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1回
夜の点数:4.5
2011/10 訪問
夜の点数:4.5
焼き鳥屋ではなく焼き牛屋
2011/10/07 更新
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先月にオープンしたばかりの店です。
看板には「串焼き」「焼きタンドリー」とあり、ちょっと洒落た焼き鳥屋さんかと思い初入店。
店内は、パッと見たらカジュアルなイタリアンを思わせるような内装ですが、とてもざっくばらんに気軽に話しかけてくれる店長さんが、元気に声をかけてくれました。
そして、店長さんの奥様がホール係りで愛想良く接客してくれます。
まずは、生ビールを頼みましたが、このお店は決して高くないのに生ビールの入れ方で、店の姿勢がよくわかりました。
良く冷えたグラスに注がれたビールのきめ細かいクリーミーな泡は、最後の一口を飲み干すまでしかっりとグラスにまとわりついて炭酸と風味を逃しません。
どこのテーブルを見ても、ビールグラスに白い泡が残って3~4箇所輪を作ってました。
つまり、一口飲むたびにグラス内部の周りに泡が綺麗に残って輪に見えるわけです。
これはなかなか出来そうで出来ない丁寧な仕事ですね。
ということで、期待を込めてメニューを見渡すと、焼き鳥屋さんかと思っていましたが、焼き牛屋さんだそうです。
つまり、焼肉屋の肉を串に刺して、店長さんが焼いてくれた物を食べるスタイルです。
これなら、自分で焼かなくても良いし楽チンです。
まずは、肩ロースとマル腸を注文しました。
思ったよりも大きいサイズで焼き加減も丁度良く大変おいしい。
口の中が肉汁と甘みのある脂でいっぱいになります。
質と量を考えると、焼肉屋さんよりかなりお得に食べられる印象です。
野菜焼きも頼みました。
焼肉屋さんに行くと、玉ねぎやピーマンのような物を焼きますが、こちらでは「長いも」「万願寺しし唐」「しいたけ」等があり、不思議とおいしい。なぜ、不思議かというと特に何かの手を加えられたようには見えないのですが全ての野菜に、野菜の香りがします。
変な言い方ですが、ここ何年も野菜を野菜として単体でシンプルに食べた事は無かったように思います。
他の食材と炒めたり、煮たりして食べてばかりで。
野菜をシンプルに、しかもおいしく食べさせてくれるのは中々難しい事だと思います。
つぎに、焼きタンドリーを注文しました。
タンドリーチキンは何度もインド料理屋さんで食べた事がありますが、タンドリーチキンその物は、焼いてある物なので、それを更に「焼きタンドリー」と命名するのは何か意味があるのだろうか?と、注文してからボンヤリとメニューを見てみると、「水焼き」と書いてある。
ん?水焼き?説明書きによると、400度まで過熱した水蒸気(つまり水)を直接食材に噴射して焼き上げる、特殊な調理方法らしく、水で焼くので熱伝導が良く(100度のサウナに入れるけど、50度の風呂には1秒も入れないのと同じ)、ふっくら焼き上げられるそうです。
そんなこんなで、焼きタンドリーがテーブルにやってきました。
見た目はフツーのタンドリーチキンですが、食べるとすぐに違いが分かります。口当たりがソフトで、肉汁が閉じ込められている感じがします。味はもちろんおいしいです。
インド料理屋さんのタンドリーチキンとは少し違った味付けで、マイルド仕上げです。しかし、味全体にまとまりがあって各々のスパイスが喧嘩をしないで調和が取れています。
初めて入ったお店なので、あまりたくさんの注文をしませんでしたが、今度は絶対に休み前にしっかりとお腹を減らして、喉をカラカラにして来ます!
絶対来ます!
ちなみに、店長さんの名前は落合さんですが、お店では「オッチーさん」と呼ばれていました。