌や。」、などと文句の多い奴です。

 まずは、ホルモン鍋(750円)とホルモン煮込み(300円)を注文。先に煮込みが来てビールで乾杯。

 煮込みは、黒モツと白モツの2種類をあっさりと煮込んだもの。さっぱりと清々しいが出汁のうまさがホルモンに充分にしみ込み旨い。ビールが進む。

 ホルモン鍋は、ホルモン煮込みの出汁をベースに、キャベツやもやし玉葱、ニラ等の野菜、豆腐、そして小腸やセンマイ等何種類ものホルモンがぶち込まれ、てっぺんにはキムチが乗せられて出てくる。2人前注文したが、すごい量である。でも、ホルモンもたっぷりだが野菜もたっぷりで意外に沢山食べれる。やはり出汁が旨いからであろう。食べ進む内に汗がじわっと湧いてくる。滋養あふれる力強い鍋である。ビールの後、マッコリや濁り酒に切り替え、完食した。〆に中華玉(150円)を追加。出汁を吸って旨い。

 これだけ食べて飲んで2人で4300円。CPも高いです。これから寒くなってきますし、また度々訪れてガッツり食べたいなと思いました。

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6位

ゴメンネJIRO (天満、天神橋筋六丁目、扇町 / 洋食、ビストロ)

2回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2023/10訪問 2023/11/15

やっぱり旨い、天満が誇る洋食屋さん

職場の仲間たちで、美味しいものを気軽に食べようという話になり、久しぶりにこちらのお店を予約して6人で伺いました。天満が誇る洋食屋さんです。

奥のテーブルに案内されます。みんな揃ったところで、飲めない一人を除いてビールをお願いし、前菜盛り合わせを人数分注文しました。

ビールとソフトドリンクが運ばれて来ました。まずは乾杯です。ビールが五臓六腑に染み渡ります。仕事終わりのビールは、とても旨く感じます。

ここで、お料理をいくつか注文しました。ごぼうのフライ、鰹のタタキワサビソース、ハンバーグ2人前、ちょこっとエビフライ2人前、ロールキャベツなとだったと思います。

しばらくして前菜盛り合わせが運ばれてきました。スモークサーモン、鰹のタタキワサビソース、海老ととびこのポテトサラダ、ガーリックトーストなどが2人前ずつ一皿に盛り込まれています。続いて鰹タタキも用意されました。鰹タタキはかぶりましたが、ワサビソースが爽やかで鰹の旨味が引き立てられています。スモークサーモンも定番の旨さです。ポテトサラダも海老やとびこの食感が楽しく、ガーリックトーストはとても香ばしくて、どれもおいしいものです。ワインが飲みたいと声が上がり、白ワインをボトルで注文しました。

グラスとボトルが用意されます。まずは一口。キリッとした辛口で後味が爽やかです。鰹タタキやスモークサーモンによく合います。

ハンバーグ、ごぼうのフライ、ちょこっとエビフライ、ロールキャベツなとが、次々と供されます。みんな、旨い旨いといいながら、ワインを飲み、料理を食べ進めます。あっという間にワインがなくなり、今度は赤ワインをポテトで注文しました。

ハンバーグなどは赤ワインによく合い、おそろしい勢いでワインや料理が皆の胃の腑に入っていきます。お酒が進むにつれ、仕事の話や私生活の話で盛り上がっています。話が盛り上がるにつれ、お酒も進みます。

続いて、白ワインのボトルに、コロッケ、オムレツ、帆立、牛タタキなどを追加注文します。20代二人と40代、50代四人ですが、皆酒も強いし、健啖家だし、本当によく飲み食いが進みます。なぜか赤ワインを更にボトルで注文して、料理を食べ尽くし、ワインも飲み尽くしました。

こちらのお店、他の有名な洋食屋と違い、気取りもなく、またおしゃれなメニューもありません。しかし、間違いなく実直で旨い料理を気軽に頂けますし、お値段も驚くほど安いと感じました。久しぶりの来訪でしたが、これからも、度々訪れて、旨い洋食を堪能したいと思います。
 このところ、忙しさや体調不良の上、行きつけの店ばかり訪問していたこともあって全然レビューをアップできませんでしたが、やっと200件目のレビューにたどり着きました。

 この日は、友人4名で、天満にある「ごめんねジロー」というおもしろい名前の洋食屋さんを訪れました。友人の一人が行きつけにしているお店です。

 まずは、赤ワインや白ワインで乾杯。お料理は、前菜盛り合わせ、コロッケ、牛蒡フライ、ミンチカツ、肉たたき、茄子挟み揚げ等を注文しました。

 前菜盛り合わせは、スモークサーモン、鰹タタキ、海老マヨ、ガーリックトースト等でした。人数分注文しましたが、すごいボリュームでした。どれもしっかりとしたインパクトのある、それでいてくどすぎない味付けで、どれもワインによく合いました。おいしかったです。

 コロッケは、クリームコロッケでしたが、中のホワイトソースでまとめたクリームがとってもやさしく、でも、衣がサクサクかつしっかりとしていて、全体的に力強さを感じました。牛蒡フライも、噛みしめると牛蒡の風味が心地よく、くせになってしまうお味です。

 ミンチカツも、衣とミンチのバランスが秀逸で、噛みしめると口の中いっぱいに肉の旨みが広がります。思わず唸ってしまいました。茄子の挟み揚げも、茄子の爽やかさが活かされた一品です。

 どの料理も力強く旨みたっぷりです。実質ある洋食という感じです。その上、これだけ頂いて、ワインもしこたま飲んで一人3000円も行かない、というCPの良さ。また度々訪れたい、と思いました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

花京 京橋店 (京橋、大阪ビジネスパーク、大阪城北詰 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2009/06訪問 2009/06/20

こってりラーメン

 京橋で居酒屋と立ち飲みをはしごした後,〆にこちらのラーメンが食べたくなり,3年位ぶりに来訪しました。

 この日は,「こってり背脂中華そば」(600円)を頂きました。麺は細麺と中華麺(中太)から選べます。私は,しっかりとした噛み応えのある麺が好きですので,中華麺を選びました。

 スープは,金色に輝く醤油ベースのとんこつです。何も薬味を入れずまずは一口スープをすすると口の中に,ぶぁーと濃厚なとんこつの香りが暴力的に広がります。続いて,醤油の旨みがとんこつを追いかけてきました。続いて,麺を頂きます。良い感じの固さにゆであげられており,濃厚なスープが旨く絡んでいます。もちっとした食感もいいですね。チャーシューはバラの部分で小さな固まりで3切れ。とろっとして甘めのものです。

 すり胡麻と紅ショウガを入れると,とんこつの風味が少しマイルドかつさっぱりとしたものになり,その分奥行きのある味わいになりました。ここからは一心不乱に麺を食べ,スープを飲み干しました。

 とんこつベースのスープは確かに濃厚ですが,食べ終わった後もすっきりとしており,豚臭さがありません。最後まで美味しく頂けました。

 環状線のガード下にあり,決して綺麗なお店ではありませんが,思いの外静かな雰囲気で女性のお客さんも多くいらっしゃいました。職場の近くにあれば通ってしまうだろうな,と思いますね。また度々食べに行きたいです。

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8位

堂島雪花菜 (福島(阪神)、福島(JR西日本)、渡辺橋 / 日本料理、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2009/06訪問 2009/06/24

明るく可愛い感じのする割烹

 北で和食を頂くことはあまりない。しかし,なおちぇん様のレビューなどを読ませて頂き,一度伺いたいと思っていた。このたび体調が戻ったのを機に,新規開拓を兼ねて訪問させていただいた。福島駅の少し南東はずれにある明るく可愛い感じのする割烹。
 
 この日は,おすすめコースの「和」(3800円)を頂く。最初にプレミアモルツを頼み,その後は日本酒に切り替えることにした。

 まず,先付けは,茄子とピーマンの炊き合わせ,合鴨団子と大根,大根等の炊き合わせの二品。小料理屋の付出しのような感じがして意外に感じた。しかし,どちらも野菜の旨みを生かした奥行き深い味わい。

 向付は,胡椒鯛,飛魚の造り,横輪のたたき。胡椒鯛は脂の乗った腹の部分。大将に勧められたとおり塩で頂くと,身の甘みが引き立つ。飛魚も塩で頂いた。こちらは濃厚でまったりとした味わい。横輪のたたきはもっちりとした旨みがぽん酢の軽やかさに引き立てられていた。いずれも旨い。

 椀物は,茶碗蒸し。雲丹が乗せられている。優しい出汁加減で,雲丹の甘さが旨く調和していた。

 続いて,ハ寸。鰊昆布巻き,岩もずく,蛸甘露煮,自然薯豆腐,筍入り卵焼き等全8品。いずれも丁寧な仕事がしてあり,見た目も味も楽しいものであった。

 焼物は,太刀魚塩焼と亀の手。亀の手は塩茹でしてあり,爪の下の部分を手で剥いて頂く。白浜の「長久酒場」というところで必ず食べるが,やはり野趣溢れる濃厚な味わいで旨い。

 酢物は,馬刀貝酢味噌会え。爽やかで歯応えの楽しい一品。
 
 油物は,湯葉,鱧,ヤングコーンの天麩羅。鱧は淡泊だけどくっきりとした広がりのある旨さ。ヤングコーンも噛みしめると良い香りが鼻腔に抜けて心地よい。

 最後のご飯の際,別料金になるが琵琶湖の天然鰻を勧められ頂くことにした。小さめの椀で鰻丼として供された。さっぱりとして甘みを押さえたタレが養殖物とは違った天然鰻のしっかりとした身によく合っていた。赤出しと香の物も旨い。

 水菓子に青梅羹。〆にあうさっぱりとしたものであった。

 全体的に安心していただける落ち着いた味付けで,なぜか懐かしい感じがした。非常にリーズナブルななお値段でこのようなお料理が頂け,満足であった。メニューでは日本酒は少ないが,メニューにない日本酒もあり,こちらの好みを伝えると,好みにあったものを供してくれた。

 板張りの床や白木のカウンターが清々しく明るいけれど,落ち着いた雰囲気。また季節毎に再訪したいと思わせるお店であった。


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9位

イタリア料理 アルファロ (北浜、なにわ橋、淀屋橋 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2009/02訪問 2009/02/21

北浜にあるおいしいトラットリア

 以前から訪れたいと思っていたお店の一つです。このたび,近くに用事があったので,事前に3990円のコースを予約して,ディナーを頂きました。

 アンティパストは,鰺のカルパッチョ,甘海老のマリネサラダ添え,ホロホロ鳥のリエットの3種盛り。鰺のカルパッチョは,小振りの鰺を少し厚めに切り,ペースト状の赤ピーマンソースの上に乗せ,そこにさやエンドウ,トマト,ラディッシュ,菊菜等の様々な野菜が添えられています。鰺自身の鮮度もよく,野菜とともに頂くと程良い酸味やほろ苦さが口に広がりました。甘海老のマリネも,身の甘さが引き立っていました。リエットは,しっかりとした固さでしたがお味の方は比較的軽やかでした。いずれもおいしかったです。

 プリモは,ホタルイカのスパゲッティー。少しガーリックを利かせたオイルソースで少し細めのスパゲッティをまとめている。小さな体に旨みが詰まったホタルイカの風味が生かされており,こくのある仕上がりになっていました。これもおいしく頂けました。

 セコンドは,琉華豚の赤ワイン煮根セロリのペースト添え。琉華豚とは,沖縄産の珍しい豚だそうです。これを赤ワインで煮込みシナモンを利かせて仕上げてあります。脂身の部分も多く非常にボリュームもあり,正直食べきれるかなと不安になりましたが,ワインの酸味とシナモンの風味が生かされ思いの外軽やかな味わいで,脂身のまろやかさと赤身の力強い旨みが調和して,全部おいしく頂けました。ただ,シナモンの香りが苦手な方には,もしかしたらつらい一品かもしれませんが。

 ドルチェは,イチゴとバニラのアイス,フルーツソース(リンゴやイチゴ,マンゴー(だったかな))。これにコーヒーを頂きました。

 お料理は,素材に応じてシンプルに調理したものと手を込めたものがあり,メリハリが利いていていずれもおいしかったです。3990円というお値段を考えるとCPも高いと言えます。また,落ち着いているけど堅苦しくない雰囲気でしたし内装も明るく上品でした。お店の人のサーブも丁寧で感じよかったです。度々再訪してアラカルトでも頂きたいと思います。
 

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